1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 【詩吟ch】詩吟の大会当日に僕..
2022-11-01 22:04

【詩吟ch】詩吟の大会当日に僕が意識していること<天草洋に泊す>

天草の洋に泊す / 賴山陽
雲か山か 呉か越か
水天髣髴 青一髪
萬里舟を泊す 天草の洋
煙は篷窗に横たわりて 日漸く没す
瞥見す 大魚の波間に跳るを
太白船に當たって 明月に似たり

#詩吟 #漢詩
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:02
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラーにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今日はですね、秋晴れがなくて、ずっとなんかの日差しがない曇りなんですよね。だから、気分が若干僕も曇っているという本当に分かりやすい性格ですね。
ただ、昨日よりは車内が全然熱くないので、のびのび吟じれるかなと思っております。
さて、今日お話しする内容ですけれども、詩吟の大会当日に僕が意識していることという内容でお話ししようかなと思います。
というのもですね、前回の、昨日の配信ですか、昨日の配信で吟じる際に僕が意識していることというところで、
いつもですね、YouTubeに毎回コメントをくださっている秋晴陽様がですね、コメントをくださっていて、しかも詩吟の大会が迫っているというところで、
それで、昨日の配信が役に立ったということで本当にありがたいなと思っております。
なのでですね、今日はさらにそこに一個踏み込んで、詩吟の大会当日に、あくまで僕個人の経験、体験ですけれども、
当日はどういうことを意識して、どんなことをやっているのか、それをですね、ある程度まとめながらお話ししたいなと思っております。
しゃべりながらになりますけどね。
では、早速ですけれども、詩吟の大会ですね、いろいろ練習してきて、長ければ1年、短くても数ヶ月ぐらいかけてきて、いよいよ練習本番当日というところですよ。
まずですね、前日の夜、当日と言いながら前日なんですけど、前日の夜はですね、とにかく喉がやられないようにですね、そこはちょっと前日ぐらいは気を遣うかなと思います。
なのでまあ一応本当に大事な大会であれば、前日にマスクをつけて寝るなあと湿度ちょっと気にしたりとかですね。
まあとはいえ、本当にそれぐらいですよ。前日ぐらいですね。
四六時中やるようなほどじゃないと僕は思ってるんで、まず声が朝起きてガサガサにならないようにということ。
そして当然ですけれども、しっかりと睡眠時間をとるということですね。
喉もある意味筋肉と一緒ですから、筋肉と一緒なので、次の日に運動する大会があったとしたら、やはり前日はしっかりと寝ますよね。
むしろ筋肉よりもよりデリケートな筋肉がこの生態だと思っていますので、より真っ当なケアをしてあげないといけない。
03:06
だから前日はちゃんと寝るということ。
そして市議員の大会当日です。いよいよ当日ですけれども、
まあそれもですね、本番のやはり数時間前。
僕も市議員の先生からは4、5時間前には少なくとも起きるようにしたらいいというふうに言われているので、
僕もそれに準じていますね。
結構ギリギリまでたっぷり寝たとか言うと、やはり喉が筋肉なのでまだ目が覚めないということがありますので、
4、5時間くらい前にはさすがに起きるということですね。
ようやく準備が整いました。
そしていよいよ市議員の大会開場に向かいますね。
もしその大会開場で発声練習ができないとか、
そういう場合はですね、移動中の車の中で発声練習したりとか、家の中で練習したりとかっていうのはやったりしますね。
ただまあさすがに少数派かな、多分。
大会開場に行きますと。
着いたらですね、着いたらまず時間を再確認しますね。
時間を再確認します。
自分の大会、自分の発表する時間が何時何分くらい。
だからそこから10人手前ですよね。
10人手前から多分ステージ脇に並ぶかなと思いますので、
