投資における大衆の誤り
はい、こんにちは。今回なんですけれども、タイトルにもある通り、大衆は常に間違っているということに関してお話しさせていただこうと思うんですけど、
大衆は常に間違っている、これは知ってる人は知ってると思うんですけど、投資の格言なんですよね。
ただ、投資の格言なんだけど、この考え方って投資以外でも、人生、ビジネスとか、いろんな人間関係などにおいても、様々な場面で役に立つ格言だと思うんですよね。
だから、これに関して、僕の考えをお話しさせていただこうと思うんですが、投資においては、この大衆は常に間違っている、みんなと同じ行動するのは良くないよっていう意味だと僕は解釈しているんですけれど、
例えば、主に短期の売買、一般的に安い時に買って、高い時に売ると、その差額がキャピタルゲインとして入ってくるわけですよね。
短期のトレードをしている人は、常に売ったり買ったりしているんですけれど、その場合、特に大衆は常に間違っているので、みんなと同じことをやっちゃダメだよっていうことだと僕は思うんですよね。
例えば、インデックスファンドの定期積立、長期分散投資、オルカンとかS&P500とか、それはまた話は別だと思うんですよ。
短期のトレードにおいて、大衆は常に間違っているっていうことを頭の中に入れて投資をすべきだと僕は思うわけなんですけれど、要するに、自分の頭でしっかり考えると。
広い視野を持って勉強して、幅広い知識をもとに確信を持って投資行動をする。これは自分は買うべきなんだ、あるいは今これを売るべきなんだって、ちゃんと自分の頭で考えなさいよと。
みんながやってるから自分もやるとか、すごい上がってて人気だからそれに乗って自分も買うとか、下がっててみんな売ってるから今自分も売るとかね、そういう行動をすると負けますよと、極めて負ける確率が高くなりますよっていう意味で、ちゃんと自分の頭で考えなさいよっていうことなんですよね。
だから思考停止してみんながやってるから自分もやるっていう考えだと損する人が多いですよと。例えば今だとトランプ関税のことでS&P500とかナスダック100とかが下がってるわけですよね。
それは今後経済が停滞するって予測して売ってるんだけれど、それに拍車をかけてみんなが売っててどんどん下がってるから自分も売るっていう考えの人がいるからより下がるんですよね。
だけどある時それが反発してまた上がってくっていうフェーズになるわけなので、みんなが売ってるからどんどん下がってるところで売ると、売ってそこで売ってしまってその後反発して上がるっていうことがあるので、本当に賢い人は下がる前に売るんですよね、予測してみんなが売る前に売るんですよね。
今後株これ上がってくだろうなって、この企業どんどん伸びるだろうなと、例えばNVIDIAこれから伸びるだろうなってどんどんどんどんどん上がっててみんなが買ってる、NVIDIAいいんだっていう時に買うと天井で買ってしまってその後下がっちゃいますよと。本当に賢い人は上がる前とか上がり始めぐらいの時に買って、ガーッと上がってみんなが買ってね、みんなが買うからどんどん上がるから。
でその天井ぐらいの時に売るっていうことができると、本当に賢い人はそういうことができるんだけどね、そういうことができる人は世の中でも極一部だし、プロでも当たったり外れたりとかするわけであって、一番いけないのはみんながやってるからやるって。
でみんながやるからやるとそれに合わせてどんどん上がったりどんどん下がったりとか、だから天井で買っちゃって底値で売っちゃったりとかしますよっていう、そういう格言だと僕は思ってます。
なので個別株でもそうだし、金とかビットコインとかのね、その他の仮想通貨とかでも同じことが言えると思いますよということでございます。
なので結局短期のトレードって、買う人がいるってことは売る人がいるってことなんですよね。
買う人はこれから上がると思って自分が得することを期待して買うんだけど、売る人っていうのは今後下がると思って早いうちに売っとこうっていう人が多いわけなんですよね。
だから勝つか負けるかの勝負をしてるわけなので、そういう時に賢い人は買って、大衆、間違ってる大衆は損するっていうことが多いっていう、そういう格言だと思うんですよね。
群衆心理の危険性
ということなんですけれど、これが結構人生においていろんな場面で役に立つことがあるわけですよ。
結局大衆っていうのは、みんながやってるから自分もやるんだっていうふうに思考停止してて、ノリでやってるとか、群衆心理、大衆心理でみんなと同じことをやってるだけっていう感じ?
