整形手術の影響
はい、こんにちは。今回なんですけれども、整形した人が年を取るとどうなるのかというテーマでお話しさせていただこうと思います。
というのは僕、美容外科医として毎日たくさんの患者さんカウンセリングしていると、よくネットで調べると整形して年を取ると崩れるとか不自然になるとか書いてあるんですけど
本当ですか?よく聞かれるんですよ。あと、この youtube のコメント欄とかでも、整形して年を取ると将来崩れるって本当ですか?とか、そういう漠然とした質問が時々あるわけなんですけど
結論から言いますと、整形して年を取って崩れる不自然になるかっていう質問に関しては
ケースバイケースです。なので基本、その人の顔の土台、キャパシティに合ったデザインで正しい手術を行う限りは、年を取って崩れるとか不自然になるっていうことは通常ないんですよ。
ただ、その人の顔に合ってない、土台に合ってないキャパシティを超えた無理な手術をすると、若いうちは問題なくても年を取ってからおかしくなる、不自然になる、崩れるっていうことは起こり得ます。
あるいは、その人のキャパに合ってない不自然な無茶な手術をした場合、若い時でもおかしくなるってことはあるんですよね。
若い時でも無茶すればおかしくなって崩れたりとか、皮膚が薄くなって突き出たような感じになって、そんな手術を若い時にやると、年を取るとその不自然なのはもっと酷くなってきますよ、どんどん酷くなってきますよっていう感じなんです。
基本的に僕は患者さん手術する場合は、一生お付き合いする気持ちで手術させていただいてますので、将来問題が起きない手術、デザインでさせていただいてるんですよ。
ただ、結構世の中だと5年もてばいい、10年もてばいいっていう感覚で無茶な手術をする美容外科医が最近結構多いです。
っていうのは、日本も韓国も美容外科って下等競争なんですよ。
なので、例えば無茶なデザインを患者さんが僕に希望された場合、「いや、さすがにこれは無理ですよ。将来おかしくなる、崩れるし皮膚突き破ったりとかするからやめた方がいいですよ。僕はお断りします。」って言って僕が断ると、僕お金入らないじゃないですか。
だけどそういう患者さん、他の国からそういう患者さんが来て断っちゃうとお金にならないから、やっちゃう先生っているんですよ。
例えばマイケルジャクソンなんか、どんどんどんどん鼻が崩れておかしくなってたじゃないですか、あるいはマイケルジャクソンが担当の先生に無茶な要望をするから崩れるんですよ。
だから普通だったら断らないといけない手術をものすごい額を提示して、こんだけ払うからやってくれって言われて、金額に折れてしまって無茶な手術をして、
言葉悪いんだけど美容外科業界ではロシアンルーレットって言うんですけど、鼻が崩れそう、皮膚がペラペラになって薄くなっていつ飛び出すかわかんない、突き出るかわかんないっていう状態でさらに物を入れて出すっていうことを、いつか突き破るんですよ、爆発するんですよ。
最後に言葉悪いんだけど最後にババ引いた人が責任取らないといけないっていうのがあって、俺はちょっとやって大丈夫だった、大金ゲットした、最後に突き出ちゃって穴開いて崩れてってなった人が責任取らないといけないっていうのがロシアンルーレット的なね、本当に言葉悪いんですけど、僕はそういう手術しませんよ、僕だったら断りますよっていうことなんですけど、
普通のお医者さんが断るような手術をやらないと生き残れないっていう状況なんですよ、場合によってはね。なので最近無茶する先生が多いですよって。この傾向は日本よりも韓国の方が強いです。
韓国の方が日本よりもハイリスク、ハイリターンの激しい手術をするんですよ。それは日本よりも競争が激しいから。韓国って病院ができては潰れて、できては潰れてってものすごい新陳代謝が激しいんですけど、日本も競争激しくなってきて、韓国化しつつあるんですけどっていう感じで、僕はまだ何とかハイリスク、ハイリターンの断りたいような手術を引き受けなくても何とかありがたいことに患者さん来ていただいて経営が成り立っておりますので、