それが大体どれぐらいなのか、それをあらかじめ算出しておくというところですね。
ただその場合でも手前の人が休んだりとかいうこともありますし、
思った以上にですね、1人2分で計算していたら1人結構みんなテンポが早くて終わるということもありますんで、
まあ若干バッファーを持たせるかな。
余裕しろを持たせて。
さらに20分ぐらいとかは持たせるかなと思います。
で、いよいよ時間が分かってきました。
そして、そしてですよ。
そこからですね、自分の本番がお昼前になるのか、
お昼を挟むのかによってもまあちょっとさすがに考えますね。
お腹いっぱいの時ってなかなか声が出づらいんですよ。
出づらいんですよ。
せめて腹6分目ぐらいかなって個人的には思います。
腹8分目もちょっと多いかな。
腹6分目ぐらいにしておいて本番に臨む。
もしくはそれが昼直後であればそれぐらいにしますかね。
もしくはほとんど軽くだけにしておくか。
本当に一度空腹であればいいんでしょうと思って全然食べずに行った時はですね、
なんかエネルギー切れてダメだって記憶があるんで、
やはりある程度は入れた方がいいんだなというふうに思っております。
で、食事のこと。
そして発声練習を、当日の発声練習をいよいよ行うところになりますね。
06:06
まあこれは自分の本番の遅くとも1時間前、
遅くともじゃないな、だいたい1時間前ぐらいに終わるぐらいにしておきたいですね、発声練習は。
直前までやっているとちょっと気持ちが落ち着かなかったりしますし、
喉が疲れてきたりする可能性もありますんで、
僕は1時間前には発声練習が終わるような感じにしています。
そして発声練習自体は10分から15分ぐらいかなというところですね。
で、いざ発声練習部屋に行くわけです。
なんかもういろんな人がですね、壁に向かって隣で先生がコンダクターを引きながらとかですね、
ヤンヤンヤンヤンヤンとやってるんですけれど、
まあとにかくそれを意に介せずですね、
自分のスペースを壁に向かって見つけるというところ。
ただ壁に近づきすぎるっていうのもまあちょっと微妙かなと思うんですけどね、
まあしゃあないでしょう。
で、発声練習場所に行って、発声練習するわけですけれども、
まあまずは軽くストレッチですね。
首回りとか肩回りとか、本当は運動の大会と一緒ですよ。
軽く筋肉をほぐしてあげないといけないんで、
首を回したりとか軽くストレッチをしまして、
で、そこから発声練習ですね。
僕の場合は、
これをサラサラと一息かな、一息でやりますね。
普段はこれ二息でやるんですけれど、
あんまりガッツリやるのも微妙かなと思うんで、
サラサラと、で、アイウエオンまでですね、やると。
で、そこから、そこからですね、そこからどっちにするかな。
まあ二パターンあるんですけれども、
一つはこれまでに自分が試吟を練習してきた時の録音音源を、
先に聴いて、一度聴いてですね、で、それから吟じ始めるということをやります。
まあもしくは、もう初っ端から吟じるというところもありますね。
やります。
ああ、そうだ、一個言い忘れた。一個言い忘れた。
軽く滑舌練習もやります。
人が全然いなければですね、僕もウイローリを、
まあ1、2分の分ぐらいですかね、
そこまでやって、口の周りの筋肉をちょっとほぐしますね。
それが恥ずかしければ、アイウエオアをかき聞くけこかこ、
それぐらいは必ずやります。
口周りこそ本当にあの、ダイレクトにストレッチできてるかは聞いてくるので、
それをやりますと。
で、いよいよ吟じていくということですね。
ただ吟じる際は、吟じる際はですね、もちろん真剣に吟じるんですけれども、
09:01
喉の耐力に応じてですね、何回もやったらすぐ枯れるっていう人もやっぱりいると思うんで、
あと本番にですね、当日にたくさん吟じてもあんまりろくなことがないんですよ。
不安の現れみたいになってしまうんで、
2回ですね、2回。吟じるのは2回まで。
多くても3回ですね、多くても3回。
で、まあ、できれば1回吟じるごとに録音して聞いて、
もう1回吟じて録音してこれでいこうぐらいの、それぐらいの感じになりますね。
で、特に音が吟じ始めと最後ずれたりしたらやっぱり良くないんで、
