ワールドトリガーの作品紹介
吹き出し一つで、6分しゃべる。
どうも、小田陣です。
この番組は、毎回漫画の吹き出しを一つピックアップして、 そのセリフを中心に6分間しゃべる番組です。
私が好きな作品のことを好きなように話す番組なので、 同じ作品のことを好きな方に一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
まだ読んだことがないよーっていう人も、 この番組きっかけで興味を持ってもらえたら、さらに嬉しいです。
好きなセリフ、語りてぇ!
それでは早速行ってみましょう。 記念すべき第1回の吹き出しはこれです。
じゃあ、負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろう?
さあ、皆さん、この吹き出し、何の番画のどのシーンかわかりますか?
ここでわかった人はすごいですね。 ちょっと待って、ちょっと待って、多分あれでしょうと。
ちょっと自分で見つけたいからちょっと待って、という人はですね、 ここで一時停止して、ぜひコミックスを引っ張り出してきて、
セリフを見つけてから再生してみてください。 今ね、本棚に駆け寄っている人もいるかもしれません。
作品名がね、少なくともわかんないと、ちょっと探しようがないので、作品名だけをお伝えすると、
ワールドトリガーです。 皆さん、ワールドトリガー、ご存知でしょうか。
周囲者の週刊少年ジャンプで連載を開始して、現在はジャンプスクエアで連載をされている作品です。
作者はですね、足原さんという方が作者でございます。
一時期ね、救済してた時期とかもありましたので、ちょっとね、
昔読んでたけど離れちゃったな、みたいな、そんな方もいるかもしれませんが、
私はですね、ワールドトリガーは最初からずっと読んでいて、アニメも全部見ております。非常に好きな作品です。
競い合うB級ランク戦
さあ皆さん、今日はですね、このワールドトリガーの
99話、ナス対④の話の17ページ目にあります。
立川圭のセリフ、この吹き出しを取り上げて話していこうと思います。
これを聞いてね、あのシーンと、浮かんだ人、ワールドトリガー2なんじゃないかと思います。
結構読んでいる人だと思いますね。
ここからはですね、ネタバレ前提で話していきます。
まだ読んでないぞ、という人でネタバレが嫌な人は、ここで止めて、ぜひコミックスを読んでから、改めて再生してもらいたいと思います。
では、ここから6分間、このセリフについて語っていきましょう。
じゃあ負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろう。
このセリフですね、僕がなんで今日ここで語りたいかというと、ワールドトリガーの面白いポイントが詰まっていると思っています。
セリフの背景をちょっと話しておくと、ここはですね、B級ランク戦という、この主人公たちの隊員たちが腕を競い合うみたいな、そのランク戦というのを、第3回戦ですね。
B級の3回戦で、すずなり大地となす隊、それから玉駒大に、まあ主人公たちのですね、チームが三つどもえて戦うという、まあそういったシーンなんですけども、そのシーンの中でですね、
ちょっとこうなす隊のメンバーが、まあいろいろね、こう抜けるメンバーがいて、そのメンバーが抜ける前に、まあいい成績でランク戦を終えようと、まあそういう気持ちをですね、持って望んでるんですけど、
まあちょっと戦っている相手がやっぱり強くて、格上の相手を前にして、ちょっと苦戦をしていると、まあそんな中でも、でも諦めずに、粘り強く、まあ気持ちの入った勝負をこう見せていくわけなんですけども、まあその、こうね、気持ちで戦うみたいなことに対して、
こう解説をしている風間隊のオペレーターの三上さんが言った、まあ今日のこうなす隊の戦いはいつもよりさらに気合がこもっているように感じますねと、まあ言ってこうね、解説するシーンがあるんですけど、そこのシーンに、そのセリフの後にですね、まあこの今日取り上げたセリフを言っている立川が返したセリフが、