僕は基本的に問題が起きるような無茶な手術、無茶なデザインではやりませんよっていうことなんですよ。というのはさ、やっぱりまだ僕もさ、あと20年30年この仕事を続けるかもわかんないから、30年後に僕が手術した人が戻ってきて、崩れました、飛び出ましたってなったら、嫌じゃないですか、申し訳ないじゃないですか。
問題のある手術のリスク
なので僕は自分が手術する以上は一生を付き合いする覚悟で、将来問題が起きない手術デザインをやりますよっていうことなんですけれど、ということでその人の顔に土台にあった適切な手術、適切なデザインでやればまあまず大丈夫ですよってことなんですよ。
あとはそもそも行うべきではない手術っていうのもあるんですね。
例えば今やる先生ほとんどいなくなったけど、L型プロテーゼっていうね、肌のプロテーゼ。それやると、最初は良くてもだんだんだんだん上に上がってきて、
無駄花になってしまったりとか、鼻先の皮膚が薄くなって鼻先からLの字の折れ曲がってる部分が飛び出てしまうと。飛び出てしまったら鼻に穴が空いて、その穴で傷が治った時に
硬縮して鼻が潰れちゃってすごい酷い後遺症が残っちゃうんで、そもそもやるべきではない手術というのもあって、もちろんそういうのはやりませんよということですね。
あとはその人のキャパにあったデザイン。例えば鼻先を出す手術。
最近流行ってるのは六軟骨を使った微中角延長手術で、もうとにかく鼻先を思いっきりピノキオみたいに、ピノキオアップノーズって言って思いっきり出す。明らかに不自然で鼻先がカチカチなんだけど、一部のセクシー女優とかキャバクラ女優とか派手系の女性の中で流行ってるんですよ。
思いっきり微中角延長で鼻先をギュッと出して、それが美しいみたいなちょっと美的感覚が一部のコミュニティの女性の中でおかしくなってるっていうのがあって、僕なんかそういう鼻希望されればもう無茶だし、皮膚に負担がかかって将来的に軟骨がポコッと受け入れるからやめた方がいいよって言うんですけれど、要するに鼻先を出すんだったらその
皮膚のゆとりがあるじゃないですか。ゆとりに合わせて何か物を入れて鼻先を出すっていうことをやるわけであって、昔はL型プロテーゼットとか人工物でやってたんですけど、人工物を入れるとだんだんだんだん皮膚が薄くなっていって飛び出るんですよ。それが自活方式だったら
皮膚を突き破って飛び出るっていう可能性はもう極めて低いんですけど、その代わりどんどんどんどん皮膚は薄くなっていくと。
で、皮膚が薄くなると当然血流が悪くなる。血流が悪くなると、なんとか血流を補うために毛細血管が発達して鼻先がね、トナカイみたいに赤くなるんですよ。
だから最近ピノキュアップノーズはもっきり6軟骨で微中角延長してニャーッと鼻先出した人、鼻先真っ赤っかの女の人、ヤモウと言いますよね、なんか軟骨がポコッと浮き出てる人。
あれは、あんな20代30代で鼻先が赤くてポコッと浮き出るってことは、あと10年20年30年40年経てばどんどんどんどん赤くなって皮膚が薄くなって軟骨がどんどんポコッと浮き出るんですよね。
思いっきりポコッと浮き出て、ものすごい不自然になってから修正するとなると、そこ余分な軟骨を削らないといけないんですけれど、
またオープンして、大抵1回目の手術オープンして、またオープンして、オープンするときにもうペラペラになっている薄い皮膚を剥がす、そうするとまた血流が悪くなって、もうその時に皮膚突き破って後遺症が残るかもわかんないんでね、あんまり無茶な手術しない方がいいですよと。
鼻先を出すんだったら、適度にこの皮膚のキャパの程度にパツパツカチカチにしない方がいいと思います。
仮に若いうちは良くても年を経った時に、まあ崩れますね。だから今ね一時的にピノキュアップのゼロク軟骨でもツンツンバキバキに鼻先出している若い女性いっぱいいるんだけど、
あの人たち5年10年15年20年30年40年経てばですね、みんな崩れると思います。おかしくなっていると思います。
その時は修正手術の嵐ですよ。 なんて若い時にこんな馬鹿な手術したんだって後悔するっていうことが起こり得ると思います。
