1. にじシバラジオ
  2. にじシバラジオ#067 ✦『魔男..
2025-10-15 23:05

にじシバラジオ#067 ✦『魔男のイチ』は何が画期的?「魔女」とジェンダーの関係を読み解く ✦ゆるクィア用語辞典 第3回「魔女」

spotify apple_podcasts

「次に来るマンガ大賞2025」第1位『魔男のイチ』について / 『魔男のイチ』のこれまでの展開 / 『魔男のイチ』と『WITCH WATCH』の違い / 魔女の能力は女性のセクシュアリティと関連付けて描かれてきた / 聖乙女としてのジャンヌ・ダルク / 原作は『魔入りました!入間くん』の西修さん / イチの監督役としての最強魔女・デスカラス / 創作における魔女世界を前提としての「次に来るマンガ大賞2025」受賞 / デスカラスはドラァグクイーン?意図的なジェンダー表象のずらし / ゆるクィア用語辞典 第3回「魔女」 / 駒尺喜美『魔女の論理 エロスへの渇望』 / 何かに長けている、または業界に長く居着いているという意味での「魔女」 /

#にじシバ #にじシバラジオ #LGBT #LGBTQ #LGBTQ+界隈 #埼玉県 #川口市 #蕨市 #レインボーさいたまの会 #ポッドキャスト #雑談 #魔男のイチ #魔女

*************************************

◆にじシバは、川口市芝にあるシェアスペース「スペースとプラン」で開催している、ジェンダーやセクシュアリティ不問のおしゃべり会です。月2回開催。

開催日程の詳細はにじシバ公式HPでご確認ください!

(にじシバラジオのnote(にじシバラジオ配信日記)もあります!ラジオで拾いきれなかった補足情報を書いています。))

◆また、にじシバはNPO法人レインボーさいたまの会の活動の一環でもあります。活動の詳細についてはレインボーさいたまの会公式HPをご覧ください。

◆にじシバラジオの感想・お便り・お問い合わせはこちらから→ ⁠https://forms.gle/EMNvwJGcmJDFdcb49⁠

◆にじシバラジオMCの一人、小倉さんが経営する出版社・有限会社ぶなのもり

◆にじシバ開催場所、シェアスペース「スペースとプラン」

◆にじシバ発祥の地、ブックカフェ「ココシバ」

OP・ED曲はBGMerさんが配信している楽曲を利用しています。→ BGMer ⁠http://bgmer.net⁠ ※OP曲 [Free Music] Lunar Eclipse - Drunk  ※ED曲 フリーBGM [夕暮れコスモス]

サマリー

『魔男のイチ』は、魔法を司る妖怪が存在する異世界で、魔法とジェンダーの関係を探る漫画です。物語を通じて、狩人イチ君は魔物と向き合いながら成長し、魔女に関する歴史や魔法のあり方を問い直します。ポッドキャストでは、『魔男のイチ』を題材に、魔女とジェンダーの関係性を考察します。特に、魔女という言葉の多様な意味や、それをポジティブに捉える動きが取り上げられます。また、ジェンダートラブルや魔女の論理についても深掘りが行われます。

