もうちょっと話すと、この間お兄さんっていうお茶の結構90代のお茶の先生がいるんですけども、
彼女のとこ行くとうちの子供が走り回ってても、全然ルール守ってなくても、靴下脱いじゃったりしても、全然楽しそうに相手してくれてて、
結構その一番上にいる人たちってもうだいたいスピリットわかってるから、
そのスピリットには例えばお茶だったらお客さんをハッピーにするっていうのが一つのスピリットで、
それよりルールよりもそっち見てるんだけども、
でもルールの中で一生懸命まだ登っていこうとしている人たちは、そういうルールに余裕がなかったり、
多分伊勢神宮のぐうじさんだから、別にお辞儀しなくてもいいよって言ってるけども、
もしかしたら下の人に聞いたら絶対ここでしなさいって言うのかもしれないので、
そこらへんちょっと僕もよくわからないんだけども。
でも確かに私もお寺でお経を唱える時って木魚を叩くんですけど、
あれって木魚じゃなくてもよくて、あれってお経を、要はその仏教の大事な言葉を人に伝えるのが目的なんで、
エンターテインさえすればよくて、ギターでもいいんですって。
知り合いでお坊さんでギターを弾きながらお経を唱えてる友人、知人がいて、
彼も別に何でもいいんですって。
しきたりとかもあるけどリスペクトの気持ちがあればギターでも何でもよくて、
その決まってるようで決まってないフリースタイルな感じがすごく日本文化らしくていいなと思ったんですよね。
あとはこれは日本だよね。偉い人はちょっとルール曲がってもいいけど、偉くないとお前10年早いって言われるっていうのもあるよね。
お茶なんかでも家元がやってるとちょっと違ったりするんだけども、誰も文句言わないんだよね。
そうですね。その辺の定住関係とかはそれも日本人らしいですね。
それも日本人らしい。
っていうわけで多分だから日本っていうのはオーダーとかしきたりとかの標準化、それによって1000年以上同じシステム残ってるのはそれの強みっていうのは、
すごいイノベーションしちゃうと結構ファッションなんかでも消えちゃうんだよね。
途中でちょっと間違えたり、あとは今年やめとこうかみたいなそのまんまなくなっちゃう。
もう十何代何十代ずっとやっていくのは、なんかどの代もちょっとめんどくさいなと思う人がいなかったっていうのもあって、
これはやっぱりそのトラディッションっていうのがあって、だから多分トラディッションとこの対応性っていうのは多少相反してる。
ただこの間楽の15代と16代の陸乳さんと息子さんと話したときも初めて知ったんだけども、
他の陶芸家っていうのは決まったフォームを結構ロイヤリティ高くそのまんま続けていくんだけども、
楽っていうのは一代ごと結構アートの世界で自分を表現するんだよね。
親子の代の間にこの楽のこのぬる楽焼きの釉薬を自分の息子に教えないの。
毎回発見し直さなきゃいけないというので、だから普通だと代々続いているのでそのままなるべく続けるんだけども、
その中で結構そのダイバーシティを保ってすごく古く残っているのでは楽焼きっていうのはあると思うんですけども、でも結構珍しいんじゃないかなと思うんです。
そうですね。なんかその辺もすごくいいですよね。日本人の文化らしくて。
今回はですねそのニューロダイバーシティっていう面から立ち上がったプロジェクトをご紹介していきます。
ヘラルボニーという会社の代表である松田孝也さんという方とジョイさんが先日行われたニューロダイバーシティサロンでお話しされたそうですが、お話いかがでしたか。
僕は話は聞いたことは、存在のことは知ってたんだけども話聞くの初めてで本当に感動しました。
彼のストーリーの中で多分出てくると思うんですけどもやっぱり普通に自分のお兄ちゃんが自閉症スペクトラムなんだけども普通に生活してるんだけども、
学校に行くと突然こう分けられていじめられていかに社会おかしいんだよねと。
やっぱり普通に障害者だとか自閉症スペクトラムの人と住むとこうできるんだよね。
日本って結構分けちゃうから普通の人は普通の人しか見ないし普通の人しかいない社会に慣れちゃうから変わった人が入ってくると違和感もあるしどうやって対応したらいいかわからないという悪循環になっちゃっていて。
ヘラルモニーのチームはそれをなんとかしようって言ってかっこよくしてる。
これは野田聖子さんの話もあったんだけども野田聖子さんもパラオリンピックやってるときに障害者をテレビなんかで見たくないよって言われて広告台手に蹴られたっていうのがコマーシャル。
やっぱり彼女を押し通してそして障害者をヒーローにしてすごく一般の人たちも受け入れると思うんだよね。
だからかわいそうだなって言ってなんとか社会を変えていくっていうよりも普通だよねかっこいいよねっていうふうに普通という言葉は間違ってるんだよね。
一緒にやってても全然自然だよねっていうことを表現するっていうのが多分一番このアクティビズムに大事でその中で最近聞いた話ではこのヘラルモニーはすごく面白かったと思う。
そうですねジョイさんが言ってくださったようにヘラルモニーはその知的障害や自閉症がある作家さんのアート作品を売って障害者という考え方を変えようとする営利企業をヘラルモニーという会社でやっています。
最近ソーシャルエントリーナーシップとかも言われてますけどそういう社会企業化として日本では彼すごく注目されています。
ジョイさんはちなみにこのヘラルモニーさんの取り組みアートとかはご覧になられました。
今ヘラルモニーハンカチ持ってます。
でも彼の講演見て初めて知ってネットに行ってハンカチ買って今度お店に行ってみたいなと思ってますけど。
