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2022-03-03 12:05

【詩吟ch】腹式呼吸を身に付ける最初のステップ<春日偶成>

春日偶成 / 夏目漱石
道う莫れ 風塵に老ゆと
軒に當たれば 野趣新たなり
竹深うして 鶯乱れ囀り
清晝 臥して春を聽く

#詩吟 #漢詩
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週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
今日は、腹式呼吸に関する話をしていきたいと思います。
これまで、勘違いのこと、そして腹式呼吸の原理、どういう仕組みなのか、そういった話をしてきました。
では、これからどうやっていけば身に付けられるのか、というお話に移ります。
今日は、その第一歩目ですね。腹式呼吸を身に付けるための最初のステップ、みたいな、そういうタイトルでお話ししたいと思います。
腹式呼吸を身に付けるために、最初に何をすべきか、ということなんですけれども、それは、丹田による呼吸を身に付ける、ということになりますかね。
腹式呼吸はどういうものかというと、丹田で息を吸って、丹田を絞って声を出すということなんですけれども、
慣れてくると、この丹田を動かすことで、吸ったり吐いたりすることができます。
声を出すというのは、次のステップになるので結構難しいんですけれど、まずは丹田で呼吸ができるようになるということが大切です。
通常の息を吸ったり吐いたりするとき、あまりトレーニングとか訓練していない方っていうのは、だいたい、腹式呼吸になるのかなと思います。
胸の方ですね。胸の方が吸った時に膨らんで、膨らむというよりは、横に広がるって感じですね。
肋骨があるから、その目の前にボコって膨らむわけじゃないですから、吸った時に肩が少し持ち上がって、
肋骨が横に広がるような感じ。それが、一般的な呼吸になります。
それに対して、腹式呼吸というのは、丹田を膨らませることになります。
具体的にどういうのか、もう少し丁寧に説明していきますね。ここは大事な話なんで、よく聞いてください。
ポンプをイメージしたらわかりやすいんですけれども、丹田を膨らます。丹田を前に出そうとする。膨らまそうとした時に、息が口からスーッと入っていくわけですね。
丹田を膨らませると、体の中の圧力が下がって、口から自然と息が入る。そういうような原理なんですけど、ちょっと理系的でわかりますかね。
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丹田を膨らませた時に息が入る。丹田を絞ませた時に息が息を吐く。これが丹田。丹田を使った呼吸になります。
最初のうちは呼吸と丹田の動きが連動しないと思うんですよ。丹田をひたすら動かしていても関係なく口から息が入っていくし出ていくという状態になると思います。
なので最初はそれでもいいんです。丹田の動きと息がバラバラでもいいんですよ。でもそれを少しずつ連動させていってほしいんです。具体的にどうやればいいのか。そこですね。
本当は誰でもできると思うのでぜひ私の話している通りにやってみてください。まず最初に丹田を膨らませます。とにかく膨らませてから息を吸うんですね。
ポコッとしてから息を吸う。その次に丹田をへこます。へこましてから息を吐く。膨らませて吸ってしぼませて吐く。もう一度ですね。膨らませて吸ってしぼませて吐く。
これ通常の工程を2倍にしてるんですね。通常であれば丹田を膨らませたと同時に息が入るし丹田をしぼませたと同時に息が吐くということになるんですけれども最初はうまく連動しないので意識的にですよ。意識的に膨らませて吸ってしぼませて吐く。これを何度も何度も繰り返していくんですね。
そうするとだんだんと呼吸と丹田の動きが連動するんですよ。丹田を膨らませた時って息が入るんだなということが理屈上というか人間の体の構造的にもそこはちゃんと連動するようになるんですけれど最初のうちはぎこちないのでなかなかできないんですね。ぎこちなさを取るためには反復練習することが必要です。
