2024-04-17 14:59

EP.180 東京女子医大の理事長と元職員が提訴された件について【病床稼働率50%】

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=sXeDruqoxTE

サマリー

東京女子医大の病床稼働率が50%でヤバい件について、理事長と元職員の給与問題が警視庁の捜査となり、大学内からも辞任を求める動きが出ています。また、女子医大の評判の悪化により、医者と看護師の数が減少し、病院の病床稼働率も低下しています。女子医の給料カットや自治庁の対応の悪さにより、女子医の卒業生たちが他の病院で働くようになり、女子医の病床稼働率が約5割になってしまっています。

東京女子医大の病床稼働率の問題
はい、こんにちは。今日はインスタグラムフォロワー様からメッセージでご質問いただいております。ご質問は、東京女子医大の病床稼働率が50%でヤバい件について、
三木屋先生の意見を聞かせてください、というご質問なんですけど、そうですね、これネットのニュースにもなっているし、テレビのニュースでもやってますね。
これどういうことかというと、東京女子医大、ついにかなり厳しくなってきましたね。かなり危機感を持った方がいい状態だと僕は思いますね。
知らない人のために簡単に説明させてもらおうと思うんですけれど、東京女子医大の経営がかなり悪化していると、退職者が続出していると、
医者とか看護師とか、その他の従業員が退職、続出していると、これ何が問題かというと、理事長の岩本紀子さん、この方は77歳なんですけれど、
この理事長は創業者の一族なんですよね。この岩本理事長が元側勤の職員、50代女性の職員なんですけど、その人に会する同窓会組織、資生会って言うんですけれど、
資生会から元側勤の50代女性の方が給料をたくさんもらっていたと、勤務実態がないのに約2000万円の給与を受け取っていたと、それをめぐって警視庁の捜査が入ったっていうのが今ニュースになっているんですけれど、
大学側は問題なかったって言ってるんですよ。だけど、学内はこの岩本理事長の辞任を求める動きが出ていると、学生もすごく不安だっていうことなんですけれど、
たぶん理事長のお気に入りの人だったんでしょうね。50代女性の元側勤の人。この方は岩本理事長が元々都内で産婦人科クリニックを経営していて、そこの従業員さんだったらしいんですよ。50代女性の方ね。
市政官という女子の同窓会組織から50代女性の方が大学に出向して、その学内の人事調達を行う経営統括部次長っていうのを務めていたらしいんですよね。
岩本理事長は昨年の4月まで市政会の代表理事だったっていうことなんですよ。
なので、たぶん岩本理事長はこのお気に入りの50代女性の方を役職につけて、特別扱いして高い給料をあげていたと。勤務実態がほとんどなかったっていうふうに言われているんですよ。
だけど、岩本理事長とかはちゃんと業務をしていたみたいな感じで言ってて、意見も対立しているわけなんですよね。市政会は岩本理事長と元職員を相手取り、報酬が不当として1億4千4百万円の損害賠償を求めて提訴したと。
それで、警視庁の捜索も入ったと。この50代女性の方は岩本理事長の秘書もしていたと。幅広い権限を持っていたっていうことなんですよ。
あとはそれに加えて、医者とか職員有志は岩本理事長の辞任を求める要望書を大学に提出する方針だと。そんな感じで、すごいゴタゴタしてて、岩本理事長は同窓会からも嫌われているし、
学内とか病院内でも嫌われていて、とにかく辞めてほしいっていう風にみんなが思ってるんですよね。なかなか難しいですけどね、創業者一族だし、自分のプライドもあるし、ちょっと私物化してるっていうところがあるんですよね。
もともとこの岩本理事長は何かと問題を起こして、その都度ニュースになって、悪いニュースばっかり最近女子医大に関して流れちゃってるんで、かなり評判が悪くなっちゃってるんですよね。病院の評判が悪くなると、患者さんも集まらなくなるし、職員も集まらなくなっちゃうんですよね。
岩本理事長と元職員の給与問題
