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2020-11-27 04:51

【詩吟の解説&実演】決然、国を去って<出郷の作>

非常に熱い詩です。
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できるだけですね、平日毎日、詩吟を紹介しながらやっていきたいかなと思います。
もう一個の方でだいぶくだらないことを自由にやってるんでですね。
ということで、早速今日紹介する吟はですね、出郷の作。
もうめちゃくちゃですね、めちゃくちゃ決意を持って、もう頑張るぞと、やり切ってやるぞという時に作られた詩ということになります。
もう、熱いんですね。ちょっとやりすぎなんじゃないかなと思うぐらいの内容ではあるんですけれども、聞いてください。
佐野武之介という方がですね、作った詩です。
これはですね、確か桜田文藝の編、伊直介を討ち取る時のところに関わった人の詩だったと思います。
もう、俺はこれから討ち入りに出るんだから、もう帰ってこれないよという話です。
では、詩文からいきますね。
出郷の作、故郷を出るという意味ですね。
決然、国を去って天外に向こう。
性別またかぬ私別の時。
定前は知らず明の志。
隠人に袖を引いて聞きを問う。
決然、国を去って天外に向こう。
もう自分はですね、国を去って、これはまあ藩を出てということで、脱藩してという意味ですね。
それでもう故郷を出るぞということです。
この別れはですね、性別またかぬ私別の時。
この別れは生きて別れることになるか。
いや、むしろもう死んで帰ってこれないだろうということですね。
定前は知らず、弟や妹はこういったことはまだ全然知らない。
この明、私の兄ですね、の志。
隠人に袖を引いて聞きを問う。
袖をですね、ちょいちょいと引いて、いつ帰ってくるのと聞いてくるわけです。
そういった声もですね、もう振り払って自分はもう志に向かってやるんだということで、
まあ時代もわかりますけれども、それだけ、もうなんていうか、とにかく決意を持った熱い詩ということになります。
出だしからフルスロットルで行くというところがまあ特徴的な詩かなと思います。
それでは弾いていきたいと思います。
出驚の策、佐野武之介
決然国を去って
03:05
天外に向こう
性別またかぬ
私別の時
定前は知らず
明の志
隠人に袖を引いて聞きを
いかがでしたでしょうか。だいぶ熱い詩でした。
最後はですね、もう少し心が動かされながらも、それでも向かうんだというところをイメージして演じてみました。
このように詩吟チャンネルの方ではですね、色々詩吟を紹介して演じていきたいと思いますので、これからもこちらの方も良ければよろしくお願いします。
本日は以上となります。ありがとうございました。
04:51

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