ただこれあのどこでもこっそりいつでもできるんですよ。だからあの本当に毎日少しでもいいのでこの吸って吐いて丹田を使って意識的に呼吸するというのを意識してみてください。さらに言うとですよ。さらに言うとあの人と話している時そういった時も意識できるともうパーフェクトです。
僕の志銀の先生ももう腹式呼吸っていうのはもう四六時中意識していると言ってましたね。人と話している時に話しているっていうのは息を吐いている状態なんです。息を吐いている状態だからその時はもう意識的に丹田を絞ませてみるんです。別にあのちゃんと連動していなくてもいいんですけれど今は息を吐いてるなと思ったらキュッとキュッと丹田を絞ませてみる。
逆に息を吸ったタイミングでちゃんと丹田を膨らませてみる。こういうふうに日常において丹田をとにかくベコベコベコベコ動かしていくんですね。本当これあの大事なんですよ。日常に入れ込んでそしてこの丹田による呼吸を無意識でできるようにする。無意識で連動するようにするとそこまでいければですねあのだいぶ次からやりやすくなってきます。
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やはりあの丹田と連動させて声を出すっていうところはこの丹田の呼吸の次のステップになるんですよ。なのですべてを意識的にやるっていうのはなかなか脳みそのキャパシティ的に難しいのでその声を出すことに集中するためにまずは呼吸のところはとにかく無意識的に連動させるようにすることこれが大事になってきます。
まとめると最初腹式呼吸を身につけるための最初のステップは丹田を使って無意識的に呼吸できるようにする。この丹田と連動させるようにする。すいません言葉まとまってなくて。そのためには丹田を膨らませて吸う。しぼませて吐く。これをぎこちなくてもいいからとにかく繰り返す。あとは日常的に喋っているときに丹田を動かしてみる。そういうふうにしてとにかくとにかく反復練習をして身につけてみてください。
分かりましたかね?分からなければぜひ質問してください。お待ちしております。
では後半の方に移ります。
後半はだんだん暖かくなってきましたので春にちなんだしかも夏目漱石が作った漢詩が見つかり目につきましたのでこちらを吟じていきたいと思います。
春日偶成という春の日にたまたまなるというやつですね。
では先に詩文から読んでいきます。
夕なかれ風神におゆと
軒にあたりてやし新たなり
竹深くしてうぐいす乱れさえずり
青昼伏して春を聞く
世間の煩わしさに紛れてすっかり老いてしまったなどと言ってはいけない夕なかれですね。
我が矢は軒先にいて新鮮な自然の趣を味わうことができる軒にあたりてやし新たなり
そんなふうに追いさらばいたようなことを言っちゃいけないよということですね。
竹あぶの奥のあちこちからうぐいすのさえずる声が聞こえ
竹深くしてうぐいす乱れさえずり
なんかここの言葉美しいですね流れが。
青昼すがすがしい真昼時
私は寝そべったままその泣き声に耳を傾け
春の訪れを知るのである青昼伏して春を聞く
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こののどかな感じがいいですね。
うぐいすが泣くのはさすがに2月末じゃ早すぎるか。
まああのそろそろもういい加減に春になってきてほしいですね。
暖房つけっぱなしだと電気代がもう半端にならないんで。
ということで吟じていきたいと思います。
だめだ今日はちょっとお腹が減っていて少しいつもより体力不足かもしれないですけれど
しっかりと吟じていきたいですね。
この春の明るい感じとこの少し寝そべったまったりした感じ
それが伝われば幸いです。
春日偶成 夏目漱石
夕中で
風神に
お湯と
桃の木に
あたりて
やし
新たなり
深くして
うぐいす乱れ
さえずり
青春
伏して
春を聞く
いやー日向ぼっこしながらうぐいすを聞きながら寝そびりたいですね。
日向ぼっこは幸福と高めますよ。
最近ちょっと頑張りすぎてるから。
広寝する日を増やしてもいいかもしれないですね。
ということで雰囲気が伝われば幸いです。
こんな感じですかね。
まだ引き続きリクエストの銀などあればお待ちしております。
だよだ!死銀の魅力を発信する死銀チャンネルどうもありがとうございました。
12:03
バイバイ!
12:05

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