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では、こうやった上で、さらにですね、細かく設定してみます。
トラさんの有名なシーン
まず、それを言っちゃおしまいよワードです。
私はこうなるとか決めてても、こう言っちゃうわけですね。
イラッとなった時に、どうしてもなっちゃうので、ちょっと待てよ、言っちゃいかんなっていうのは決めておきます。
私はいつもそうしています。
えっと、6個。今回6個決めました。
1個ずつ見ていきましょう。
それを言っちゃおしまいよ。
これはですね、トラさんのですね、男はつらいよの、毎回ある有名なシーンですね。
トラさんがですね、何年かぶりに、トラ屋に帰ってきます。
トラ屋。
まあ、実家に帰ってきて、おいちゃん、おばちゃん、そしてさくらが待ってるわけです。
心配ねえ、何してんのかしら。
でも帰ってくると迷惑なんです、実は。
いろいろやらかすから。
で、帰ってきて、おいちゃん、おばちゃん、さくらと何日間か暮らす。
で、やっぱり実際に暮らしてみると、ムカつくわけですよ、トラのことが。
文句ばっか言って、茶化して。
で、そこでついに言っちゃうんです。
トラ!お前は何とこで!出てけ!って。
で、トラさんが、それを言っちゃおしまいよって言って、
さくら!カバン持ってこい!って出てくるわけですね。
で、お兄ちゃん、これ持ってってってお金渡すわけです。
そういうシーンがあるんですけども。
それに対しては、先生、それ言いますか?です。
言っちゃうんですか、それ。
思ってないかもしれない。言わないけど、口にはしないけど、子供は。
本能では思うはずです、これ。
1、去年の子はそんなことしてないけど。
です。
今まで持った子の中にそんな子はいませんでした。
去年まではそんなことしていません。
教育における価値観の違い
それを言っちゃおしまいよ。
なぜなら、今年の子は今年の子です。
親も違います。
環境が違う。育ってきたものが違う。
親の物言いが違う。
価値観が違うわけですよ。
その価値観の違う子に、去年の子は?なんですね。
去年の子もそうだったよ、とか。
いい使い方ならいいよ。
そうじゃなくて、去年の子はこうだったのに、君らはできないってどういうこと?
同じでしょ?って君らも、みたいな。
そういう使い方はね、絶対しません。
それを言っちゃおしまいよ。
設定してください。私は設定しました。
2、俺もさっき言ったけどね。
あなた6年生でしょ?って。
6年生なら、です。
いや、違いますって。
違います。
本来なら、3年2組です。
いや、2年1組かもしれません。
そんな子がいるわけです。
6年生じゃないんですよ、本当は。
言っちゃ悪いけど。
6年生じゃないの。
だから言っちゃいかん、これ。
でも私言いました。
先日の修行式か。
それはないんだけど、の日に言いましたよ。
言うけど、こういう言い方なんですよ。
ついに出たんですよ。
満を持していったんですよ、6年生に向かって。
今までは最高学年っていうのを、最高の校はね、幸せな学年って書いてあってね。
でも、悪いけど、ここからは、この最高とともにここが高いって字に変わる。
何でか分かるか?
そうや。
卒業式を迎えている。もう卒業するんだ。
そうするとな、今までと違うことがある。
それは、みんなのことを周りの人が卒業制扱いするんや。
つまり、この学校の代表でしょっていう見方をしてきます。
これは、社会に出たらよくあることなの。
例えばみんなは、先生のことなんて見とるの?
お笑い芸人?やめて。教師です。みたいなね。
教師として見るでしょ?そういうことなんです。
それは立場なの。
先生なら?みたいな。先生なんでしょ?って見るよね。
じゃあ、パトカーに乗ってる人のことどういうふうに見る?
警察として見るよね?
