そういう意味で言うとちょっと長いので、ツイートとかインスタと違って、
ブログポストを書く雰囲気もちょっとあるので、そこはいいんじゃないかなという気がする。
そうですね、ブータンの国王にあった話めちゃめちゃ気になるんですが。
ブータンって結構ハピネスのランキングが1だったり、国としてすごくマインドフルネスとかウェルネスとかやっていて、
今新しい特別のマインドフルネスの地域を作ろうみたいな話してて、
そこから結構クリプトンのことも好きだし、技術、テクノロジーも好きだけれども、
西洋的な破壊とかコンペティションってよくないよねっていう話もして、
最近僕も結構ハマってる、茶道の話とか禅の話とか、
あとは仏教とか神道でAIとかマネージしたらいいんじゃないかなっていう話と、
すごく周波数があってめちゃくちゃ盛り上がって、
1時間ぐらいだったはずなのが1時間半になって次のミーティングが遅れちゃったりしたんだけども、
でもすごく面白い人で、最後もWhatsAppでつながって今後もいろいろやって、
僕も本渡して本読んだら話をしようっていう感じで、
初めてだったんだけども、最近の中では意外にいろんな考えてることが近かったので、
多分だからブータンも彼が考えてるようなハーモニーとかハピネスっていうコンセプトを、
ちょうど今世の中に表現してわかってもらうタイミングとしてすごくいいと思うので、
彼をこれからちゃんとウォッチングしようかなと思ってます。
面白いですね。ブータン国王は日本に対して何を思ってるんですか?
アドバイスとかもし聞いた中であったらぜひシェアしてほしいです。
日本のことは好きで、できるだけは来る。
本当は今日はオフィシャルビジネスじゃないので、秘密ではないんだけども、
海外に行く途中のときに大体日本に寄って何日間来たりするみたいなんだけども、
彼のいろんな日本の彼が好きな人と会ったりしてるみたいなんだけども、
多分だから日本のことはすごく好きで、
それでベンチャーとかやるときには役に立たないけれども、
それこそイーロンとザックの白人男性バトルみたいな、
あの文化とちょっと違う文化が、
多分今日本AIのこの時代の中でも必要なんじゃないかなっていう中で、
多分日本とブータンって和とか和みとかそっち系があるよねと。
それをもうちょっと日本も表現しなきゃいけないし、
彼も多分いろんな発展に走って国を進めていくと、
結局そういういいところを失う可能性があるので、
その辺をすごく慎重に考えてはいると思うので、
だから日本とブータンの中で美学だとか、
文化的なところがどういうところが似ているかなという話はちょっとしたけど、
あんまりまだアドバイスはいただけてなかったので、
これから話をもっと進めていこうかなと思います。
すごいですね。
今月のテーマもカルチャーとかブータンのそういった文化とも
つながってくるかもしれないんですけれども、
1ヶ月にわたって日本人らしさって何だろうというテーマでお届けしています。
今回もリスナーさんからたくさんメッセージが届いているので、
ご紹介していきたいと思います。
まずは綾鈴さんからのお便りです。
76歳の主婦です。
中田敦彦さんのYouTubeで伊藤さんを知りました。
IT技術のことは全く疎いのですが、
伊藤さんが目指すWeb3の世界でのDAOによる新しい社会づくりに、
今までにない希望を感じています。
また、茶道や空海に興味をお持ちのことにも親近感を感じています。
伊藤さんの次の趣味として、私からは俳句をお勧めします。
松尾芭蕉の俳句に、日本人の哲学やわびさびの世界を深く学ばれることと思います。
続いては茂さんからです。
私は日本には海外発の技術や文化を上手に自国に溶け込ませる力があると思いました。
11世紀に生まれた枕草子に書いてある春は明けぼの糸をお菓子という感覚を、
今日まで共有できている文化の連続性がある一方で、
最新のテクノロジーも享受できる柔軟性が日本人らしさの一つではないかと思います。
戦後はフォードが生み出した自動車生産技術を国内にうまく取り込み、
世界一の自動車生産国になりました。
IT産業では遅れをとってしまいましたが、
