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はいみなさんこんにちは、山岸でございます。では早速行きましょう。レッツゴー!
はいみなさんこんにちは、山岸でございます。さあ今日はですね、人中短縮の話をしたいと思います。
人中短縮。これはですね、人中短縮の話というよりも、人中短縮がいかにやばいか、なぜやばいのか、そしてどういうふうなことが起こるのか
っていうのをですね、ちょっとお話したいというふうに思うんですけども、人中短縮っていう言葉がですね、出てきて、言って歴史的には浅いですよね。
昔からある手術なんですけども、流行ってるのは5年10年じゃないですかね。要するにこの鼻の下、ここの長さが長いから、人中を短縮すると鼻の下の長さが短くなるやん。
だから若く見えるやん、みたいなことで流行りだしてるというのがあるんですけど、そこでですね、拍車をかけて悪いのは何ミリとか測るんですよ。
何ミリやから、理想的には何ミリやから、何ミリ切り取らなあかん、あなたは10ミリ切らなあかんねん、みたいな。
これもお医者さん側の問題もあるし、患者さんたちもそういうようわからん、訳わからん人のインフルエンサーの情報であったりとかね、騙されちゃってるから、
ここの黄金比は何対何で、みたいな。あんた骨の長さ測ってんのになんで皮膚だけ測ってんの、みたいな。
もうツッコミどころ満載やで、みたいな状態が起きてるんですけども、人中短縮をですね、そもそも絶対やったらあかんのかというと、別にやってもいい手術なんですよ。
ところが、やったらあかん人にやってしまってる例がいっぱいあるで、っていうところが一番の問題なんですよね。
ここが先生が、こわらかに皆さんにお伝えしておきたい部分です。
具体的には人中短縮、これをね、切るっていうのは、どういう人が切れるのっていうと、
口をですね、皆さんセルフチェックしてください。今自分の顔で手帳閉じてもらったときに、ここを上に引っ張ったら、ここが動いてるの分かる?
上引っ張ってんのにこっちが勝手に動いてる。これはですね、リップインコンピテンスと言ってですね、要するに口を閉じるのに、
普段は、僕の場合ですよ、力抜いてても閉じてますね。これが、ここぐらいだったら大丈夫なんですけど、
あんまり上に行くようにするとここが軽減しやすいんですよ。つまり、口が閉じれなくなっちゃうんですね。
だから手術できるのは、口がリラックスして閉じれる範囲は取ってもいいよっていうのが基本的な適応になってきます。
口が閉じにくい人ってどうなってるの?要するに、この下側の唇が下に下がっちゃってる。これを持ち上げる必要があるから、骨を短くして短くするとかですね、
プロテーゼを入れて持ち上げるとかですね、モトクスを使うとか、いろんな方法があるんですけど、要はこの上と下のバランスっていうのが、
リラックスして閉じれるところまでしか取っちゃいけないわけですよ。ところが、何ミリやから何ミリ切りましたとかですね、全部取りましたみたいな人たちで何が起きちゃってるかというと、
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もう閉じれないから、鼻の下は短くなってるんですけど、唇から顎までの距離伸びてるしヘノジグチになってるじゃん。
そりゃそうですよね。ここって唇を持ち上げる筋肉だから、閉じるとヘノジグチになっちゃうから。
はい。なので、そもそも適応になる人が少ないし、適応を作るためには何だったら骨とか顎の部分を触らないとできないよっていうのが
人中短縮の適応の見極めの難しさだったりするわけですね。
その失敗してるケース、実際に僕が見たことがあるケースってどんなのがあるかというと、
まず口が閉じなくてずっとこんな状態になってて、口こぎ歯乾いてるみたいな人とか、それでも骨の手術までして短縮しないといけなかったケースもありますし、
で、ここの傷がですね、もうバッシーってビューンと伸びてて、もうどうしたのーみたいな、もう原始人のこのここに骨を当ててますみたいな、こういう傷がバーンってできてたりとか、
さらに小鼻のこっちまで来て、ここまで傷がギューンってなっちゃってるやつとか、ここを上げたことによって鼻がこうビューンと広がっちゃって、
なんかこう、鼻の下短くなってるけど鼻でかくなって、なんかブサイクなってるけど大丈夫だみたいな、そういう風なのも起こります。
で、さらにはですね、なんでここら辺の傷が目立つ傷になっちゃうのかというと、
皆さん分かるように口っていうのはですね、喋るし食べるしずーっと動いてるんですよ。
口元じっとするってほぼ不可能ですよ。無理でしょ、だって。
喋られへんし、食べられへんし、だからずっと傷引っ張ってるとこやから、だからその縫い方もですね、かなり丁寧に言わないといけないし、