初めて岩手県の花巻市っていうところにある福祉施設でアート活動やってるルンビニ美術館のところに行って
ものすごく衝撃を受けてすげえかっこいいなと自閉傾向の強い方って浄土行動って言ってやっぱり同じ言葉を繰り返したりとか
そういう同じ時間に同じことをやらなきゃいけないとか例えばうちの兄貴とかだったら
日曜日は豚骨ラーメンのかげつってとこ食べなきゃいけなかったり土曜日はそば食べなきゃいけなかったりとか結構ルールがあって
母親もちょっとかげつ食べ過ぎてるところがあるので健康若干心配だなと思うんですが
そういう浄土行動っていうものがやっぱ画面上のアートにも現れてるんだなっていうことをすごく強烈に自覚して
ひたすら丸を繰り返すとかひたすら同じモチーフを繰り返す埋め尽くすと
これがすごくテキスタイルとかファブリックとかデザインというものと非常に相性がいいんじゃないかという風に思って
27歳の頃に会社を起業しました
いろんな方とかからはイタリアのブランド頭って言われたりとか
北欧のブランド頭という風に言っていただく流れの中で
そういうことはすごくやっぱり自分としてもお涙ちょうだいストーリーではなくて
純粋にかっこいい視点で勝負していくっていうのはすごい大切にしています
あとやっぱりすごい意識しているのは結構ラグジュアリーブランドと並べて展開するっていうのは
すごい意識して戦略的にやっているところがありまして
私の結構人生体験にも通ずる部分があるんですが
ガストみたいなとこはいくけどレストランみたいなところはいかなかったですし
イオンみたいなところはいくけど百貨店みたいなところはいかなかったっていうのがあって
それはやっぱりうちの兄貴とか結構叫ぶんで何とか何々とか何々みたいな
そう思った時にやっぱり親もすごい気使うみたいなような視点が大きくて
そういう場所に行ききれないっていうところがあった時に
やっぱり私たちヘラルボニーはこういった行きづらいんじゃないかなって思う場所に出展していったりとか
発露させていくことによって親御さんが初めて百貨店に来ましたとかですね
そういうことって今どんどんどんどん起き始めていて
そういう装置としても機能する存在でありたいというのはすごく思っています
本当に今作家さんが出るラジオとかもJウェーブで番組持てたりするんですが
それも作家さんがひたすら立ち上がった状態でほぼ会話することなく
終了したりするラジオになってたりもするんですけれども
でもやっぱり私はそれがすごい重要だと思っていて
当たり前のように世の中に存在してたけれども
でもやっぱりそれはある種ラジオだと何秒間喋るのが止まったら放送事故なのかというと
そうでもないと思っていてやっぱりそれがすごく当たり前なことなのに
なかなか世の中に発露していなかったというもの自体を
当たり前のこととして世に出していくということはすごく重要だと思っています
本当に先週のラジオも途中収録中にお手洗いに行って戻ってこなくなりまして
ゲスト不在の状態で進むという非常にJ-WAVEさんも初めての展開で
すごく私も実験的ですごくいいなと思っています
なんでこういったブランドというアプローチから始めたのかというのを
ちょっと今日記載してみたんですけれども
私の中学校なんでかすごい岩手だけ極地的に流行ったらしいんですけど
スペって言葉がすごい流行ってて人口1万人の街だったんですけど
自閉状スペクトラムをスペという風に言うっていう感じだったんですよね
すごい岩手だけ流行ったらしいんですよこれ
なので誰かがテストで悪い点取ったりするとスペじゃねえのって言ったりとか
なんかスペの教室行った方がいいんじゃねえのみたいな変顔した人に言ったりとか
そういうのがアホとかバカとかと同じ感覚で日常的に使われる学校で
私自身もやっぱり突然中学校に入った途端にそういう環境になった時に
やっぱ兄貴自身をすごく避けてしまったという時期があって
そういった時期があったからこそ自分自身今こういった企業をやってるんだな
ということはすごく思うんですが
その地元の同級生が本当に今来ていただいている方って
ものすごく多分意識とか非常に高いと思うんで
それよりも地元の田舎の友達がどうやったら変わっていくのかっていうのは
すごく興味関心があって
そう思った時に自分の地元の友達に福祉とアートっていうものを掛け算して
どうだって見せてもちょっと福祉も興味ないと
ちょっとアートもアート買ってる人はちょっと見たことないですよ
私あまり岩手の地元で
そう思った時にでも彼らもレクサスみたいな
車には乗ってみてんだみたいなことを言ったり
シュプリームみたいな洋服は着たいとかで買ってたりするっていうのを見た時に
ブランドっていう傘の中に福祉とアートっていうものを包含できたならば
本当に届くっていうことができるんじゃないかという仮説を持って始めました
やっぱり私たちがご契約している作家さんの知的障害のある人たちって
なかなか自分でそのアプローチをしていくっていうのは
すごくやっぱり自分でSNSを立ち上げることもそうだしハードルが高くて
やっぱりすごい素敵な作品があるんだけれども
同じ実力だとしても世の中に発露されないって
やっぱりあまりフェアじゃないなというふうに思っていますので
そのフェアな状態を作っていきたいと思って始めています
就労支援A型とかB型とか生活介護とかありますが
私の兄貴とかは例えば今空き缶を潰す仕事をやってまして
今1月3000円ぐらいですよね
なので年収にすると36000円とか
実際本当に生活介護とかはそのぐらいが目安になってたりとか
就労支援B型でも15000円ちょっととか