その文脈でチャットGPTやWeb3なども、
自国文化とうまくミックスさせていくのではないかなと思っています。
その中でジョイさんがおっしゃっている成長はしないけど、
持続はしていくというサスナブルな社会を作ることができればいいなと思います。
続いては増網さんからのメッセージです。
日本では紛失物が警察に届けられたり、
忘れた携帯が元の場所にそのまま置いてあったりします。
海外ではこんなことはまずありえません。
これはどうしてなのかをアメリカ人の同僚と話したことがあるのですが、
彼女は日本は地域やみんなで子どもを教育するという空気感があるよと感じました。
アメリカでは他人の子どもが見るからに悪いことをしていても見て見ないふりをすると、
もし他人の子どもを注意でもしようものなら、
その子の親から訴えられる可能性すらあると言っていたのが印象的でした。
日本社会がそもそもより良い社会を作るという目的に向かった
自然な顔であるかもしれないなと思いました。
最後はマキさんからのメッセージです。
だからちょっと簡単な俳句から始めて読んだり書いたりするのも、
確かにそろそろ勉強したいなと思ってます。
そうですね、まもそうだし、文字に美しさがあるとかも、
すごく日本人の繊細で、自然を美しいと思えるような、
だから風鈴、夏の風物詩の風鈴も、
あれって最初は江戸時代に、金魚ってそもそも魚じゃないですか、
食べる用、食用だったものをペットとして飼い始めて、
最終的には金魚の絵を描いて、風を楽しむっていう風鈴を作るっていう、
魚って食べるものだったのが、江戸時代から日本は風をめでるっていう、
そういったアートにトランスフォームしていったっていう話がすごく好きで、
その感覚がすごい今にも生きてるなというふうに思います。
なるほど。
また最後のこの優しさの話に通じるんですけれども、
今日こちらでご紹介するのは、そんな優しさを持ってWEB3の組織、
世界で活躍している日本人の一人なのかもしれません。
ご紹介するのは、イーサリアムファウンデーションのエグゼクティブディレクター、宮口綾さんです。
まずはこちらのインタビューをお聞きください。
今日のゲストは、イーサリアムファウンデーションのエグゼクティブディレクター、宮口綾さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日さんは宮口さんと、このポッドキャストでもお話しされてますし、何度もお会いされてるんですよね。
特に最近なんかいろいろやり取りが増えて、いい意味で。
いい意味で。自民党のさっきおっしゃってた話は何ですか。
自民党でWEB3PTというプロジェクトチームがあって、そこでいろんな人を呼んでみんなの話を聞くんですけども、
昨日、綾さんにプレゼンテーションしてもらって。
そうですね。たまたま日本にいて、最近ちょっと日本に来る頻度が多いのと、
あと日本がいろいろ頑張っているのと、あとジョイさんがいろいろサポートされているのと重なって、
そうですね、お会いする機会が最近多いですね。
普段は日本じゃないんですか、お住まいは。
普段は、最近はシンガポールにいるんですけれど、あんまり家にいないことが多いです。
もう海外を旅してる仕事で出張してるんですか。
そうですね、うちの団体が特に所在地っていう場所がないので、みんなと集まるのもいろいろなところで、イベントがあるときにという感じなんで。
今回はですね、NFTとかDappsといったWeb3を支えるこのイーサリアムブロックチェーンが、
宮口さんのような日本人のリーダーシップのもとに運営されているというのは、あまり皆さん知られていないように思います。
まずは宮口さんが所属するこのイーサリアムファウンデーションとは何かということを説明していただけますか。
そうですね、まずいきなり訂正で申し訳ないんですけど、
運営している人が、ブロックチェーン自体をイーサリアムの運営している一つの団体とか人がいない、ボスがいないっていうのはちょっとはっきりしておかないといけないんですけども、