ということで軽く軟骨オンレイで移植するか、あるいは軽く磁解軟骨使って微中角延長して、キャパの範囲内でやるか、あるいはロク軟骨どうしても使いたかったら結局硬いものを入れないと鼻先ツンと出せないんですよね。
だけどやりすぎは良くないよ、ほどほどにしないとダメですよという話でございます。あとロク軟骨で思いっきり出すと軟骨が将来ワーピングって言って曲がっていくんですよね。鼻先がどんどん曲がっていきます。
なおかつ皮膚で圧迫されて曲がるっていうのもあるし、軟骨が切れて赤くなるっていうのもありますのでね、鼻先を出す手術はほどほどにしないといけませんよということでございます。
新たな手術の流行
あとはですね、将来的に問題が起きやすい手術。僕はやらないんですけど、昔ね、おでこを丸く出す場合にシリコンプロテーゼを入れて丸く出すっていうことを昔結構やられてたんですよ。昔っていうのは40年前とか50年前の話ですね。
それが今ね、またね、ちょっと流行ってきてやるようになってきたんですよね。僕はやらないんですけど、僕はおでこを出す場合はヒアルロンハン注射でやるか、あるいはもう肝臓切開して骨出してそこにバイオペックス、ハイドキシアパタイトという人工骨をペーストして丸く出すか。それだったら将来的に問題は起きないんですけれど
シリコンプロテーゼをね、ちっちゃい世界からスポーンと入れると、やっぱりシリコンって異物であって、で、必ずそのシリコンの周りにね、コラーゲンの皮膜ができるんですよ。カプセルができるんです。そのカプセルがカレーとともに厚くなっていくんです。そしておでこの皮膚、どこの皮膚もそうなんだけど、特におでこの皮膚はカレーとともにどんどんどんどん薄くなるんですよ。そうすると厚くなった皮膜とプロテーゼの輪郭がボコッと切れて不自然になるんですね。
それは、高須クリニックはですね、50年以上の歴史があって、それよりももっと大昔に、隊員でやった患者さんとかの習性もいっぱい来るんですよ。だからおでこにシリコンプロテーゼ入れると、どんだけあの先端を薄くテープラリングしたとしてもね、必ずボコッと切れるんですよ、歳とれば。それをね、分かってない若いお医者さんが多くて、
最近また額のシリコンプロテーゼがね、復活して一部の若い先生の中で流行ってるんだけど、僕はやるべきではないって思ってます。崩れます。あとは、おでこに脂肪注入してぽっこり出す、若い女の子なんかがよくやるんですけど、あれもどうかなーって実は思ってて、結構流行ってて、最初に韓国で流行ってて、で韓国、韓国って日本人がやらないような
ハイリスク、ハイリターンの手術やりますよね。そうすると、韓国で流行ってるからって日本の若いお医者さんが真似してやるってことあるんですけど、一体の脂肪注入ってまだ歴史が浅いんですけど、結構ボコボコになっている人が多いです。最初は良くても、年取ってからボコボコになってきてるって人が多いですね。
というのは脂肪注入って比較的気楽にできるじゃないですか。脂肪吸引してそれを注入するだけなんで、切開して剥離して入れてっていうのに比べれば注入だけでできるから、気楽にできるからいいんじゃないか。そして脂肪は成着すれば永久にそこに残るから、いいんじゃないかって考えてる人多いと思うんですけど、そうではなくて、僕はヒアロン酸でやるべきだと思うんですよね。注入でやりたかったら。
ヒアロン酸も1年2年で完全になくなっちゃうって思ってる人多いと思うんですけど、それはヒアロン酸の製剤とか注入の仕方によってはある程度永久に残りますんで、何回か入れてるうちにもうしっかり溜まって、やらなくて良くなるってことが多いです。
そしてもしヒアロン酸で気に入らなかったりとか思ってたのと違うってことに、万が一なったとしてもヒアロン酸だったらヒアロニダーゼっていう分解注射をすればリセットすることができるんですよ。比較的簡単に。だけど脂肪でボコボコになって失敗された場合は、その脂肪を取るためにはどっか切開して皮膚めくって裏側はハサミでジョキジョキジョキジョキ取らないと取れないんですよ。簡単に取れないから。
安易に脂肪注入ってやるべきじゃないんですよ。僕脂肪注入バスト膨らませるんだったらありだと思うんですよ。脂肪注入って何が問題かっていうと、みんなご飯いっぱい食べてオーガカロリーになると太るじゃないですか。注入した脂肪も脂肪細胞が肥大して太るんですよね。
