1. 100円で買い取った怪談話
  2. #38 給食室の女/夢の男
2021-10-06 15:10

#38 給食室の女/夢の男

今回はHさんという男性からオンラインで買い取った怪談を二話、お送りします。一つ目は小学校での体験談です。 「学校の怪談」と聞いて小説やアニメ作品を想起する方も多いのではないでしょうか? 学校は怪談の舞台としては定番で、だからこそ小説やアニメのタイトルになったのでしょう。学校はすべての人にとって身近な場所であり、思い出の詰まった場所でもあります。だからこそ、そこで怪異を体験する機会は必然的に増えていくのかもしれません。  また、学校で怪異が起きる頻度が高い理由としては、昼間の喧騒と夜の静寂の差が激しいからであるといったことも良く言われます。しかし、どうも原因はそれだけではないようです。    もう一つのお話は夢にまつわる話です。  人は眠ると必ず夢を見ます。寝ている時に夢を見ないということはなく、夢を見なかった夜というのは、単に夢を見たことを覚えていないだけなのです。  この話は、不思議な夢の話です。
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階段作家の宇都郎しかたろうです。
この番組では、私が行っている階段売買所で買い取った、世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
今回は、Hさんという男性から、オンラインで買い取った怪談を2話お送りします。
一つ目は、小学校での体験談です。
学校の怪談と聞いて、小説やアニメ作品を想起する方も多いのではないでしょうか。
学校は怪談の舞台としては定番で、だからこそ小説やアニメのタイトルになったのでしょう。
学校はすべての人にとって身近な場所であり、思い出の詰まった場所でもあります。
だからこそ、そこで怪異を体験する機会は必然的に増えていくのかもしれません。
また、学校で怪異が起きる頻度が高い理由としては、
昼間の喧騒と夜の静寂の差が激しいからであるといったこともよく言われます。
しかし、どうも原因はそれだけではないようです。
もう一つは、夢にまつわる話です。
人は眠ると必ず夢を見ます。
眠っている時に夢を見ないということはなく、夢を見なかった夜というのは、
単に夢を見たことを覚えていないだけなのです。
この話は不思議な夢の話です。
おそらく自分が小学校3年生の時の話だと思うんですけども、
うちの小学校が自分が入った時点で地区80年ぐらいの木造の急行車がありまして、
それに体育館がつながって反対側に地区25年ぐらいの鉄筋コンクリート造の進行車があるような形の学校だったんですけども、
3年生と5年生だけが急行車側に教室が移動するんです。
なのでその3年生の時の給食当番の時の話だったんですけども、
その日たまたま普段6人体制で給食当番をやっているんですが、
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1人風邪をひいて休んでしまって、5人になったんですね。
片付けが5人なので普段よりも時間がかかってしまったんです。
当時ジャンケンか何かで負けまして、自分が2回運ぶことになりまして、
3年生なもんで運ぶのが遅かったんですね。
みんなはもう昼休みになるので早く運んで遊びに行ってしまうんですが、
自分だけその2回目、スープの入った重い寸胴を持って、
1人で給食の調理室の脇にある配膳の棚に返しに行ったんです、入れ物を。
その時にもう自分1人しかそこの場所にいなくて、棚を開けて寸胴を返したところに、
ちょうどその向こう側、調理室の場所に女の人が立っていまして、
普段いつもいるんですけど、給食のおばさんだと思いまして、
すみません、遅くなりました、お願いしますって声をかけたんですね。
普段そうすると元気にはいいよとか言ってくれるんですけど、
その日だけは反応がなかったもので、あれ?と思ってよく見たら、
長い髪の毛を垂らして、舌をうつむいて、真っ白い服を着てたんですけど、
給食のおばさんたちが着るような葛藤着ではなく、
死に装束みたいな白い着物に白い帯を巻いた人が、うつむいてずっと立っていて、
あれ?と思ってよくよく見たら、洗い場あるんですが、食器とかを洗う。
そのシンクの真上に立ってたんですよ。
これはもしかしたらと思ったんですけど、小学校の時なので、
怖いというよりは気にしないで早く戻って早く遊ぼうっていう思いが先でして、
とりあえずすいませんでした、お願いしますって言って、
扉を閉めて遊びに行ってしまったんですね。
当時自分ちょっと目立ちたがり屋だったので、
教室とかに戻って友達に言うとまた嘘ばっか言うみたいな話になりそうなので、
言うのを控えてたんです。
そうしましたら、もう次の日には忘れてまして、
友達にも家族にもその話一切することなく、時が過ぎたんですが、
そこから十何年経って自分が今度25歳ぐらいの時に結婚することが冬に決まっていて、
お盆に兄弟みんな集まる機会があったんです。
その時にふとやっぱり久しぶりに集まったもので、
小学校の時の懐かしい話とかが始まったんですけど、
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なんとなく話の流れで階段話になって、
よくある小学校の階段的な話が出てる途中で、
ふとそういえば、
俺昔給食の調理室のところで女の人見たことあるよって話した瞬間に、
妹がすごいびっくりした顔で、
白い服着て髪の毛を垂らして洗い場の真ん中に立ってる女の人でしょって自分が言う前に言ったんです。
そしたら兄弟みんなして、え?ってなって、
自分は何も言ってない、なんで知ってるんだって言ったら妹がふっと、
私も見たんだ昔。
私の時は何かぶつぶつ喋ってたんだけど、
何言ってるかわからなかったから怖くて逃げたんだっていう話をしたんですね。
もうそれで兄弟3人、もう背筋が凍る思い出。
で、今その小学校が他の商業施設に変わりまして、
他のレストランになってるんですけども、
そこはスタッフしか入れない場所独角になってしまって、