イーサリアムファウンデーションというのは、もともとイーサリアムのプラットフォームのプロトコルの開発研究をサポートするために、
最初アイデアがビタリックによって作られて、その後ファウンダーたちが集まって少しずつ開発が始まってたんですけども、もっといろんな人を巻き込んでいかないと作り上げられないし、
これをオープンにみんなのものにするために、どんどんコントリビューターって言いますけども、貢献してくれる開発者たちも入れていかなきゃいけないので、そういうプロジェクトを立ち上げるためにイーサリアムファウンデーションが立ち上げられて、
それで最初のトークンセールって、資金を集めるためとかをサポートしたというか、ローンチしたのがイーサリアムファウンデーションだったという感じですね。
ちょっと補足すると、NTTの電話システムはNTTという会社がいろんなものを持ってつないでサービスを売ってるんだけども、
イーサリアムっていうのは、これ知ってる人は当たり前だと思うんだけども、ソフトウェアがあって、それがオープンソースソフトウェアのプロジェクトで、
そのソフトウェアはいろんな人たちが自分のパソコンとかコンピューターで勝手に動かして、それがインターネットで接続されて、
それは誰のものでもない、宙に浮いてるネットワークがイーサリアムで、それを運営してるのが世の中運営していて、
しかもそのソフトウェアはオープンソースのソフトウェアなので、影響力ある人はいるかもしれないけども、みんなで議論していろんな人がコントリビュートして、
そのコントリビューションが良ければ取り込まれて、それがいいと思ったらみんなが走らせるという、すごく民主主義的なシステムで、
そこの中で影響力ある人たちが集まって、それを応援する団体みたいな感じなんだけど、例えば大阪弁っていう言語があって、大阪弁推進会っていうのがあって、
それがイーサリアムファンデーションだとすると、大阪弁で電話で取引してる人たちがこのバリデーターで、その大阪弁を好きな人たちがコミュニティだったりするので、
だからそのぐらい運営っていうコンセプトからちょっと離れているというと、多分使ってる人はNTTの電話とあまり違うという感覚ないかもしれないけど、この物はだいぶ違う。
仮想通貨のイーサリアムと関係はどういう関係性なんですか?
さっきトークンローンチって言ったんですけれども、最初に資金を調達するために、トークンをみんなに渡して資金を調達したんですけど、
そのトークン自体がこのイーサリアムのプラットフォームを、スマートコントラクトっていう技術が一番イーサリアムの革命の部分ですけれども、
動かすためのガスという言い方もしますけれども、燃料みたいなもんですよね。
なので本来そのための英語ではユーティリティとかっても言いますけれども、
それにある程度、そこに価値があることによってセキュリティも、ネットワークも守られるので、ある程度の価値は必要なんですけれども、
それまでのビットコインとかだった、いわゆるそれがどのぐらいお金みたいに価値があるかっていうのの見方と、ちょっと完全に使い方が少し違うっていうので、
ただそれを資金として、資金を集めるために使ったので、ちょっとそこが分かりにくいかもしれないんですけど、
基本はスマートコントラクト、プラットフォームを回すためのトークンでした。
イーサリウム自体をみんなで理解するんじゃなくて、する目的じゃなくて、みんな集まった目的は資金調達っていうのが大きいですか?
そうです。そこにさっきも言ったんですけど、価値があるということで報酬の仕組みが決まっていて、ネットワークのセキュリティを守っているので、
価値があることが大事ではあるんですけれども、本来作り上げたゴールというか、一番大事な目的はそこ。
ただそれに価値を見出して、そこからエクシェンジとかがトレードしてっていうのは、それはビジネスとしてのアイデアなんですけども、
開発者、研究者が作ったアイデアとしては、このクリットエコノミクスを回すためのトークンということですね。
だから価値とは紐づいているので、価値があることは大事なんです。
ジョイさんとファンデーションの関わりはあるんですか?