大量におでことか目の下とか皮膚の薄いところに脂肪注入してその後太ると注入したものが太るんですよ。それでボコボコになるんですよ。目の下とか。そして年を取ると皮膚薄くなります。特におでこと目の下の皮膚、目の周りの皮膚ってすごく薄くなるんで、若い時におでこにたくさん、額に脂肪注入して年取って肥大して皮膚が薄くなってボコボコになるって人は今後ものすごい増えると思いますんで、崩れる人が多いんじゃないかなって僕は思ってます。
賛否両論があって僕はやらないんですけど、やって問題がない人もいるかもわかんないけど問題が起きる確率もそれなりにあるなと思ってます僕は。目の下の脂肪注入も僕はやらない派であって、仮に若い時に綺麗に成着したとしても、年を取って皮膚が薄くなってボコボコになるってことも起こりうるし、
年取る前に若い時に脂肪注入してもそれがうまくいかなくて下手くそに注入されてボコボコになっている人もいて、一旦そうなっちゃうと修正するの非常に難しいというか修正不可能であることが多いので、僕は目の下あるいは上まぶたのくぼみにも脂肪注入はやらない派ですね。
プロテーゼとその影響
全否定しているわけじゃないんですけれど、将来崩れる可能性がそれなりにあるので僕はやらないと。だからこういう手術をやっている人は全否定しているわけじゃないんだけど、僕の方針を話しているだけなので、こういう手術をやっている人は全否定しているわけではございませんので、ご了承ください。
ですね。なので、鼻だったらプロテーゼ入れるんだったら、やっぱりそれもその人の鼻のキャパに合ったデザイン、厚みのプロテーゼを入れないと将来皮膚が薄くなってボコッとプロテーゼが浮き出たりとかしますので、高すぎるプロテーゼは入れない方がいいです。
それは特に鼻なんですよね。顎は比較的皮膚が厚いところなんで、相当巨大なプロテーゼを入れたりとか、相当年取ってガリガリに痩せなければボコッと浮き出ることはないんですけど、それでもキャパを超えて巨大な大きすぎるプロテーゼは入れない方がいいです。
はい。あと美容空気部プロテーゼなんかも、ここは皮膚厚いところなんですけど、それでも大きすぎるプロテーゼを入れれば将来年を取って皮膚が薄くなるときにボコッと浮き出る可能性はありますよねっていうことですね。
あと最近多いのは目の下のクマ治療で、ハムラ法ですよね。裏ハムラとか表ハムラ。いい手術だと思うんですよ。その人の適応があってきれいに治るってことがあるんだけど、本当ケースバイケースなんだけど、ハムラ法をやって、やった直後は平らになって、その後やっぱり体質、遺伝的なものもあって、
脂肪がね、眼下の塩脂肪が上から下に重力で降りて膨らんでくるっていう人もいますよね。そういう場合は結局脱脂するっていう形になる人もいますし、そもそもハムラってさ、眼下隔膜をリセットして針を出すわけなんで、
だいたいその眼下隔膜っていうのも血合組織で、過励とともに弱くなってくるんですよね。そして重力で脂肪が上から下に落ちてくるんで、弱くなった隔膜のところに落ちてきた脂肪がポコッとなるのって、普通に考えて当然なわけであって、だいたいなる人とならない人がいるんで、これもね、ハムラ、裏ハムラ、全否定する人もいますけど、僕は全否定じゃなくて、症例を選べばいい結果を持続させることができるんじゃないかなと。
僕もハムラフをやることはあるんですけど、適用があれば。どっちかっていうと脱脂プラスヒアルロン酸注入でやることが多くて、余分な脂肪はやっぱり軽血膜で余分な分だけ取って、その下のくぼんでるところは僕は脂肪注入はさっき話したようにやらなくて、目の下はやらなくて、ヒアルロン酸の超傷つけ方のものをやって平らにすると、
何回かやってるうちに永久にたくさん残ってやらなくてよくなる人が多いので、ヒアルロン酸だといつかなくなっちゃうから損だから、脂肪注入だと永久だから得だっていう短絡的な考えで、目の下っていう極めてリスクの高いところに脂肪注入するのは僕はやらない派で、
やる先生はやる先生で頑張ってくれればいいと思います。
