詩吟の魅力とチャンネル紹介
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。もうあっという間に夏が来ましたね。
来春はゴールデンウィークという意味が不明だと。あれ?ちょっと前までまだ冬だった気がする。あれ?一気に夏が来たと思ったらもうゴールデンウィーク。もう季節がめちゃくちゃで。春ってないんだって思いましたね。
あとは、この流れで言うのもなんですけれども、このyoutubeのチャンネル登録者数が2700人に突破しました。
本当にありがとうございます。僕は本当に100人ずつ、もう100人上がるのに1ヶ月半か2ヶ月ぐらいかかるんですけど、それがずっとこの3年間ですね。
3年間ずっとこんな感じで来ているので、この100人ずつがすごくありがたいですね。
ぜひこのペースのまま3000人という大台が早く来てほしいなと思っております。
ではこんな感じかな。最近配信が少なめで申し訳ないんですけれども、色々とたくさん活動しております。
Kindle書籍も新しいのですね。今、詩人の教科書入門編を作っているので、また近いうちにご報告、ご連絡できるかなと思っております。
では今日の本題に入るんですけれども、今日はですね、あなたはどのレベル、この平平流ですね、銀猫流、詩人のレベル、詩人のレベル15段階ということでお話ししたいと思います。
銀の上手さというものが、もちろん商談審査とかがあってですね、それで定まっていたりするんですけれども、僕はちょっと口が悪くて言っちゃダメなんですけど、あれあんまり意味ないと思っているんですよね。
あんまりこの学位、段位でこのレベルの人なのかみたいなのが結構いらっしゃるなという感じがあります。
ただ続けていれば取れてしまうような感覚が、印象がどうしてもぬむえないんですよね。
そもそもこの書、副式で発生できていないんじゃないかとか、このレベルなのに歌詞を見ているってどういうことなのかとかですね、いろいろ思うところがあります。
ということでですね、2700人になったということも別になくはないですが、私の実体験をもとにですね、詩人のレベルをこういうふうに分けたら分かりやすいんじゃないかなというのを提案したいと思っております。
最初はですね、レベル5くらいに分けようかなと思っていたら、結局のところレベル15くらいまでになってしまってですね、非常に多くなってしまったんですが。
まあとはいえ、それなりに実感の持てるレベルになっているんじゃないかな、まだもっともっと洗練していくべきではあるんですけども、比較的参考になるんじゃないかなと思いましたので、
今日はそれを発表したいと、ご紹介したいと思います。
ぜひ自分がどれくらいに今位置しているのかをですね、考えながら聞いてみてください。
では順番にですね、どんどんどんどん行きたいと思います。15までありますからね。
ではまずレベル1ですね。レベル1、身を見真似で最後まで吟じることができる。
先生がやりました。それに合わせてですね、一緒にまだすごくたどたどしいけれども、とりあえず最後まで吟じることができるということ。これがレベル1。
そしてレベル2がですね、大きな声で最後まで吟じることができると。
やはり地声の力強さ。ただ一気に腹式の発声ってなると難しいんでですね。
まずは普段今まで出したことのないような大きな声でこの詩吟をちゃんと2分間ですね、吟じることができるということ。
そしてレベル3です。レベル3、これ大事ですよ。歌詞を見ずに最後まで吟じることができる。
僕ここレベル3なんですよね。だからどんなに役職があろうと歌詞を見てゼックレベルをですね、歌詞を見て吟じている人は僕の中でめちゃくちゃにレベルが低いと思ってます。厳しめですけど。
そしてレベル4です。レベル4は発音とアクセントを丁寧に意識して吟じることができる。
まあ骨組みの話が入ってきました。では骨組みといってもですね、やっぱりその中でもすぐできるものとなかなか時間がかかる大変なものがあるので
比較的すぐできるものは発音とアクセント。これは意識しているかどうかでですね、もうすぐに効果が出るものです。
これを精度は細かくはいいんですけれども、自分なりに正しい発音、聞きやすい発音、正しいアクセントが意識できているかということです。これがレベル4。
そしてレベル5が音程を丁寧に意識して吟じることができるということです。
雪鳥の場合、主音に戻るのがあまり意識できていないという方、あとは雪鳥の大揺りの最後の音とかが上がりやすいとか下がりやすいとか、そういう方ですね。
