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猫を幸せにするアドバイザーがお届けする、猫を幸せにするラジオ
今日のテーマは、猫の夜鳴きについてお話をします。
野良猫を保護した時や、新たに猫を迎えした後というのは、夜鳴きをする猫たちが本当に多いです。
9割以上かな、夜鳴きをします。
普通の飼い主さんからすると、夜鳴きは関係ないし、経験もないと思うんですけど
でも、これからひょっとすると、新たに猫を迎えることがあるかもしれないですし
ひょっとすると、野良猫をご自身で保護することもあるかもしれないので、最後まで聞いてみてください。
まず、夜鳴きの特徴なんですが
夜鳴きというふうに言うんだけれども、決して夜だけに限らず、日中も鳴くんですね。
普通の鳴き方と何が違うのかというと
普通のにゃーっていうのは、飼い主さんに対して何かしらの要求があって
にゃーって言ってるんですよね。ご飯欲しいよとか、遊んでくれとかね。
夜鳴きっていうのは、猫自身がどっか行っちゃってる感じなんですよ。
なので、視線を合わせようと思っても焦点合わないとか
あとはケージの中を登ったり降りたりとか、ぐるぐる同じところ回っちゃったりとか
常動行動って言うんですけど、それとセットでやってるようなことがあるんですよね。
明らかにこれは違うぞ、夜鳴きだぞっていうのが、日中鳴いててもわかります。
そして鳴き方とか、鳴く頻度とか、どのぐらいの期間鳴くかっていうのも、猫によってそれぞれで
すごい終わる子は、本当に1日数時間夜鳴きして終わるんですけど
長い子だとね、1ヶ月とか2ヶ月、3ヶ月続く子もいるかな。
そして、もう本当に夜中中ね、寝ずに鳴き続けちゃうみたいな子もいるし
あともう近隣に響き渡るぐらいな赤ん坊の夜鳴き方と一緒でね
ギャンギャン大声で鳴いちゃうっていう子たちも本当に多いんですよね。
で、なぜ鳴くのか、夜鳴きするのかっていうと、大きく理由が2つあるんですが
1つ目は不安から鳴いてます。
で、この新しい環境に猫は飛び込んだので、猫は環境の変化にすごく弱いんですね、ルーティンの生き物なので。
これまでと環境も人もガラリと変わったので、不安になるのは当たり前ですね。
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初めての知らない場所に不安だし、知らない人が怖いよっていうことで鳴いているっていうことが1つ目。
で、2つ目は、元いた場所への執着です。
これは、この間まで野良猫をやってたっていう子のほうが元いた場所への執着っていうのが多いんですけど
外猫っていうのは、寝ている時間と狩りをしている時間以外の多くを
自分のテリトリーをパトロールしているような時間が多いんですね。
で、その自分の大事なテリトリーに知らない猫が侵入してないかなとか、それを見に行きたくて
ここから出してくれ、いつもの場所のパトロールしたいんだよって言って、鳴いてるんです。
なのであまりに鳴くので、ちょっと困惑してケージから出しちゃうっていうこともあるんですけど
出してちょっと一旦は、刺激がね、また緊張感が出てくるので一旦収まるように見えても
結局は元いた場所にいたくて鳴いているので、出したところで結局鳴いちゃう。
家中ぐるぐるしながら鳴いちゃうっていうことになるので、しばらく落ち着くまではケージの中にいるっていうのでいいんですね。
そしてその外に親しい猫とか、親しいエサやりさんとかね、いた場合も
そういった猫たち、兄弟猫とかが心配で会いたくて鳴いちゃってるっていうね
元々の場所や仲間に執着があるっていうことで鳴いてます。
なのでその執着心が恐れてくればだんだん収まってくるんですね。
そしてこの保護直後とか、場所が変わった直後っていうのは実はそんなに鳴かないんですね。
もうちょっとパニック状態でこの新しい場所にね、パニック状態でご飯も食べるのもままならないみたいな時は
鳴く余裕もないので鳴かないんですね。
少し余裕が出てきた頃、1週間後ぐらいが多いですかね。
そのぐらいから1ヶ月ぐらいの間で鳴くケースが多いです。
