1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 【詩吟ch】あなたは?詩吟を吟..
2022-09-16 15:13

【詩吟ch】あなたは?詩吟を吟じるときに意識してる事<月夜三叉江に舟を浮かぶ>

月夜三叉口に舟を泛かぶ / 高野蘭亭
三叉中断す 大江の秋
明月新たに懸かる 万里の流れ
碧天に向かって 玉笛を吹かんと欲すれば
浮雲一片 扁舟に落つ

#詩吟 #漢詩
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:01
「詩吟の魅力を発信する!詩吟チャンネル!」
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは詩吟歴20年以上の私、heyheyによる
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について
わかりやすく、ザックバランにお話していくチャンネルです!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は昨日凄いなんか嬉しいことがあってですね
NFTの中の活動にも関わりたいと思ってですね
こういう歌を作ったんですけれど歌ってみませんかみたいな
そうしたら新しいNFTアートをプレゼントしますよみたいな
そういうキャンペーンがあったんで僕も挑戦してみたんです
そうしたらすごく痛く僕の歌を喜んでくれる方がいてですね
それにさらにその歌にさらに自分なりのアレンジも加えて
ハモってですね動画を動画というか音声を作ってくれるということでですね
それがなんか僕がこれ自分の声じゃないんじゃないかって思うぐらいにですね
すごいなんか良いクオリティで
いやーこれはこんなこんなネット上の繋がりでこんな嬉しいことがあるのかと
まあツイッター上のやり取りなんですけど
いや本当になんか嬉しかったですね
未だにその録音僕何回も何回も聞いてますけれど
僕は一番再生してるんじゃないかな
本当に楽しい1日でした
こういう歌やるやつもやりたいですね
さて今日本題ですけれども
今日お話しする内容はですね
まあ詩吟を吟じますと
吟じる際に私が詩吟の表現で何を意識しているのか
まあこれは結構初心者レベルな方ですかね
浅い理解で漢詩に対する浅い理解の状態で
吟じる時に何を意識していますか
という話をしていきたいと思います
前回はですね
あの大揺れ一つでこんなに考えてるんですよ
みたいなすごくマニアックな
上級者向けの話をしたんですけれども
今回は逆と言いますか
そんな深くまだ入り込んでない
まだ何か数回ぐらいしか
吟じたことのないような漢詩を
僕いっぱいそういうのを吟じるんですけど
どういうふうに何を意識してるのかということを
またあまり台本もなく話しながら
考えていきたいと思います
今日ですね先にネタバレしておきますと
今日吟じる歌はこちらですね
高野蘭亭作月夜散策王に船を浮かぶですね
まあお月様はまだまだ綺麗な時期なんで
月にちなんだやつですね
これまあ僕も過去に何回か吟じたことは
あるんですけれども
めちゃくちゃ細かくやったかと言うと
そういうわけじゃないです
まずですね
漢詩の方をさらさらっと言って
新聞紙文の内容を言ってみて
じゃあこの漢詩をパッと見て
どういうふうに何を意識して
吟じていくかという
この思考の流れですね
それをお話ししていきます
03:01
月夜散策王に船を浮かぶ高野蘭亭
散策中断す対抗の秋
明月新たにかかる万里の流れ
壁点に向かって玉的を俯瞰とほすれば
風雲一片編集に落つ
まあ通釈をそのまま読んでいきますけれども
今小川が隅田川の流れを立つように
注ぐこの三股三差ですね
三差のあたりこの秋の夜空には
明るい月がかかったばかりで
この万里の流れを照らし出している
月の光も澄み渡った深緑色の
この夜空に向かってですね
笛を吹こうとしますとひとひらと
この白い浮雲がこの小舟に落ちてきたみたいだ
この浮雲って何なんだと思うとですね
これはもうあのひとひらの花びらみたいなもんですね