気持ちの強さは関係ないでしょうと、勝負を決めるのは戦略戦術、あとは運だ、けどそれだけで戦略差がひっくり返ったりはしない、気合でどうこうなるのは実力が相当近い時だけだ、もし気持ちの強さで勝ち負けが左右される点なら、俺が一位になれるはずがないと、まあこの立川というのはですね、
A級という、まあボーダーというこの主人公たちの属している組織の一番上のグレードの、しかも一位の部隊の、さらにまあ隊長をやっていて、立川はですね、まあその個人のランキングでも一位ということで、まあ言ってみれば、そのボーダーという主人公たちが属している組織の、まあ一番強いキャラなわけですね。
そのキャラがですね、気合じゃ勝負は決まんねえんだと、戦略戦術、あとは運だということを言っていて、気持ちじゃねえんだと言っちゃうわけですね。これがですね、非常にあの少年漫画の中で、このキャラクターのいうセリフとしてはですね、結構残酷というか、まあ少年漫画ってぶっちゃけこう、気持ちでなんぼみたいなね、
ワールドトリガーのバトル演出
まあ気合い入れてなんぼみたいな、まあ特にバトルものの漫画、まあスポーツものの漫画なんかだとね、なおさらそうかもしれませんけど、非常にこう気合い入れて勝つみたいなね、そういうシーンってすごく多いし、まあどっちかっていうとやっぱりその主人公とかキャラクターが、まあちょっとこう迷いが生じたとかね、不安を感じたとかね、なんかそういう状況になると、やっぱりこう不利になったり負けたりとかね、やられちゃったりみたいな、そういうふうに描かれるシーンとかもすごく多いので、
まあこう、少年漫画の中で、やっぱりこうキャラクターたちが気持ちを込めて勝負するみたいなのって、すごくあの作品の面白さにも関わってくるところだと思うんですよね。
でもそれをですね、このワールドトリガーの作品の中では、まあある意味否定するみたいな、まあ少年漫画のこうバトルものの面白さを否定するみたいな、そういうふうにも取られかねないようなセリフをですね、
ここで言ってくるわけなんですね。 でも、そこがやっぱりこのワールドトリガーのすっげー面白いポイントになっていると僕は思っています。
ちょっと今回のですね、セリフが登場したバトルのシーンとは別のシーンを思い返して見てみると、このね、面白さっていうのがわかるんじゃないかなと思うので、少しこう
引き合いに出してみようと思うシーンがあるんですけど、 主人公のですね、まあオサムが
B級に上がって、その間もない頃にですね、 さっきの立川と同じようにA級の舞台にいる風間さんというね、先輩と勝負するっていうシーンがあるんですね。
訓練室で勝負するっていうシーンがあるんですけど、そこのシーンでですね、オサムはですね、まあボロ負けするわけですね。
何連敗みたいなね、何十連敗みたいな、そのくらいボロボロに負けて、勝てるわけがないわけなんですね。
そもそも主人公のオサムくんというのはですね、持たざる眼鏡。持たざる眼鏡。僕もちょっと眼鏡かけてて、ボーダーのですね、
ポジション占いみたいなやつやると、毎回オサムくんになるんで、ちょっと他人の気がしないですけど、
持たざる眼鏡というね、オサムくんがですね、正直そのいわゆる主人公なんですけど、どっちかというとヒョロヒョロで、
フィジカル弱いし、バトル系のタイプの人ではない、正義感は非常に強いんですけどね、
そういう意味での主人公っぽさは強くあるんですけど、いわゆるこうマッチョでムキムキでみたいなね、フィジカル系で勝負するタイプでは全くない
キャラクターがオサムくんなんですけど、そのオサムくんがですね、そのカザマさんという格上の隊員相手に勝負をして、そのボロ負けすると。
そこでですね、最後に1本、勝てたわけじゃないですけど引き分けるっていうシーンが出てくるんですね。
