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2023-02-16 22:40

【詩吟ch】詩吟の公開アドバイス⑤ A氏:赤馬が関を過ぐ<半夜>

半夜 / 良寛
首を回らせば 五十有余年
人間の是非は 一夢の中
山房五月 黄梅の雨
半夜簫簫として 虚窓に灑ぐ

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00:02
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今日はですね、この声を聞いてわかる通り、僕はだいぶ疲れ切ってます。
奥さんが、ちょっと念のため病院に行こうかってことで、急遽奥さんが病院に行くことになったんで、僕はすぐ近くのモールに、僕と今6ヶ月になる娘とですね、過ごしたわけですよ。
結局5時間くらいですね、ちょっと中間に奥さんが授乳しに来てくれたんですけれども、本当にですね、今日は全然寝てくれなくてですね、一切寝てくれなくて、ずっと僕が片腕で抱いたり、抱っこしたり、いろいろやりながら、もう片方の手でカートを引きながら、モールの中をぐるぐる回ってですね、興味を引いてあげたり、それを本当に合計3、4時間くらいですかね、ずっとやってると。
しかももう泣き、泣き始めるともう周りに響くようにずっと泣き続けてですね、僕も授乳することもできないし、今ミルクは飲まないんでですね、もう発泡塞がりで、いや本当にもうどうしようもない感じでですね、だいぶ疲れ切りました。
娘も泣き疲れて大変だったと思いますし、もう本当にこういうのを一人で対応されているママさんは尋常じゃないなと、本当に今日は疲れ切りました。
それでもとりあえずコツコツと、今日も志銀チャンネル頑張っていきたいと思います。今日はですね、志銀の無料公開アドバイス、何人目だろうな、2月15日分までの一人目をさせていただきたいと思います。
今回はですね、3人いただいたんで、それはまあ順次やっていこうと思うんですけれども、まずはお一人目Aさんですね、女性のAさん、銀を始めて3年目ということで、これからコンクールを目指していきたいと、ぜひアドバイスをお願いしますということで応募いただきました。銀はですね、赤間がせきをすぐですね、僕の大好きな大好きなやつですね。
それではまず、銀を聞いていただきながら、それに合わせて、その後にアドバイスしていきたいと思います。
今日ちょっと頭回ってないな、いや頑張ります。
03:35
壁画
遥かに巡る
赤間
ゆくゆく月の
天辺
初めて見る
人生
こんな感じですね、本当に応募いただきましてありがとうございます。
これは本当に応募するだけですね、ものすごく多分勇気がいることだと思うんですけれども、これは本当に他の人にも参考になるので、とてもありがとうございます。
ではですね、順にアドバイスしていきたいと思います。
まず聞いて感じたのは、音感がとても素晴らしいなと思います。
出だしから最後まで、途中もずれることなく、結構細かい音のズレもですね、きれいに表現されていたので、音感がとても優れているなという印象を受けました。
あとは、やっぱり全体的に間延びしている感じがあるかなというところと、本数ですね、本数がもう1本ぐらいは上げても全然問題ないんじゃないかなと感じました。
06:00
点句のところでですね、少し声を張らないと、ちょっと辛いぐらいがですね、ちょうどいいかなと思うんですけれども、点句は結構まだ余力がある感じで、一方低い音は少し声が枯れるぐらいな感じ、出しづらそうに感じていたので、本数はもう1本、もしくはもう2本上げてみてもいいんじゃないかなというところがあります。
ではですね、実際に細かく順に聞いていきながらアドバイスしていきたいと思います。
音程はとてもいいんですけれども、その分ですね、今回特に気をつけていただきたいところは、言葉運びとアクセントです。
言葉運びとアクセント。言葉運びはですね、言葉のテンポみたいなものなんですけれども、まずはAさんの場合はですね、まずは均等のリズム、テンポで詞文を読んでいくことを重要視してください。