ちゃんと自分の頭で考えて勉強して結論を出すんじゃなくて、単にみんながやってるから自分もやるんだっていうふうに、結構世の中の大勢の人がその方向に動いちゃうっていうことがあるので、それをしっかり頭の中に入れておく必要があると思うんですよ。
例えば身近なところだと、変なサプリメントとかインチキ商品とかって意外によく売れたりとかするじゃないですか、でもちゃんと勉強してる人にとってはこれはインチキだなっていうのがわかるんですよ。
飲むだけで痩せるとか、飲むだけで筋肉ムキムキになりますよとか、そういうやつね。
だけど正直サプリって食品なわけであって薬品でもないわけなので、そんな劇的な効果があるってことは通常ないんですよね。
だけどインフルエンサーの誰々さんが宣伝してるからとか、有名人、芸能人の誰々ちゃんも使っててすごい綺麗になったって言ってるからとか、みんながやってるからって周りの人がみんなやってるからっていう短絡的な理由っていうか、自分の頭で論理的に考えなくて、本当に群衆心理だけでやっちゃうと。
だからそういうインチキサプリとかインチキ商品っていうのは売れるんですよね。仮想通貨とかのぼったくり商品、投資詐欺みたいなやつだって、芸能人の誰々がオススメですって、芸能人の誰々が言うんだから間違いないんだって、その芸能人も勝手に使われてるっていうことが多いんですけど、そういうのに騙されちゃいますよと。
なので賢い人は騙されないんですよ。あるいはちゃんと自分の頭で考えることができる人はそうなんだけど、結構大衆っていうみんながやってるからとか、誰々さんがやってるからっていうそういう理由で食いついちゃう人は騙されちゃうんで、なのでそういう悪徳商法をやる人っていうのはそういう大衆心理がよくわかってるからその悪徳商法で儲けることができるんで、
だからみなさんね、騙されないようにしましょうっていうことなんですよ。これがですね、悪徳商法以外でもね、医療の現場でも結構お医者さんとか看護師さんとか、自分の頭で考えないでみんながこうやってるからとか、昔からこうやってるからとか、ここの病院ではみんなこうやってるからとか理由で、なんか間違った治療とかやっちゃうっていう人いるんですよね。
例えば抗生剤でもね、本当に感染症があって必要な抗生剤、培養して、適用している抗生剤を使うとかね、正しい使い方っていうのもあるんだけど、常に抗生剤をだらだら流すと、手術したら1週間点滴するとか内服出すとか、ちょっとぶつけてすり抜き傷があるから、だけで抗生剤とか、なんでそんなことするの必要ないでしょって、なんでするのって質問しても、いや昔からこうやってるからって、
ちゃんと論理的に説明できない医療従事者ってね、結構いるんですよね。なんかすり抜き傷できたらすぐゲンタシンとか、なんでもリンデロンとか、なんでこの症例に対してゲンタシンなんかを使うのって言っても説明できなくて、いやいつもゲンタシンだからとかね、まあそういう思考停止してる人もいるんでね、まあそういう人間にはなっていけませんよっていうことですよね。
あとまあいろんな流行ってありますよね、流行。服とか、あと髪型とかも、みんながやってるからって流行るんですけれど、意外に今流行ってるんだけど10年後ぐらいに改めてそれを見るとすごいダサく感じたりとかするんだけど、まあそれも大衆心理であって、みんながやってるから、みんながいいって言ってるからそれがよく見えるっていうわけであって、また服とか髪型とかだったらわかるんだけど、これはね、整形でも流行ってあるんですよ。
