第三百六十八話『なりたい自分になる』-【メモリアルイヤー篇】マリリン・モンロー-
2022-09-17 12:06

第三百六十八話『なりたい自分になる』-【メモリアルイヤー篇】マリリン・モンロー-

今年、没後60年を迎えた、伝説の女優がいます。
マリリン・モンロー。
『ナイアガラ』『七年目の浮気』『お熱いのがお好き』など、数々のヒット映画に出演し、ハリウッドにその名を刻む一方、私生活では、メジャーリーグのスター選手 ジョー・ディマジオや劇作家 アーサー・ミラーとの結婚や、度重なるスキャンダルで常に話題を集め、マスコミにさらされていました。
彼女の悲劇的な結末は、1962年8月5日に突然やってきます。
36歳の若さでこの世を去ったのです。
死因は、睡眠薬の大量摂取と言われています。
しかし死後も、彼女の存在感は薄れるどころか、さまざまなアートや流行に反映され続けました。
マリリン・モンローについての伝記や研究本は、1000冊を超え、学者、小説家、評論家など、多くの知識人が今も彼女の内面に近づこうとしています。
没後50年のときに公開されたドキュメンタリー映画『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』は、ユマ・サーマンやグレン・クローズといった名女優がモンロー役に扮し、日記や手紙を朗読して、彼女の実像に迫っています。
モンローの生涯は、コンプレックスとの激しい格闘の歴史だと言えるかもしれません。
親の愛を知らない出自。
高校中退という学歴や教養についての劣等感。
「頭の弱いセクシーなブロンド娘」というアイコンから、なかなか逃れられない現実。
名前も髪の色もファッションもメイクも、本来の自分とはかけ離れているという虚無感。
自分が思うように社会と折り合うことができない、孤独。
でも、モンローはどんなに劣等感にさいなまれ、屈辱に涙しても、女優という仕事から逃げませんでした。
「なりたい自分になる」ために、本を読み、考え、自分を磨くためならどんなことにでも挑戦したのです。

「私は、自分がひとりの、かけがえのない人間であることを見つけたい。
多くのひとは、それを見つけずに生涯を終えてしまう。
私は、自分自身に会うために、女優を選んだ」

持て余すほどの繊細な感受性を抱き、短い生涯をかけぬけた伝説のムービー・スター、マリリン・モンローが人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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