1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 【詩吟ch】経過報告:素読50回..
2022-09-01 17:47

【詩吟ch】経過報告:素読50回して気付いた意外なこと<九月十三夜陣中の作>

九月十三夜陣中の作 / 上杉謙信
霜は軍営に満ちて 秋気清し
数行の過雁 月三更
越山併せ得たり 能州の景
遮莫 家郷 遠征を思う

#詩吟 #漢詩
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:02
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、わかりやすくザックバラーにお話ししていくチャンネルです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は、一昨日はですね、奥さんが夜、お腹の甲がなかなか動いていないような気がするということで、深夜に病院に行ってとかですね、次の日だいぶちょっと眠たくて、なかなか収録ができなかったということがありますし、昨日もちょっとソフトウェアが止まってしまって、YouTubeができなくてですね、2日ぶりとかになりますけれども、変わらず元気にやっております。
今日はですね、今日何話そうかなと思ったんですが、今日お話しする内容は、曽読、曽読ですね、曽読50回やって感じたこと、気づいたこと、そういった内容になります。
以前にですね、詩吟の本質だということで、僕が2回ぐらい熱弁したことがあるんですけれども、そのうちの1回でですね、詩吟というのは、曽読1000回、吟じるのは2、3回でいいみたいな、そんな話をしました。
この曽読100回ではなくてですね、ただ詩を読むことなんですけれども、それを1000回、1000回ですね、それだけやれば見えてくるものがあるよ、だからもう曽読をしっかりとやること自体がとても大事なことなんだということを、僕が教わって配信させていただきました。
ということでですね、お盆連休から明けて、今週の月曜日から僕も通勤時間に曽読をちゃんとやるようにしました。
といってもですね、そんな1日に100回やったから10日でOKとかそういうもんではないと僕は思っているので、1日10回、通勤時間の最初の時間使って10回真剣にやるということをやって、
月から金曜日で今日で50回やりましたので、それでですね、それなりに気づいたことがあったので、自分のメモが寺にもお話ししようと思います。
曽読でそんなにいろいろわかるのっていう方もいらっしゃれば、そんなの当たり前でしょという方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とですね、あるもんだなぁと改めて思ったのでご紹介させてください。
今回僕はですね、ひたすら曽読1000回やろうと思っているものはこちらです。
よく言っている一番大好きな吟、上杉謙信作、九月十三夜人中の作ですね。
こちらになります。まず1回曽読やってみますね。
九月十三夜人中の作、上杉謙信。
03:16
これですね、これを毎日10回ひたすらやっているということなんですけれども、たださらさらと詩を読むだけであれば、別に難しいことではないですね。
今回、丁寧に丁寧にいろいろ考えながら曽読をやってみたわけなんですけれども、いろんなところを気づきがありました。
そうですね、まず一つ目はですね、これなんですよ。
九月十三夜人ですね、上杉謙信。
この人の音の出し方ですよ。
これってあの前に僕も先生に教わったなぁと思いながら人の出し方が3つ4つぐらいなんか種類があるらしいですね。
今回2つ3つぐらい僕もなんかすごく気にしたんですけれども。
九月十三夜三夜人中の作ここでまず2種類の音が出てくるんですよ。
九月十三夜三夜三夜の音っていうのは口を閉じない方が綺麗に発音できるかなと思っています。
九月十三夜十三夜ではなくて十三夜口を閉じずに口の中で下で口を閉じてる感じですね。
人中の作人中の作これはすごい難しくてこれも同じような運の出し方にするのか運の出し方にするのか悩むところなんですね。
十三夜人中の作人中人中口を閉じてもいいような気もします。
上杉謙信上杉謙信この謙信のはですねこれはしっかりと口を閉じた方がまあ多分正しいなんだろうなと思います。