直接は金銭的な取引はなくて、いろんなアイデアの交換をしていて、
今あやさんが言ったやつはちょっと違う。僕も最近大学をいろいろやってるので、大学の例えで言うと、
大学っていうのは、月謝ももらうし、大学として金銭的にもらわなきゃいけないし、
大学の中ではお金儲けのことばっかり考えてるエンダウメントを管理する人いるんだけども、
大学の目的はお金儲けじゃないんだよね。大学があるからこそできる研究とか学位とかっていうのがあって、
僕の立場からすると、イセリアムが潤沢な資金があって、ビジネスとしてなって、
そこの中で一生懸命ビジネスやってる人たちがいるのはとても重要なんだけれども、
なんでイセリアムに存在してほしいかっていうと、
信用できる安定してるスマートコントラクトを持つプラットフォームがあって、
そこで変革コミュニティをやったり、ユーバリメロンをやったりするのが目的であるので、
だから今、お金が目的だったのかっていうと、パーツの中では目的になってるから、
大学でもお金のことを考えてる人が必要だと思う。でもそれが目的じゃないんだよね。
イセリアムファンデーションのアニュアルレポートに書いてて、僕もよく使ってる言葉だけど、
やっぱり人間のコーディネーションのプロトコルなので、
そのコーディネートできていい社会を作るためのもので、
そのビジョンとかをあやさんたちがすごくちゃんとコンベイしていて、
そういうところを僕もいろいろ話を受けて、一緒にディスカッションに参加したり、
僕もいろんなところでやってるので、だからお金じゃないレイヤーではすごくつながってはいるんだよね。
そうですね。先ほど質問されたイセリアムファンデーションの役割というか、
歴史的に言うともともとは開発者、研究者の集まりだったんですけども、
やっぱりグループが大きくなれば、さっき言っていただいた価値観とか、
これを世の中の良くなるために使っていくんだっていうのは、
当たり前で集まった人たちがいても、広がっていくことによって、
研究開発以外にコーディネーションとかコミュニケーションとかが大事になってくるっていうところで、
特に私が入ってからは、そのコーディネーションの部分をどうより良くしていくか、
ただ、うちがビッグボスみたいなふうではなくて、
みんなに貢献してもらいながら、どうやって良いところがなくならないようにするとか、
最初に考えたアイデアがなくならないようにするとかっていうことを、
いろんな活動が開発研究だけじゃないところが必要なんじゃないかっていうところを考え始めたのが、
終わり、数年前ですね。
大谷さんの役割はもともとコーディネーション、組織のコーディネーションだったというか。
ファンデーション自体がコーディネーターにならなきゃいけない。
自分たちで作る、研究するだけじゃなくて、
みんなを巻き込む側で、一番分かっている人たちが最初にいるわけだから、
だんだん先生がみんなに任せて、みんなでできるようにするみたいなのと一緒で。
ファンデーションの役割が、やっぱり大事な役割がコーディネーターだっていうことで、
主役になるのではなくて、コーディネーターになっていくっていうので、
最初に考えたヴィタリックとかも、最初は自分が研究のアイデアをどんどんメインで出す一人だったんですけれども、
だんだんみんなに任せられる優秀な人たちが入ってくる。
そこで彼のできることは何なのか。
じゃあやっぱり世界にメッセージを伝える力があるので、
っていうことにいろいろ、本人も考えてやってるし、私も考えてやってるんですけど、
イーサリムファンデーション自体も、生きてるものを扱っているように役割をシフトしていくっていうのが大事だよっていう話はしていますね。
だから日々模索して、今のイーサリムの状態で、自分たちがロードマップ全部考えて、
会社のプロダクトみたいにやっていくんじゃないので、予想できないことが起きるじゃないですか。
でも今の現状のイーサリムのエコシステムの中で何が足りてないか、
どういうところが行き過ぎているかとかを考えて、
じゃあ今やらなきゃいけないことを日々アジャストしていくみたいな。
結構だから柔軟性も必要だし、もちろんクリエイティブに考えなきゃいけない。
普通の会社の考え方とか、基本なんか組織に所属すると固まりがちなんですけど、
そうじゃない、なるべくそうじゃないっていうのを即していかないと、楽な方にいっちゃう。
さっきお名前出てきたビタリックさんは共同創業者だと思うんですけど、彼はどうやって出会ったんですか。
ビタリックはもともとは私の前職にクラケンというエクシェンジにいたんですけれども、
サンフランシスコにその頃住んでいたので、そこのオフィスに、
まだ一番最初の小さな、この部屋より小さいぐらいのオフィスに、
数週間オフィスを使わせてあげてたみたいな時があって、
その時にイスラムのホワイトペーパーを彼がちょうど書いていたっていうのを知らなかったんですけど、後まで。
っていう頃に出会ったんですが、まだティーネイジャーであんまりすごいおとなしい人だったんで、
そんなにワーッと話すっていうタイプじゃなかったんですけど、
それが出会いで、小さいコミュニティだったし、今に比べたら、みんな結構知ってるっていう時で、
なんかいろいろちょこちょこは重なったんですけど、同じ業界にいるし。
で、2017年、私が前の仕事を辞めて、
ちょっともう少し自分の本来興味ある、どうやってこれで世の中を良くしていくかっていうところに、
シフトして何かやろうかなと思っている時に、
彼と彼の周りの人たちに手伝ってくれないかっていう。
以前、さっきもチラッとありましたけど、先生だったんですよね。イーサリエムに関わる前のキャリアは。
ブロックチェーン、クリプトに関わる前は、ちゃんとした仕事はそうですね。高校教師でしたね、日本で。
何を教えてたんですか。
英語を教えてたんですけど、やっぱり英語っていうのは単に私はツールで、言語なんで、
その先にある文化とか、そういう話をするのが好きだったし、
あとはやっぱり日本って小さな島国なので、
いろいろ私が話したりとか読んだりって学べることもあるけど、外に出てしかわからないことがあるから、
外に出ましょうっていうアドボケイトというか、
生徒にみんなで外に出ようって言って、私の生徒たちは結構外に出ていって、
いろんな冒険をしてくれた人たちが多いんですけど。
先生からブロックチェーンとかクリプト業界に行くって、かなりジョイさんが出会ってきた中でもいらっしゃいますか。
そうですよね。珍しいような気がするけど、逆にあやさん先生からブロックチェーンに入っている他の仲間っている?