魔男のイチの紹介
こんにちは、にじシバラジオ第67回です。MCのともぞーです。
小倉です。
にじシバラジオは、LGBTQ系サブカル・社会ネタを主に取り上げるポッドキャストです。
今回は、私ともぞーからの話題を提供なんですけども、今回漫画です。
はい。
漫画で、現在週刊少年ジャンプで連載をしていてですね、
つい先日、次に来る漫画大賞を取ったですね、
『魔男のイチ』という漫画がございまして、
ちょっとそれをですね、ちょっと紹介をしたいな。
魔男っていうのは、魔法の男の魔男なんですね。
あ、そうですそうです。
魔男の社主とかっておるじゃないですか、そっちの魔男じゃないです。
変換、自動変換しない系の魔男ですね。
最近あの、やっぱりアニメのモチーフ、漫画のモチーフだと、
魔法使いっていうのは、イコール魔女みたいな感じで描かれることが多いんですけど、
そうではなくて、今回は、その魔法の魔に男とかいて、魔男。
で、その魔男というものになってしまったイチ君の物語が、その魔男のイチという漫画なんですけども、
あらすじをちょっとかいつまんで言いますと、
世界観としては、その魔法っていうのは、魔法を司る魔物、妖怪がいると。
で、その妖怪が、魔物妖怪がいる世界で、世界のところに魔女がいまして、
その魔女っていうのは、日々その魔法狩りっていうのをやってるんですよ。
魔女はその魔法を使わせる魔物をやっつけることで、魔物が持っている魔法を習得することができる。
取り込むみたいな。
取り込むことができるっていう、そういう世界観になっていまして、
その習得には、その魔物をやっつけるって言いましたけど、
単純にその本当に魔物を倒すっていう場合もあれば、その課題設定がされていて、
その課題をクリアすることで、その魔法を習得できるっていう、
ウロロと魔物の役割
まあそういうような、一応設定になっている。
ジャンプですよね。さすが。
そうですね。
課題設定をクリアするっていうのがね。
そうそう。
あの子供たちワクワクみたいなね。
そうそう。
はいはい。
で、まあ例えばその、なんだろう、氷のサメの魔物がいるんですけど、
氷のサメ?
氷とサメ。
あのそれを、
サメって動物のサメ?
あ、そうです。
はいはいはい。
で、氷でできたサメみたいな、そういう魔物妖怪がいて、
で、そいつは、あの、そいつを倒すとその、
まあ氷サメと書いてヒサメっていう風な、
そういうヒサメの魔法が習得できると。
はい。
で、まあそいつを倒すには、
ヒサメのそのサメをいかに美しくデコレーションするかみたいな、
そういうデコレーションというか美しく見せるか、
はいはい。
っていう課題設定をその魔物自身が行っていると。
で、その課題をクリアすることで、
そのヒサメの魔法を、
習得できる。
まあそういう感じの設定になっていると。
で、まあ魔物にももちろん意思はあって、
で、その世界の中では、
歴史的にずっと魔女によって魔法が駆られてきた歴史があり、
そのために魔法の魔物としては、
ちょっとフラストレーションがたまっているという。
で、魔法を習得されちゃうと、
習得されちゃうとその魔法、魔物は、
その魔女に対して刺激される対象になっちゃうんですよね。
征服されるわけですね。
征服されちゃって。
なので、その刺激されたくないみたいな、
そういう魔物もいて、
そういう魔物の中に、
ウロロっていう魔物はいるんですけど、
で、それがね、王の魔法って言われている、
まあ結構最強レベルの魔法のランクなんですよ。
強い。
強い。
中身的には、他の魔法をすごく増幅させるみたいな、
だから、一応100にするみたいな、そういう魔法なんですけど。
なるほど、なるほど。
ちょっとの効果でも100倍になって、
効果が現れるみたいな、そういうやつですね。
それを司るウロロっていうのが、
ちょっと天の尺で、
魔女に習得されたくないので、
自分はもう男でしか倒せないという課題設定を自分で行う。
通常は女しか倒せないから、
魔女っていうものが存在してたんだけど、
ウロロだけは、