そして1ヶ月以降はだんだん慣れてくるので緩やかに減ってくるっていう感じになります。
そしてこの夜泣きを止める秘訣や魔法っていうのはないんです。
ないんですが、夜泣きのその2つの原因、理由が解消すれば必ずいつかは治まるんですね。
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原因2つ言いました。環境の変化による不安、そして外への執着。
これは両方とも時間の経過とともに勝手に減っていきます。薄れていくので、時間とともに夜泣きは落ち着いていきます。
なのでできることはないんですが、ひたすらいつかは治まると思ってまずということ。
そして1つできることがあるとしたら、知らない人に怖がっている場合は、
人慣れすることでその不安は減ってくるので、人慣れを早めるということですかね。
猫に向き合う時間を多く作って、一緒に遊ぶとか、おやつタイムするとか、楽しいことをすることで、
だんだんこの人は怖い人じゃないんだということが分かっていって、
一緒に遊べるようになったりとか、なぜなでも受け入れてくれるようになってくるので、
そうなってくると不安は落ち着いてきて、外への執着とかその辺も手放せるようになってくるので、
時間との戦いですかね。
そして夜泣きは9割以上の猫たちがするので、する前提でご近所さんに挨拶しておくことをお勧めします。
そうすると、たとえ本当にうるさがったとしても苦情にはなりにくいんですよね。
そしてこのご挨拶を省くと、すごい夜泣きが始まったときに苦情が入っちゃうんじゃないのかなというふうにハラハラしちゃって、
飼い主さんもストレスがたまっちゃうんですよね。
どうにかして夜泣きを収めたいんだけれども、収める方法がないので、イライラしちゃったりとかしちゃう。
猫と一緒に慌てふためいちゃうので、そうならないためにもご挨拶しておいたほうがいいです。
そして過去に保護猫を譲渡した方、トライアル期間中だったんですけど、
ご挨拶ご近所さんにお願いしますというふうにお願いしてたんですが、
それをどうもしていなかったようで、マンションの管理会社に苦情が入ってしまって、
管理会社から言われてしまって、そしてご近所と今後ももめたくないということで、
トライアル中断したというケースも過去にありました。
なので事前にできる備えはしておかれるといいと思います。
本当にこの夜泣きっていうのは猫もしんどいし、飼い主さんも本当にしんどい時期なんですよね。
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どちらも眠れなかったりします。
なのでせめて飼い主さんは寝ちゃうのがいいです。
この時期猫たちは本当に不安定なので、譲渡行動したりとか、
あとケージの中の布物を誤食しちゃったりとか、うるさくとかになりがちの子もいるし、
自傷行為といって自分のことを傷つけちゃったりとか、そういう子も中にはいるので、
そうならないように注意は必要です。
なので危なっかしい子であればケージの中に誤食されそうな布物は置かないとかね、
脱走されないように本当に厳重にしておく。
そして見守りカメラつけておくっていうような安全を確保した上で、
耳栓をして家族で交代して睡眠時間を確保するっていうのもすごく大事だと思うので、
夜泣きが長引く場合はそんな風にして乗り切っていかれるといいと思います。
そしてあまりに夜泣きが1ヶ月超えても収まらないとか、不安行動と一緒にやっているとかそういった場合は、
少し何か変化をつけてあげると、それがいい方に作用してくれることもあったりするんですね。
ケージの場所をちょっと変えてみるとか、窓から外が見えるようにするとか、
それが逆かなこともあるんですけど、あとはケージから出してみるっていうのも良かったりしますかね。
ただこの辺の判断もちょっと難しかったりとか、夜泣きが増しちゃうみたいなこともあるので、
こういったアドバイスも個別のオンラインアドバイスの方でやってます。
結構夜泣きのご相談も多いです。
もしこういったお悩みがある方は、概要欄に貼ればいいか、リンクを貼っておくので、
よかったら見てみてください。
はい、では今日はこの辺で、ではまた。