私が知ってる限りはいない。今はもう業界が大きいんでいるんでしょうけど、
でも教師として何を若い子たちに伝えていかなきゃいけないかとか、
私の中ではやっぱり少しだけメーカーで学んだこととかもあったので、
わりと日本ってすごく便利で住みやすい国なので、クリティカル・ティンキングが失われがちとか、
失われがちもそうですけど、教育の中にあんまり入ってないじゃないですか。
みんなと同じように考えなさいみたいに、私特に古い世代だから、そうやって育てられて、
そこにちょっと疑問を感じていたので、そういうのを伝えていたわりと熱血教師だったので、
その意味では世の中の間違っていることとか、正義不正とかそういうことには敏感な方で、
それも伝えていた方だから、わりと話していることはあんまり今と変わらないというか、
自分の中では繋がっているんですよね。
クラー圏の日本代表の時に、マウントゴックス事件の処理も行っていたと聞いたんですけど、それは本当ですか?
それはもうやらなきゃいけないというか、正義感というか、
うちのクラー圏のトップがやっぱりそういう人だから、誘われて参加したんですけど、
あの頃、ジョーさんもご存知だと思うんですけど、古いビットコインの人たち、特にお金というよりは、
こういう問題意識で、次のこういう技術がなきゃいけないという意志でやっているから、
中央集権というやり方に問題があるとやっているから、
だからマウントゴックスでみんなが被害を受けた時に、トップのジェシー・パワールがやっぱり、
もともと彼はクラー圏ってマウントゴックスがうまくいってない、ハッキングされているのを見て、
これまずいかんと思って作った人だから、彼の正義感で被害者たちを助けたいというのがあって、
それで私が日本の人だったから、日本で起きたことだから、やらざるを得ないというか、説明しなきゃいけない。
で、例えば再建者の人たちの持っていたクリプトがなくなる、その頃はメインがビットコインだったんですけど、
それを破産の手続きとかの中で、ビットコインを現金に買えないっていう、
破産する時って全部リクエストするのが普通、歴史上それまで過去ないんですけど、
ビットコインのまま買えないで欲しいっていう説得をするっていうのとかをやって、
それは意外と知られてないんですけど、あの時売っていたら全部リクエストしてたら、
2万円以下とか、よかったですね、持ってて。
ジゴリさん、この判断すごい、どうですか。
やっぱり今、本当にブロックチェーンの人たち、ビットコインも含めて、
ブロックチェーンを信じている人たち、信じていない人たちって、もう完全に違うんだよね。
やっぱり本当に信じてる人たちは、限りなくたくさん自分の資産はビットコインなりシリアムで置いておくのが当たり前なんだよね。
そうじゃない人たちは、本当にちょぼって入ったりちょぼって入ったりっていうので、
やっぱりそもそもそういうところにいた人のたくさんの人たちは本当の信者なので、
こっちは当たり前のことはこっちからすると侵害みたいな感じで、
そこの境目、今特にクリプトウィンターになると、
もうクリプトなんかなかったことにしようみたいな人たちってアメリカとかには特にいて、
もう僕が最近やりだした時でもすでにいたんだけども、
結構NFTの業界なんかは、考える単位はイースなんだよね。
で、ドルとか円に換算してないんだよね。
で、たくさんやっぱりクリプトの世界の人たちっていうのは、
メインの測る単位がビットコインだったりイースだったりするので、
だからやっぱりそこ結構もう、たぶんその時期からも、
そういうネイティブの人たちとはつながってはあやさんといたと思うんだけど、
今かなりのたくさんの人たちはそういうふうになってきてて、
それ多分入ってない人には見えてないかな。
そうですね。
なんですかね、私も手探りでそうした方がいいですよみたいなことを伝えたんですけど、
本当にそうしてくれるっていうのはびっくり、びっくりとか、
だから割と賢い判断。
交渉相手は裁判所なの?