俺それ倒されないように考えるとして、
こうしようって思った。
ウロロは男なの?
魔物なので性別は分からないですよね。
はいはいはい。
一応一人称は俺なので、
まあ男ジェンダーによって。
そうそうそうそう。
ただウロロが結果としては、
イチ君っていう狩人なんですよね。
野生児で、両親は結構子供の頃亡くなってしまって、
それで野生児として森の中で生きてきたみたいな、
そういうキャラ設定なんです。
一応場所設定としては日本なの?
いや日本というか、
異世界。
魔女の歴史と設定
異世界ですね。
異世界で、そこで異世界の山の中で、
そのふもとに里があって、
外の里の人たちと交流しながら生きてはいるんですが、
基本は山の中で狩りを行って生きていると。
なので罠を仕掛けたりとかみたいな。
その中でイチ君によってウロロが倒されてしまい、
偶然ね。
イチが魔団になってしまう。
なるほど。
だから順番が逆なんですね、それはね。
本人も魔法の力を得ようと思ってやったことじゃない?
やったことではない。
中にはね、魔法の力を得ようとして、
魔団になるべく頑張っている男の子みたいなキャラクターとしては登場してくるんですけど、
イチ君はたまたま魔団になってしまったという。
この漫画がやっぱ面白いなと思うのは、
今まで魔法使い、魔法物っていうと、
同じ週刊少年ジャンプの中でウィッチウォッチーズっていう漫画も連載してるんですが、
そっちは普通に魔女もののギャグ要素の強い漫画なんですけどね。
そのウィッチウォッチーズの場合だと、
魔女がいて、その魔女を守る妖怪の血を引く人間が何かいて、
例えば鬼の子孫だったり、トミの子孫だったり、
吸血鬼の子孫だったり、狼男の血を引いたり。
すごいな、西洋と日本が合っちゃって感じですね。
でもその狼男の血を引いたり、
吸血鬼の血を引いたり、みんな男の子なんです。
そういう妖怪の血を引く男の子たちが、魔女の血を引く女の子を守るみたいな。
ある意味ジェンダー的なところで見ると、ある意味枠にかまっているところなんですが、
そこの枠組みっていうところをマダンのイチはちょっと踏み越えようとする部分がある。
イチ君のよくある話としては、魔女っていうのは魔術の力を持っていて、
その魔術の力っていうのは、わかりやすいのは魔女の宅急便とかなんですけど、
魔女の宅急便でキキが魔力を若干失っちゃう事件がある。
例えばそれは恋をしたりとか、あるいは生理になっちゃったりとか、
そういう状況だと魔力を失っちゃうみたいな、そういうのが魔女の宅急便であったりしたんです。
魔女の魔力っていうのは、こういう女性のセクシュアルな部分と、
切り離されて、切り離す、繋がってはいるんだけど、
セクシュアルな部分が表に出てくると魔力が弱まるみたいな。
そういう描かれ方をするっていう部分がある。
逆にでも魔女性って多分、女性の性的な部分を見越してっていうのが、
従来ヨーロッパの魔女とかもね、あの女は魔女だとかっていう風に言う時とかっていうのは、
多分その性的な部分を言ってたんだと思うんだけど、物語世界に入るときは、
そこを切り離した形での女性みたいなものが取り上げられて、
魔力と密接な関わりを持つってことなんですね。
そうですね。だから、例えばジャーヌ・ダルクとかもね、
乙女、性乙女みたいな感じで登場してきて、
神聖性があったと、ジャーヌ・ダルクが敵を撃ち倒してるときとか、
神聖な存在としては言ってたんだけど、
一点、戦争が終わると、今度は魔女として火あぶりになる。
そういうのがあったりとか。
そういうところで、魔女の歴史は魔女の歴史であるんですけど、
魔女の歴史ってなんだって。
そこのところはね、ストックスなところをちょっと踏み越えて、
魔弾っていうものを要素として今回持ってきて、
それを主人公に据えたっていうのは、ちょっとひとつ画的的な面白いところだなと。
イチ君が魔法に対する向き合い方が何かっていうと、
やっぱり物語、ジャンプ漫画なので、条件設定がされてるんですよ。
そこで設定されているのが、死と向き合うみたいな感じで。