実はその筋肉の部分をですね、ここってね、あんこみたいになってまして、3層になってるんですよ。
皮膚、筋肉、粘膜みたいな3層になってるんですけど、この筋肉のところがミソで、
筋肉をですね、皮膚と皮膚を塗って直すんじゃなくて、筋肉をより遠い場所に塗りつけて動かへんようにしてあげるっていうのがすごく重要で、
そうしたら皮膚を、フェイスリフトとかと一緒ですよね、皮膚を直接引っ張らないようにしてあげようっていう風な工夫が必要なんですけど、
あんまり上手じゃないとこなんかも、皮膚を多分塗ってるだけみたいなのもあるので、そうなると傷がやっぱ伸びてきちゃうし、伸びてくると、
なんかこう、筋肉こうなってるみたいな。隠せないからね、こうなっちゃうとね。
はい、なので人によってはもう僕はボトックスを打ってこの辺の筋肉の動きを一時止めるみたいなこともすることがあります。
はい、やっぱりリスクが高い方の場合はね、そこまでしてやっとこそ綺麗に直せるという風な話になってます。
はい、なので、人中短縮そもそも適応になる人が少ないんですけど、
なんで鼻の下伸びたの?昔に比べて鼻の下が伸びたっていう人が多いんですけど、なんで伸びたの?っていう理由をちょっと考えたほうが良くて、
実はですね、鼻の下が伸びてる理由っていうのは、この顔全体が下に下がってきてるというのが一つあるんですけど、もう一つあるのは、
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もともと口閉じにくい人は結構多いんですよね。
もともと口が開いちゃうタイプの人が口を閉じようと思うと、どうするかというと、
音外筋を上に上げるのと交互輪筋というか輪っかになってる筋肉を締めるんですよ。
なので締めると鼻の下引っ張られてるから伸びるんですよ。伸びてくるからおさるさんの顔になってくるんですよ。
なので、じゃあその状態になったから鼻の下を短くしたらいいじゃんって切っちゃうと、
もともと口閉じにくかった人が引っ張ってるから伸びてきたっていうのを切っちゃって短くしたらまだ閉じにくくなっちゃうから、
もう悪循環。ここも大経齢みたいな状態になっちゃうから、ぜひ原因を骨格性にそういう風になってるのか、
果たして顎がないからそうなってるのかっていうのを正しく診断をしてあげないと治療方針としてはうまく決まってこないよというふうになります。
じゃあ切れない人、ここをやったら経齢にしちゃうんだけどそれでも長いのにどうしたらいいのよ先生っていう話でいきますと、
作戦としてはいくつかあって、鼻が短い方の場合は逆に鼻をちょっと高く伸ばしてあげて、
鼻の影を使って唇を短く見せませんかっていう方法があったりとか、
もしくは唇そのものをヒアルロン酸とかを使ってちょっと前方にブリッとするような立体感のあるような形にして、ここを短く見せませんかっていうのがあったりとか、
もしくはボトックスですね。ここら辺にボトックスを打って筋肉の勢いを減らしましょうみたいなやり方はあるんですけど、
ただボトックスはずっと打てないと思います。やっぱりその口の動きが不自然になっちゃうし口が閉めにくくなっちゃうからね。
だから部分的にそういうふうなコントロールをしてあげるというのが一つの方法でしょうね。
あとは何かあるかな?
実際は骨の手術をしてね、骨の長さが変わるとここの長さも違って見えるっていうのがあるから、
そういう方法もあんねんけど、まあ普通はね、鼻の下が長いから骨切りたいって人はあんまりいませんから、
複合的に実は口が出てて、実は長くて、ガミースマイルがすごいあってとかっていう人がそういう骨ができるという感じですね。
いろんな治療をするよりも実は骨一発入れる方が顔の形は整って綺麗になるというよくある話なんですけど、
なかなかみんな怖くて勇気を出せないというのがありますからね。
今日はとにかく人中短縮がいかに病いのか、そして切れる人がいかに少ないのか、
だから何ミリ何ミリ何台何とか言うてる人はもう永遠にそれを言い続けとったらいいし、
それを言うてる先生にもですね、「先生、私の骨はじゃあどないのよー?」というふうに聞いてみてください。
いや、それは知らんやんみたいなこと多分言えられると思いますけど、いいですか?
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僕らの顔は変えれる部分と変えれない部分が共存してますから、
変えれない部分を基準に変えるところを適切に変えていかないと、
変えれる変えれる変えれるっていった時に最後変えられへんところでぶつかってしまって顔変な顔になっちゃうんですからね。
はい、以上気をつけてお顔の調整をしてみてください。
じゃあね、またねー、バイバーイ!