そういうことなんですよ。
そのように、社会に出るとどんな立場かによって、
そういうものの見方をされられるわけですよ。誰かから。
その勉強だと思ってさ、やっていこう。
そうすると、今から行く、ね、
卒業式、集会での振る舞い方が違うよね、今までとね。
どんな振る舞い方するといい?って言ったら、
みんな言いましたわ。
静かにするとか、姿勢良くしておくとか。
って言いました。
そうか、そういうことか。そういうふうにしたいんだね。
してくれるんだね。嬉しい。
それが立場を意識した行動だよ。
よく言えたね。
じゃあ、自分はどういう行動をしたいかを決めたら座ってください。
ありがとう。全員できたね。
では、当てませんので一人一人宣言しましょう。
ってやりました。
こういうふうに使うならいいよね。
なのに、ダメだった瞬間を捉えてよ。
なに、リュウちゃん。6年生、それでも。
信じられない。去年の6年生、そんなこと絶対しない。
みたいなね、使い方。
それを言っちゃおうしまいよ。
学級代表の行動について
3番、それでも何とかですか。
これはですね、それでも6年生ですか、でもいいんだけど、
それでも学級代表ですか?です。
ちょっと待ったですね。
あの時言ったでしょ。
先生は誰がなってもいいと思っています。
なので、なった子を全力で支えます。
そのあなたが、あなたなりに成長できるように
学級代表としてね、全力でね、お助けするし、
アドバイスもするから一緒に頑張ろうって言ったのに、
それでも学級代表?廊下走っててとかね。
ちょっと待って、ほらほら。
その走ってる君、お、学級代表。
信じられない。それでも学級代表なの?とかね。
学級代表なら、ここで何て言う?とかね。
これです。絶対ダメ。
言わない。
言うんなら、学級代表、今の行動どう?
そうだよね。一緒にどうしたか考えようか。
そんなのいいよな、これ。
学級代表を支えてるもんね。
そういう風に使うんです。
4番。何々は当たり前、常識、普通。
これブブー。
さっき紹介したね、交渉の本にも書いてあった。
これ、この当たり前、常識、普通が違うから、
食い違うんだ、人って。
それぞれ違うから。
それぞれ違うところで、思ってるから、
交渉が必要になると。
なんですね。
だから、それぞれ価値観が違うわけだから、
あなたはそう思ってるのね、私はこうなんです。
が、基本型。
だから、子どもたちにもこういうことは言わない。
先生はこう思いますので、ここはこうしてほしいんだけど、
うん、やってくれる?とかね、どうしたい?とか。
こうなるわけです。
5番。税金で学んでるのに。
いやいやいや。
子どもにとっては、私たちはそうしてる、
そういう風にね、思うかも。
大人はこう思うかもしれないけど、子どもは違うよね。
いや、俺別にいいし、そんなの。
ってなっちゃうんです。
別にそんな、求めてないし。
だから、求めてない。
こういう言い方しちゃいか。
6番。もうこれ絶対ダメ。
それは人として信じられません。
人間としていかがなものでしょうか。
いや、人間だって。人だって。
そういう捉え方をしてないから、自分の枠にはめようとするんでしょう。
あ、君も人だよね。人ってこういう人もいるんだよね。
人それぞれだよね。
そういうふうにやってんのに、人としていかがでしょうか。
矛盾しちゃうわけです。
コミュニケーションの重要性
それを言っちゃおしまいようでした。
ここまでいかがでしょうか。
ありがとうございます。
マインドを具体的に言語化していかないと、
どういうふうに子どもに接するかってことがやっぱり大事なので、
この6つって非常に大事だなと。
5番以外は一度は言ったことあるかなと思いました。
今は言わないけど、心の中でそこをまだ思っちゃったり、
違う言い方に変換できてないところはあるので、
言いましてみていきたいと思いました。
私もです。思うよね、これ。
ほんと、6年生持つと特に思っちゃうね。
5年生もそうじゃないかな。
次、最高学年だとか。
4年もそうなんだよね。
高学年の仲間入りとかね。