魔法、もともと狩人だったと。
狩人で日々そういう動物を狩るときに、野生の動物と自分と一対一で向き合って、
そこで狩りをするみたいな。
相手の命を取るですからね。
魔法狩りもそれと同じみたいな感じで、イチ君は捉えていると。
だから相手が自分を殺そうとしているか、それか自分が相手を殺そうとしているか。
そこのイチ君は死対死って言ってるんですけど、デスです。
相手が自分を殺そうとしている、自分も相手をそれを対して殺そうとしているっていう、
その関係性が成り立たないと狩りはしたくない。
それは魔法狩りも含むみたいな、そんな感じの倫理感というか。
倫理感高めですね。
チャレンジングな倫理感というかね。
これあれですね、原作が西尾さんさんなんですね。
そうですね。
あれですね、参りましたイルマ君の人ですね。
あれもいっぱい魔が出てくるんですけど。
イルマ君が助走して舞台に立つのが有名な参りましたイルマ君ですけど。
まさにそんな感じの。
マダヌイチの場合だと、自分はイチ君のキャラクターもいいんですけど、
自分が一番好きなのはイチ君の指導役である魔女のデスカラスさんという人がいまして、
史上最強の魔女みたいな、そういう設定で、
すごい能力も高くて、いろんな魔法を習得していて、とにかく強い魔女である。
でもその魔女でもウロロは倒せなかった。
ウロロは男にしか倒せないという課題だったので。
それはもう無理ですね。
無理なんですよね。
そこの無理なところをイチ君がウロロを倒したことで、魔団になってしまった。
でもその魔団の存在っていうのは、デスカラスから見るとちょっと異質な存在であって、
かつ魔法の訓練も受けずに魔団になってしまっているから、たまに暴走をするというところで、
デスカラスはイチ王の監督役みたいな感じでやるんですよ。
でも結構物語構造として面白くて、いまのところ最強の敵みたいなのが設定されていて、
それが反世界の魔法っていうやつなんですけど、
人間世界を滅ぼす魔法。
それが魔女協会ってあるんですけど、魔女協会としても最大の敵である。
反人類魔法。
魔女は常に一貫して人間の側なんですね。
人間のために魔法を使役して、人間社会を豊かにしていく。
良くするとかね。
そういう理想がある。
一周回ってすごいですよね。
やっぱり魔女が人間、マンみたいなものと対峙させられていた長い歴史がある中で、
常に魔女が人間の側っていうのはちょっと面白いかな。
そうです。
今思い出したんですけど、魔法を使う男の子っていう意味でいうと、
昔少年サンデーでやっていた、マギですね。
昔、週刊少年サンデーで連載していたマギっていう漫画がありまして、
これは魔法使いの、ただ魔壇みたいな感じではないですね。
魔法使いの男の子が主人公というか、主人公を助ける魔法使いの、
主人公と言っていいのか、主人公として同情するみたいな感じのものでした。
今回の魔法単に男子が魔法を使うっていうじゃなくて、
本来は魔女世界が、中に突如として突然変異として魔団が生まれるっていうような構造というか、
設定としては魔団の位置っていうのがあるんですね。
それこそ、たぶん2か所の、2つの意味でだと思うんですけど、
それが人類ではなくて、例えば震度場とかなんだっけ、魔法、ランプの。
はいはい、ランプの精みたいな。
そうそう、魔神みたいなね。そういうものっていうのは存在していて、
そういう時とは違って、
魔法使いの男の子が主人公というか、主人公を助ける魔法使いの、
そういうものっていうのは存在していて、
そういう時とは、今回の次に来る漫画大賞まで取るぐらいの設定っていうのは、
やっぱり魔女世界っていう前提があるっていうところが、たぶん面白いんですよね。
そうですね。
魔団の位置、イチ君を助けるデスカラスの存在の、
そこの魅力なところをちょっと言ってなかったんですけど、
そうですね、言ってくださいね。
魔男のイチの特色
基本的に、ドラグクヒみたいなんですよ、デスカラスの存在感が。
なるほどなるほど、かわいい、今まで世間に溢れていた、
