転職の背景と感情
どうも、かねまるです。
プラントライフは、化学プラントの技術者であるかねまるが、化学や工場に関するトピックを分かりやすく紹介する番組です。
今回は、化学系ポッドキャストの日という企画に参加しています。
化学系を中心に、それ以外の番組も含めて、毎月1回共通テーマに沿って話す企画です。
毎回、ホスト番組が決まっておりまして、今回のホスト番組が、奏でる細胞さんです。
心を開いて相手の話を聞くことで、自分の人生に役立てていく。
これを合言葉に、アメリカから楽しく奏でるように配信する化学番組です。
たつさんとゆりかさんの話が落ち着いて、いつも楽しく聞かせてもらっています。
最近では、英語学習とか絵本の話とかも増えてますね。
そんな奏でる細胞さんが共通テーマとして挙げたのが、笑いです。
今回は、「笑ってさよならを言うたみに。」というテーマで話をします。
この番組で何度か話をしたんですけど、私転職しました。
退職することが初めてだったんですけど、寂しさとか申し訳なさとか、いろんな感情が混ざるものかなって思ってました。
社内で仲がいい人が多かったっていうのもあると思います。
私の場合、退職を伝えた時も、最終日の挨拶の時も、ありがたいことに笑って送り出してもらえたんですよね。
それで思ったのが、何で笑ってさよならを言えたのかなっていうことと、何で笑って送り出してもらえたのかなっていうことです。
私自身すごく嬉しい体験で、もうこれから経験できないかもしれませんので、今の時点で何が影響していたのかっていうことを考えてみたいと思います。
まず最初に前提をちゃんと言っておくことがありまして、
私は退職にあたって、できるだけ仕事はこなしてきたつもりです。
ただここは正直に話したいんですけど、退職にあたって仕事が残ってしまった部分もあります。
これは事実としてあるんですよね。
できる限り引き継ぎはしたつもりですけど、それでも残ってしまったものがありました。
ですので、笑ってもらえたとはいえ、残された側はよく思ってなかった人もいるかなと個人的に思っています。
職場の人間関係の重要性
それでも最終日に笑って送り出してもらえたっていうのは、私にとってすごく救われる出来事でした。
じゃあなぜだったのかって考えると、やっぱり仕事の完了度だけじゃないんだろうなって思います。
もっと日々の積み重ねとか関係性の積み重ねが大きいんじゃなかったかなと思っていまして、
もともとは新卒で入社してから約10年、同じ部署でずっと同じ仕事を続けていました。
化学プラントの設計をしたり、現場の改善をしたり、
一緒に仕事をするのは現場の方、つまり製造部門の方だけではなくて、製品の開発の部門の方とか、情報システムの方とか様々です。
私は結構ドライなタイプではあるんですけど、比較的現場の方とは雑談をよくしてました。
仕事の相談だけじゃなくて本当にちょっとした話ですね。
保育園の話とか、旅行の話とか、ゲームの話とか、製造の方は体が資本の仕事なので、ずっと働いているってよりは定期的に休憩をとっています。
そのタイミングあたりで結構話をしていました。
そういう雑談って仕事の効率だけ見たら無駄に見えるかもしれないんですけど、私は現場で働く上ではすごく大事だなって感じています。
この雑談について思う方もいらっしゃるかもしれないんですけど、現場の方休みながら、私は話しながら仕事をしています。
プログラム書いたり図面書いたり、集中してやりたい仕事と誰かと話しながらでもゆっくりできるような仕事と分けていました。
何なら集中したいときは静かなところに部屋借りて一人でやったりっていうのも考えてましたね。
雑談ってやっぱり相手のことが分かって、自分のことも知ってもらえて、この人ちゃんと話が通じる人だなっていう安心感ができるんだろうなって思っています。
その安心感があると仕事の相談もしやすくなって、こちらも現場の状況をつかみやすくなるっていうことです。
あとはちょっとずつ私も中堅社員ということで年をとってきて、相談されにくい立場になってきていると思っていまして、
やっぱり関係を構築して相談に乗ってもらいやすい環境とか、相談をしてくれるような環境、それを作りたいと思っていました。
結果として仕事が進みやすくなります。
っていう話を新卒からまあまあ経ってから気づきました。
やっと体で理解してきたかなっていう感じです。
みんな工場の近くに住んでいますので、プライベートでも会ったりします。