あとはデザインとか関係なくこの手術はやっちゃいけませんよっていう手術、これはもう若い時でも崩れるかもわかんないし、年取るとさらに崩れる可能性はありますよと。
それは例えばアクアフィリング砲橋とかね、そもそもあれは注入物自体が危険なもので変なとこ流れたりとかするし、若い時問題なくても年取ってから流れて突然感染したりとかありますんで、やるべきではないですよっていう感じですね。
あとはそれ以外の手術に関しては正しいデザインで正しく手術すればまず大丈夫ですよと。
例えばフェイスリフトとか小鼻縮小とか、鼻先の次回軟骨移植もそのキャパに合わせてちょこっと乗ってるとか、唇薄くする手術とかね。
唇薄くする手術も若い時に厚くて薄くしても、年を取ると誰でも唇って薄くなるんで、あまりにも若い時に薄くしすぎちゃうと年取ってからめちゃくちゃ薄い、幸薄い唇になっちゃうってことがありますんで、若くて唇が厚くて悩んでる人でも同年代の人の平均ぐらいの厚みに僕はすることが多いですね。
あとは脂肪吸引。顔の脂肪吸引やって顔が将来たるむかっていうご質問いただきますけど、余分な脂肪を余分な分だけ取る分には余計たるむってことは通常ないですけど、
必要以上に取りすぎれば頬がこけたりとかシワシワになったりとか引きつったりとかもちろんありますし、それは枯れと共に更にたるむってことは起こり得ますよね。だからむしろ、皮膚がたるんで下の方の余分な部分だけ取って減量すればむしろそれによって軽くなってたるみが改善するっていうこともあるぐらいですよね。
あとボディの脂肪吸引も、そもそもものすごい肥満で太ってる人、大量に脂肪吸引すれば脂肪は減るんですけど、そもそも太って皮膚が伸びてるんで皮膚がたるむっていうことは多少ないとも起こり得ますよね。ものすごい太っててエプロンみたいに皮膚がかぶさってる人だったら余計たるむっていうのはあるけど、それはもう太りすぎて皮膚が伸びすぎちゃったのが問題なわけであって、
そういう場合その皮膚のたるみも取りたかったら脂肪吸引をしてなおかつタミタックで皮膚を切除するっていうこともしないといけないわけなんですけど、そこまでする必要がなければ余分な脂肪だけほどよく取る分にはそれによって余計たるむとか将来たるみやすくなるってことはないですわね。
あとは顔面のコツ切り手術ですよね。顔面のコツ切り手術は顔を小さくするわけですよ。なので頬骨にせよう、エラにせよう、顎にせよう、あと口元が出てるのを引っ込めるにせよう、ボリュームが小さくなるわけですよ。
となるとその骨格を包んでる皮下脂肪あるいは脂肪組織、皮膚が相対的に余ると顔はたるみますよね。だから小顔の輪郭形成でもあんまりにも過度にやると必ず顔はたるみます。特にたるみやすいのはエラからおとがいにかけてガッツリ切った場合なんかはもう二重アホになってたるんで顔が老けるってことは起こり得ますけども、それ想定内です。
だから一緒に脂肪吸引プラスフルフェイスリフトをしないといけない。一緒にやることもあれば、あるいは一旦骨切りしてその腫れが引いて6ヶ月くらい経ってたるんでたら、たるみが気になるんだったらフェイスリフトプラス脂肪吸引をやって引き締めるっていうこともありますよね。
だから結構、韓国とか日本国内でガッツリ3点骨切りとかSSROプラスルフォー骨切りでね、輪郭は整ったんだけどその分相対的に皮膚と脂肪が余ってたるんでっていらして、脂肪吸引とかあるいはフェイスリフトをするっていうことは最近増えてますよね。
もうそれはしょうがないです。物理的にそうなっちゃうんで、それ想定内で顔面の骨切りをするっていうことをしないといけない。その覚悟でやらないといけないと思いますね。
軽く頬骨だけちょっと削るとか、エラのちょっと尖ってるアングルのところだけ落とすとかだったらそんなにたるまないんですけど、3点切ってVラインでガーッとやればね、それはたるみますよっていう話ですよね。
で、たるんでそれを放置すれば、たださえ若い時にたるんでるんで、余計年取るとたるんで老けやすくなるんですよね。だからまあ、がっつり骨切りする場合はフェイスリフトもやることを考えとかないとダメですよってことですね。