明らかに良くないので、音程を意識するところがあるかな、あるかな。
まあ、でもまあ僕の場合は、あとは今まで教わったことを全部改めてちょっと確認しながら吟じるっていう確認作業みたいな感じになります。
すいません、ダラダラと。
で、あといよいよ大会が近づいてきてですね、ステージ脇に来るというところです。
僕はもうだいたい着物着て袴が来るんですね。
もう座りたくないんです。座るともう気崩れしてしまうんでですね。
もう嫌だからずっと立ってることにするんですね。
胸元のところとか色々気にして。
ただあのマイクですね、マイクの調整だけはもう誰よりも早めに僕結構行きますね。
ステージ脇にもう入ったら、マイクのこれちょっと確認していいですかみたいなことを自分から言ってもうさっさと調整するというところです。
マイクの動かしやすさですね。
上げ下げの具合です。
結構力がいるのか、上に軽く引っ張るだけでいけるのかとかですね、それを考えます。
そして後は本当にもう出番が2番前3番前とかステージ脇から吟じている人が真横から見れるような状態を一度確認してですね。
マイクの音量の程度を確認しますね。
距離、その人が吟じている距離と聞こえている大きさ、声量ですね。
それを考えながらマイクにどれぐらい近づいたらいいのか。
基本的には拳一つ分ですかね。
本当に歌う場合は拳二つ分と言われるんですが。
親指と小指をピンと広げて、その距離ですね。
顎からピンと広げた距離にやると。
マイクの位置も顎の前っていう高さですね。
顎の前の高さにやるという感じですね。
それが基準なんですけれども、いつも以上にマイクに近づいた方がいいのか。
それともマイクに遠めに少し離れた方が音割れしにくいのかとかですね。
そのマイクの距離感を見ますね。
だいたいそんなところかな。
12:01
あと最後にですね、これはもう別に万人にお勧めするわけじゃないんですけれども。
僕は席を立つ前にも座席の方にスマホで録音状態で置いておくか。
もしくはステージ脇の誰も手が届かないような高いところとかにですね。
スマホを録音状態で置いたりとか。
そういうこともやってます。こっそりですね。
これあんまりやってスマホ取られたとかしたら僕責任取れないんで何とも言えないんですけれども。
市銀の大会本番の自分の銀がどういう状態なのかっていうのはものすごく大事な情報だと思うんですね。
なので僕は多少グレーゾーンな状態、グレーなことをしてでも極力録音は取りたいと思っているんで。
録音状態でスマホ置いたり録音機どっか置いたりですね。
自分の銀だけでもとにかく取ろうということをやりますね。
ステージ脇で僕は結構もちゃもちゃしてるというところです。
そしてあとはもう市銀直前になったらですね。
もういろんなことをもう考えないんですね。
もう考えない。3番前4番前ぐらいまで私分はちょっと改めて思い出しますけれども。
もうなんかお客さんの方を見てこの人たちに自分の銀を聞いてもらうんだみたいなそういう目線をですね。
自分じゃなくてお客さんに目線を向けるみたいなそういう視点に切り替えてで銀じるようにするかなと思います。
まあとはいえですね緊張する場合も手も震えるし足も震えるし心臓もバクバクするんですけれども。
まあこういうバクバクできているような舞台に自分が上がっているっていうことはですね。
それだけ自分がチャレンジしている挑戦しているという証ですから緊張するのはもう受け入れるしかないんですね。
ああもう今日もいい緊張しているなぁと自分も今日もよく挑戦しているのは偉い偉いみたいなそんな心持ちですね。
大会に臨むとそれであまりにも手足震えたらまあちょっとそれをまあそういう時もありますというところで受け入れるしかないのかなと。
何とか緊張を消さなきゃとかって思うとやはりですね悪循環になってしまうんで。
そこらへんはもう諦めて受け入れてでとにかくお客さん聞いている人にちゃんと自分の銀を届けるという心持ちで頑張るというところです。
いやーちょっと長くなりましたけれどもいっぱい考えてません。
まあ全部が全部というわけじゃないんですけれどもあくまでまあ僕のやっているルーティーンみたいなところなんですけれど参考になりましたならば幸いです。
