00:07
猫を幸せにするアドバイザーがお届けする、猫を幸せにするラジオ。
今日は、猫が苦手な部屋の解説と、簡単に過ごしやすくする方法をご紹介します。
今日は、自分の体験談からお話を始めたいんですが、
自分はね、自宅で猫を一時預かりするっていう活動を以前からやってるんですが、
今から4年前くらいだったかな、
とある5頭の猫を家で預かったんですね。
その猫たちは、おばあちゃんに飼われてたんだけれども、
そのおばあちゃんが自宅で亡くなってしまって、
一人暮らしをしていたおばあちゃんだったので、
その親族たちに猫を外に放り出されてしまったんですね。
7頭を飼われていたらしいんですが、保護できたのは6頭でした。
1頭はわからなくて。
そして、その6頭のうちの5頭を家で預かりをしていました。
その中の1頭の子が、繊細な性格だったんですけど、
異色症が始まったんですね。
やっぱり、もともと飼育をされていたのに、
ある日突然外に放り出されてしまって、
そこでサバイバル生活を数週間やっていたっていうような
大きなストレスを抱えていたっていうこともあるし、
そしてそこからね、また保護されて、
全然知らない場所に連れてこられて、
っていうような環境の変化が立て続けにあったっていうこともあり、
そのストレスから異色症が始まってしまいました。
異色症っていうのは、食べてはいけないものを口にしちゃうことなんだけれども、
布とかウール素材のものをよく口にしちゃう傾向がありますね。
なので、保護部屋に何も置けなくなってしまって、
猫たちと、そしてその部屋でひとなりしてもらうために
ベッドを置いていて、私もそこで一緒に就寝するっていうことをしていたんだけれども、
マットレスなんかも食べちゃうんですよ。
なので、朝起きたらそのマットレスは隣の部屋に移動するみたいなことをしていたし、
あとカーテンも下げられなくなって、カーテンも外す、
なのでご近所さんからうちは丸見えな状態で過ごしていました。
そして就寝時もね、夜中気づくとかけてる毛布とかもむしゃむしゃ食べちゃうような子だったので、
出した便も全部チェックしてどのぐらいの布が排出されたとかね、やっていたので本当に大変でした。
03:05
猫も大変だったし、自分も大変だった。
そしてもうわからなくなってしまって、行動診療科の先生がいる動物病院に行って、
見てもらったんですね。
そしてそこで、これやってみましょうってアドバイスをいただいたのは、
その子はストレスが食べることに意識が向いていたので、
出されたご飯は一瞬で食べちゃうし、
そしてもっと食べたい、もっと食べたいっていう感じで布もむしゃむしゃしてるっていう感じだったので、
ゆっくり食べられるようにしましょうということで、
チークトイを使ってご飯を食べるとか。
それからお部屋の中のアドバイスももらいました。
何も置けない状態だったので、本当にベッド以外のものは何も部屋になかったんですね。
それがより萎縮症を加速させているよということを教えてもらいました。
なんだったら部屋のど真ん中にキャットタワーがボーンってあるとか、
布が危なければ噛まれないような素材のカゴとかプラスチック素材のものなんかの箱とかね、
そういったものを床にボンボンって置いてある方のが安心できていいんだよということを教わりました。
そんなトレーニング中にその猫は別の預かりさんのお家に移動することになったんですね。
以前移植症の猫を飼っていた方にお願いすることになって、
そしてその方のお家に結局お家の猫として割れる状としてもらったので、
幸せな一人っ子として4年近くやってるんですけどね、その猫は。
そんな経験が以前ありました。
そういうものなんだと思って、うちもやっぱり飼い主が過ごしやすい、掃除しやすいというように、
家具はもう壁についてるし、床に何かを置く、部屋の中央に何かを置くみたいなことはしていなかったです。
確かに猫目線でお部屋の中見渡してみると、猫って床すれすれのところで見てますよね。
その床すれすれの視点で部屋を眺めてみると、何もないスペースっていうのは緊張感がありますね。
特にどんな猫苦手かっていうと、人慣れしていない猫は人が怖いって感じてますよね。
それから多頭飼育をしているお家で猫が苦手とか、
あとは多頭飼育でも3頭以上になってくると、いじめられるようなターゲットとされちゃうような猫が出てくるんですが、
06:07
そうやってターゲットにされちゃった猫からすると、遮るものが何もないガランとした空間に自分が出ていくっていうのは目立ちますよね。
目立つし、そして相手がこちらに来たときに遮るものがないので怖い。
それから鉢合わせしやすいのでバトルとか追い回しになりやすい。そんな恐怖心があります。
よく人慣れしていない猫やいじめられるようなターゲットにされちゃうような猫がベッドの下とかクローゼットの中から全く出てこないんです。
引きこもっちゃってますっていうケースが多いんですけど、
それってそこから外に出ていきづらいような空間になってしまっているからなんですね。
なので引きこもっちゃっている場所から外に出ていくのに通りやすい、うろうろしやすいような空間に変えてあげれば、
引きこもりっていうのはどんどん改善されていくんですね。
そしてもう人なりもしているし、多頭飼育じゃない一人っ子だっていう猫についても、
やっぱりガランと何もない部屋っていうのは猫からすると居心地はあんまり良くない。
そしてそういった空間は退屈に感じてしまいますね。
完全室内猫ってお家の中で退屈してしまいがちなんですね。
やっぱり視界的にも何も障害物がないガランとした部屋っていうのは、
刺激がないので退屈してしまうということで、ほとんどの猫にとってガランとした空間は落ち着かなくなってきます。
そこでどうしたらいいのかっていうことなんですが、
一つ前の放送で家具は中央に置いた方が猫は過ごしやすいよっていうテーマで話をしているんですが、
ソファーとかシェルフとかそういったものは部屋の中央にあえて置いてあげる。
ちょっとパーテーションを兼ねて部屋の真ん中に置いて部屋を敷けるみたいな配置をしてあげると猫は過ごしやすいっていう話をしているんですが、
そんなこともちょっと難しいとかハードル高い、できないよっていう場合の簡単にできる方法としては、
猫は視界の高さが30センチくらいですよね。
09:01
なので猫がちょっと身を隠せる、そのぐらいの高さのアイテムを部屋のあちこちに配置してあげるだけでも猫は過ごしやすくなってくるんですね。
例えば箱でもいい、オンラインで届いたアマゾンの段ボール箱とかでもいいし、
あとは猫トンネルとかクッションなんかでもいいです。
そんなアイテムを部屋の真ん中、ここちょっとガランとしちゃってるかもみたいなところにポンポンと配置をしてあげると過ごしやすくなります、たったこれだけで。
そんなアイテムに猫は姿を隠しながら出て行きやすくなるので、うろうろしやすくなるし、
そしてふなか猫たちは迂回ルートにもなるんですね。
ちょっと姿を隠しながら他の猫を迂回することができる、鉢合わせを防ぐことができます。
そして好奇心旺盛な猫にとっては、それが刺激にもなっていくので、たったこれだけで猫たちは過ごしやすくなっていきます。
完全室内飼育の猫たちはお家の中が世界のすべてなので、こんなちょっとした工夫だけでも過ごしやすくなってくるので、
ぜひ飼い主からすると掃除がしにくかったりとか、ちょっとつまずきやすかったりはするんですが、
猫目線で少ししてあげるとQOL高く過ごせるようになるかと思います。
今日もショート動画を概要のところにリンクを貼っておきますので、よかったら見てみてください。
ではまた。