第八十七話『自分を越える戦い』-【富士山篇】 レーシング・ドライバー アイルトン・セナ-
2017-04-29 12:37

第八十七話『自分を越える戦い』-【富士山篇】 レーシング・ドライバー アイルトン・セナ-

富士山の裾野に、モータースポーツの聖地があります。
富士スピードウェイ。
全長4400メートル。創業は、去年50周年を迎えました。
標高およそ550メートルの場所にあること、すぐそばに富士山を抱くことで、天候に関しては決して安定したものではありません。
夕方から急に冷える。霧が深い。そして雨が多い。
0.1秒を争うドライバーにとって、過酷な条件での戦いになります。
富士山は、数々のレースを見守ってきました。
響き渡る爆音。歓声。あくなき挑戦への拍手。
そこには数々のドラマがありました。
5月1日は、日本を愛し、日本人が愛した、あるF1ドライバーの命日です。
音速の貴公子と呼ばれた男、アイルトン・セナ。
1994年5月1日、イタリア・イモラでのF1グランプリ決勝で、彼は開幕から3週連続のポール・ポジションでスタート。
ミハエル・シューマッハを後ろに従え、首位のまま、7週目を迎えていました。
超高速・左コーナー、タンブレロに時速312キロで突っ込む。
そこで悲劇は起こりました。
直進してコースアウト。コンクリート・ウォールに激突して、マシンは大破しました。
享年34歳。世界中が彼の死を悼みました。
彼のドライビングスタイルを危険、無謀というひとがいるかもしれません。
でも、彼は最後の最後まで、生きようとしていました。
コンマ数秒で5速にシフトダウン。わずか1.2秒で、100キロ近く減速していたのです。
この技術は神業としか言えません。
セナは、レースを始めた頃、雨が苦手でした。
でも、なんとか克服したい。
サーキットに水をまき、雨に強い自分を構築しました。
天才、と誰もが言う。でも、その影で、彼はもがき、苦しみ、自分の弱さと闘ってきたのです。
アイルトン・セナが強くなるためにつかんだ、明日へのyes!とは?

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