ハートに火をつけろ!
こんにちは、創業期のスタートアップ投資に特化したベンチャーキャピタル、
ANRIの代表、さまたANRIです。
この番組では、毎回様々な企業家精神を持った方をゲストに呼びし、
その人を突き起こす熱について、深く掘り下げ、熱くためになる話をお届けしています。
今回のゲストは、ANRIの中路隼輔さんにお越しいただきました。
本日は中路隼輔さんに、今、中路隼輔さんが考えるスタートアップですとか、
これからの世の中について、そしてANRIが目指す方向について一緒に話していければなと思っています。
中路隼輔さん、今日はよろしくお願いします。
お願いします。
ということで、前回ですね、中路隼輔さんの最近やられた3つのプロジェクトについて話してですね、
謎プロジェクト。
やっぱりいよいよ、ベンチャーキャピタルって何だろう?って思ったんですけれど、
ちょっと中路隼輔さん以外で今やっているプロジェクトをいくつか話しながら、
全体的に今、ANRIで考えていることや模索していること。
前回も話した通りで、これ明確な言葉になっていないし、
答え合わせは3年後、5年後かもしれないですけど、
僕たちがどういうモヤモヤっぽいものを探っているのかが伝わっていければいいなと思っています。
ANRIで最近やっていることですとですね、
まず肉会っていう不思議なイベントをやっています。
これはそこそこな予算で、すごい勢いでいろんな業界の人にお肉をおごるので、
いろんな話をしてくださいっていう会をやっています。
最近やったのだと、アート系の皆さんに集まっていただいたのとか、
あとは高校生ですね。ひたすら天才高校生だと呼び続けるっていう会。
めちゃくちゃ油を取りたがりましたね、あの人たちは。
びっくりしましたね。
本当にもう無理だったな、俺は。
あんなにカルビって出るんだな。
いや無理だな、赤身をくださいって。
すごかったですね。
あとは東大アメフト部肉会。
それ言ってないけど行きたくないな。
いやいやいや、素晴らしい。
監督まで来ていただきましたね。監督からOB選手まで。
食いそうですね。
実は案理の投資先の代表は、ウォーリアスの方もものすごいたくさんいらっしゃるんですよ。
なんでそれがなぜかぐるぐる回った結果、
ウォーリアスの人にたくさんお肉を食べてもらえばいいんじゃないかっていう会をやってます。
これは何をやってるかというと、短期的に投資生んじゃなくて、
それぞれの産業ですごい頑張ってるとかソリッドな人たちと会いたい。
ただ、ミーティングしましょうとかオフィスに来てくださいは失礼なんじゃないかなと。
そこの形で話せる話って限られてますよね。
そうなんですよ。
なんか偉そうじゃないですか。
なんでだって偉そうですから、VCって。
そうなんですよ。
とにかくリスペクトを表明するために何をすればいいかというときに、
お肉を食べてもらえばいいんじゃないかという。
お肉はみんな好きですからね。
そういう活動になりまして、ひたすらお肉を食べてもらう会をやるっていう。
ちなみに参加者の人に毎回チケット的なものを配ってて、
4,5人集まったらあなたが望む2日会を開くので呼んでくださいっていうのを毎回配ってます。
やってましたね。
狂気を感じて、とにかく肉を奢るマシーンみたいになってるんで。
確かに。
この活動は全く意味がわかんないように見て、結構でも実績だなと思って。
今僕らがやってる活動に。
次は未開の地と言われるような、ステム領域の奨学金。
これも8期目。もう8年やってるんですね。
長い。
長い。
なのでもうだいぶ当時1期とか2期で出させていただいた方は、
もう世界中に散らばって研究者の方が活躍している。
もうだんだん奨学金というよりは支援コミュニティ化してきている活動ですね。
これはもうやっぱり意思を持って長くやっていくと。
さらに夜明け前、写真のアワードでございます。
これはね、本当に私の思いを中心にやっている。
大事ですよ。
改めて写真のアワードとしては、賞金、展示支援、写真集制作支援やってるので、
実はこれ日本で一番手厚い、断トツの手厚さでやっています。
やっている理由はいくつかあるんですけど、写真表現というものがまさにアンダーバリューされているなと思っています。
中地さんアート好きだと思うのでわかると思うんですけど、
写真ってもうアート的な価値ってものすごい減っていまして、
アートのあらゆるイベントに行っても、実は写真ってもうほぼ売られてないんですね。
アートとしての価値がものすごい弱まっていて、
若いクリエイターで写真を撮ってる人はたくさんいるけど、写真を作品として売ってる人ってほとんどいなくなってるんですよ。
ただ一方で今人類史最も写真で撮られているんですね。
この20年でまさに指数関数的に上がってきている。
こんなに表現としてコモディティ化していく中で、アート的な価値が今僕はすごいアンダーバリューされているなと思う。
それに対して写真のアワードってコロナ禍に一番メジャーだったキャノンさんがやってた写真新世紀とリクルートさんがやってたワンワールって2つ大きなアワードがあってなくなっちゃったんですね。
なので写真のアワードってもうないんですよ。
なんでこれはあまりにもこの産業全体が成り立つ度にはもう何もなくなってる。