私の私のひとひらの白い浮雲は
あそうか違うな
白い浮雲がこの小舟に落ちてきたかのように
私の目に映ったのであるですね
これこれちょっと理解怪しいけれど
まああのお月様が綺麗だなと
船に乗っていてお月様が綺麗だなと
それがちょうどまあこういう
散策中断した場所にあるんですね
で笛を吹いて夜空ですけど笛を吹いていたと
不運一変不運っていうのは
これは本当に夜空に見えた雲なのか
ひらひらと落ちてきた花びらみたいなもん
けど秋だからちょっと怪しいですね
浮雲のように見えたのか
ああそっかもしかしたらあれですね
満月とか月の月自体が水面にゆらゆらといる状態が
まるで浮雲の花のようになのかな
いやこれはもう解釈間違ってたらすみません
というまああのこういう解釈を一度読みました
漢詩も一度見ました
じゃあ吟じていきましょうかという流れです
まずですね僕が吟じていく際に気をつけている
意識していることはですね
言葉のまずこれは力強い吟なのか
優しい吟なのかですね
それをまず考えています
すごい人情味の温かい優しい吟であれば
出だしからそんな力強く
ガンガンやる必要はないですから
まず力強さを考えます
でこれ三叉中断末対抗の秋
もう何この言葉からしてですね
ちょっと強めな感じかなと思います
三叉中断末って言うのがちょっとおかしいですね
三叉中断末ということで
この力強い漢字が入ってくるなと考えます
出だしの方ですね
この三叉中断末対抗の秋
この対抗の秋です
対抗の秋っていうのはもうなんか漢字からして
大きな川の秋っていう風に書いてあるので
川っていうのは江川の江ですね
06:01
だからまあここはちょっとたっぷりめに吟じないと
いけないなと思います
三叉中断末はちょっと力強い感じ
対抗の秋
この対抗のっていうのは
ボーンとちょっと大きい感じに
たっぷりと吟じた方がいいのかなと思います
明月新たにかかる万里の流れ
明月新たにかかる
ここらへんですね
秋から明月新たにかかる
このあたりはですね
なんか言葉が美しいんですね
このお月様ある意味メインで
このメインのはずのこのお月様が
あえて希少転結の章のあたりに出てくる
この控えめさですよ
僕だったらもう絶対天空に入れちゃいますけどね
そうじゃないというこの言葉の美しさを丁寧に
だからここはあまり感情をあえて込めずにですね
なんか言葉が潰れないように
綺麗に言葉を伝えていくようにしないと
いけないかなと思います
そして新たにかかるとかですね
言葉が多いんですよ
言葉が多いから
ちょっとこの辺はのもったいぶって喋りすぎると
なんか全体のバランスが間延びしてしまうかな
とか思うんで
テンポよく綺麗に伝えた方がいいかなって
考えますね
で万里の流れ
この万里大江の秋と万里の流れ
この辺がですね
なんか雄大な様をありますね
この万里っていう言葉も
なんかすごいいい感じにアクセントがついていいかなと思います
で万里の流れ流れですよ
川が雄大に流れていくような様を
ここで言わないといけないから
万里の流れみたいな感じにやると
ちょっと違うなと思うんですね
この締めくくりは力強くだけれども
素直にシンプルにっていう風に
きっとやった方がいいんじゃないかなとか思います
そしてそしてですよ
そしてこの転句ですよ
壁転に向かって欲敵を俯瞰と発すすれば
これもうなんかあの言葉はめちゃくちゃ多いんで
テンポよくいかないとなっていうのは
さっきと一緒なんですけれども
もうなんかあの作者のですね
なんかノリに乗ってきた
楽しい感じがなんか伝わってくるんですね
壁転に向かってなんか
争点に立つみたいなわけじゃないですけれど
この壁転に向かってこの言葉がですね
もうすごく上を向いて
しかもそこに笛を吹こうとするんですよ
これはもうあのなんか酔っ払い以外
何者でもないというわけじゃないですけど
酔っ払ってるわけじゃないですけど
それほどに気分が高揚しているっていうことなんじゃないかなと
すごく本当に空をすごく眺めたくなる
そこで笛も吹きたくなるというような
この楽しい感じですね
楽しく力強く
そんな感じになるかなと思います
ここで優しくとか
