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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。もう本当に12月はあっという間に過ぎていくなというところです。
昨日はですね、奥さんが久しぶりにゴスペルの練習に一人で仕事の後に行って、その間結構楽しんでくれていたんで、僕はもう完全に一人ワンオーペでやっておりました。
料理だけは僕全然ダメなんですけれども、それだけは奥さんが事前に色々用意して、ちゃんとメモ書きを書いてくれたおかげでですね、そこをクリアしたら、
お迎えとお風呂入れて、ご飯の用意して、寝かしつけと洗濯物と洗い物とお風呂洗い、一通りがちゃんと無事できていけたというので、もう自分頑張ったなと。
これを2人分、3人分を一人でやっている人とか、意味がわからないなってしみじみ思います。
今まで2人で一緒にやっているんですけれども、頑張ったなと自分を褒めてあげたいです。
ではでは、今日本題に行きたいと思うんですけれども、質問いただいた内容になります。
和歌なのでですね、結構消えるような細い繊細な弦があるんですけれども、この優しい弦じ方と言いますか、和歌の消えるような弦じ方、ここら辺を解像度を高く教えてほしいですという質問をいただきました。
この話は極力、僕は結構避けてきておりました。
今日の動画のタイトルはどうしようかな、優しいとか優しく繊細な弦じ方みたいなので行こうと思うんですけれども、大前提としてですね、これは僕配信の中でずっと避けてきた内容でもあります。
理由もですね、過去の中に言っているんですけれども、難しいんですよ。難しいです。僕も結構苦手です。優しくて繊細な弦は難しいし苦手。人にちゃんと教えられるほどの自信もそこまでないんですよね。
ただその苦手な中でも、僕がどういうふうに意識しているのか、特に和歌を弦じる時とかですね、どういうところ気をつけているのかをある程度言語化しようかなという、そういう回になります。
本当に女性の大先生とかはですね、めちゃくちゃに上手いんですよね。こういう繊細な弦。声量が特段あるわけではないけれども、すごく伝わってくる。息遣いとかですね、そういうものが聞こえてくるんですけれども。
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じゃあ、それをそのように弦じるためにはどうしたら良いのかをですね、ここからお話ししていきます。
そうですね。まずは、どうしようかな。色々あるんですけれども、この優しさというものをですね、氷山の一角というふうに僕は捉えています。
この優しさを表現する、この優しいなって思われる耳で聞こえる分というのはですね、この氷山の一角なんですよ。
海面からひょこっと出ているところだけなんですね。そこがちょこっと出ているんですけれども、それを表現するためにはこの海面の下にですね、ごっそりと目に見えないものがいるんですね。
それがどういうものかっていうところなんですけれども、分かりやすいのは、口をですね、より丁寧に動かすっていうところがまず分かりやすいですね。
ベンセイというふうにやるのか、このあらかじめ口をしっかりと動かしておいて、この最後に言い終わった後もちゃんと唇を残しておく。
このベンセイというふうにやるのと、ベンセイというふうにやるのはやっぱ違ってくるんですね。
これはこの目に見えない、音にならない時点の唇をどういうふうに用意しておくのか。
そして言い終わった後にすぐに終わりっていうふうになるのではなくて、ちゃんと余韻としてこのテニスでいうとフォロースルーとかですね、
この打った後のこのところ、声としては関係なさそうなところ、そういうところを意識する。
上でまず口の方、口はですね、そういうふうに意識します。
今の言い方でちょっと伝わったかもしれないんですけども、この歯音の扱い方ですね、歯音、母音と歯音、子供の音とかで歯音がありますけれども、
そこもですね、基本的に普段は多分無意識的にかきくけことかさしすせそとかってただ無意識的にやってると思うんですけど、
そのすっていうのがあるからさになるんですね。くがあるからかになるんです。
さしすせそ、たちつてと、この歯音をですね、より意識することによってその言葉の繊細さというものが出てきます。
で、あともう一つはですね、三つ目になりますかね。
三つ目、清涼的な意味でこの細いやさしい銀を表現したいときは、その直前とかはですね、僕は逆に結構グワッと押すようにしています。
グワッと押すからその後に脱力するとフッと抜けていくんですね。
最初から何も力がないのにフッと抜けていったらただのか細いヒョロヒョロした声になるんですけれども、
グワッとやった後のフッというふうなこの抜け具合を出そうとしています。
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だから、そうですね。
今日ちょっと和歌やろうと思うんですけど、