下杉謙信は軍営に満ちて軍営に多分これは口を開けたままの音ですね。
九月十三夜三夜三夜の音は口を閉じるんでしょうね。
九月十三夜三夜の音は口を開けたままの音なんですね。
九月十三夜三夜の音は口を閉じたままこんな感じですね。
運がいっぱい出てくるんですよそれがようやく気づいて今更ではあるんですけれどもこんなにこんなに入り乱れるのと思いました。
勘弁してくれよということで50回やったんですけれどいまだにどの運の出し方がいいのか意識して使い分けるということがまだまだ身についてないですね。
遠征もすごい難しいんですね遠征口を開けたままの方がいいような気もするけれども遠征なんか口を閉じた方が重みがあるような気もするんですねということです。
06:01
もう運の出し方ですねこれだけでもう1回の内容になっちゃいますけれど他にどういった内容があるか気づいたところですね。
霜は群明に満ちて秋季清し秋季秋季この伸ばし棒のあるような頭高の詩文ですね。
秋季ううきっていうこういう伸ばすような音で頭が高いこういうアクセントの場合だと結構やっぱアクセントを丁寧にあるのが難しいなと思います。
秋季、数孔の数孔のもやっぱ伸ばし棒は結構難しいですね。
そんなところかなで下境遠征そんなところですね。
で、あとは下岸数孔の下岸月参考越山合わせ得たり農習の農習のこれもですねこれも同じですね。
農習の経緯さもあらばあれ下境遠征を思う。
あとはそうかな霜は群明に満ちてこの出だしの方なんですけれど自分はですね霜は霜はさらと言って群明でなんか強い感じを出したいと思うと
群明のんえいは同じ音程にしないといけないんですけれどもアクセント的にはですね。
それがですね霜は群明にとんえいにとなんかうんとえいがすごいなんか強く出すぎて音も高くなりすぎてるようなそんな感じもしました。
だいたいこんなところかなであと一番大事なところですね最後一番大事なところ
この詩文は果たしてこの作者つまり上杉謙信ですね本人はどこが一番言いたいんだろうなということを考えてみました。
まあまだ初戦50回しかソドクやっていないんですけれどまあいろいろ考えてみるわけなんです。
霜は群明に満ちて周期清し霜が満ちている群の陣営の中に霜が満ちている秋の気配がとても美しい
まあここの風情のある感じですねまあそれも美しいかなと思うんですけれどもあくまでこれは舞台設営というか
この詩の中の舞台の背景みたいな位置づけになるのかなと思います。
数光の花岩月三光数匹の狩りの群れが月夜の中ですね飛んでいると月明かりの下を飛んでいる
これもまあこれの中に特別な意味を持たせているかというと月が綺麗だなとかそういう状況でまあまあまあ
でもこの月三光月三光は意外とあるのかもしれない意外とあるのかもしれないですね
で越山淡瀬谷濃州の景自分はこの遠征をしてですねこの越中越後の山々を我が手に入れることができたんだという話ですね
09:02
そして濃州のとの景色も支柱にあるという話です
これまでですねやはりあの詩吟をやっていると僕何度もこれは言じたことあるんですけれど
ついついテンクイコールサビの部分音楽のサビの部分だからここが一番やっぱり見せどころかなというふうに考えちゃうんですよね
で俺はここ得たぞみたいなそんな感じですね
ただここを上杉謙信は本当に言いたかったのかなっていうふうに考えるとなんかちょっと薄っぺらいような気がしたんですよね
それはもうもちろんいろんな犠牲を払って何とか手に入れることができたんだ
この景色が本当に美しいんだという気持ちはあるんだけれども
なんかすごく表面的な気持ち対外的な内在じゃないですね
対外的な気持ちを表面に出しているあくまで本来の自分の気持ちと対比させるための何か強さを美しさを出しているんじゃないかなって思いました
最後ですね最後さもあらばあれ
家境遠征ようもこういうふうにそうなんていうかな
いろんなもう故郷を置いてきて素晴らしい景色も手に入れることができたけれども
一体家族故郷の者たちは私たちの身を案じているんだろうかというこのギャップの話ですね
このギャップの話もあるけれども
僕はですねやっぱりこの詩の中で一番大事なところはここだと思うんですよ
さもあらばあれさもあらばあれですよ
なんだこの言葉はですよ
美しい景色があって月が晴れ渡っていてですね
欲しいものも手に入れた