その前はさらに怖い魔女っていうのがあって、
その後でかわいい魔女みたいなね、存在になったなっていくわけだけど、
世の中の文化的な流れとしてはさ、だけどそうではなくて。
強くて、すごいハキハキをしていて、
だからそこの意味でもデスカラスが、
既存のそういう魔法少女的なイメージとはずれた存在として描かれていて、
そこはやっぱり新鮮味があるっていうところかなと。
そういう意味で言うと、やっぱジェンダートラブルというか、
意味役割のずらしが。
何度もより言っている感じがしますね。
そうですね。
じゃあこういうなんか話なのかなと思ったら、
例えば男の子が強い話なのかなと思ったら、
それだけではなくて、
今度はもっと強い女性の魔女が出てきて、
指導役みたいにして出てくるみたいな形を、
何回もひっくり返してみるという感じですね。
だからジェンダー表彰的な部分っていうのは、
マダノイチは一見少年漫画なので、
もちろん。
ベタな部分はあるんですけど、
物語構造的に見ていくと、
結構いろんなところでずらしを意図的に仕組んでいくことがあるので、
ちょっと面白い。
これから乗っていきたいなという漫画だと思っています。
他にこのキャラクターが好きとかあります?
いろいろ魅力的なキャラクターはいますけどね。
だから絵的にはそれこそ反世界の魔法の魔物キャラは、
結構美男子で。
なるほど。
崇拝されているんですよ。
魔法の世界では。
反世界様みたいな。
テニスの王子様の、
なんだっけ、あれみたいな感じだね。
名前出てこない。
なんか挑発だったりするのね。
そうそう。
だからあれです。
二次創作は盛り上がるんじゃないですかね。
反世界×1みたいな感じとか。
狙って作ってないだろうと思いながら、
つまり、元気な可愛い男の子と、
クール系の美男子という。
ベタな組み合わせ。
しかも敵対してるしね。
そうそう、敵対してる。
すみません。
それなんかニヤニヤしちゃいますけど。
ということで、マダンの一を紹介しました。
ではここからは、ゆるクイア用語辞典のコーナーとなります。
魔女の論理と文化
このコーナーでは、我々がクイアだと思う用語について、
我々の解釈で説明をしてみるコーナーとなっています。
ということで、今回マダンの一の紹介をしたということで、
今回のクイア用語は魔女です。
そうですね、魔女っていう言葉はね。
もうよく使う。
そうですね、業界的にとてもよく使う。
なのでここで言う魔女っていうのは、今までの文脈と一切関係がない。
関係ない。
関係がないというか、関係あるっちゃある。
関係あるっちゃあるけど、
まあでも一般にもさ、美魔女とか言ったりするじゃないですか。
美魔女とはね、使ったりしますね。
そうですね、別に魔法は使えなくても、魔法を使ったように、
いい歳漕いてるのに、美しいっていうね。
そう、そう、そう。
っていうのを美魔女とか言ったりします。
言ったりしますけど、
いや、まあよくね、こっちの、こっちとは言わない。
フェミニズム業界。
こっちのほうが古いよね。
とか。
コマシャクキミさんという法政大学の先生だった人がいて、
魔女の論理?あれ?何だっけ?タイトル忘れた。
やはり今まで、それこそさっきジャンヌ・ザルクの話が出たけれども、
女性で実質性があって、能力があって、
活動をしていく人たちのことを。
魔女の論理です。
そうですね。
魔女の論理。
エロ性の活動。
見膜出てるのかどうかわからないんですけど、
結構私なんかは、それを逆手に取った、
彼女が自分で魔女という言葉を使い出して、
ポジティブな使い方をしだして、
フェミニズム用語に取り込んだ人だと思ってるんだけど、
影響を受けてるんじゃないかなと思うんですけどね。
フェミニズムの中では、魔女という今まで男性から忌避される。
例えばすごい些細な人間関係で言えば、
例えば生意気だとか、女の癖に的なことを、
それこそ後ろめたくなく前向きにやってってしまう人たちのことを、
あえて魔女っていうふうに自分たちのことを、