あとは目周りの手術、二重の手術、埋没後だったらそもそも埋没後なんで糸がいるんで戻るってことはあり得ますわね。
石灰で癒着させて取れない二重を作った場合は、年を取るとどうなるかっていうと、まぶたの年を取り方ってね、ざっくり分けると二通りあって、こうやってまぶたが重い人なんかこれたるんでこうやって皮膚外側がかぶさって二重の幅が狭くなって老けていく人もいれば、あとは痩せて上まぶたがくぼんで骸骨みたいな目になって老ける人、ざっくりいうとその二つのタイプある。
両方重なってる人もいるんですけど。
なので石灰して二重を作ってかぶさって年取っていったら、当然かぶさったところは皮膚で二重の幅が狭くなるってどう?それはしょうがないですよねって感じで。
もし二重の手術しなくて一重のままだったらさらにたるんでいくわけなんで、老化はしょうがないんで。
まぶたが重たい人なんかかぶさって幅が狭くなるんだけど、骸骨みたいにくぼんでいく人なんかはむしろちょっと幅が広くなるよと。
両方進行する人なんかは結果的に二重の幅ほとんど変わらないですよとかね、いろんな人がいますんで。
整形手術の影響とデザインの重要性
将来どういう風に年を取るかを考えて二重の手術をするっていうことまでしなくていいと思います。
二重の手術をやるって決まった時にその時点で一番適切なデザインでやるっていうのが大事で、将来年を取って二重の幅が狭くなるっていうのを想定して、
必要以上に幅広くするとぷっくりハム目になっておかしな目になるだけなので、一番自然なデザインでやるのが大事ですよね。
あとは目頭切開とか目尻切開とかグラマラスラインとかは正しいデザインでやる限りは将来崩れるとかおかしくなるってことは通常ないですね。
あと眼圏滑水の手術なんかは本当にカレーとか顕膜性滑水とかで、
剣盤から魚菌顕膜が剥がれて外れかかって眼圏滑水になってるんだったらそれを修復するとパチッと開いて、一旦手術するとそこで癒着して眼圏滑水が進行しにくくなりますので、
むしろ本当に眼圏滑水の適用のある人が手術した場合は、拭けにくくなりますわね。やった時点からね。っていう風に僕は思ってます。自分の経験上。
はい、という感じで、話長くなったんですけど、整形した人が年を取るとどうなるのか崩れるのか不自然になるのかっていうのはケースバイケースです。
で、無茶な手術、その人の顔の土台に合ってないキャパを超えたような手術をすると崩れます。不自然になりますんで、基本僕は将来的に問題が起こらないデザインで問題の起こらない手術を進めるようにしています。
ということです。だけど、今競争が激しいので、無茶な手術でも引き受けちゃう先生が増えてるのは確かなので、
それも頭の中に入れて、どういう手術をどういうデザインでやるか、将来的に問題がないのかっていうことを考えて受けるべきだと思います。
最初に話した5年とか10年もてばいいって考えてるお医者さんが多いのは、何で5年とか10年もてばいいのかっていうと、
5年ルールとか10年ルールとか言われてるんだけど、もし無茶な手術して将来崩れて、それで訴訟を起こした場合、裁判になった場合、
例えばね、10年経って崩れた場合は、医者が責任問われないっていう慣例が多いんですよね。
あるいは5年。5年っていうのは、今は電子カルテだから、のとこが多いからケス倍ケスなんだけど、
基本的にカルテの保存って5年ぐらい保存するとこが多いんですよ。法律でも決まってて。
となると、5年経ってて通ってないとカルテがないんで、どういう手術をしたとか、その先生がそこのクリニックで手術をしたとか証明できないんで、
無罪方面になるみたいな空気があるんですよね。実際にそれで証明できなくて、損害賠償とかもなかったりすることはありますんで、
なので、5年とかあるいは10年持てばいいやっていう感覚で、10年経って崩れたら俺の責任じゃねえやっていう、
そういう軽いノリで手術しちゃう悪いお医者さん多いですよと。金儲け目的で。
患者さんの将来のことを考えないで無茶な手術するお医者さん多いんで、気をつけてくださいという話でございます。
視聴者へのメッセージ
ご視聴ありがとうございました。