女子医ってまず2001年から東京女子医大事件っていうのがあって、心臓の手術で患者さんがお亡くなりになってしまったんですよね。これが医療事故であると。だけどカルテカイザーによる隠蔽事件っていうのがあったんですよね。隠蔽しちゃったんですよね。
これが表沙汰になってニュースになって、その時に特定機能病院を取り消されちゃったんですよ。特定機能病院っていうのは診療報酬の優遇措置が受けられるんで、特定機能病院であるとやっぱり収益が上がるんですよね。売上が上がるっていうメリットがあるんですけど、それが取り消されちゃったんですよ。
その時も危機だったんだけど、その後再承認されたんですよ。特定機能病院。だけどその後2014年に今度は2歳の男の子にプロポフォールっていう薬物を投与して、その子も不運なことにお亡くなりになってしまったと。
その時にまた特定機能病院の承認が取り消されてしまったわけですね。このニュースもすごく取り出されましたもんね。すごく評判が悪くなって。そういうのもあって2015年度は約38億円の赤字だったんですよ。
だけどその後人件費削減、約45億円ぐらい削減したって言われてるんですけど、2019年度には約33億円の黒字になったということなんですよ。
だけどまたちょっと前にニュースになったんだけど、コロナ禍の時に患者さんが少なくなっちゃったので、夏のボーナスを見送るって宣言したんですよね。
その後撤回されたんだけど、その時も職員さんがものすごく怒ったわけですよね。やっぱり大学病院なんで、コロナの患者さんはそれなりに入院させていてすごく管理が大変だったわけなんですけど、
こんなに大変な思いをしているのにボーナスがなくなっちゃうというのは耐えられないということで、これもすごく問題になったわけなんですけれど、
2016年度から2022年度にかけて、医者と看護師さんの数がものすごく減ったんですよ。
医者が881人から675人に減って、看護師さんが1117人から941人に減少したんですよね。
今は病床稼働率が約5割ぐらいだと、この数字を見ても女子医にお医者さんとか看護師さんが集まらなくなっちゃったんですよ。
一昔前は東京女子医大って言うとブランド病院っていう感じで、患者さんも女子医に憧れて女子医にかかりたいって集まったし、医者とか看護師も女子医で働きたいってすごく人が集まったんですよね。
女子医って基本的に卒業生は女性ばっかりで、もちろん優秀な女医さんもたくさんいて、卒業生の女医さんが女子医大病院の中でもたくさん働いていると思うんだけど、
女子医大の評判の悪化と医師・看護師の減少
それだけだと足りなくて、やっぱりよその大学から優秀なお医者さんを呼ぶんですよね。
やっぱり外科系とか体力がいるかっていうのは、男性の比率が高いので、やっぱり女性ばっかりだと厳しいので、男性の優秀な外科医とか他のお医者さんもたくさん呼んで、優秀なお医者さんが女子医に集まってたんですけど、
最近はですね、やっぱり医者の話聞いても女子医では働きたくないっていう人が多いんですよね。
やっぱり給料カットされるとか、議事長の評判があんまり良くないと。
ちょっと前にもですね、コロナ禍で女子医の経営が厳しくて従業員の給料をカットするっていう話があったときに、議事長室の改修に6億円使うとかそういうのもまたニュースになってですね、
何考えてるんだって、やっぱり悪い評判になっちゃうんですよね。
結局その都内とか関東の大学病院って女子医以外にもいっぱいあるんで、別に女子医を選ばなくてもいいわけですよね。
他の病院に患者さんも行きたいとか、あるいは看護師さんとかお医者さんも大学病院で働いて研究したいとかね、高度な医療をしたいっていう人でも女子医じゃなくて他の病院行くようになってしまったっていうのがあるんですよね。
女子医ってよそからたくさん集まる傾向があるので、とざま、よその大学出身でも女子医だったら働きやすいっていうのが結構あったんですよ。
例えば東大とか慶応とかで働きたいって思ってる東大とか慶応以外の卒業生のお医者さんでも、やっぱりそういう東大とか慶応行くと東大とか慶応の卒業生ばっかりが額抜でがっちり固めたりとかするので、