引き受けて言いながらっていうところでの用語になっているのかなと思うんですけど。
そうですね。
例えば芸業界というか、
芸業界の中だと、
よくドラッグクイーンの人も使いますし、
あと、年いったゲイバーのママとかも使う印象があって、
結局その年を重ねたゲイ男性が、
お姉言葉を使ったり、
不利をしたりとか、
あるいはドラッグをするときに、
ちょっと魔女性が高まるというか、
自分を指して魔女、
あるいは人から魔女って言ったりすることを。
魔女だよねーとか言ったりするやつですよね。
ほんとだれだれさんは魔女だよね。
なんかたけてることを意味してるよね。
たけてるっていう部分もあるし、
業界に長くついているっていう部分もあるし。
そうかそうかそうか。
なんかシミとかホコリとかそういう感じに聞こえる。
たけていて、
やっぱりたけている、精通をしていたり、
業界のことをよく知っていたりとか、
なじみすぎて、
なんていうの、
日本の神様っていうか、
つくもがみっていうじゃないですか。
はいはいはい。
長く物を大切に扱う、
物がね、神化するっていうか、
まあ業界ですね。
まあそういう感じに近い。
それは未成の魔女。
未成のつくもがみ的なね。
ただある意味リスペクトも、
そこには存在を生じると。
そうですね、それが大きいんですよね。
それがないと、
だから本当に昔は多分、
女性が災いを引き起こしたって言われているような、
その中世の時代で、
魔女でね、火あぶりがどうこうとかさ、
言われた時代っていうのは、
あと水攻めがどうこうとかね、
沈んだら魔女とか浮いたら魔女とかってやつは、
結局その、
嫌悪と恐怖、
だったわけだけど、
その2つがない感じなのよね。
そうですね。
なくて、
むしろそのマイノリティグループというか、
ゲイだったりフェミニズム、
フェミニストだったりが、
自分をある意味勇気づけるじゃないですか、
一種のエンパワーメントの旅行にもなっているんじゃないかな、
ということはします。
はい。
違う軸を立てたってことなんですね。
つまり、
マンに対してのウーマンとかであるのと同じように、
何か男性に比して女性というものは特質を付けられる時あるじゃないですか。
例えば、
男性が賢ければ、
女性はバカだみたいなさ。
それは、
女性っていうことで引き受けない、
その言葉が持っていて、
引き受けなくちゃいけない属性みたいなのが、
いっぱいある中で、
魔女というふうに言うことで、
その軸を別に、
ひっくり返すではなくて、
違うところで切るみたいな感じがありますよね。
そうですね。
はい。
そんなわけで、
魔女という言葉はですね、
そんなふうにも使えますので、
イベント情報と活動
みなさんも使ってみてください。
死後になってないことを祈ります。
魔法少女とかのは強いからね。
はい。
魔法少女だとちょっとかわいすぎちゃうけど、
魔女って自称すれば。
まあまあ、
そうですね。
自分の魔法少女って、
やっぱり言っているおばさんはちょっと怖い感じが、
本当に。
一瞬待って怖い感じがしますが、
でも、
魔女っていいよね、
っていうところですね。
いいよね、っていうところです。
はい。
ヨルギア養母辞典のコーナーでした。
にじしばは、
川口市、
芝のシェアスペース、
スペースとプランで、
月2回開催しています。
ジェンダーやセクシュアリティに関わらず、
誰でも参加できるおしゃべり会で、
LGBTQに関するさまざまな話題などについて、
取り上げています。
10月のにじしばは、
10月10日と24日に開催予定です。
各会19時から、
JRわらび駅東口、
徒歩14分の場所にある、
シェアスペース、
スペースとプランで開催しておりますので、
ぜひお越しください。
詳しい開催日程などは、
概要欄のホームページをご覧ください。
また、チャンネル登録やフォロー、
高評価お願いします。
それでは、ご視聴いただきありがとうございました。
また来週お会いしましょう。
さよなら。
さよなら。
23:05

コメント

スクロール