今もいるのかどうか確認しに行くことはできないんですけども、
まだ取り壊されてないので、もしかしたら今もその女の人はいるのかなという話でした。
自分が結婚が決まった年の誕生日を過ぎたあたりなので冬なんですけども、
やたらと現実味のある夢を見まして、
その映画、自分が優待離脱したように体を自分で見ているんですね。
そしたら自分の中からちょっと光に包まれたような人がすっと出てきて、
その人が体から出て脇に立ったなと思ったら、
今度別のなんかその辺にいそうなおじさんみたいな出立ちの人が来て、
自分の体の中に代わりに入りますみたいな雰囲気で入っていったんですね。
で、その光った人は上の方に行くときに、
自分はこれで終わりましたのでって言って、
こうスーッといなくなったんです。
そこでふっと目が覚めて、何でか知らないんですけど急に、
なんか自分の中の全部が変わってしまったっていう思いに変わられたんですけども、
ただ何が変わったわけではなかったんですが、自分の中では。
その周りの人から見ると性格や考え方とか、
その趣味の方向性がなんか急に変わったねってその頃からよく言われ始めて、
ただそれも結婚を前にして変わったのか、
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中の人が入れ替わったことによって自分で変わったのかも判断はできないんですね。
ただその頃から、今まで多少霊感的なものが気持ち悪い場所や空間とか、
あと予知無じゃないですけど、そういうのを見る機会があったんですけども、
そういうのが一切なくなりまして、
それからはもう全然霊感というものが一切ない人間側の方になってしまったので、
もしかしたらそういう自分の守護霊とか、
何か魂の何か干渉するようなものが入れ替わったのかなっていう話です。
小学校の給食の調理室。死に所属の女が真空の上に立っている。
明らかに異常な光景です。
しかもそれと全く同じものが数年後にも目撃されているのです。
数年の間隔をあけて目撃された同じ回遺。
自爆霊という言葉があります。
土地に縛られた霊と書きます。
同じ場所に留まり、そこに現れ続ける霊のことを指します。
この女はまさに自爆霊ということになるのでしょう。
この女の正体はわからないのですが、
その調理室は学校が立つ前は墓場だったといいます。
戦時中に亡くなった人の墓もあったということですので、
古くからあった墓場だったのでしょう。
もちろん墓は移転されていますが、戦前や戦中ということであれば、
まだ土葬の習慣が残っていた地域も多くありました。
土葬の場合、地中に埋められた遺体は腐敗し白骨化しますが、
その際、骨はバラバラに散らばることもあります。
そうなると墓場を移転する際、見落とされてしまう御遺体もあったと思われます。
ということは、その調理室の下、地中深くに埋められたままになっている御遺体があり、
その亡者の霊がそこに現れているのだとしてもおかしくはありません。
このように、昔墓場だった土地に建つ学校というのは、実は珍しくはありません。
学校に限らないのですが、公共の建物というのは、得てして安い土地に建てられるものです。
公民館や地区会館、図書館、市役所など、こういった施設は、
行政が土地を買い上げて、そこに建てられるものです。
行政が使えるお金というのは税金ですので、高い買い物は原則としてできません。
だから、建物を建てる時も、安い土地が選ばれるのです。
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そのような安い土地というのは、一般の人が欲しがらない忌み地である場合があります。
古い墓地だった場所や沼を埋め立てたところ、古戦場などは土地としての価値が低く、
そういったところに施設が建てられることが割と多くあるのです。
公共の施設に会議が多いのは、それが大きな理由の一つであり、学校も例外ではありません。
特に、学校には生徒や教師など、大勢の人がしかも毎日通います。
会議に合う率が必然的に高くなる、そう考えられるのです。
続いて、夢の話です。
ゆうたい離脱中に幽霊めいたものを見るという話はままあります。
しかし、この話は非常に得意だと言えるでしょう。
布団に横たわる自身の体から、得体の知れない人物が出てきて、
それと入れ替わる形で別人が入る。
そしてそれ以来、彼の性格や趣味思考に変化が生じたと指摘される。
だが彼自身にその自覚はない。
まるで自分の体の中に別の人格が出入りしており、
その人格の影響を自分自身が受けている。
そんなことを想像させられる体験です。
このような話を聞くと、
自我や個性を決定づけているものは何なのだろうかという疑問が湧きます。
自分が持って生まれた性格や立ちと、
育った環境へ受けてきた教育、経験、
それらが合わさって今の自分がいるように思いがちですが、
それ以外に外から入ってくる得体の知れないものの影響を、
自分は自覚することなく受けている。
そう思うと、私はなんだか恐ろしくなります。
しかも、中に入っている存在は出ていくときに、
自分はこれで終わりましたと言い残したのです。
何が終わったんでしょうか。
入れ替わりで入った人は、
これからその体に対して何をするんでしょうか。
ニュースを見ていて、
凶悪犯罪で逮捕された人物の周囲の人がインタビューを受けて、
そんなことをするような人ではなかった、
などと答えているのを見ることがありますが、
その答えがここにあるのではないか。
自我とは何なのか。
自身の行動を決定づけているのは本当に自分自身なのか。
そんな疑念が湧いてきます。
あなたは本当にあなた自身が考えている、
あなた自身ですか。
この番組では、
英知さんのように体験した怪談をオンラインで買い取りしています。
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詳細は概要欄のリンクよりお待ちしています。
それではまた次回お会いしましょう。
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