猫同士の喧嘩の見解
猫を幸せにするアドバイザーがお届けする、猫を幸せにするラジオ
今日は、猫同士のケンカは決着させて、優劣つけさせた方が良いのは本当かという内容でやっていきます。
ネットで検索をすると、結構上位の方にこういった内容がたくさん出てくるんですね。
猫同士のケンカは決着をさせた方のが良い、優劣をつけさせた方が良いというふうにたくさん出てきます。
それを信じて、飼い猫のふなかを猫同士に任せて、ケンカの決着つけさせて取り返しがつかないことになってしまったという駆け込みの相談が本当に多いです。
猫同士のケンカが無双相になっちゃったとか、必要な追い回しを毎日やってますとか、
ストレスになってしまって過剰なグルーミングで剥げちゃったとか、いろんな相談が増えています。
ググると本当に上の方にたくさん出てくるんですね。
最近、ネットの記事ってコピー量産というんですか、全くパクってるわけじゃないんだけれども、
内容を参考にして書くというケースが多いので、上の方にあだかもそれが正解かのようにどどどっと出てくることがあります。
これはある意味正解なのかもしれないが、室内猫の場合はやめてほしいんですよね。
決着つけさせないでほしいんです。
それを今日は解説していきたいんですが、
まず猫たちっていうのは一回の喧嘩で決着がつき、そしてその時の勝敗がずっと持続されるって言われてるんですね。
なので、その喧嘩の勝敗で負けた側、劣位側が常に鉢合わせとかをした時に譲るっていうことになるんだと思います。
外猫たちっていうのはテリトリーとか餌場とか、あとメス猫とか争う必要もあるので、そこは自然の節理に任せましょうっていうこともあると思います。
外猫たちっていうのはマーキングを残してうまくバッティングしないように生活してるんですね。
このマーキングのおしっこには匂いで情報がいろいろあります。
もうどの猫っていうのがわかる。
そしていつ頃通ったかっていうのもわかっているので、あいつはこの時間ここ通るんだなーっていうことがわかって、その時間自分は避けるっていうことができるし、劣位側の猫たちがね避けるっていうことができるし、
そして外には迂回ルートたくさんありますよね。
自然の中にも迂回ルートあるし、住宅街でも平野あっちとこっちとか、高い場所屋根の上上がってトントントーンと行くとかね、いろいろ迂回ルートがあるので避けることができる。
そして本当に嫌であれば劣位側の猫、負けた猫っていうのは別のエリアに引っ越すこともできます。
なので最悪喧嘩の決着つけちゃっても何とかやっていけるんだと思います。
でもとはいえ猫たちの喧嘩っていうのは命の危険と隣り合わせです。
なのでしなくて済むならそれが一番いい。
よく野良猫の喧嘩の直前の動画なんかがyoutubeとかにね上がってたりしますが、もう顔と顔を合わせてメンチ切った状態でなかなか喧嘩が始まらないっていうのありますね。
あれは喧嘩すると本当に命の危険があるから、喧嘩せずに何とかメンチ切って相手が負けてくれないかなーということであれをやってるんですね。
で喧嘩することで怪我をして、そこから感染症になったりということもありますね。
なので命が助かってもそこから感染症をもらっちゃったりとか、いろいろリスクがあるのでなるだけ外猫であっても喧嘩はできればしない方がいいにこうしたことはありません。
なので室内猫はさらに決着をつけさせないでほしいんです。
理由としては負けた室内猫は逃げ出すことができません。
室内猫の管理
別のエリアに嫌だよって言って引っ越すことができないので、優劣つけさせない、喧嘩の決着はつけさせたくないです。
そして外よりもテリトリーも狭いので、毎日負けた猫と顔を合わせなきゃいけないですよね。
そしてもし戦獣猫が新入り猫に負けたら、もう気の毒でしかありません。
なので室内猫の場合は喧嘩の決着をつけさせるのではなくて、決着をつけなくても済むような工夫を飼い主さんがしてあげるっていうので乗り切りたいです。
