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2026-02-15 13:30

#71 知育菓子「おえかきグミランド」で遊ぼう!原材料から想像する原理

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家で知育菓子「おえかきグミランド」で遊んでみました!ねるねるねるねを販売する会社「クラシエ」の商品です。原材料名を見ながら、どんな原理で楽しめるお菓子になっているのかを想像してみました!

サイエントークのクラシエ コラボはオススメです!

ねるねるねるねはどうやって開発している?担当者に質問しまくります!【ねるねるねるねコラボ前編】 #208 https://open.spotify.com/episode/5fRaqwbCcYccLBu5CncHQJ

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サマリー

本エピソードでは、クラシエの知育菓子「おえかきグミランド」を題材に、その遊び方と科学的な原理を探求します。グミの素と色水を混ぜて作る過程で、アルギン酸ナトリウムとカルシウムイオンのゲル化反応や、酸味料、デンプン類、着色料の役割について解説。子供がスポイトの練習をしたり、色の変化を学んだりできる教育的な側面も紹介し、知育菓子への興味を深めます。

「おえかきグミランド」の紹介
こんにちは、かねまるです。 プラントライフは、化学プラントの技術者が、科学を軸に、皆さんの視野を広げていく番組です。
今回は、知育菓子お絵かきグミランドで遊ぼうというテーマで話をしたいと思います。 このお菓子、知っていますか?
クラシエという会社が出しているお菓子なんですけど、有名なのは、ネルネルネルネですね。 ネルネルネルネをはじめとして、遊べるお菓子がたくさん、知育菓子という名前で販売されています。
この知育菓子という言葉を商標登録しているぐらい、クラシエは遊ぶお菓子のパイオニア的存在です。
今回、我が家でお絵かきグミランドというお菓子を買いましたので、その内容の紹介をします。
裏面に原材料名が書いてありますので、それぞれの成分がどんな役割をして遊べるようになっているのか、私の予想でお話しします。
まずは、お絵かきグミランドってどんなお菓子なのかについて紹介します。
入っているのはグミの素、そして黄色、赤、青の色の素、あとはトレーとグミの型とスポイトです。
さまざまな色のグミを作ることができます。
そのグミを作るときに型を使いますので、ちょっと面白い形のグミができます。
型が12種類あるらしくて、我が家が買ったものだとチューリップとチョウチョとツバメとシカが載っていました。
最初に色の素を作ります。
赤と黄色と青の粉が入っていて、それに水を溶かして作ります。
青がソーダ味で、赤がぶどう味、黄色がパイン味みたいです。
ただ3色作るだけじゃないんです。
色を混ぜることができます。
パッケージの裏に色の足し算ということで、黄色と赤を足してオレンジを作ろうとか、青と黄色を足して緑を作ろうという感じで、
スポイトでいろんな色を混ぜて事前に作っておくことができます。
水だけの白を合わせて合計9色の色が作れます。
色ができたら、型の中にグミの素の粉を入れて、その上から事前に作った色水をスポイトで垂らしていきます。
1分ほど待つとカラフルなグミの完成です。
面白いですよね。
さすが子供用のお菓子だなって思ったのは、パッケージの裏に書いてある作り方に最初の準備をしようというのがあります。
一番最初の準備はスポイトの練習になっているんですよね。
よく考えたら、子供ってスポイトを使う機会がないので、これで練習するっていうのはすごく良かったですね。
つまむ、水に入れる、ゆるめる、ゆっくり押すっていう4工程をしっかり絵で描いてくれて、水で練習する工程が作られています。
それでは、このお絵かきグミランドがどういう原理になっているのか見ていきましょう。
グミ作りの科学的原理
パッケージの裏に原材料名が書いてあります。
ゲル化剤のアルギン酸ナトリウムと銀酸カルシウムが入っています。
アルギン酸ナトリウムが塊の元になるものですね。
これはわかめとか昆布とか海藻の中に入っている成分ですね。
分子構造としてはマンヌロン酸とグルロン酸という2種類の糖が長く直線的につながったような交分した糖という分類になります。
特に名前は覚えなくていいんですけど、アルギン酸ってすごく長い分子なんだなって思っておいてください。
このアルギン酸のナトリウム塩、中和してアルギン酸ナトリウムになったものがゲル化剤としてお菓子の中に入っています。
このアルギン酸ナトリウムの中にもう一つお菓子に含まれていた銀酸カルシウムを加えてみます。
そうするとアルギン酸ナトリウムが固まるんです。
科学的には過強という状態になっています。
長い1本の鎖になっているアルギン酸ナトリウムがカルシウムイオンの力でつながるんです。