調風であればですね、調風、調風、調風ですね、トントントントン、波を破って、波を破って、今のAさんの場合はですね、調風、調風という風に、調で風で分かれている感じがするんですね。
まずは本当に均等にするところ、これを意識されるとだいぶ変わってくるかなと思います。
調風、波を破って、まずこの言葉運び、均等にという。
そして2つ目はですね、そのアクセントなんですけれども、このアクセントは2音目が命なんです。
2音目、2音目をしっかりと上げる。
ここですね、調風というよりは、調風、調風、本当に階段のようにカクンと上がって、そのままキープする。
調風、波を、波を、破って、という、ここですね、この2つ、これがまあ結構何度も言うことになるかなと思います。
一般的かい
09:11
そうですね、ここの場合は、銀がだいぶ間延びしている感じがします。
一般
この大揺りの上がりはまあまだいいのかなと思うんですけれども、この下りの方がですね、下りの方が上がりと同じかそれ以上に、同じテンポかそれ以上の長さでですね、ゆっくり下がってきているんですね。
まるで本当に富士山のように上りも下りも同じような感じ、左右対称になっているんですよ。
そうではなくてですね、入り口はたっぷりとやったのであれば、もう下りはですね、できるだけ急順にトントントントンとやった方が良いかなと思います。
なので、一般
かえる
これぐらいですね、しっかりとたっぷりやった後はトントントントンと下りる。
で、ゆり落としの方もたっぷり伸ばした後はトントンとかえる
という形ですね。
本当にこの緩急、たっぷりやった後はゆっくり、ちょちょんとやるとですね。
ちょちょんとやった後はまたたっぷりやればいいと。
この交互にやることによって聞いている人が間延びしている感じがなくなってくるので、そこを意識してみてください。
はるかにめぐるあせき
ここははるかにめぐるあかまはせき。
言葉が少し多いんですけれども、ここも言葉運びは均等に。
そしてアクセントですね。
はるかに、はが高くてるかにが同じです。
はるかにめぐる
下がって上がると。
この2音目をすごく丁寧にやっているかどうか。
そしてこういう言葉が多くても走ったりせずですね。
均等に均等に一歩一歩踏みしめるように一音一音をちゃんと出すかどうかでですね。
この言葉を丁寧にしているのか、この重みを出せるかどうかがかかっていきます。
なのでここははるかにめぐる
あかまはという風に入ります。
ここを焦ってしまうと、はるかにめぐるとやるとすごく軽い感じになってしまうんですね。
12:00
はるかにめぐる
ちなみにめぐるはですね難しいんですよ。
むが微濁音になっていて、るっていうのはですね。
結構口を意識しないと雑な発音になってしまいます。
はるかにめぐるめぐる
巻き舌になっちゃいけないんですけれどもめぐるぐとるここを気をつけて
そしてあかまがあかまが
2音目からしっかりと上がってあかまがここも微濁音ですね。
あかまが
すき
決して走ることなく均等の言葉運びでかつ2音目のアクセントをすごく丁寧にやると
ここの丁寧さがそのまま銀の重さになるかと思います。
ここはですね流派によってその銀譜がちょっと違っていたら申し訳ないんですけれども
やはりアクセントがすごく気になるのと
まずさんじゅうろくなだ
僕は6段って言ってるんですけど
さんじゅうろくなだ
30の後に伸ばしているんですけれども
この伸ばしは無意識的にやっているのか
それと意識的にここに節調として防鼻器とかがあるんであればそれは問題ないです。
もしないのであればやはりそこは伸びてしまっているので均等ですね。
さんじゅうろくなだ
という風になります。この間を妙に間延びさせないということ。言葉運びですね。
そしてろくなだ
このアクセントがすごく気になりました。
アクセントはですね高いか低いかこの2つしかないんですね。中間というものはないんです。
ただ今A3のを聞くと
ろくなだ
ろが低くてくが中間でなだで高くなっているという
こういうアクセントに今聞こえたんですね。
高いか低いかで考えると
さんじゅうろくなだ
とかであれば分かりますし
ろくなだ
くとなが高い
なかにだかであればそれはいいんですけれども
ろくなだというのはないのかなと
アクセントとしては聞いたことがないので
ここを明確にどのアクセントを取るのか
