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それは、もともとアートとか美術館がめっちゃ好きで、大学1年の時に、たぶんそれ、2018年の冬かな、東京で美術館巡りしてたんですよ。
そしたら、何人かのアーティストの展示があって、その中で非常に目が止まった作品が2点くらいあって、おもろいなと思って、それはそれで終わったんですけど、
その後、どこの美術館に行こうが、なんか似たようなものがついてくるんですよね、私に。
どこか見たことあるな、この絵とか、このスタイル知ってるぞっていうのが、なんかどこ行ってもあるんですよ。
で、「はぁ?」みたいな。で、もともと福岡におったから、3年の時に神戸に来て、美術館あるし行ってみようと思ったら、横田宣さんの美術館で、
え、待って、この人横田宣さんって言うんだ、みたいな。そこで初めて、この絵全部知ってるけど、描いてる人だけ知らなくて。
で、そこで初めて横田宣さんの存在を分かって、美術館あるんですよね、神戸に。それも行ったりとかしたりとか、あと新潟にも展示があって、それを見に行ったりとか。
でも、去年ぐらいからかな、すごい書いてある本、読んで、今も読み続けてるって感じです。
どんな魅力、どんなところに惹かれましたか、横田さんの絵だったり文章だったり。
あー、何ですかね、その、うち長女なんですけど、長女なりにすっごい自由に生きてきてて、
君一番上だからこれやらなくちゃっていうのは、うちの家族あんまなくて、いったいことやればいいやんと思って、日本来たのもそんな感じだし。
で、その横田さん的には、自由さ、私が求めてる自由さっていうのがそこにあって、結果を考えずに多分やってると思うんですよね、横田さんが。
ただ、自分の中に溜まってるものを吐き出そうっていう、私から見たらそう思うんですよ。
で、私もそれ見て、あ、めっちゃ面白いやんと思って、吐き出せばいいやんと思って、何のためにペンと紙があんねんと思って。
やけん、ポストカード書いてみたりとか、そういうのやったりとかして、で、本とか文章に対すると、なんか日頃自分が考えてること、謎に思ってることを書いてあるんですよ。
やけん、あ、同じこと考えてるとか、時があるから、めっちゃ好きですね。
で、本で言うと、あと岡本太郎さんがめっちゃ好きなんですよね。
ちょっと似てる感じがありますね。
わ、そうですか?
なんかこう、押し出し方が、私はこう思うっていうね。
え、そうですか?
違いますか、大体。
いや、私から言うと、じゃあその2人を何かで例えると、岡本さんが火で、横尾さんが水です、多分。
面白い、うん。
岡本さんが、なんか、自分らしく戦え、みたいな感じじゃないですか。
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やけん、火みたいにどんどん燃えていく。
でも、横尾さんは、運命に任そうって言って、流れていくんですよ。
だから、たぶん例えると、火と水、と思ってずっと読んでる。
なんかあの、わいじろってあるじゃないですか。
あれも、迷ってるのか、なんかこう、常に両側、常に両方行けるよ、みたいな感じはありますよね。
どっちに自分は行くってよりも、どっちでもいいや、みたいな。
どっちかがよく描かれて、どっちが悪く描かれて、ってなって、わりと半分半分な感じ。
いや、その、描いてあるのが、その、Y字の絵を描くきっかけっていうのが、たぶん、私間違えてなかったら、その、写真を撮りに行ってて、地元の。
横尾さんと?
ああ、そうです。友達とかな、なんか写真撮りに行ってて、で、Y字のその写真を撮って、それを描いたっていうのが、一番のきっかけ?
きっかけ。
なんか、Y、うーん、そうだった気がする。で、私が一番最初にその、Y字っていうのを、わからないときにその絵を見て、まあ、なんか、人生やなって思ったんですよ。
なんか、ちょっと重く言っちゃうと。なんか、私たちが気づいてないだけで、なんか、選択肢の中に生きてるじゃないですか。
屋台だってここに出してもいいし、あそこに立ってもいいし、そこに立ってもいい、でもなんでここなの?
でもここに立つことでみんな見て、こう、インタビューしてるじゃないですか、とか、そういう絵なのかなと思って見てました。
だからどっちにしてもどっかにたどり着く。
なんか、本当に幅広い横尾さんって、映画でなんか出てみたりとか、いろんなことされてるし、広告とかもやったりとかね。
いや、そうなんですよ。
好奇心旺盛ですよね。
モンゴルでは横尾さんって別に誰も知らないかな?
知ってる人は知ってると思うんですけど、そこまで有名ではないと思います。
あの、同じ高校卒業してる先輩、何校上なんだろう、5校上の先輩かな。
まぁ横尾さんが好きで、この間めっちゃ長話した。
おもろいよね、一話して。
モンゴルで一番有名な日本人って一般的に若い人ですか?
日本人?
安倍さんかな?
出生?
うん。
あー、政治家なんだ。
だと思います。誰やろ。
なんか、人間よりアニメの方がたぶん映えてると思う。
放送してたんですか?
あー、してます。
どんなアニメ?
え、いろいろ。
私だって弟いるんですけど、ちっちゃい時からクレヨンしんちゃん見てみてて、今もめっちゃ好きなんですよ、クレヨンしんちゃん。
で、テレビで普通に流れとったし。
で、10年経ったのかな?わかんないんですけど、サイトでモンゴルの文字とか入れて放送するようになったりしてるから。
え、日本語で普通に放送してて、文字だけ自慢だと?
あー、です。
それで、世界的に有名なアニメとかあるじゃないですか、ナルトとかドラゴンボールとか、あとブリーチとか、そこら辺はたぶんみんな知ってて、それ以外、あと進撃の巨人もあるか。
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知ってる人は知ってる。私の場合は結構年代のものとかは知ってる。
あの、うるせえ奴らとかも見てた。
なんかすごい日本的な学校の場面とか、クレヨンしんちゃんとか、モンゴルから見たら違和感感じるんじゃないかなと思って。
いや、子供やけん。違和感ないんですよ。
たぶん子供の素晴らしさはそこなんですよ。大人は考えすぎるから、これどこの何よっていうのを考えるから、子供って面白ければ面白いって思えばいい。楽しいだけ。
そっか、子供だから。
たぶんその心でみんな見てると思うんですよ。
言葉が違くても別にいいみたいな。
うん、わかればいいじゃないですか。
絵でわかる。
あ、しんちゃんお尻出した。この子いつも出すよねっていう。
日本ではやっぱりモンゴルのお相撲さんも、私が相撲が好きだっていうのはあるんですけど、いろんな数々の朝正竜とか白鳳とか、みんな個性豊かなんですよ。
特に朝正竜っていう人は、日本のしきたりと戦って、日本の相撲っていうのは古い世界。変わってる人を叩くっていう。
朝正竜はもう自由、天真爛漫にいろんな感情を表に出す。勝ったら喜んだりとか。それが日本の古い社会の人たちに攻撃されて辞めさせられちゃったんですけど、
私にとって朝正竜の時折見せる笑顔とか、感情を出すところが、すごい心を打たれて、日本人の忘れてた、あのもう。
ちょっとだけ集合してもらってもいいですか?
はい。
