第百六十六話『今やれることは何かを考える』-【滋賀篇】井伊直弼-
2018-11-03 12:09

第百六十六話『今やれることは何かを考える』-【滋賀篇】井伊直弼-

今年は、明治維新から150年。
全国各地でさまざまな催しが企画され、日本が県ではなく藩として成り立っていた時代に思いをはせることができます。

滋賀県、すなわち近江の国は、京の都に近く、交通の要だったこともあり、戦国武将たちにとって天下をとるために大切な場所でした。
琵琶湖周辺には今も、戦乱の世をしのぶ観光地が数多く点在しています。

近江の国にあって、ひときわ大きな存在感を放っていた彦根藩。
その15代藩主が、日本の開国を断行した立役者、幕末の風雲児、井伊直弼です。
放映中の大河ドラマでも独特の雰囲気をもって登場する譜代大名は、安政の大獄に象徴されるように、独裁者のイメージがあります。

「井伊の赤鬼」と恐れられた彼は、実際、冷徹で非情な男だったのでしょうか。
彼は、こんな言葉を残しています。
『人は上なるも下なるも、楽しむ心がなくては、一日も世を渡ることは難しい』。
井伊直弼は、十四男として生まれ、母親は正妻ではなく側室でした。
そのため、幼い頃から良い扱いをされなかったのですが、彼は不遇を嘆くこともなく、国学や茶道を学び、教養と芸術で自らを高めていったのです。
特に茶道の分野では茶人として、大いに才能を発揮しました。
今置かれている立場で最良のことに尽力する。
彼の一生は、その思いで貫かれていました。

桜田門外の変で、志半ばで散った井伊直弼が人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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