ではちょっとたくさん喋りすぎましたけれども今日一つ言じていきます。
雷山陽作 天草なだに博すですね。
こちら本当にあのなんか言葉が語感がですねかっこいいんですよ。
ではまず詩文を読んでいきます。
天草なだに博す 雷山陽
雲か山か 五日五日
水天彷彿 聖一発
15:01
万里船を吐くす 天草のなだ
煙は舗装に横たわりて 火ようやく没す
別見す大魚の 破冠に踊るよ
大白船にあたって 明月ににたり
遠くに見えるのは雲か山か
果ては感度ですね。中国の中国大陸の方の五日五日
大空と大海原とが 遥かに遠くに相接して
一筋の青い紙のように 紙のように見えている
この洋々と果てしない天草のなだに
船止まりっていうかな。船止まりするともはや戦争を
戦争を包んでたなびき 日は次第に沈んでいく
雄大なこの夕焼けを眺めていると
大きな魚が波の間に 跳ねるのが一瞬見えたが
その後には大白星が 月のように明るく輝いて
船を照らしていたと
ということで天草なだに 船の上から止まっているとですね
とてもダイナミックな景色が 見えましたよという話なんですけど
この出だしがとにかくですね
もうやはり一度吟じると 耳から離れないんですよね
雲か山か五か越か
これだけでこの詩が本当に なんかかっこいいなと思うわけです
それだけなんですけどね
って言ったら怒られるかな
あとはちょっとここの出だしの吟じ方が
僕も正しいのかは怪しいので もし間違っていたらごめんなさい
結構最初からテンション高めなんですが
でも最初から高音でやるっていうのも ちょっと違うような気がするので
ちょっと自分はこういうふうに吟じております
まああまりほどほどにですね
では吟じていきましょう
天草なだに吐くす来三曜
雲か山か五か越か
水天彷彿生一発
ぼんり船を吐くす
18:06
天草のなだ
煙は放送に横たわりて
ひようやく
ぼすべけんせ
大魚の墓に
踊るよ
大白
船にあたって
めいつきに
にたり
高い
いやーこれあのやっちゃいましたね
5本かな
もうちょい高いかもしれないんですけど
いやーなんかやっちゃいましたね
出だしから高いぞ高いぞと意識するあまりですね
こうなってしまうんですよ
もう死因の大会本番とかもこんなのしょっちゅうですからね
テンション上がって2本のつもりが4本になってしまった
でもですねもうやるしかないんですよ
そういう時はもうやるしかない
腹をくくってやるしかないというところで
まあこういうこともあります
これも吟じていてやはり聞くがこの最初は一番楽しいですね
本来べっけんす大魚のが高校音だと思うんですけど
もう高めに出たんでもう無理だと思って諦めました
あとはですね
すいてんほうふつせい一発
ひとつのあおいかみ
僕髪の毛のアクセントはいつも怪しいんですよね
神って言っちゃうのかな
一本の髪の毛だというところなんで
ファイト一発みたいな気分で言うと間違いなんですよね
せい一発一発って言わないといけない
せい一発って言うとこれはもう大間違いということですよ
そうですね
あとは日がようやくぼすと
べっけんす大魚の果敢に踊る
21:01
ちょっとここは元気よくやっちゃったんですけど
まあでもそれもありなんじゃないかなと
大きな魚がザッパンザッパンと
大自然な感じを表現しつつも
最後大白からですね
高校と徹底る星を眺めて
最後にもう四分として
四分として落ち着いた美しいような感じで
落ちをつけるというか落とすと
そうすると詩全体でですね
胴と背が混ざったような
本当に美しい作品に仕上がるのかなと
感じております
ですね本当に
このタイプの詩はあまり大会で吟じることはないんですけれど
いやーでもやっぱこれかっこいい
雲海山か五海越か
ついつい口ずさんで見たくなるというフレーズですね
では今日はこんなところにしておきたいと思います
引き続き感想リクエストご質問何でも
お待ちしておりますのでよろしくお願いします
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネルどうもありがとうございました
バイバイ
22:04

コメント

スクロール