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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、一つ漢詩や俳句和歌などをご紹介して吟じていくということで、どんな詩の内容なのか、どういう風な楽しみ方があるのか、どう吟じていけばいいか、そういったことをですね、自分の主観も交えながら話していきたいと思います。
今日はですね、たぶんこれ知らない人はなかなかいないんじゃないかということで、詩の内容も有名だし、作者も有名ということで、江戸時代のですね、ものをご紹介していきます。
詩はですね、四十七士ですね。阿光浪士です。作者は大塩平八郎。これもまた歴史の教科書に出てきますね。
大塩平八郎の乱。確か寄金がひどくてですね、それに起因して起こされた乱だという記憶がちょっとおぼろげながらあります。
とても厳格だった人みたいですね。自分の方に声をかけてくるものであっても、なんかちょっとでも横島なことがあれば私は口を聞かないという風に言い切った人みたいですね。
とにかく人にも自分にも厳しい、そういう人格者だったそうです。
その方がですね、作られたこの漢詩、四十七士、阿光浪士の内入りのものですね。もうどれだけドラマや映画が作られたかわからないほど有名なものですけれども、この詩文にその一部四十がきれいに込められております。
厳格な本人がまさに作った自分の気持ちも綺麗に入っているかのような綺麗味抜群の漢詩になっておりますので、それを楽しんでいただければと思います。
ではまず詩文を読んでいきましょう。
育心三。
我心正丹。四字熟語ですね。
薪の上に寝て苦い熊の丹を舐めて苦しい思いをしながら努力を重ねるという意味ですね。
阿光浪士の四十七士というのは主君の仇を討つべくですね、様々に苦心をしたが。
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育心三。
一夜健康、雪に栄じて寒し。
とうとうその思いが叶って、雪に栄じて雪の夜に白葉を振って、丹の首を断ち、主君の墓に供えることができた。
四十七碑。
この四十七名の碑ですね。
この四十七士の墓はなお主を守る。
千学寺の主君の墓の傍に並んで今なお主君を守っている。
臨禅礼撮す寛心の寛。
この正中、誠の中心という意味ですね。
この気持ちはですね、臨として百姓まで寛心どもの四季も冷やし続けているのであると。
このようにですね、自分も大事なものをどれだけ苦い思いをしようともしっかりと守り続けるぞという気持ちが込められているかのように思います。
本当ですね、もうなんか切れ味抜群といったような詩なのかなと読んでいて思います。
我心正丹育新三。
この五感がいいですね。
一夜堅固雪に永じて寒し。
もうキラッと真っ白な雪の上にキラッとお剣が響いている。
四十七碑なお主を守る。
臨禅礼撮す寛心の寛。
ここもキリッキリッとしてますね。
だいぶ主観的な感じで申し訳ないんですけれど。
だいぶいろんな詩を読んできていますけれども、これは特に切れ味抜群なイメージがあります。
詩を吟じていく上でではですね、特にまあ難しい節回しはないので初心者向けなのかなと思います。
ただこれあの何度も言いますけれど切れ味が良いので、我心正丹ですね。
我心正丹みたいなこんなのんびりしてたらですね、そんな切れ味のヘッタクレもなくなってしまうんですね。
行く心酸みたいなこんな柔らかい言い方とかですね、ダメです。
もうまっすぐ出してピッと止める。
これをしっかりと多分繰り返していくということが大事かなと思います。
言葉は間延びさせない。
言葉と詩文を節回しを分けるんですね。
しっかりとタンタンとリズム良くセリフを言った後に節回しに入る。
ただ節回しもウニャウニャとするんじゃなくて、まっすぐなところはまっすぐ。
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そして揺らしてからピッと止めるんですね。
切るところもフワッと切っちゃ多分これはダメなんじゃないかなと思います。
ということで切れ味抜群のこの漢詩吟じていきたいと思います。
四十七時。
大塩平八郎。
五神昇壇
行く心酸
一夜
健康
行きにえいじて
寒し
四十七日
名を守れ
臨善
礼撮せ
感心の
なんか時代劇みたいな感じがしますね。
そういう風に気持ちで演じながら吟じるというのも多分上手くなる一つのコツかもしれません。
ということで今回大塩平八郎作四十七時をご紹介させていただきました。
今日は神々ですみません。
では詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル今日は以上です。
どうもありがとうございました。バイバイ。