奥ゆかしくとかではないと思うんですね
壁転に向かってみたいな感じでやると
なんか違うなと
壁転に向かってというふうに
やっぱここはのびのび楽しく吟じるところが
なんか楽しそうだなと思います
そして小さいつが結構入ってくるんですね
09:01
壁転に向かって小さいつ
欲的を俯瞰と欲すれば
この小さいつっていうのは言葉が多いので
テンポよく行かないといけないけれども
小さいつっていうのはついつい潰れがちなものだから
ここの小さいつっていうのは
ちょっとあの強調めにたっぷりめに伝えたほうがいいのかなとか
そういうふうに考えます
でここでのびのびやった後はですね
風雲一変編集に落つ
おやおやなんかちょっと落ち着いてきたぞと
やっぱりさあの月の夜ですからね
そんなとこでなんか元気いっぱいに笛を吹いて
楽しかったなあははみたいな感じでやると
さすがになんか違うかなと思うんですね
そこは楽しくだけれども
その対象的にきっと最後は綺麗に落としたいと落ち着かせて
作品として綺麗に完成させたいんだろうなとか
ちょっといろいろかんぐっちゃいますけれども
風雲浮雲ですね
一変編集に落つ
船にひらひらと落ちてきた
そういう表現ですね
だからここは一気にトーンダウンして
優しく柔らかくだけれども
編集に落つ言葉としては
なんかしっかりしっかりしてるんですね
だから優しいけれども
しっかりとして落つと編集に落つ
なんかこの辺の助詞の使い方とかを
ちょっと丁寧にやらないと
しっかり締まらないかもしれないなとか
そんな風に考えます
ちょっと初心者向けとか言いましたけれど
だいぶ僕なんかマニアックな話言ってますね
実際は多分この3分の1ぐらいしか考えてないかもしれないんですけれども
そう言葉の意味とかめちゃくちゃ詳しく知ってるわけじゃないんですけれども
強い銀なのか弱い銀なのか
ここの言葉のボリュームが言葉が多いのか少ないのか
そしてこの言葉は雄大なのか優しいのかとかですね
あと言葉運びとして気をつけるべき点ですね
小さいつとかですかね
であとは全体の流れ
ここは力強くてここが優しくてみたいな
ここはしっかりと主張してとか
ここは淡々ととか
そんなところを起承転結で
どういう風に割り振っていこうかなとか
そんな風に考えていく感じですね
全然初心者向けにはならなかったな
2回目によりコアな内容を喋ろうと思ったんですけれど
だいぶネタ切れしそうな感じもするんで
保留にします
そんな感じで
はい以上となります
もうなんか日差しが暑くなってきましたね
こういうこの秋バレの日っていうのはもう最高なんですよ
最高だからもう正直会社なんて休んで
少し冷えたもうなんか若干標高の高いところとか
そんなところにハイキングとか行って
のびのびと一日中なんかベンチの上でポケットをしたりとかですね
青空に向かって寝そべるようなのがこの秋の季節
12:02
最高なんですよ
こんな時に台風来るなんてもう不届き者にもほどがありますよね
本当に大好きな季節が近づいてきました
よしそれではこのたくさん話した銀をですね
銀辞典終わり終わりたいと思います
どんな風に表現されているのかなという視点で
聞いてもらえればと思います
月夜三沙溝に船を浮かぶ
鷹野蘭亭
三沙中断す
太鼓の秋明日
新たに架かる万里の流れ
敵天に向かって
欲敵を俯瞰とほすれば
運一転
変身に落ち
はいいかがでしたでしょうか
自分なりに70点くらい
なんか思ったより表現できなかったかもしれないですね
編集におつもこれも中回しでよかったかもしれないですけれども
編集におつおつおつってすごく難しいですね
敵天に向かってもこれもやついついなんか楽しんで
たっぷり銀字チャイがちなんですけれど
これやりすぎると本当に言葉多いんで
これここまで言葉の多い転句ってなかなかないですね
これ結構サラサラとやるにはちょっと難しかったかもしれないです
すいませんね
ではでは今日僕は金曜日なので
15:01
あともう一日気持ちよく仕事を頑張って終わりたいと思います
ではでは死銀の魅力を発信する死銀チャンネル
今日は以上です
どうもありがとうございました
ばいばい
15:13

コメント

スクロール