そういう方はここを意識しているかどうかというのがすごく伝わってきます。
感情表現と技能の深化
ただ2分の1音とか4分の1音とか8分の1音とかそこまで気にする必要はないんですけれども、ちゃんと丁寧にやろう、主音を捕まえよう。
そういうふうに意識できているかということは、これがレベル5ですね。
レベル6、発声を丁寧に意識しているかどうかですね。
この詩吟における発声、まだ副式でしっかりというわけではないんですけれども、具体的に言えばたっぷり吸って、ちゃんと溜めて、それから出すというこの流れを毎回ですね、さぼらずに丁寧にやれているかどうか、ついつい幼なりになってきます。
少なくとも出だしと転句の入りですね、このあたりを丁寧に発声を意識できているかというところ、これがレベル8になってきます。
そしてレベル7ですね。レベル7は言葉運びと節長を素直に吟じることができるということです。
言葉運び、詩文のこのテンポですね、そして節長のウニャウニャしているこの長さ、これらを変にいじくり回すことなくですね、言葉運びであれば均等に、
ベンセイとかですね、ベンセイとかって急にやらずに、ベンセイーシュクシュクーと。
節長もですね、変に換気をつけないですね、こういうふうにやるんではなくて、素直にまずやることができるか、これ本当に大事でですね、急に色づけようと思っても基本ができていないともうダメなんです。
なので素直に言葉運びと節長を吟じられるかどうかがレベル7になります。
そしてレベル8ですね。発音とアクセントと音程ですね、これを精度高く吟じることができる。
この辺りから結構難しくなってきます。いよいよ精度が求められてくる感じですね。
発音であればちゃんと口が開いているか、所々で口が何言ってるか分からないようにならないように。
アクセントもですね、2音目を明瞭に上げたり明瞭に下げたりすることができるか。
音程についてもですね、4分の1音ぐらいの音のズレは認識できるぐらいがいいのかなと思います。
それほどに今までのやつをさらにレベル高く実現するというところがレベル8になってきます。
某全国コンクールの大会とかこういうところが必要になってきますね。
そしてレベル9です。先ほど骨組み3つ言ったので4つ目のこの発声ですね。
この腹式の発声、いよいよここが大事になってくる。
丹田を使った発声、これをちゃんと緩めることなく最後まで吟じることができるかということですね。
出だしと転句の入りだけじゃなくて途中もしっかりとお腹をある意味固めたまま丹田を絞り続けたまま吟じることができるか。
これがレベル9です。僕多分ここに至るまでに15年か20年ぐらいかかっている気がしますね。
そしてレベル10です。緩急強弱の波を表現することができる。
先ほどは素直に説聴とか言葉運びをやっていたんですけれども、今度はここからようやく緩急強弱を入れていくという形になります。
基本ができていないと緩急強弱を無理やり入れてもろくなことにならないんです。
なのでここでこの自分はここが一番効かせどころだからたっぷりやろう。
その手前はちょっとキュッとやろうとかですね。こういうふうに意識的に設計して吟じることができるか。
これ感情を込めるのとは違いますからね。緩急強弱を入れ込むということです。
そしてレベル11ですね。これまでのすべてをバランスよく実現することができるという話です。
最近の僕の話ですね。こんなにいろんなことを意識しないといけないのかつらいなーみたいな配信をしていたんですけれども、
まさに今僕この辺ですね。この辺でへこんでます。勘弁してくれと。
こんなにマルチタスクできないよという感じなんですけど、これまでのすべてをバランスよく精度高くやることができると。
姿勢とかもっと入れ込みたかったんですけれどちょっと今回省きました。
頭を動かさないとかですね。姿勢を良くするとかそういうところも大事かなと思ってますけど、
とりあえずここら辺で僕はたぶん今レベル10とか90ぐらいなのかなと思ってますね。
そしてレベル12。細かな表現を使って感情を表現することができるということです。
詩吟技術の可視化
ここからいよいよ感情が入ってくる感じですね。こういう感情を表現したい。
だから今まで学んできたこの骨組みとか、緩急強弱とか言葉運びとか、そういうものをじゃあここはこれぐらいに使おう。
これは何秒縮めよう。ここは少し意識的に上げようとか、ここはちょっとえぐってみようとか、
そういう本当に解像度を高くすることによっていろんな今までのスキルを随所に入れ込んで、
