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1つだけ鍵のかかっているロッカーがあったんですよ。
そこの鍵がどうしても探してもなくて、なんでないんだろうとずっと思ってたんですけど、
夏休みぐらいですかね、放送時の時に、私のデスクからその鍵が出てきたんです。
そのロッカーを開けた日が10月なんですけど、
11月ぐらいから、その教室で1ヶ月、1人ずつ病気になったり死ぬ方が出てきたんですよ。
階段作家の宇都郎・しかたろうです。
この番組では、私が行っている階段売買所で買い取った、世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
先週に引き続き、Aさんからオンラインで買い取ったお話をご紹介します。
今回のお話は、職場のロッカールームから会議は始まります。
ロッカールームというのは、えてして薄暗く、風通しの悪いものです。
そのロッカールームもやはりそうだったようです。
しかもその部屋は三角形だったとのこと。
三角形の部屋は仮想として良くないと言われています。
家を建てる際に、どうしても三角形にしなくてはならないような場合、
三角の頂点の部分をわざと潰して、強引に四角形にするということもあります。
そのロッカールームに薄気味悪さを感じていたAさんは、そこで一体何を見たのでしょうか。
当時働いていた職場がコミュニティセンターだったんですけれども、
そこでいろんな教室がありまして、いろんな教室でいろんな指導する先生が来て授業をするというものなんですけれども、
男性の講義室、女性の講義室というものがありまして、
まずちょっと行った先で気になったのが、女性の講義室の間取りが三角なんですね。
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三角の間取りの部屋というのは良くないというのは私は知ってたんですけれども、
施設の作り的にしょうがないなというのがあって、私はその三角の講義室は何となく嫌で行かないようにしてたんですけれども、
もちろん掃除もしないといけないしで、行く機会は何度かありました。
最初のうちは何もなかったんですね。半年ぐらい働いているときに、その三角の講義室の角に黒い直径80センチぐらいの丸が浮くようになったんですよ。
もやもやがいるんです。で、またなんかやっぱり三角だから出るんだなと思いながら森地を押したんですね。
森地を押してからは、それはいるんですけども何もすることなくそこにずっと浮いてるだけだったんで気にも止めてなかったんです。
女子講義室はそれで良かったんですけれども、男子講義室に1つ開いてないロッカーがあったんですね。
縦4段横3列のロッカーなんですけど、1つだけ鍵のかかっているロッカーがあったんですよ。
そこの鍵がどうしても探してもなくて、なんでないんだろうってずっと思ってたんですけど、夏休みぐらいですかね。
大掃除のときに私のデスクからその鍵が出てきたんですよ。
で、「え?」と思って、「なんでここに?」みたいに思って、不思議だったんですけど、ロッカー使えないのもあれだし、ずっと鍵かかっているのもダメだから開けようかなと思って開けちゃったんですよね。
その開けたときに、なんかぶわってなんかなったのは分かったんですけど、開けたらあかんかった、開けてもたなぁと思ったんですけど、
まあ大丈夫だろうと思って、そこのロッカーも使ってもらえるように鍵を開けっぱなしにしてたんです。
で、教室が1、2、3、4、5、5個あるんですけれども、そのうちのある一つの教室が、そのロッカーを開けた日が10月なんですけど、
11月ぐらいから、その教室で1ヶ月、1人ずつちょっと病気になったり死ぬ方が出てきたんですよ。
11月に1人、生徒さんでお亡くなりになられ、12月、先生がもう脇癌だということでおやめになられ、
1月にその先生は亡くなられ、2月に生徒様が自己死をされ、3月にまた病気で先生がもうやめますということでおやめになられ、
5月にまた生徒様が病死をされてという、同じ教室だけで何かそういう毎月亡くなるということが起きて、最初1人2人の時は高齢者も多いししょうがないかなと思ってたんですけれども、
ちょっとおかしいなと思い始めて、いろいろ思い返してみたら、
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6日、開けちゃったのが9月ぐらいなんですけど、
それで10月からちょっとおかしくなってきて、
11月からそういう現象が立て続けに毎月起きてきたので、これはまずいなと思いながら、
占いとか除霊に詳しい知り合いがいますものですから、相談しましたら、できることならばお炊き上げとかをしてほしいと言われたんですけど、
施設的に費用の中で炊くのが禁止ですので、それはできないということで、どうしようということで相談したら、
盛り仕様をしてお酒を置いて、しばらく様子を見てくれって言われたので、それでもダメだったらお祓いの先生を私が連れてくるって言ってくれたので、
ありがたいなと思って、それで様子を見てたらピタッとやんだんです。盛り仕様をしてお酒を置いた日から。
良かった良かった。生徒様も元気に、誰も入院とか病気とか怪我死者が出ることなく、ずっと教室普通に始まったんですけれども、
私が転勤になることになりまして、その前に部屋を一つずつ、最後だから確認しようと思ったときに、女子後遺室の黒いモヤモヤが動いてるんですよ。
あれ?と思って、おかしいなと思ったら盛り仕様がなくなってるんですよ。
誰か盛り仕様処分したんだなと思って、私以外世話する人いないと同然同じことですし置きっぱなしでもしょうがないしなって、見えない分には気づかない分にはいいかなと思って思ってたんですね。
問題の死者がいっぱい出たクラス、問題のあった医学のクラスに行きましたら、そこの仕様もお酒も撤去されてたんです。
あれ?と思って、これはまずいのではと思ったんですけれども、一応仲の良かった同じスタッフの子には気をつけた方がいいよって何かあったら盛り仕様してお酒を置いてということを伝えて、
私は強制的に転勤になったのでそこを去ったんですけれども、今でもその教室はあります。その施設もあります。
周囲で人が死ぬのは、それがそれほど親しくない人であったとしても嫌なものです。
ましてやそのような出来事が立て続けに起きるとなると、誰しもが不安になることでしょう。
人は必ずいつか死ぬとはいえ、やはり人の死は重いものなのです。
さて、どうにも取り留めのない話のようでいて、すべてが繋がっているようにも思えるため、不穏な空気をまとった話のように感じられます。
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怪異な体験の中には、一見無関係のように思える細かな体験がいくつか起き、それらが何か別の大きな出来事へと繋がっていくというパターンのものがあります。
この話の場合、まず三角形のロッカールームに現れた黒丸、そして開かずのロッカーの鍵がいきなりAさんの机の引き出しで見つかったこと。
当然のようにAさんはその鍵を使ってロッカーを開けるわけですが、そこから毎月毎月、関係者が死んでいく。
応急処置として盛り潮をするものの、それも誰かがいつの間にか処分してしまう。
そしてそれまでずっと静止していた黒い丸が動き始める。
出来事を俯瞰して見てみると、物事はどんどん悪い方向へと進んでいるように思えてなりません。
全ての出来事の背景には、見えない意思のようなものがいて、それが全てを計画し、動かしているようです。
Aさんが異動になったのは、彼女にとっては幸いだったのかもしれません。
しかし、その建物に残された人たちや、新たにそこを訪れる人たちはどうなってしまうんでしょう。
静かに起きている異変に誰かが気づき、早急に対処できれば良いのですが。
この番組では、Aさんのようにあなたが体験した怪談をオンラインで買い取りしています。
詳細は概要欄のリンクよりお待ちしています。
それではまた次回、お会いしましょう。