そこの引き分けに持ち込めたところっていうのは実は、その相手のカザマさんからですね、
お前のその先輩の陣というね、先輩が大切にしてた封陣という、そのトリガーというね、
この作品の中では非常に重要なアイテムなんですけども、そのアイテムを本部に返帳したという話を聞いて、
オサムくんはですね、非常にこう、気合が入り直して、もう1本やらせてくださいみたいな、言って、まあ引き分けになると。
相手を読む戦い方
まあ格上相手に引き分けた、おお、すげえ、みたいな感じになるわけなんですけど、そこのですね、
やっぱ気合入れ直したから引き分けにできたっていうふうに、まあ普通だと思うわけなんですね。
まあ多分何も気にせず読んでたら、そういうふうに思っていけちゃうぐらいのシーン、前がかれ方をしてるんですけど、
そこもですね、実は、まあ気合を入れ直したから勝てたわけじゃない、まあ勝てたというか、引き分けたわけじゃなくて、
その気合を入れ直したことで、オサムくんはですね、必死に考えるわけですね。
まあどうすれば、笠間さんに勝てるか、格上のね、相手に対して勝てるか、
まあ今、自分ができることは何か、まあ持っているものは何か、
これをですね、まあ必死に考えて、まあしかもその何連敗もした、その前の勝負をですね、思い返して、
まあ相手の行動の特徴ですとか、まあ相手のその武器の特徴ですとか、まあそういったことをですね、必死に必死に考えに考えて、
まあこれなら、もしかしたらいけるんじゃないかと、まあ相手もきっとこういう勝負に乗ってくるんじゃないかというふうに、
まあそのさっきのですね、えー、A級1位のその立川くんが言っていた、戦略戦術を、まあ必死になって考えて、
まあ勝負に臨んで、最終的にはですね、まあ笠間さんがその勝負に乗っかってくれたという、まあその運を引き寄せて、
なんとか引き分けにできると、できることは、なんとか人の引き分けにできたと。
で、その勝負が終わった後にですね、笠間さんがはっきり言って弱いと、まあそのいわゆるフィジカルとかね、まあそういったところはこうギリギリだし、
そこまでの素質を感じないと言いながらも、自分の弱さをよく自覚していて、それよりの発想と相手を読む頭がある、
知恵と工夫を使う戦い方は俺は嫌いじゃないと、まあこんなことを言ってくれます。
熊谷 vs 立川
その持たざる眼鏡が、知恵と工夫でどこまで行けるか、この先は楽しみだと。
まあね、エールを送ってくれた、みたいな形になるわけです。
ここはね、非常に僕は好きなシーンなんですけど、その好きなシーンだなって気づいたのは、実は今日ご紹介した、
その立川のセリフですね。
この、じゃあ負けた方が気持ちをしょぼかったのかっていうね、そういう話になるだろうって言ったところの、まあここの一連のですね、
まあやりとり、この気持ちだけじゃないと、気持ちも大事なんだけど、気持ちだけじゃないんだぞっていうところね。
すごく、あ、なるほどなと、まあそこが確かに大事だよなと。
なんかね、すごいね、改めてこのシーンを振り返って、
あ、このやっぱワートリの面白さだよなっていうふうにすごい気づいたところになりました。
あの、ここね、実はの、じゃあ負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろうっていう、そのセリフは、
あの吹き出し出てるんですけど、実はその立川の顔に吹き出しが出てるわけじゃなくて、
破れた、その熊谷さんっていうね、ナスタイのアタッカー、熊谷さんが悔しがってこう、ベッドのようなね、あの、
ところにこう、負けて帰ってきたところにですね、こう悔し涙を流しているところに、実はこの、じゃあ負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろうっていうセリフが書かれてるんですね。
ま、それもね、すごくいいなと思うところで、ま、やっぱりなんかその、気持ちでね、負けたみたいに言われちゃうと、