ただ家族とか故郷の者たちも自分たちのことを心配してくれている
いろんなことを思うけれども
なんていうかなこの
えいままよというふうに訳されることもあるんですけど
このさもあらばあれ
この今この瞬間ですね
外の景色
古さと思う心
美しい景色で月も照っている
こういうようなこの全てを内在した今この瞬間が
なんかやっぱり一番言いたいんじゃないかなっていうふうに思いました
さもあらばあれ
さもあらばあれですよ
なんじゃこれ
多分もう少しこれは辞書引いたりして調べないといけないなと思うんですけれども
この言葉ですね
いろんなことがあるけれども
えいままよなんですよ
という意味でこのさもあらばあれが一番本人が言いたいところなんじゃないかなと
素読50回でなんとかちょっと考えてみました
どうですかね
12:01
だからですね本当これ
さもさもあらばあれ
このアクセントもですねもっといろいろ考えないといけないかなと思います
さもあらばあれなのか
さもあらばあれなのか
さもあらばあれ一言で言うのか
なんかいろいろあるなぁと思いますけれども
多分本当にこれはいっぱいたくさんやってみながら考えながら
吟じてみながら
自分がこれだと思うところを見つけていくのが
やっぱり銀道なんじゃないかなと思った次第です
いかがでしたでしょうか
こんな自分のまだたった素読50回
1000回までいってあと何日やらないといけないか
100日間ですよね
週に50回だから
50周
違うかな
という感じで頑張っていきますけれども
自分もちゃんと真剣に素読やったのを
今までほとんどやってなかったなって反省しているので
改めてやってみて
深いところも自分で考えてみて
喋ってみました
それなりに意外と分かるもんだなと思います
本当に小さい頃いっぱいやってきたんですけれどね
改めて言葉にして考えてみると
見えてくるものが違うなと思ったので
共有させていただきました
あなたもこの詩をやりたいと思ったら
たぶん1日に100回とか言っても
思考が深まらないと思うので
まずは1日10回丁寧にやる
たぶん5回ぐらいで飽きてくる
残り5回を耐えるような感じで
もうひと踏ん張りだという気持ちで5回やる
それで1日10回ですね
それを少しずつ繰り返せば
だいたい1日5分ぐらいの時間で
5分か10分ぐらいで
少しずつ得られるものがあるんじゃないかなと思います
これが果たして100回500回やった時に
何か感じるものがあるのか
改めてご期待ください
ですね
よし結局たくさん喋ってしまいましたけれども
後半一つ吟じて終わりたいと思います
というかこれですね間違いなく
9月13日改めて吟じていきたいと思います
普及に吟が変わるかはまた
ちょっと怪しいところではあるんですが
さもあらばあれ
ここが本当に重要かなと思いますので
丁寧に吟じていきたいと思います
9月13日陣中の作
植杉謙信
島は国に満ちて
しゅききよし
15:02
つこの
かがん
つき
さんこ
えつざん
えたり
のしの
さもあらばあれ
かきょ
えんせい
おも
どうでしょうか
今まではえつざん合わせたり
わんわんわんわんって言って
のしゅのけいでしっとりするぞ
みたいな感じしてたんですけれど
のしゅのけいまでですね
なんかしっかりとバーンと吟じて
さもあらばあれで
改めてなんか丁寧にというか
じっくりと味わいながら吟じてみて
かきょえんせいおも
これも対比なので
そんなのやりきったぞみたいな感じで
吟じるのもなんかちょっと
ちがうんじゃないかなと思いながら
吟じてみました
自分なりにはなんか結構
少しつかめたものがあるような気も
しなくもなくもないんですけれども
どうでしょうか
みなさんもですね
自分の銀道銀道というかですね
なんかあのより良いものを見つけていく
この旅路を楽しむみたいな
そんな感じかなと思うんですけど
そう
ソドクをやることで少しずつ
一歩一歩踏みしめれるんじゃないかなと
改めて思った次第です
まあソドクなら
いつでも誰でもすぐできますんで
やってみて楽しんで考えてみましょう
きっと深まると深まると思います
ではでは
今日もなかなかマニアックな話でした
けれども少し感想なりいただけると
とても嬉しいです
詩銀のミルクを発信する詩銀チャンネル
今日は以上です
どうもありがとうございました
バイバイ
17:47

コメント

スクロール