をされた方が良いかなと思います。
ゆくゆく月の
ほす
15:07
てんてん
ここもですね言葉運びとアクセントになってきますね。
ゆくゆくがだいぶ言葉としてテンポが速くなってしまう。
走ってしまっているので
ここはちゃんとブレーキをかけてですね
一音一音均等なテンポで
そしてアクセントも丁寧に
ゆくゆく月なんと
という感じですね。
ゆくゆくゆくゆく均等ですね。
ゆくゆく月なんと
ここの大揺りも
今富士山みたいな均等に行きも帰りも長いので
行きはたっぷりであれば帰りは
たんたんたんと
月なんと
ほす
というこのトントントンという風にされてみてください。
初めて見る
人生
最後のところ結句ですね。
初めて見る
ここも言葉が走ってしまっている感じがあるので
初めて初めて
なかなかですね
初めて初めて見る
均等にやってきて
たんたんたんたんたんですね
初めて見る
人生の
ここもですね
言葉が不均一なリズムになっているので
人生のという風に今聞こえたのでですね
人生の
ここまではもう均等に
であと2音目からしっかりとアクセントとして上がる
人生の
最後の音程はですね
結構難しいんですけれど
しっかり綺麗に音が取れているので
いいなと思います
あの最後ですね
初めて見るで揺り上げがあって
行き継ぎをして
人生のと
本来はここ行き継ぎするのは仕方ないかなと思います
僕もしちゃうかなと思うんで
それで人生のをたっぷりやるんですけれども
その後山ですね
山に入るところも行き継ぎされているので
できればそこはバレないようにやるか
もう一息でやるか
人生の山っていう風に
一息でいきたいかなというところがあるので
18:01
あまりぶつ切りをできれば避けたいかなというところです
ということでアドバイスはこんな感じですね
本当に音程がすごく安定しているので
ここは骨組みの一つとして
一本としてはバッチリかなと思います
ですので言葉運びとアクセント
ここをやると
だいぶ土台がしっかりとしていくと思いますので
一気に変わっていくんじゃないかなと思います
そこが変わると
だいぶもうここからさらに
いろんな表現を載せていったりですね
もっともっと銀に重みが深みが出ていくかなと思いますので
引き続きですね
ぜひぜひ頑張ってみてください
なんかここはまだわからないというところ
またコメントで答えられる範囲であればとかですね
あと3月から始める
youtube詩吟教室の方でまた出していただければと思います
よしでは後半ですね
一つちょっとさらさらと吟じていきたいと思います
今日吟じるのはですね
涼観策半夜ですね
では詩文読んでいきます
神戸を巡らせば五十有四年
人間の是非は一部のうち
三望五月勾配の雨
半夜少々巨層に巨層に巨層に注ぐですね
振り返ってみれば
私の人生もすでに五十四年が過ぎてしまった
過ぎ去った自分を含めた人間社会のことは
是も非もすべて夢の中のことのように思われる
自分は山のいよりに住んでいる身であるが
夜半に物思いにふけていると
さみだれが物淋しく窓に降り注いでいて
いつまでも眠りにつくことができない
という感じですね
自分はまだ50歳にはなってはいないんですけれども
ちょっと今日は疲れたんです
しみじみとした吟をやりたいなということで選んでみました
なかなか重み出すの難しいんですけれども
吟じていきたいと思います
半夜旅館
神戸を巡らせば
五十四年
人間の是非は
一無のうち
三暮五月
21:07
勾配の雨
半夜
少々
虚相に
注ぐ
いかがでしたでしょうか
今日は本当に疲れ切ってるんですけど
それなりに疲れたなりに
清流を出さない吟に集中できたかなと思うんですけど
この半夜は神戸を巡らせば五十四年
人間の是非は一無のうち
このフレーズがやっぱり耳に残るんですよ
振り返ってみれば神戸を巡らせば
僕も神戸を巡らせば三十五年ですね
本当に早いなと思うので
一年一年をじっくり味わっていきたいかなと思います
では今日はこんな感じになります
いつも応援ありがとうございます
ではでは四銀のミルクを発信する四銀チャンネルどうもありがとうございました
バイバイ
22:40

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