いくつかあります。
まず一つ目は高い場所を作ってテリトリーを増やしてあげる。
キャットタワーがあるお家は多いと思いますが、キャットタワーは登って降りて終わってしまうので、
横移動できる高い場所っていうのが必要になってきます。
キャットウォークを作ったり、家具の一番上を猫の通り道にしてあげて、
トントントーンとずっと高い場所を移動できるようにしてあげるということで、
床面積以外に猫たちのテリトリーが増えるので、テリトリー争いっていうのが減りやすくなってきます。
そして床面積は家具の配置で迂回ルートを作ってあげる。
家具は壁際に寄せがちなんですが、
それだと部屋の真ん中がどーんと広がって、そこで鉢合わせるとそこで喧嘩が起こりやすくなってしまうんですね。
なのでできれば、家具は部屋の真ん中に置けそうなものは真ん中に配置します。
ソファーとかシェルフとかそういったものは部屋の真ん中にパーテーションのようにして配置することで、
その周りをぐるぐるって移動できたりとか、
じゃあこっち通ろうっていう風に相手猫を避けられるような迂回ルートを家具配置で作ってあげる。
そして3つ目は、みんなで楽しい時間を過ごせるように
飼い主さんが必ず間に入って遊びとかおやつとかご飯とか猫たちが好きなことをやっていく。
これは猫たちの好きなものっていうのは違いますし、
もう相手の顔を見た状態でうーってうなっちゃうって場合は、
ゲート越しでやったりとか工夫は必要になってくるんですけどね。
ただ飼い主さん交えて少しずつ楽しい時間を増やすことで、
相手ごと楽しくさせていくっていうような対面をやっていくことになります。
そして4つ目は、みんなで遊ぶっていうのとは別に、
飼い主さんとそれぞれの猫との1対1の時間も作ってあげる。
多動植区というのはどうしても飼い主さんの時間も愛情も等数で安分されてしまいがちですね。
それのストレスっていうのも増えていきがちなので、
等数多いと大変ではあるんですが、
しっかり1対1の時間も作ってあげるということも必要になってきます。
そして千獣猫を常に親入りよりも優先してあげてほしいんですね。
声をかける時も千獣猫から。
そしてご飯を置くとかおやつをあげるとかそういうのも千獣猫をまず一番最初にする。
そして時間配分も千獣猫をいっぱいにしてあげるっていう風に、
とにかく千獣猫を気にかけるっていう風にやっていきます。
喧嘩の判断基準
そして親入り猫をお迎えする時には対面を焦らないということですね。
もう何ヶ月もかけてゆっくり少しずつ対面の時間を作っていくということをやっていきます。
これらを工夫してあげることで、
喧嘩の決着をつけさせなくても、
なんとかバチバチバトル追い回しなんかをしなくても過ごせるようになっていくので、
そういった工夫で乗り越えていきます。
で、喧嘩のように見えても遊びの一種ということもあるんですよね。
この判断なかなか難しいので、
普段は動画を見せてもらって個別アドバイスの方では、
これは猫たちに任せて大丈夫とか、
これはちょっと声をかけて止めていきましょうとかアドバイスをさせてもらってるんですが、
分かりやすい判断としては、
どちらかが唸っている、またはおたけびをあげるような感じだと、
これはもう止めてもらったほうのがいい。
遊びの一種ではないという判断ができるので、
止めてあげたほうがいいですね。
そしてできれば事前に、
このバトルになる前に事前に気づけて声をかけて、
このバトルにならないようにしてあげたいので、
別々の時間もきちんと作って、
飼い主さんが見てあげられる範囲下で一緒にする、
というのがおすすめになってきます。
今日のところはこんな感じでしょうか。
バトルが多い、タトゥーシグのおうちも結構多いんですが、
うまく工夫で乗り切れるようにやってみてください。
今日の内容はショート動画もあるので、
いつものように概要欄のところに
ショート動画のリンクを貼っておきますので、
見てみてください。ではまた。