1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 第40回:緊張との向き合い方、..
2020-10-19 09:37

第40回:緊張との向き合い方、「石鎚山」

記念すべき(?)40回目は緊張との向き合い方です!
緊張する場面、どうしても避けられないときがあります。
詩吟は基本的に一人で舞台に立つので、緊張しっぱなしです。そんな詩吟の長年の経験から、緊張に対する向き合い方をあつく語ってみました!きっと皆さんの役に立つと思います。
後半は四国で最も高い山、石鎚山の詩吟を吟じてみました!#詩吟
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:05
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます、詩吟チャンネルのheyheyです。
この詩吟チャンネルは、詩吟の魅力を発信するということで、
とてもマイナーな日本の伝統芸能である詩吟ですね。
これの魅力、そしてこの発声方法であったり、
そこからどういった日常生活に使えるのか、
そういった点でですね、色々と詩吟に関する内容を
どんどんと日々発信していきたいと思っております。
私はというと、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、
全国大会も優勝経験があるということでですね、
その経験の中から、とにかく分かりやすく、
詩吟を知らない人にも伝えていこうと思っております。
なおですね、この背景の雑音から分かりますように、
私の車の中から、通勤時間を使って
平日毎日配信しています。
ですので、ウインカーの音であったり、エンジン音であったり、
入るかと思うんですけれども、それに負けないように
詩吟で培ってきた滑舌と肺活量でカバーしていきたいと思います。
今日もどうかよろしくお願いします。
いつも通り前半は詩吟に関する話、
後半は平日毎日違う吟を紹介して吟じていこうと思っております。
では本編の方に移ります。
今回はですね、緊張に対する対処の方法ということで話していきたいと思います。
というとですね、詩吟はですね、とにかく緊張の舞台の連続なんですね。
大会によく出ることがあるんですけれども、
詩吟の大会というのはですね、お客さんがいますと、
規模にもちろんよるんですけど、数十人の場合もあれば
100人、200人、300人、数百人といった大会もあります。
そうしたお客さんの前にですね、ステージがあって、
中にスタンドマイクが一本立っているだけ。
本当これだけなんですね。
ここに自分がですね、門月袴を着て、そこに歩いていって、
お辞儀をして吟じると。
自分の声だけで吟じると。
2分間ぐらいオンステージということですね。
ということでもう始めたての頃なんかもう緊張しまくりでどうしようもないと。
もうめちゃくちゃ心臓がバクバク言うということで、
だいぶ緊張に対して色々考えさせられた記憶があります。
もう心臓が止まらない、ドキドキが止まらないということで、
足もガクガク震えるし、歩いていく時にはもう手と足が両方に出るとか、
途中で自分を忘れてしまってもう黙ってしまうとか、
逆に周りが見えなくなって長く吟じすぎてしまって、
タイムオーバーで失格になるとか、そういったことがあります。
僕も大きな大会でそういった失敗をやらかしてしまって、
一時期悩んだことがあるんですけれども、
じゃあこの緊張というものに対してどうやって対処していけばいいのか、
03:02
私なりの一つの回答があるので、それを今回話したいと思います。
これはですね、僕もとあるいい先生に教えてもらった言葉なんですけれども、
緊張というのはですね、止めようと思っちゃいけないんですね。
緊張するということはもう当たり前のことなんだから、
まず受け入れないといけない、受け止めないといけないと。
それをそれ以上に恐れすぎてもいけないし、
それをなくすなんてもうとても難しいことだから、
不可能なことだからもう諦めなさいと。
それよりもですね、緊張できるというのは、
それほどに自分が一個上のステージに立つことができる貴重な機会なんだということです。
だからそういった機会に今あるんだと、
そういう貴重な舞台に立てているんだ。
だからそれをその反動と言いますか、
その証拠でもある緊張というものをちゃんと受け止めなさいと。
緊張とちゃんと正しく付き合っていきなさいと。
こういう言葉ですね。
この言葉が私にとってだいぶ大きな転換点になりました。
緊張するからといって必死に抑えなきゃドキドキが止まらないよということを考えるんじゃなくてですね、
今これだけ緊張しているということは、
それだけのいい舞台に立てているんだ自分もありがたいことだなと。
じゃあこの舞台で精一杯やれるだけのことをやってみようというふうに考え方が変わるんですね。
これはですね、とても僕にとっては大事でですね、
余計なことに不安になりすぎないということで、
だいぶそのおかげでですね、過剰に心臓がドキドキするということはなくなっていきました。
それを繰り返していくとですね、もちろん緊張はするんですけれども、
それを受け入れた状態でニュートラルな自分を出せるようになってくる。
いわゆる離れをしてくるということになります。
離れをするとですね、緊張しないというわけじゃないんですね。
緊張と正しく付き合っていけている状態だということで、
ここの考え方、僕にとってはものすごく大事な話なんですけれども、
これもですね、市議員の舞台に関わらず、
普段緊張してしまってよく話せないよというような人に対してですね、
そういう考え方で付き合っていってもらえれば、
よりいい緊張との付き合い方ができるんじゃないかなと思います。
ということでちょっと厚く語ってしまいましたが、後半の議員の方に移ります。
後半はですね、石槌さん。
この四国の高知のとても高い山ですね。
西日本で最高峰と呼ばれている約2000メートル近くの石槌さん。
これの漢詩を吟じていきたいと思います。
改良法師、改良法師という方が作られました。
では詩文を読んでいきたいと思います。
石槌さん、遠遊千里、天外を渡る。
06:02
南洋の三線、航路斜めなり。
一人石槌の三色を起こすあり。
五春三月、雪花の如し。
高知、本当僕一度は行ってみたいと思っているところですね。
この石槌さん、一度も見ていないんですけれども、
自分の想像で吟じていました。
これはですね、内容はどういうものかというと、
遠くはるばるこういった高知のところまで来たと。
この南洋、愛媛の南のところですね。
南洋の三線、山川というのは、とにかく道がぐにゃぐにゃとしていると。
そういったような光景の中でですね、一人石槌の三色を起こすあり。
この石槌さんだけが国宝のように美しく輝いていると。
五春三月、雪花の如し。
この三月の頃ですね、まだ冬の時期なんですけれども、
雪がですね、花のように舞い散っているということで、
この石槌さんのとても素敵な悠々たる景色を、
それを詩文として作っているということになります。
では石槌さん、行ったこともある人もない人も想像しながら、
聞いていただければと思います。
石槌さん、改良奉仕。
斜めあり
一人石槌の
三色を
起こすあり
五春三月
雪花の
09:00
如し
いかがでしたでしょうか。石槌さんの悠々たる光景が伝われば幸いです。
このように詩銀チャンネルではですね、詩銀に関する話、
詩銀で活かせるような話、
そして毎日銀をですね、いろいろ話していきたいと、
吟じていきたいと思っております。
これからもですね、平日毎日配信していきたいと思いますので、
引き続きよろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。
09:37

コメント

スクロール