00:01
詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、大変ご無沙汰しております。
夏休みの連休明け、10日ぶりぐらいですかね。
私はと言うと、ちゃんと北陸の方に帰省して、
しっかりと疲れを貯めてですね、今ヘロヘロです。
帰省して疲れたから、もうちょっと休みたいなというのが正直なところなんですけど、
少しずつですね、この発信のサイクルも取り戻していきたいかなと思っているところです。
吟代の選び方の基本
ではですね、早速なんですけれども、今日の本題に行きたいと思います。
今日お話しする内容はですね、大会に向けた自分に合った議員代選びですね、
議員代の選び方についてお話ししていきたいと思います。
僕もつい最近、ちょうど選んでいたばっかりなんですけれども、
久しぶりに大会に出るんでですね、指定された議員代が大会によってはですね、
複数ありますので、その中から、じゃあ自分にはどういう議員がいいのか、
それを選ぶ段階における話です。
教室によってはですね、先生がこれって言ったらもうそれに、
はいわかりましたってもう従うしかない場合もなくはないんですけれども、
どうですかね、何年目かとかになったりしたら、
あなたはどれがいいみたいな感じで聞かれたりすると思いますんで、
その時に私の場合どういうふうに考えているかというところをですね、
今日はご紹介したいと思っております。
声質と母音の重要性
議員代はですね、まず最初にどういうふうに分けるかというと、
複数ある場合はですね、女性的か男性的かという視点で、
まずざっくり分けるかなと思います。
その市議員の大会はもちろん男性も女性も参加されますので、
女性にあった議員、男性にあった議員がですね、
だいたい半々ぐらいに、半々もしくは4、4、6とか、
そのぐらいの割合で出たりします。
のでその中からですね、まず自分はどっちがいいのかなというふうに
僕はざっくり選びますね。
その次に、インスピレーションはですね、もちろん使うんですけれども、
その前に多分自分の声質、自分の声質にあった議員代はどれかなというふうに考えていきます。
男性、女性選ぶまでもなく、そこに行ってもいいんですけれども、
男性でも線の細い艶っぽいような声が出る方であれば、
女性らしい議員代を選んでもいいですし、逆もそうですね、
女性で声が低くて太いような、そんな感じであれば
男性っぽい議員も選んでみてもいいのかなと思います。
そこで自分の声質にあったものですね、これは結構大きな割合を占めていて、
自分でやりたい議員よりも自分の声質にあった議員の方が重要度が高いかなと思います。
先月僕も先生とそれでバトルしたばっかりなんですけれど、
自分としては感覚としてはこっちの議員がいいなというふうに言うんですけれども、
先生からあなたの声質であればやっぱりこっちでしょっていうふうに言われてですね、
でもやっぱりその練習に対する意欲もなくはないんですけれども、
聞いている人がどう感じるかなっていうのが考えるべきなんで大会であれば。
発表会であれば別なんです。
発表会であればある程度自分がやりたいようにやってもいいんですけれども、
大会においてはですね審査員にちゃんと評価される必要がありますので、
その審査員の目線にある意味近いと思われる先生の言うことをですね、
先生の視点で見た場合のこの声質にあったものを選ぶというのは、
これは重要かなと思います。声質ですね。
そして3つ目なんですが、3つ目はですね、母音、自分の得意な母音、苦手な母音の多さで判断します。
僕の場合はですね、うが苦手だったんですよ。
その時に富岳だったかな、信州、今どっちの名前でもあるんですが、
信州の漢詩があるんですけれども、その詩文はですね、うがめちゃくちゃ多いんですよ。
良相たる、富岳、先週にそびゆ、各釈たるという感じでですね、もうううばっかり続いてくるんですね。
こういうやつは本当に避けたほうがいいです。
もう発音を練習するだけで練習の大半が費やされてしまうんですよ。
もちろん苦手なものが全くないというのも、それは練習のしがいはないんですけれども、
とはいえですね、もともとこの発音が苦手だっていうのがあれば、
それはやはり少なめなものを選んだほうが良いのかなと思います。
個性を出す吟代選び
発音が苦手、もしくはよく指摘されてしまう、あとは悪い癖が出てしまいがちな発音とかですね。
僕はうが苦手なんですけれども、一方でえ、えですね、えーーーとか、
こういうふうにえも小さい頃はですね、鼻に引っ掛けるような吟じ方をやっていたので、
安直にえが主張されるような、転句でえの母音が来るような吟を選んだりすると、
それも悪目立ちしてしまうというところがあって、うとかえがないようなものを選んでおりました。
本当に悲しいですね。
こういうのを踏まえた上で、自分の感性に沿ったものを選ぶ。
この人の言っていることは理解できるなとか、こういう景色を吟じてみたいなとかですね、
そういう少し前向きな気持ち、共感できる気持ち、
そういうものが入り混じるもののほうがやはり史上を込めやすいというふうになります。
全くそういうものが出てこないというものはですね、僕は結構性格的に避けたいですね。
全然気持ちわからないのにその自分をやるっていうのは、
年を重ねれば全然見方が変わってきますし、
全部わからないからとりあえずどれかやってみるというのもいいと思うんですけれども、
ある程度わかるのであれば、やはり自分の琴線に沿ったもの、琴線に響いたものをですね、
やるとよいのかなというふうに思います。
そして最後、これいくつ目かな、5つ目、6つ目ぐらいだと思うんですが、
最後はですね、差別化できるもの、特徴があるもの、面白みを感じるもの、
大体こんな感じですね。
3つまとめて言ったんですけども、どれも同じ意味です。
大会で一番面白いものは、