今だったら一部の派手系のキャバ嬢さんとかでも、韓国でもうちょっとピノキオみたいな花にして、まあ客観的に見ておかしいんだけれど、みんながいい、いいってその人たちの中でね、いい、いいって言ってインスタでアップしたりとかするとね、まあその人たちの中ではそれが見慣れちゃっていいって思うんだけれど、まあそういうのもですね、5年10年経つとすごい変な花だってなんでこんなのが流行ってたんだっていうことがあるので、
だから周りに影響されないで、いつの時代でもこれがバランスがいい、美しいんだっていうデザインで手術するっていうことが大事なわけであって、あと美容整形のね、施術でも新しい施術ができて、うわーっと一気に流行ることがあるんですよ。
だけど5年10年経つといろんな合併症が起きて、この治療は間違いだったって急にね、手のひら返したように批判するとかね、そういうことがあるわけであって、まあ一昔前だったらふくらはぎの神経を切ってふくらはぎを細くするっていう手術とかレーザー治療がね、すごい流行ったんですよ、韓国発祥で。
これはすごくいいんだってね、みんな韓国行ってふくらはぎの神経切ったりとかしてたんだけど、そうするとね、歳とって歩けなくなってね、脚力が落ちてすごい訴訟が起きてて、こんな手術はとんでもないっていう流れになりつつありますんで、一時の流行りでみんながやってるからとかね、
大衆にね、大衆の意見を気にしないようにと、あとアクアフィーリングっていってね、バストを大きくするために永久に持つとか長期間持続するっていう触れ込みの注入物があったんだけど、それもね、流行ったときはね、ものすごいみんなね、これはすごくいいんだって、画期的なものなんだって、僕はもう徹底的に批判してたんですよ、こんなものはいいわけないって言ってたんだけど、
そうしたら僕すごい叩かれたりとかするんですよね、あの、徹底的に批判するなってこんな素晴らしいものなのにってね、だけど結局それ何年か経ってアクアフィーリングの被害者がすごく増えて感染したりとかどっか流れて変形したりとかしてね、今ではもうアクアフィーリングは絶対やってはいけませんよとかね、
大衆心理の影響
そんな感じで美容整形の治療も流行りすたりがあるんですけど、流行ってるときはみんながこれはいいんだってね、すごい飛びつくんですよ、医者もクリニックも患者さんたちもわーってなるんだけど、何年か経って被害者が出てこれは良くなかったんだって、それもね、大衆心理でわーっとみんなが熱狂しちゃって、いいものなんだって信じ込んじゃう、そういうことよくありますんで気をつけましょうと。
あとは、例えばね、身近なところだと、医療カンファランスでもね、会社とかでも会議ってあるじゃないですか、会議で何か決めるときでも本当は何か決めるんだったら一番頭が良くて一番わかってる人が論理的に考えて決めるのが一番正解になるってことが多いんですけれど、
分かっていない人たちがああでもない、こうでもないって言って話し合って、大勢で話し合ったりとか多数決で決まったりとかすることもあります。それが良いってこともあるんだけれど、結局一番わかっている人、一番賢い人が論理的に考えて結論を出すのが一番良いってことがありますよと。
だけど、大勢の人たちがこれが良いんだってなると、何かすぐに流されちゃうってことがあるんだけれど、だからそういう場ってやっぱりトップに立つリーダーが優れてると、その人たちがこれが良いんだって正しい意見言ってくれてそれで良い方向に進むんだけど、トップの人間がダメだと、下の人間たち、分かっていない人たちがああでもない、こうでもないって言って多数決で決めて間違った方向に行くってことがありますんで、
組織とか会社とかそういう場ではトップの人間が優秀であるってことがすごい大事だと思うんですよね。
