第十三話『恩を返す』-実業家・雨宮敬次郎-
2015-11-28 09:49

第十三話『恩を返す』-実業家・雨宮敬次郎-

軽井沢のほぼ中央に位置する、離山。
その麓に今も残る、大邸宅があります。
文化遺産に登録されている、旧雨宮邸。
大きな構えの武家門をくぐると、森のように木々がそびえています。
広い庭のその先にあるのは、雨宮御殿と呼ばれた屋敷。
その持ち主だった雨宮敬次郎は、かの大隈重信に、畏怖と尊敬を持って「天下の雨敬」と呼ばれました。
実業家にして鉄道王。
雨宮は、軽井沢の風景を変えた男として、その名を後世に残しています。
今や軽井沢の風物となった落葉松。
荒涼とした大地、火山灰と岩に覆われた荒れ野に、700万本の落葉松を植えたのが、彼でした。
家畜を育てたり、ぶどう作りを試みたり、雨宮は、軽井沢を豊かな土地にするために、心血をそそぎました。
かつて病気だった自分を優しく迎えてくれた風、空、ひとびと。
彼なりの恩返しは、かなりスケールの大きなものでした。
美しい軽井沢の風景をつくった男、雨宮敬次郎が後世の我々に伝えたい、yesとは・・・。

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