過強された状態はエッグボックスモデルと呼ばれていまして、ちょうど卵パックと卵の関係みたいな形になっています。
アルギン酸ナトリウムが卵パックです。
そしてカルシウムイオンが卵です。
2つのアルギン酸ナトリウムが卵パックみたいに下からと上から卵にあたるカルシウムイオンを包んでいるような感じです。
普通の卵パックだったら容易に引き剥がせるんですけど、カルシウムイオンががっちりつかんでいるんで離れなくなります。
そうするとグミっぽい弾力が出るようになります。
おそらくアルギン酸ナトリウムが入ったグミの素を型に入れておいて、その後ビン酸カルシウムが入っている色水をかけるとゲル化するという原理なんだと思います。
今度は原材料の酸味料のところを見てみます。
最初この酸味料は味付けなのかなって思ってたんですけど、それだけじゃなさそうです。
グミを作るための大事な物質、ビン酸カルシウムっていうのは実はほとんど水に溶けないんです。
うまくビン酸カルシウムが水に溶けてカルシウムイオンができないとゲル化しない、つまりグミがうまくできてくれません。
それにひと役かっているのがおそらく酸味料です。
酸性にしてpHを下げているんだと思います。
そうするとビン酸カルシウムが少し溶けやすくなるので、カルシウムイオンが出てきやすくなります。
つまり酸味料っていうのは味付けをしているだけじゃなくて、グミになるための手助けをしているんです。
そしてもう一つ、グミになるための手助けをしていると思われる物質がありまして、電子と加工電粉です。
そもそもグミにするためには色水をかけて1分ほど待たないといけません。
それくらいゆっくり進む反応ということです。
型に色水を入れて、グミが出来上がるまでに型の隙間から水が抜けていったら大変ですね。
電粉類っていうのは水に溶けて粘り気を出しますので、グミの素と色水をしっかり長い時間触れさせる役割として働いているんじゃないかなと思います。
最後に着色料を見てみます。
クチナシと野菜色素とスピルリナ青という成分が入っています。
それぞれ黄色と赤と青の色の素になっているということですね。
スピルリナ青はすごくちっちゃいものの中に入っている青色色素です。
そしてもう一つ、クチナシについてはクチナシという果実がありまして、そこの色素をとっています。
クチナシのすごいところは、黄色も青も赤も全部の色の色素がとれます。
今回使われている原材料を考えると、おそらく黄色のクチナシの色素を使っていると思います。
含まれている色素成分の最後、野菜色素については紫キャベツみたいな野菜から赤色成分を抽出していると思います。
それにしてもクチナシってすごいですね。
3色全部いけるっていうのは知らなかったです。
それでも他のスピルリナ青とか野菜色素とか使っているのは、もしかしたら価格の関係があるのかなと思いますし、
あと考えられるとしたら、色の鮮やかさがもしかしたら違うかもしれませんね。
知育菓子の教育的価値と関連情報
今回はお絵かきグミランドというお菓子について原材料から原理を考えてみました。
本当によくできたお菓子ですね。
飼育菓子という名前にあるみたいに、子供がいろいろ考えながら体験して遊べるようなお菓子でした。
スポイトの練習をしたりとか、1分を待つっていう時間間隔を覚えさせたり、
あとは色を混ぜると色が変わるっていう体験を覚えさせたり、
我が家では追加して水を多くして薄くするっていう体験もやらせてみました。
もともとこういう飼育菓子ってあまり意識していなかったんですけど、
以前サイエントークというポッドキャスト番組が、
このクラシエの飼育菓子の担当の方とお話をした回をあげられていました。
すごいコラボ会なので、ぜひ概要欄に載せておきますので聞いてみてください。
このサイエントークでの話がきっかけで、飼育菓子に興味を持って買おうと思ったんですけど、
実はスーパーに行ったらクラシエの飼育菓子パックっていうたくさん入った袋が売ってまして、それを買っちゃいました。
ネルネルネルネとお絵かきグミランド以外に、
ダブルスライムゼリーと楽しいドーナツ屋さんっていう4種類の飼育菓子が入ったパックです。
最初にお絵かきグミランドをやって、子供は次は楽しいドーナツ屋さんをやりたいらしいです。
ネルネルネルネはもうやったことがあるから後回しになるそうです。
こうして子供と遊びながらお菓子を食べれるっていいですね。
これからも時々お菓子買って作ってみようと思います。
今回はここまでです。
プラントライフでは化学や工場に関するトピックを扱っています。
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発信の試行錯誤とか、技術者としてのキャリアなど、
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興味のある方はぜひ覗いてみてください。
それではお聞きいただきありがとうございました。
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