医者の症例カンファランスとかでも、やっぱり外科手術なんかは経験があって治療成績の良い、名医がこういう症例の場合はこういう風にしてこうするのが良いので、この患者さんはこういう治療方針で行きましょうってバシッと一番分かってるお医者さんが決めるのが一番良いってことが多いんですけど、そうじゃなくて分かってないお医者さんたちがいっぱい集まってああでもない、こうでもないって言って
多数決で決めたりとかするとめっちゃくちゃな治療の方針になったりとかするっていうこともあるんで、なのでそういう場合は大衆よりも一番優秀な人間がトップダウンで決めるっていうのが最も良い決断になるってことがありますよと。
そういうことを言うとですね、これは民主主義の否定になるんじゃないかっていう意見もあるかもわかんないんだけど、全くその通りで、そもそも民主主義って素晴らしいシステムではないんですよ。
みんなで多数決で決めるっていうこと自体はね、だけど過去の様々な政治システムあったわけなんだけど、その中では一番マシっていうのが民主主義だと思うんですよ。
仮にね、ものすごい優れた人間的にも素晴らしくて、国民にも慕われている優秀な独裁者がいてそのトップダウンで決めるっていうの、そういう場合もあるとは思うんですけど、
ただ独裁者っていうのは、世襲とかでずっと続いてたりとか、あるいは最初は優れた独裁者でも、独裁状態がずっと続くと逆らう人がいなくなってしまって暴走していって、結果的にひどい世の中になってしまうってことがあるので、過去の政治システムに比べれば民主主義が一番マシかなと。
といって民主主義は素晴らしいシステムっていうわけではないよということなんですよね。ということで、日本語で不阿来道っていう言葉があるんですけど、これはね、自分にしっかりとした考えがなく、むやみに他人の意見に同調すること、この不阿来道っていうのに皆さん気をつけましょうということでございます。
なのでね、結局世の中の上に立つ人間、大きな大企業の経営者、優秀な経営者とか、あとは過去の政治家でも優秀な政治家なんかは、こういう大衆心理をよくわかってて利用してる人が多いんですよね。
結局ね、過去にもいろんな格言とかあるんだけど、大衆は現実ではなく幻想を求めてるんですよ。これはね、過去の偉人とか政治家とかわかってると思うんだけど、大衆っていうのはそういうものなんですよね。
例えば大衆って暴走するんですよ。フランス革命でもね、最初は先導する人がいて国民がですね、贅沢三昧している王様、貴族を何とか叩こうっていう方向に持ってったんだけど、結局、群衆心理でですね、国民が暴走して国民同士で殺し合うっていう状態になってしまうっていうことなんですよね。
例えば悪い人なんだけど、アトルフ・ヒトラーなんかは、本当に群衆心理をよくわかってたと。だから暴走して独裁者になってですね、とんでもない犠牲を出したと、ホロコーストなどを起こしてしまったっていうことなんだけど、
なぜ国民からですね、選挙で選ばれて議会の中でそれだけ恐ろしい独裁者が生まれたかっていうとね、やっぱりこれもヒトラーが大衆心理をよく理解してたからであって、ヒトラーの過去の言葉を聞くとですね、
例えば、私は間違っているが大衆はもっと間違っているとか、大衆は小さな嘘より大きな嘘の犠牲になりやすいとか、大衆の多くは無知で愚かであるとか、熱狂した大衆だけが操縦可能であるとかですね。
本当にこの大衆心理をよく理解して、これを利用して悪い独裁者になって暴走してしまったっていうのがあるんで、皆さんこういうのに騙されないようにしっかり大衆心理を理解して世の中を行動する。
選挙に行って正しい人に投票するとか、周りの意見に惑わされずに自分の意見で行動するってことが大事だと思います。
ということでございます。ご視聴ありがとうございました。