自分がやりたい感情をですね、表現として出すことができるという話です。
そしてレベル13ですね。立ち振る舞いだけで上手いと思わせることができる。
もうその場に立ってこれから吟じますという時に場の雰囲気がですね、ピリッと変わって。
そういうのがですね、やっぱり普段から背筋をダラーンとしてぐでぐでっと歩いてきてやってもそんな感じにはならないので、立ち振る舞いをダイバーの重視するというところです。
これもうちょっとレベル早めに入れてもいいかなと思うんですけど、僕も人前でやる時にですね、なんか急に雰囲気が変わりましたって人に言われたことがあって、
一瞬でもこういうことができたんじゃないかなと勝手に思ってます。
そしてもうだんだんレベル付けるの疲れてきたんで最後雑ですね。
レベル14。死銀を知っている人を感動させることができるですね。死銀を知っている人を感動させることができる。
夏の夜の吟じ方
レベル15は死銀を知らない人も感動させることができるという話です。
大体こんな感じ。多分もう少し後半細分化していってもいいのかなと思うんですけれども。
もうちょっとですね、銀猫流死銀レベル表みたいなのを整理しても面白いんじゃないかなと思います。
面白いというかですね、本当に実体感、実感に沿ったものじゃないと、今はこういうレベルなんだ、次はこういうレベルを目指した方がいいんだみたいなのが、
もうちょっと明文化されていた方がいいんですね。明文化されないことで上達しているのであればいいんですけれども、
僕が感じている分にはですね、明文化しないことによってどんどん全体的に悪くなっているような感じがすごくするんですよね。
このレベル、この障段、この段位なのにこのレベルなの?みたいな。全然うまく感じないんだけどみたいな人がいればいるほどですね、
知らない人にとっては死銀の世界ってレベル低いんだなって勘違いされるんです。勘違いじゃない可能性があるんですが、
そういうのは正直すごくシャクなんで、今日はこういう話をさせていただきました。
ぜひ今自分はどのレベルなのか、次はどういうレベルを目指した方がいいのかをですね、参考にする指標にしていただければと思います。
もうちょっとAIと対話しながら深掘りしてレベル分けをうまい感じにしたいなと思っています。
はい、いっぱい喋りましたけれども、後半一つ吟じて終わりたいと思います。
今日吟じるのはですね、もう夏になったんですね。
絵馬最高という方が作られました、とても繊細な夏の夜ですね。夏の夜という詩を吟じたいと思います。
もう夏ですよね。
まず詩文から。
雨晴れて定常四苦風往し 新月眉のごとく繊維斜めなり
深夜涼をむさぼって窓覆わざれば 暗黒枕に浮わす眠の花
ではどういった内容か。
夕立ちの雨も上がり 庭先には竹の葉をそよがせる風がしきりに吹いている
空には新月がまるで眉のように細く斜めにかかっている
夜更けになっても涼を求めて窓を閉じずに置くと
どこからともなく眠の花の香りが漂ってきて私の枕に溶け込むようである
本当になんというか、女性ならではのすごく繊細で美しい吟。
僕の中でですね、こういう繊細さと美しさがある吟ってなると、
これが夏の夜が出てきますし、あとは春夜落上に笛を聞くかな。
この辺りがまず出てきますね。
多分他にもいろいろあると思うんですけど、夏の夜っていうのは美しい。
男性には決して欠けないような、そんな詩文かなと思っております。
ではこちらを吟じて終わりたいと思います。
夏の夜 絵馬最高
雨晴れて
以上
四苦二苦
男性がやるより女性が吟じた方がいいですね。
全然美しさ、繊細さ、全然うまくできなかったなってちょっとショックは受けてます。
では今日はこんな感じになりますかね。
明日が限定効果アドバイスになるので、次はあさっての配信になるかなと思います。
あとはですね、このスポティファイの方で銀猫ラジオというものを今第8回までやっております。
そこもですね、詩文を知らない方が分かりやすく楽しめるような内容に特化しているので、
ぜひそちらもQRコードから見に行くことができるので見てみてください。
ちなみにその再生したらですね、僕の動画が見えるんですけども、
そこを下にスワイプ、上にスワイプっていうのかな。
そうしたら下の画面でコメント欄があるので、そこにコメントとかも書いていただけたら非常に嬉しいです。
僕もちゃんとコメントを返しとかもしないといけないかな。
というところで評価とかコメントもお待ちしております。
ではでは、詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ!