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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、漢詩や俳句、和歌などを一つご紹介して、吟じていくというスタイルで進めさせていただきます。
今日ご紹介するのは、昨日に引き続き、和歌ですね。
多分これも聞いたこと…いや、人は聞いたことあるんじゃないですか。
人と言っていいのでしょうか。神様と言っていいのか。
古事記からですね、抜粋しました。八雲立つという和歌になります。
作者はなんと、スサノオの御事ですね。
もうこれは本当に実在しているのかどうかすら怪しいほどの世界なんですけれども、実際に古事記に上巻の方に書かれているということで残っております。
それではですね、まず読んでいきましょう。
八雲立つ スサノオの御事
八雲立つ 出雲八絵描き妻込みに
八絵描き作るその八絵描きを
これはどういう内容なのか。
八雲立つ これはですね、素晴らしい雲が黙々と湧き出てくる様子ですね。
出雲八絵描き妻込みに
とてもとても愛しい二妻、それをですね、目取るためにですね、
出雲の国に雲が黙々と立ち上って、八絵描きを作って立派な宮殿ができているということですね。
八絵描き作るその八絵描きを
もうなんと見事な八絵描きができているんだろうということですね。
だいぶ幻想的な伝説的な電気的な話なので、ちょっとイメージは湧きにくいんですけれども、
とにかくこれからめでたいことが起こるぞという前触れをですね、表現してるんじゃないかなと思います。
もうスサノオの御事の作った気持ちなんて僕は知りようがないですね。
本当にわからないです。
なんかすごく幻想的なことが起きているのかな、神秘的なことが起きているのかなということを勝手にいろいろと想像を膨らませているところです。
これはですね、吟じていく際に、何で吟じていけばいいか。
これはですね、多分半端な感情を込めない方がいいと思うんですね。
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神様ですから、堂々としっかりとありのままに吟じるっていうのがいいのかなと思います。
変に嬉しいとか悔しいとかそういう話ではないんだと思いますね。
幻想的な風景をただしっかりと吟じる。
これを過細くやってしまってはやはりもう完全に自分負けしてしまうのかなと思うので、
お腹から力を入れてお腹から声を出すということをしっかりとやっていけばいいのかなと思います。
自分としてはそこまで難しいところはないので、初級者向け、初心者向けかなと思います。
なかなか味わうことのない世界なのでぜひ楽しんでみてくださいということで吟じていきます。
八雲達 スサノオの御事
八雲達
伊豆の八重垣
妻込みに
八重垣作れ
その八重垣を
八雲達
伊豆の八重垣
妻込みに
八重垣作れ
その八重垣を
いかがでしたでしょうか。いいのか悪いのかよくわからないですね。
ということで本日は古事記よりスサノオの御事が作られた八雲達という和歌をご紹介させていただきました。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル今日は以上です。どうもありがとうございました。バイバイ。