担当の方がすごく物分かりが、
みんながやっぱりいろいろ文句言ってたりしたんですけど、
やっぱり日本と手続きするのは大変なんで、外から。
ほとんど90%以上が外の人たちなんで、裁判所は。
っていうので、すごいなって思いました。
歴史上すごいことですね、あれは。
そこになってらっしゃったんですよね。
そうですね、あんまり今そういう話はちょっと仕事とずれるのでしないんですけど、
なんかでも普通の組織って問題が起こったらトップが出てきて、
謝罪か何か文献してみたいなと思うんですけど、
イーサリアム財団って非営利組織じゃないですか、
その非営利組織と普通の会社、もちろん共同創業者がいて、
エンジニアがいてっていうふうにもあると思うんですけど、
普通の会社と違うところって、組織として何が違うんですか?
まず非営利ってこと大事なんですけど、
会社っていうのはさっきも言ったように、やっぱり最終のゴールが、
そうじゃないいろんなゴールがあるにしても利益を上げる、
特に例えば株式の会社とかは、
株主のために利益を上げることがボトムラインというかゴールなので、
ゴールっていうのは一番大事で、それに向かって進んでいくわけじゃないですか。
普通ノンプロフィットっていうのは、最近よく考えたんですけど、
非営利なのか営利なのかっていうことだけじゃなくて、
そのゴールの設定がそもそも、自分たちの利益がゴールではなくて、
世の中のこの部分が良くしたらいいっていうところがゴールなので、
それが元に全部が作られるべきというか、
作ってからそれがあるとかじゃなくて、
っていうのでそれが大きく違うんですけども、
あとはインスタグラムファンデーションは特に、
普通のノンプロフィットともちょっと違うというか、
運営の仕方もそうだし、そもそもやっぱりこのディセントラライズな、
分散型の技術をサポートしてるんですけれども、
運営の仕方も一人のボスがいてっていうふうではなくて、
みんなで作るっていうことが大事だから、
組織の中もそれを反映している。
自然に反映してきますよね、そのメンタリティがそうなので。
っていうのもあるし、私たちが気をつけてそう反映していくのもあるので、
例えばその1個のロケーション所在地みたいなのはなく、
そことの葛藤っていうのは日々あるんですよね。
だんだんお金を儲かる仕組みにしやすくなる流れっていうのはどんどん出てくるんですよね。
その時にちょっと立ち止まっててか引いて、
やっぱりそもそもなんでこれ作ってるんだろうって使って、
ソリューションというかいろんなアプリケーションができてほしいんだろうっていうところを考えるきっかけとか、
インスピレーションみたいなのをうちが出していかないと、
今のところやっぱりいけないんじゃないかっていうのが。
そのうちそういうことをやってくれる人たちがもっと増えていったら、
私の役割っていうのも小さくなれるんだったらそれはそれで素晴らしいし、
私もずっとイーサルファンデーションに一生いるわけでもないし、
ビタリックも何百年も生きてるわけじゃないので、
その価値をどうやって続けていく。
そういう意味でいうと伊勢神宮のとかはね、
伊勢神宮の存在と価値観みたいのはずっと保たれてるっていうのは、
しかも誰がやってるんだろうみたいなのがわからないけどっていうのはかなり学べるところですよね。
宮口さんにお会いして、世界で活躍している人の中では、
すごく日本人の良い優しさの部分が滲み出るような方だなと思ったんですけれども、
ジョイさんは宮口さんのリーダーシップについてはどう思いましたか。
僕も岡井さんが言うように、やっぱり彼女はとても日本人らしさを上手に出してて、
そしてたぶん彼女をリーダーとして受け入れる伊勢神宮コミュニティの良さも感じるよね。
オープンソースのソフトウェアプロジェクトのリーダーって今までいろいろ見てきたんだけども、