2年もそうなのかな。
中学年の仲間入りみたいな感じでさ。
節目の学年になるとこれつきまとうよね。
使うならいい使い方したいですね。
よろしいですか。
次いきますね。
じゃあ、どういう言葉使うってことで、
具体的に6個。
これなんだよね。
1番、それわかるわ。です。
今度ですね、1月うちは7日ですけども、
来るよね、学校に。
ええな、でも。ええって。
何々するぞって。
ええとかね。
やめたいとか。
家帰りたいとかって、
必ず言います。
うちだと。
そん時に、
それわかるわ。
1番帰りたいのは、
子どもの強みを認める
拙者でございます。
みんなそれでいいやん、それで。
わかるわ、それって。
だから私、子供の頃、
わかるって言われるんです。
最近ずっと言われます。
この人は子供の頃、
わかってくれるって。
2番、先生もそうだったよ。です。
そうだった、
よじゃない先生もいますよね。
その時は、仲間にいたわ、それ。
それこいたわ。
隣に座っとったわ、とかね。
そんなわけでいいやん。
それで一瞬、
先生わかってくれたわ、
俺のこととかね。
私のことわかってくれたわ。
だから、コップ上向く。
だり、扉開いてくれるわけですね。
それを、
何それ、信じられない。
今日からスタートや。とかね。
どんな気持ちでここまで来たの。
今日から学校やの?
昨日のうちに切り替えとけ。とかね。
そういうことするから、扉パシャッ。
ズドン。とかね。
細かすぎてわからない物真似みたいに、
ズドンって下に落とされる。
3番。
どうして?何が?
こういう一言言ってあげるといいな。
これは事情を聞く言葉なんだけど、
どうしてそうしたの?とかね。
いやぁ、山下君がそんなことするってことは、
何かがある。
よほど何かがあったんだね。
どんなことがあったの?とかね。
何がそうさせたの?
これです。
これは悪いところだけじゃなくて、
ものすごい頑張ってるね、山下君。
すごいノートの量。とかね。
何がそう君を動かしたんだい?とかね。
いやぁ、もう少し中学のので。
はぁ、先を見てるんだね。
その考え方いいね。とかね。
未来から今を見つめているね。いいね。
その考え方すごい。
本にも書いてあったよ。とかね。
こういう言葉を使いたいなぁと思うわけです。
その考え方わかる。一番だよね。
で、五番。
勇気ある行動だね。
この場面で発言するって勇気あるね。
何がそうさせたの?
セットですね。とか。
今誰もやってなかったけど、
君、勇気あるね。
君だけだよ、そこまで動いて行動したの。
誰か閉めてくれないかなと思ってたでしょ、みんな、窓。
寒かったよね。勇気あるね。
どうしてそうさせたの?
自分が寒かったらあれです。ガクッとか言ってね。
みんなでステーンとか転んだりして笑えばいいわけです。
なんかね、頑張った行動に対して、
勇気あるねとか、価値ある行動だねとか、
っていう、ここの漢字の部分ね。
刺さる言葉っていうかさ、
そういうの言ってあげたいなと思うわけです。
6番、強みですね。
その声、強みだね。
そのツッコミ、強みだね。
その批判的発言、強みだね。
とかね、その挑戦、強みだね。
その眼力、いつも目が合うね。
強みだね。とかね、
その静かに聞く姿勢、強みだね。
目も多いね、強みだね。
何でもいいんです。あなたの強みです。
ほんと今の子ってね、ずっとそうなんだけど、
あなたのいいとこ何ですか?書いてくださいって書けないのよ。
私たちが今回やった、
褒め100、自分褒め100、自分許し100、感謝100、
もう書けないのよ。
そういう大人になっちゃう。
せめて私たちの目の前の子どもたちが、
強みだね、っていう一言言ってあげたいなと思うわけです。
このように言わない言葉、よく使う言葉を設定します。
自分の中に。
そして、使っていくことによって、
もう設定しなくても、もう基本設定にしていく、これが。
わざわざ設定しなくても基本設定。
で、アップデートしていく。
これ以外の言葉を増やしていったり、もっと刺さる言葉にしていったりする。
これは2025年です。