もちろん上手く綺麗にやる必要はあるんですけれども、
それに加えてですね、かもなく不可もないみたいな感じを出しても、
それもまた上位入賞に行けるかもしれないけれども、
優勝とかにはやはりちょっとなりにくいのかなと思うんですね。
ちゃんと自分なりの個性が出る、やりがいのある、
自分なりの個性が出る、やりがいのある、
ちゃんと自分なりの個性が出る、やりがいがある、面白みがある、
そういうフックになるようなものが選べるのであれば、
やはりそれがあったほうが良いかなと思っております。
これはちょっと概念的には難しいんですけれども、
自分の流れがですね、あまりに普通すぎるみたいな、
全然特徴的なものがない、言葉も全部同じテンポで、
特にここで一気に盛り上がりがあるとか、
そういうものでもないようなものは、
僕本当にやっててつまらないんですね。
物足りないと言いますか。
それは自分の解像度が低いだけかもしれないんですけれども、
そもそも詩吟の構成として、詩文が決まっているし、
メロディーラインも主に決まっているのは詩吟ですから、
それがですね、ざっと見た感じ、すでに面白みを感じないのであれば、
ちょっとそれも避けたほうが良いのかなと思います。
ただこればっかりはですね、吟じてみないとわからないです。
詩文を読みながらなんとなくでもいいんで、
自分なりに一度ちゃんと吟じてみる。
で、なんか全然噛み応えがないなみたいな。
そういうものは僕は避けるようにしております。
ということで、こんな感じですかね。
この吟台を選ぶときにどういう視点で考えているか。
吟の選び方
男性的か女性的か、自分の声に合っているかどうか。
母音が苦手なものとか、悪目立ちするものがないかどうかですね。
あとは感性に沿ったものだけれども、面白みがあるようなものとかですね。
そういうところで選んでもらえればですね、
結構自分に合ったものが選べるんじゃないかなと思います。
ではこんな感じですかね。
まだまだ喋ったり吟じたりするのが、吟じるやつもですね。
この間、練習できない時期はこういう練習をやりましょうって動画を僕は撮ったくせにですね。
本当に全然やる時間がなかったんですね。
やる時間、気力、体力が本当になかったんで、
お盆ってこんなに大変なんだとしみじみ感じてます。
すいません。
では、今日後半一つ吟じたいと思います。
今日吟じるのはですね、林羅山作「舞夜の清月」ですね。
ではまず詩文を読んでいきます。
舞流の修飾、月千間。
荒野平原、晴れて改善。
西西洋転発し、鉄石無く。
一輪千里、草天に連なる。
ではどういった内容か。
武蔵野の元夜の秋の景色は誠に素晴らしい。
月が艶やかに美しく輝き渡り、野は遠く平らかにどこまでも広がっていて誠に気持ちが良い。
それは草の緑をどこまでも敷き連ねて、車の輪立ちの跡もなく、車といえばただ一つ。
まん丸い月が空高く千里の彼方に輝き、その光を受けてこの草原は遠い大空と一続きになっているのである。
この詩文、僕結構好きなんですよ。
結構好きでイメージもしやすいんですけれども、これがですね、今日話した内容で5つ目のポイントに引っかかってですね、選別から漏れてしまいました。
実際に吟じてみるとですね、すっげーつまらない。
つまらないって言っちゃダメです。
大会に向けて無難に吟じるとですね、本当に特徴、自分らしさとか特色を出すことが全然できなくて、
先生と自分でですね、これはあんま面白みないですね、みたいな。
そんなでしょって先生から言われて、これはなくなく言いなくなりました。
ただこれが発表会であればですね、自分なりにちょっとアレンジしたりして、もっとのびのび吟じればこれは全然ありかなと思うんですけれども、そんな感じです。
林羅山の作品
あとこの林羅山という方、1583年から1657年に生きた方なんですけれども、僕が前にも話していたように、僕が今めちゃくちゃに聞き込んでいるラジオ、古典ラジオですね、これの最新の話に出てきているんですよ。
今古典ラジオはですね、歴史をめちゃくちゃ面白くかつ深く深く学べるものなんですけれども、
今、豊臣秀吉と徳川家康を題材に挙げているんですね。
その中で家康が関ヶ原で勝った後ですかね、勝った直前直後ぐらいに地盤固めをする際に呼び寄せた素晴らしい人たちの中に林羅山という名前があったんですね。
林羅山ってどっか聞いたことあるぞと思ったら、そうこの部屋の聖月を作った方なんですね。
そういろんなところで歴史勉強しているとやっぱり詩人とのつながりが見つけやすいんで、これはなんかやっぱり楽しいなとしみじみ思います。
ということで、今日はですね、散々実ってしまったんですが、この部屋の聖月、ちょっと発表会向けに自分でのびのびと言字で終わりたいと思います。
部屋の聖月 林羅山
部屋の就職
月
閃煙
荒野
永遠
晴れて
改善
聖星を
転発し
鉄石
幕
一輪
千里
草
天に
連なる
いかがでしたでしょうか。
久しぶりに吟じるから、もうめちゃくちゃ喉声ですね。
いやー、本当にこれは直していかないとな。少しずつリハビリですね。
なかなかのびのびやっているけれども、やっぱりお腹を使わないと表面的なギンになっちゃうなっていうのも感じながら、ちょっと鼻詰まりもあるしですね。
体調に気をつけて、少しずつ僕もリハビリしていきたいと思います。
明日は、明日も通常配信かな。で、明後日が限定公開のYouTubeメンバーシップ向けの配信にしようと思います。
主張はないはずかな。
ということで、引き続きまたこのYouTube、志銀チャンネル再開しておりますので、引き続き楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
あとコメントやリクエストご相談もお待ちしております。
では、志銀の魅力を発信する志銀チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。