振り先〜
天の原〜
振り先〜
このその上にフワッと抜く前にですね、グワッと押すんです。
グワッと押すからスッとその余韻で、この歓声でですね、抜けていくということがあるんですね。
だから僕はここを意識しています。
ただ上手い人はですね、わざわざそこをあまりにやりすぎなくても綺麗に抜くことはできるんですけども、
少なくとも僕はちょっと苦手なんですね。
この話でこの和歌におけるこのフワッとした抜き方で意識しているところは、
音にならない呼吸まで気をつけるというところですね。
呼吸にもある意味無音という音があるというふうに認識することです。
振り先〜
いれば〜
この無音を吟じているんだということですね。
本当にフォローすると同じなんですけれども、
抜け切った音に音が消えた後にもちゃんとそこに無音という音があって、
それを吟じているというそんな認識になります。
あと5つ目、大体これぐらいで限界な気がするんですが、
5つ目はですね、あれ今言おうとしたんですが、
線の美しさをやはり意識しています。
この民調体的な感じですね。
その途中で細かいビブラートが入ったりとかですね、
この音のズレとか、喉に引っかかってガガガってなるようなとかですね、
そういうものを極力無いように喉の中も繊細に意識していて、
表現される音自体はですね、本当に周りが毛羽立っていない美しい、
たっぴつな線を描いているような、そんな感じになりますね。
バチンという風になるんじゃなくて、
みたいなそんな感じの、この本当に最後の最後まで、
あと途中も線の美しさ。
振り先。
どういう風に自分が線を描きたいのかを意識して、
それ以外の要素が極力無くなるように、ちょっと意識したりしています。
だいたいこんな感じですかね。
本当に苦手です。苦手ですね。
氷山の一角の話が正直やっぱ辛くてですね、
この考えでいくとですね、激しい銀、銀汁よりも優しい銀の方が疲れるんですよ。
その分いっぱい、しかも目に見えないところで頑張らないといけないかなっていう感じです。
僕も先生から、複式呼吸をまだちゃんとできていない時だったんですが、
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やっぱ優しい銀は一層お腹を使うよって言われましたね。
だから今日僕が話したことも実践しようとすると、
結局この鍛錬で支えるっていうところがですね、重要になってくるんですけれども、
お腹を使うんだよって言ったら、それはちょっと雑すぎるかなと思うので、
今日は自分なりになんとか言語化してみました。
どうでしょうか?結構難しいのが伝わったのであれば幸いです。
取り入れそうな、取り入れられそうなものからですね、
一つずつ自分なりに入れていただければ、この優しさとかが出てくると思います。
とはいえ、これ最初から優しい銀ほんとやっちゃダメですよ。
強い銀、しっかり前に出す銀があって初めて、
そこから優しい銀にちょっと要素を少しずつ取り入れていくという、
この順番は間違いないようにしていただければと思います。
では、後半一つ言じていきます。
今日はですね、和歌を久しぶりにやっていきましょう。
とはいえ、和歌あんまり僕も苦手なんでですね、
有名なやつを一つ取り入れさせていただきました。
ちょっとリクエストを探したんですけど、見つからなくてですね、なんか申し訳ないです。
では、今日やる和歌はですね、タイトルは、
もろこしにて月を見て読みけるですね。
もろこしにて月を見て読みける、安倍の仲間路。
もうこれ100人種のやつですね。
天の原振酒見れば霞が鳴る、三笠の山に出し月かも。
では、どういった内容なのか。
大空を遥かに見渡すと月が出ているが、
あの月は昔ふるさとの霞にある三笠山に出ていたのと同じ月なのかなというものです。
では、こちらをですね、優しさ、本当苦手なんですが、頑張って言じたいと思います。
もろこしにて月を見て読みける。
安倍の仲間路。
天の原振酒見れば霞が鳴る、三笠の山に出し月かも。
天の振酒。
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いかがでしたでしょうか。本当にいかがだったんでしょうかね。
これはうまいんでしょうか。きっとそんな気はしないんですけれども。
なんとか何を意識しているのかがですね、伝われば幸いです。
ということで、今日はこんな感じですね。
明日は多分限定公開の内容かなと思います。
仕事はちょっとドタバタしてるんですが、コツコツですね、配信も頑張っていきたいと思います。
今回みたいにリクエストやご相談もいただけたらこちらもとてもありがたいので、気軽に質問していただければと思います。
過去に言った配信があるかもしれないですけれども、今自分が悩んでいることをシンプルに質問してもらえればいいので、気軽にコメントください。
ではでは、志銀のミルクを発信する志銀チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。