気持ちと実力
なんか、やるせないというかね、あの気持ちは絶対入ったんですよ。
この時のね、熊谷さんは、ま、ナスタイのそのメンバーが抜けるっていう、ま、その前に、なんとかして勝とう、なんとかして順位上げようっていう気持ちを間違いなく持ってたわけなんですよ。
ま、そんな中で、いや、負けたのは気持ちのせいだって言われたら、なんかもう全部否定されたみたいなね、もうポッキリ行っちゃうでしょみたいな、ま、そのぐらいの感じになりかねないわけですよ。
ここでもしね、気持ちのせいだって言われちゃったら、なんか多分立ち直れなくなっちゃうだろうなみたいなね。
あの気持ちがあったことは間違いないよと、だけど、ま、それだけじゃ勝ち負けは決まんないんだよと。
だからこそ、こういう、まね、この作品では、あの、ボーダーの、ま、その組織の中で、ランク戦っていうものをやったりしていきながら、その近い実力者同士で、切磋琢磨していくと。
ま、チームで、その作戦を練って、え、チームで戦って、え、勝てるようになっていくっていう、ま、個人としてもランクを上げていくと。
ま、そういうことを繰り返していって、え、頑張って上に行けよと。
ま、そういう気持ちというんですかね。ま、メッセージが、ま、立川のセリフにはこもってたとこだし、ま、ちゃんとその負けたこ、人のこと、え、負けた人のことも、ちゃんと認めてくれてるセリフなんじゃないかなと。
ま、このセリフは、あのすごいこう、負けた熊谷さんには、救いになったセリフなんじゃないかなっていうふうに思いますね。
これ結構ね、実社会でも、重要なんじゃないかなって僕は思うんですよね。
ま、気持ちがすべてみたいなね、ま、ちょっとスポコン的な、あの、ま、そういう、ま、上司とかね、あの、会社のカルチャーみたいなところ、ま、最近は減ってるかもしれませんけど、
ま、やっぱそれでも、なんかこう仕事してても、ま、なんかこう一生懸命やってるとか、ま、ぱっと見ね、その、やる気があるように見えるみたいな、そういう振る舞いとか言動を、やっぱり、え、わかりやすく評価しちゃいがちだったりしますよね。
なんかそういうところって、なんかすごくこう、そういう見せ方が得意な人のほうが、え、いい待遇を受けて、ま、なんかぱっと見ね、
ま、ちょっとやる気なさそうに見えるみたいな、ま、仕事はね、ちゃんとやってたとしても、ちょっとね、こうクールな感じというか、ま、おとなしくしてるみたいな感じの人って、ちょっと評価がされにくかったりするみたいなね、なんかそういうところもあったりするなと思っていて、
ま、ぱっと見じゃわかんなかったりしますからね。静かにね、あの、見えても心の中はメラメラしてるみたいな、ま、そういう人もやっぱりいますし、見た目だけじゃないですからね。気持ちってやっぱわかんないですからね。
わかりやすく外に出すばかりが全てじゃないなと思いますし、なんかこのセリフって、普段自分も気をつけてみなきゃいけないなみたいな、ま、そんなこともちょっとね、思わされたりするセリフかなっていうふうに思っています。
いやー、6分と言いながら、10分以上余裕で喋っちゃいましたねー。いや、本当はね、全然まだまだ語り足りないし、あの、もっともっと話したいところがあるんですが、今日はこのぐらいにしたいと思います。では、最後にもう一度セリフを紹介して終わりたいと思います。
じゃあ、負けた方の気持ちはしょぼかったのかって話になるだろう。
声優並川さんの印象について
ちょっとアニメ版ワールドトリガー、立川役をやってらっしゃる声優の並川さんを若干意識してみましたが、どうだったでしょうか。
いや、これ、ちょっと恥ずかしいな。10分でやったのに恥ずかしくなってる。はい、ということで、吹き出し一つで6分喋る、いかがでしたでしょうか。
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では今日はこの辺で、さようなら。