行きづらいとか、行ってもちょっとないがしろにされるとかね、そういうのがちょっとあったりとかするかもわからないんだけど、女子医だと基本的に卒業生の男っていないから、女子医だったらそこで働きやすくていいポジションつけるとかですね。
そういうふうに考えて女子医に行く、女子医以外の卒業生の男のお医者さんっていたんですけれど、最近そういう人たちも女子医を避けるようになってしまったっていうことなんですよね。
これ本当厳しいですね。やっぱり女子医も今も相当危機感を持った方がいいと僕は思いますね。
基本的に医者とか看護師さんって日本全国で数が足りないんですよね。
なので医者とか看護師からすると就職先っていくらでもあるんですよ。だから女子医給料がカットされたりとか、あるいは自治庁の対応が悪いとか評判が悪いってなるとやっぱりやめちゃうんですよね。
やめて他の病院で働こうって医者とか看護師思っちゃうし、新たに女子医で働きたいというお医者さんや看護師さんも集まらなくなってきて、となると看護師さんがいないとベッドが稼働しないんですよ。
基本的に入院のベッドってベッド1床あたり看護師さんが何人必要とかそういうのがルールで決まってるので看護師さんの数が足りないと、もちろんお医者さんの数も足りないのも問題なんですけど、ベッド自体が稼働しないので、そういうのもあって稼働率が約5割。
だから5割しか稼働しないってかなり経営厳しいと思いますね。やっぱり病院の収入って入院費が多く占めるので、稼働率5割かなり厳しいんじゃないかなって思いますね。
経営厳しい状況と院内腐敗の可能性
岩本理事長も評判悪くて、学内院内でも評判悪いじゃないですか。世間の評判も悪いし、おそらく大学とか大学病院を私物化しちゃって、お気に入りの職員に特別扱いしてそれで給料をたくさん上げちゃう。
それを周りの人たちが見てて腹正しくて、耐えられないという形で、こういう低層という形になってしまったと思うんですけど、こういうの結構美容クリニックでもあるあるなんですよね。
理事長が権限を持っていて、男の理事長だと全国展開しているクリニックの理事長なんかは愛人がいるんですよ。大抵愛人を秘書にするんですよ。大手の美容クリニックの院長先生、美人の秘書が5人くらいいたりとかして、みんな愛人なんですよね。
みんなにものすごい高い給料を払ってるんですよ。ほとんど仕事してなかったりとか、ろくな仕事してなかったりとか、全然仕事できなかったりとかするんだけど、美人な愛人というわけで秘書にして、毎月100万とか200万とかそれ以上上げたりとか、愛人契約料を給料として払ってたりとか、そういう類なんじゃないかなと思いますね。
僕そういうの絶対やらないし、もったいっきらいなんで、絶対許せないんですけどね。
そういうのはいると、その愛人の秘書とか、あるいは受付事務とかね、看護師さんとかの愛人にしたりとか、そうするとその人はやっぱり理事長、院長から特別扱いを受けていると、そいつたちがモンスター化して、いばり散らして、気に入らない人を辞めさせたりとかね、理事長に告げ口して、絶対院内腐敗して荒れますんで、
誰か特定の人を特別扱いして高い給料をあげるっていうのは、僕はもう絶対やってはいけないことだと思うんだけど、ひょっとしたら大学病院のこの理事長がそういうことをやってしまっているのかもわからないですね。ちょっと内部のことはあんまりそんなに詳しくないんでわからないんですけれど、
あるいは一族経営、創業者一族で経営していると身内に甘くなっちゃって、身内で全然仕事しない人でも理事にして高い役員報酬、毎月何にもしてないのに500万円とかお小遣いにあげたりとかして、そういうの職員見てますんで、そういうの絶対やってはいけないと思いますね。
そういうことをやると従業員たち、お医者さんも看護師さんもそれ以外の受付事務とかも、労働意欲をなくしてしまって腐敗するんですよね。なので腐敗しないように危機感を持った方がいいかなって思いました。というのが僕の意見です。ご視聴ありがとうございました。
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