写真って専門学校美大とかからそのアワードとかを取ることで評判を得て写真展やって最後木村伊平賞を取ったタイミングで作家として羽ばたいていくフローだったんですけどその真ん中の部分のラダーがなくなっちゃったんですよね。
これはこの産業の衰退の危機だなと思っていて。
これに代わるものを10年やると世界の写真表現のスナップショットですごく意味があるものができるんじゃないかっていう考えでやってます。
ベンチャーキャピタルがあったら意味なんやねんって思うんですけど。
アンダーバリューされてるものをやるって話と2Cサービスを通してるじゃないですか。
2Cサービスって結局カッチャーだと思って。
表現とかその時代のその時代の人の気持ちとかデバイスの進化とかの中で何を表現したかったかとか何を失ってしまったか何を補完したいかっていう問題点を通したと思っていて。
っていう仕事で飯食ってる時にカルチャーへのリスペクトを表明できなかったらあんまり意味ないなと思うんですよね。
っていうのでじゃあ自分が情熱がある産業が一つ普通に僕から見ると死にかけてるなと思ったのでこの産業が残っていくためにできることって結構あるなと思って始めたっていう。
あんまりちゃんと説明しないですね社内に。
そうですね。
なんとなく分かってるんですけどやりたいことが。
この後もいくつかあって例えばメーカーズユニバーシティですね。
これもう10年やってますけど。
高校生向け大学生向けて全国でエッジが立った活動をしているけれどまだ世の中に評価されてない高校生大学生を集めて。
もともとは実はそれこそ前回内野さん出ていただきましたけどもともとはいろんな企業に会ってもらおうとかだったのがだんだんお互いを合わせた方が意味があるなっていうので。
コミュニティでお互いを話し合わせるにだんだん進化していくっていう場所。
あとは僕らで今スタートラインっていう実は投資をしないプログラムで大学生に僕らが支援してサークルって僕らのオフィス買ってもらいつつ100万円の活動支援金渡していくと。
全体まとめるとですね不思議なことをやってるんですよ僕ら。
そうですねいっぱいやってますね。
でも一貫して言うのはアンダーバリューされているものにどういう文脈で価値を見出すか。
まあていうか別の言い方すると普通に投資なんじゃないですか。
アンダーバリューされてるものにお金が。
エクイティとかの表現方法じゃない投資って何かっていう話なんじゃないかなと。
特に散々社内で話しましたけども手前手前というか。
ベンチャーキャプテルってどうしても株式会社プロジェクトが決まって株式会社下の中のステークを取る話なので。
それを僕はシードというのは結構こがましいなと思うんですよ。
それを育んでくれた社会とかカルチャーとか人とか教育プラットフォームとかそういうのがある中で。
それが最後生んだその果実をいきなりピュッて取りに行ってシードだって一番スタートからやってるっていうのは。
やっぱこれは小学生の時もこれはやっぱこがましいんじゃないか我々の態度が。
っていう話からスタートしたのが多分この一連の活動なんじゃないかなっていう。
でもこれ語りすぎると全部ネタバレになりません?
ネタバレなのかな。
まあいっか。
まあでも僕こういうのをみんなやればいいと思うんです。
これはね僕の中二病かもしれない。
語らずさせてほしいっていう感じもあるっていうのがあるけど。
ネタを解説するのちょっと恥ずかしいじゃないですか。
わかんないけどお笑いネタをみたいな感じ。
僕はなんかねこの辺をまあまあ全部は言わないです。
最後に考えたこととかは言わないですけどやっぱりもっとみんなこういうことやってもいいんじゃないかなというか。
それは思いますね。
僕メーカーズでずっとやっててデモデイっていう最後の発表の日だけ投資家がたくさん聞きに来るようになった現象を見て
そういうことばっかやってるからベンチャーキャプテルリスペクトされないんだよっていつも思ったんですよね。
ベンチャーキャプテルってやっぱりいろんな人の才能で飯食わせてもらってるので
じゃあその才能が生まれてくる環境にどれぐらい貢献できるかとかを長くやれてたほうが僕はかっこいい。
少なくとも僕はそれがかっこいいと思ってるからそういうのをいかにやれるかだし
その中で社会にどういう補助線を引く作業できるかなみたいなのが
キャピタリストそれぞれで考えようねっていう。
まあそうですね。そこは安理らしさな気はしますね。
みんな別にバラバラだけど多分考えてる未来っていうのは。
なんか共通してる企業界のリスペクトとかイノベーションへのリスペクトとかあるけど
多分別に僕が作りたい未来感覚と安理さんも違う他の絵も多分違うけど
まあそれで良くないっていう感じはあるかな。
社内で今圧倒的未来っていうワードでビジョンで掲げますけど
その圧倒的未来をそれぞれみんなで話し合おうって時に
やっぱ全然みんなバラバラな圧倒的な未来見てるというか
共通してる部分は3割ぐらいあると7割ぐらいはそれぞれが見るその独自のエッジがあるじゃないですか。
まあそうですね。
僕あれでいいと思うんですよね。
僕はずっとそういう。
まあそうじゃないと安理やめてますしね多分僕は。
なるほど。
こうしろって言われると苦しいじゃないですかって話あるから。
そうね。
なんか自由な解釈の中でまあ投資っていうのはある種わかりやすいリターンっていう。
残酷なまでにも。
それは頑張ってやるんですけどそれやる限りはやっぱ自由に表現して