たぶんいろんなリーダーはいて、LinuxのLinuxなんかはソフトなんだけども結構強いところはあって、
オープンソースのプロジェクトリーダーの中では、あやさんみたいな人がいなくはなかったけれども、
伊勢神宮はオープンソースを超えて、かなりスケールが大きいし影響力もすごい中で、
これもよく彼女が言って、伊勢神宮ファウンデーションを拡大するんではなくて、
なるべく小さくやって、とにかく謙虚に上手くいく方向に持っていこうとしてる。
これはとてもジャパニーズで、これをちゃんとそのコミュニティが受け入れてるっていうことは僕すごく面白いと思うんですよね。
リーダーシップってそもそも日本語ではないというか外来語じゃないですか。
日本人のリーダーシップって、やっぱり今語られてる企業家とか組織のリーダーシップって割と欧米的なというか、
日本人らしいリーダーシップっていうのを議論されぬままリーダーシップの話が進んでいる感じがするんですけれども、
宮口さんのような人はすごく日本人らしい組織のまとめ方だなと話を聞いてきて思ったんですけど、
このそっと支える日本のリーダーシップと、この欧米で一般的に言われている、アメリカで言われているリーダーシップっていうのは若干違うなと思うんですけど、
ジョイさんはこの日本人のリーダーシップと海外のリーダーシップってどういうふうに感じてますか。
多分、やらなきゃいけないことによってまたちょっとリーダーシップのタイプが違うと思うんだよね。
だから競争して激しく進む、早く進むのはトップダウンのリーダーシップが必要だったりするんじゃないかな、
スティーブ・ジョブズみたいな人がいなかったら多分iPhoneもできてないし、
やっぱり巨大な会社を早く作るのにはちょっとコンペティティブネスがないと多分できなくて、
そういうすごく早く伸びたり、拡大がすごく起きるものを作らなきゃいけない時っていうのもあるんだよね。
新しい技術の誕生だとか、ある種類のイノベーション。
一方、放っておいても大きくなっちゃうもの。
例えばイセリアムファウンデーションみたいなもので、どっちかというと炙熱しているところをバランスして、
拡大しすぎちゃったり、こんがらがっちゃったりしないための調整をするっていうのは、
日本の和の感覚の方がもしかすると当てはまって、
ちょっと難しいのは会社のフェーズとか、世の中の環境によってやらなきゃいけないことってちょっと変わったりすると思うんだよね。
例えば日本の大企業、トヨタとか、やっぱり昔すごく社員を大事にしてお客さんを大事にしてないんじゃないかなっていうのでアメリカに批判されたりして、
でも一方、そっちの方が大事な時もあると思うので、
外国人の投資家なんかから見ると、バッサバサ切って利益を早く出せって言ってるのに、
やばいっていう日本の会社だとか、そんなことやってると会社の文化がおかしくなっちゃうよねっていう、
多分極端な間にずっといろんなグレーもあって、もちろん単純な話ではないと思うんだけども、
だから日本も多分、今一生懸命やろうとしてるのは、アメリカの生産性の高さと合理的な透明性を追求されながら、
今岡井さんが言ったような日本人のハーモニーのところを失わないでどうやってやっていくかっていうのが結構重要な課題で、
株価が今上がってるから、結構みんな、この株価に対してどうやって反応したらいいかっていうのも多分経営者も考えてると思うんだよね。
そうですね。来週も引き続き、宮口さんのトークをお届けしていきます。ここからは質問コーナーに参ります。
しゅんじさんからの質問です。伊藤さんはMITの学生を指導やマネジメントしたり、世界最高峰の教授たちとお仕事をされていたと思いますが、
やはり皆さん数学力が高い人が多いのでしょうか。MITにいるような人たちのレベルだとどのぐらいの数学力が平均的になるのでしょうか。