今年5月、92歳で亡くなった、かこさとし。
彼には絵本作家のほかに、児童文化研究者、化学技術士、工学博士、大学講師など、さまざまな肩書があります。
でも、おそらくかこは「そんな肩書なんかどうだっていいですよ」というに違いありません。
彼が生涯を通してしたことは、たったひとつでした。
未来ある子どもたちに、何かしたい、何か役に立ちたい。
『だるまちゃん』シリーズ、『からすのパンやさん』など、およそ700点あまりの作品を生み出し続けた彼には、科学をやさしく繙(ひもと)くというライフワークもありました。
亡くなる直前まで、ベッドに伏しながら筆を入れ続けたのが『みずとはなんじゃ?』という作品でした。
「水を総合的に捉えた集大成の作品をつくりたい」
そんな構想を2年あたため、かこは力をふり絞り、絵を画き、文章をつむいだのです。
体調が悪化して、どうしても絵を描き切ることができないと判断すると、彼は、鈴木まもるというひとに完成を託しました。
鈴木が、かこの意図をキチンと受け止めてくれる後継者であると信じていたからです。
「水は、循環するんです。海の水が蒸発し、雲になって雨を降らし、川に落ち、海に流れる。ぐるぐる、回るんです」
かこは、水の循環にこだわりました。
かこは、鈴木の手を握り、「頼みますよ」と三回言ったといいます。
『みずとはなんじゃ?』が、遺作になりました。
少年時代、戦争という荒波に翻弄され、自分の存在価値、存在理由を見失ったかこは、子どもの笑顔に救われます。
そして、こう思ったのです。
「未来ある子どもたちに、自分のような間違いを起こさせてはいけない。一度失った人生を、全て子どもに捧げよう」
それは優しくも激しい、自分にyesを言うための戦いでした。
かこの作品は、水のように、海になり雲になり雨になって、年代を越え、子どもたちに愛され続けています。
絵本作家・かこさとしが、人生でつかんだ明日へのyes!とは?
彼には絵本作家のほかに、児童文化研究者、化学技術士、工学博士、大学講師など、さまざまな肩書があります。
でも、おそらくかこは「そんな肩書なんかどうだっていいですよ」というに違いありません。
彼が生涯を通してしたことは、たったひとつでした。
未来ある子どもたちに、何かしたい、何か役に立ちたい。
『だるまちゃん』シリーズ、『からすのパンやさん』など、およそ700点あまりの作品を生み出し続けた彼には、科学をやさしく繙(ひもと)くというライフワークもありました。
亡くなる直前まで、ベッドに伏しながら筆を入れ続けたのが『みずとはなんじゃ?』という作品でした。
「水を総合的に捉えた集大成の作品をつくりたい」
そんな構想を2年あたため、かこは力をふり絞り、絵を画き、文章をつむいだのです。
体調が悪化して、どうしても絵を描き切ることができないと判断すると、彼は、鈴木まもるというひとに完成を託しました。
鈴木が、かこの意図をキチンと受け止めてくれる後継者であると信じていたからです。
「水は、循環するんです。海の水が蒸発し、雲になって雨を降らし、川に落ち、海に流れる。ぐるぐる、回るんです」
かこは、水の循環にこだわりました。
かこは、鈴木の手を握り、「頼みますよ」と三回言ったといいます。
『みずとはなんじゃ?』が、遺作になりました。
少年時代、戦争という荒波に翻弄され、自分の存在価値、存在理由を見失ったかこは、子どもの笑顔に救われます。
そして、こう思ったのです。
「未来ある子どもたちに、自分のような間違いを起こさせてはいけない。一度失った人生を、全て子どもに捧げよう」
それは優しくも激しい、自分にyesを言うための戦いでした。
かこの作品は、水のように、海になり雲になり雨になって、年代を越え、子どもたちに愛され続けています。
絵本作家・かこさとしが、人生でつかんだ明日へのyes!とは?
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