普通に声かけてくれますし、何なら誕生日にいつもありがとうってLINEギフトをもらったこともあって、これは今でもすごく覚えています。
仕事って成果だけが評価されるようで、でも実際は日々の振る舞いとか態度とか、そういうものを見てもらっている部分があると思うんですよね。
私はあんまり飲み会っていうものに参加しなくて、まあまあ平気で断ったりはしていました。
要所要所で大事なところは出てるんですけど、何でもかんでも出なかったっていう意味合いですね。
こうして自由にやらせてもらったのはすごく感謝しています。
なんだかんだ家族を優先にしている話をよくしていたので、そこを理解してもらえたのかなって思っています。
あとは工事の関係で、休日出勤とか長期連休の出勤とかがあって、そのあたりはちゃんと出るようにしていました。
ただただわがままな人間じゃなくて、ある程度考えがあるっていうことは理解してもらえたんだと思います。
私の中で忘れてはいけないことは、新卒から数年間本当に使い物にならない人間だったっていうことです。
今振り返ると本当に迷惑をかけたと思います。
全然仕事ができなくて、遅いし結果も出ないし、
そんな中で部署移動もなく、最後までずっと教えてくれた部署の方にはとても感謝をしています。
結局自分が変わらないといけなくて、多分子供が生まれてから、そしてこうして情報発信を始めてから、
仕事に対する吸収の仕方とか向き合い方っていうのが変わってきた感覚があります。
最終的にはありがたいことに大きな仕事ももらえて、会社で表彰されるような結果も得られました。
もちろん今でも完璧ではないです。
でも少なくとも昔の自分よりは仕事に対して誠実に向け合えるようになっていったと思いたいですね。
それと最近は人材の流動も激しいですよね。
辞める人も珍しくはないです。
だからこそ職場の空気としても、辞めることイコール悪みたいな雰囲気ではなかったのかなと思います。
そういう時代背景もあって、送り出す側もある種割り切りやすいような部分もあったかもしれないです。
でも退職にあたって自分の仕事について褒めてくれる人が多かったし、とても感謝してもらえました。
入社して前半の貸しの部分があったにもかかわらず、後半で何とか取り返せたのかなと思っていまして、
優しい言葉をかけてもらったのはある意味意外でありがたかったです。
私は多分成果だけで褒めてもらえたっていうよりは、できるだけ仕事はこなしていたってことと、
現場で話をする時間を増やしたっていうこと、そして雑談も含めて現場の人とコミュニケーションを取っていた、
そういう積み重ねを見てくれていた部分があるんじゃないかなと思っています。
誠実さと別れの優しさ
そしてここからが今回の結論なんですけど、笑って送り出してもらえたのは、私の退職を軽く見ていたっていうよりは、
関係を壊さないためなんじゃないかなと思います。
別れ際に笑えるって、実はすごく優しいことだと思います。
言うでもなく、責めるでもなく、気まずくするでもなく、ちゃんと区切りをつけて相手を前に進ませる。
それって送り出す側の誠実さっていうところもあると思います。
最初の前提の話に戻ります。
仕事が残ってしまったこと。
ここは私の中で簡単には消えないです。
残った側が大変である部分は絶対あります。
そこは申し訳ないと思っています。
だからこそ、次の職場で絶対同じことを繰り返さないように仕事を進めていきたいと思います。
そして前の職場でお世話になった人たちに、
次の場所でもちゃんとやってるなって思ってもらえるように働きます。
本編はここまでです。
皆様、明けましておめでとうございます。
この放送が2026年一発目の配信です。
私は実家に帰っていまして、やっぱり雪に引っかかりました。
スタッドレスタイヤにしといてよかったですね。
長期連休は実家に帰ったりして放送しづらいので、
ちょっとお休みもらうこともあると思いますけど、
細く長く続けていきたいと思います。
今年も技術者カネマルのプラントライフをよろしくお願いします。
次の2回、1月11日と14日はコラボ放送を配信します。
そちらもぜひ楽しみにしておいてください。
今回はここまでです。
プラントライフでは、化学や工場に関するトピックを扱っています。
毎週水曜日と日曜日の朝6時に定期配信をしています。
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それではお聞きいただきありがとうございました。