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2025-07-01 22:14

#69 暗号は武器か民主主義の盾か?匿名性を守り抜いた90年代Cypherpunkの闘い|伊藤穰一(前編)

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ビットコインの生みの親とも言われるCypherpunk。今回は特別企画として、Joiさんが一人語りでその歴史を前後編でお届けします。

1991年、フィル・ジマーマンが開発したPGP(Pretty Good Privacy)。一般ユーザーでも使える暗号化ソフトウェアの誕生は、アメリカ政府の猛反発を招きました。強力な暗号技術は「武器」とみなされ、輸出が禁じられていたのです。

「匿名性がなければ、反体制的な動きができない。反体制的な動きがないと、国家は死ぬ」

アメリカの国家が暗号の規制を強めると、「これは民主主義じゃない」とCypherpunkたちは怒り狂いました。民主主義の根幹を支える匿名性を守るため、彼らは暗号化技術の普及に全力を注ぎます。RSA暗号をTシャツにプリントして販売したり、歌にしてCDとして発売したり、体に刺青として刻む人まで現れました。

なぜ政府はこれほどまでに暗号を恐れるのか?

なぜCypherpunkたちは民主主義存続のために暗号が必要と訴えたのか?

なぜスパムメール対策の技術がビットコインにつながったのか?


技術革新の裏に隠された、民主主義、暗号、そして経済を結ぶ深い謎。90年代シリコンバレーでJoiさんが実際に体験したCypherpunkコミュニティの熱気から、現代の暗号通貨ブームへとつながる物語など、ここだけでしか聞けない話をぜひ。



【編集ノート】

編集ノートでは難しい用語や人物名などの詳しい解説をお伝えしています。https://joi.ito.com/jp/archives/2025/06/30/006076.html



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サマリー

このエピソードでは、暗号通貨とメッセンジャー暗号の歴史が語られ、サイファーパンクムーブメントとその影響が重要視されている。特に、政府による暗号の規制と個人のプライバシーを守るための戦いに焦点が当てられている。90年代のサイファーパンク運動では、暗号が独立した分散型社会を築くための鍵とされ、プライバシーの保護と表現の自由が重視されている。さまざまな技術革新が進み、最終的にビットコインの基盤となるアイデアもこの時期に生まれている。

暗号の進化とメッセンジャー
こんにちは、伊藤穰一です。僕のポッドキャストだと結構、暗号通貨、ブロックチェーン、Web3の話は出ていると思いますし、
最近、ビットコインがまた上がったり、暗号通貨のいろんな会社、サークルの上場が10倍になったっていうので、
これ多分歴史で一番のIPOじゃないかって言われてるぐらい、今とてもクリプトが伸びてるんですけども、
クリプトといえば暗号なんですよね。暗号のメッセンジャーの話もちょこちょこ出てきていて、
Appleが今度エンドトゥエンド、ユーザー同士の暗号によって真ん中にいる人が見えないっていう暗号を全部の携帯に導入するっていうアナウンスもしてるし、
GoogleとかFacebookとかWhatsAppは前からやっていて、僕が好きなSignalもエンドトゥエンドなんですけども、
ただ、Telegramっていうメッセンジャーがあるんですけども、このTelegramっていうのは、実は暗号使ってるんだけれども、真ん中にいるTelegramのオペレーターとして中身が見れちゃうので、
それ見れるのに犯罪をブロックしなかったことによって逮捕されるっていうことが、フランスでPavleっていう社長があるんですけども、これすごく面白くて、
Signalみたいに真ん中で見れなかったら、彼はいろいろフランス政府に言われてることの犯罪にかかってないってことなんですよね。
見れるのに何もしなかったっていうことで彼は責任を取らされているので、これは実はこのメッセンジャーの歴史の中で言うとすごく面白くて、
昔の暗号は政府は一生懸命いいのを使おうとしてたんだけども、一般の人たちに提供すると犯罪が増えるっていうので、
エンドトゥエンドのメッセンジャー、今はもうAppleでさえやってるのが、それそのものが実は違法だったんですよね。
同じ暗号でも全く関係ないように聞こえるかもしれないんですけども、
この暗号通貨の歴史とこのメッセンジャーの暗号の歴史っていうのは実は同じ歴史なので、
これは80年代ぐらいから僕も関わっているんですけども、この歴史の話をちょっと今回のポッドキャストでしたいと思います。
今、私たちがクレジット番号を悪用されることなくオンラインショッピングができたり、
安心してメールでやり取りができたり、メタマスクに入っているイーサリエムで買い物ができたり、
ビットコインを売買できたりするのは、1990年代、
誰でも自由に使える暗号が必要だと戦った人々があったから、
サイファーパンクの台頭
そこには、個人のプライバシーを訴え、コードを書き、政府の監視と戦った人々の物語がありました。
サイファーパンクっていうムーブメントがあって、
これはサイバーパンクとかの反中央集権的なちょっとパンクな人たちで、
サイファーっていうのは暗号で、
暗号を使った自由を考える人たちっていうのは結構多くて、
国家を超えた新しいサイバー空間ができて、そこではデジタル通貨があって、
結構その人たちはアンチ国家で、
その人たちとも交流があって、どうなるんだろうなみたいな話は、
95年、96年あって。
今日はサイファーパンクに迫ります。
もともと暗号は、
古くから戦争で主に使われていたコミュニケーションの手段。
暗号は国家機密とされていました。
クリプト暗号通貨と暗号のメッセージングって、
根っこは同じなんですけども、
もっと言うと、情報通信と暗号って最初からつながってるんだよね。
何をしてたかっていうと、
暗号は国家機密で、
情報通信と暗号って最初からつながってるんだよね。
何をしてたかっていうと、
基本的に軍隊が自分たちの動きを、
どうやってコミュニケーションするかっていうので、
暗号がかかってた紙を人間が持って走るとか、
その後はフランスが見える距離で、
こういうロボットみたいな腕を動かして、
そして指令を飛ばすと。
それで間で見て解析する人がいたので、
だんだん暗号になってきていて、
その後はみんなが知ってる電報の電波が動くんだけども、
それも途中で誰かが盗聴しちゃうと、
戦争の指令がわかっちゃうので、
あとインテリジェンスがわかっちゃうので、暗号かかっていくと。
その暗号かけられるものとか、情報を圧縮する数学と、
通信の数学っていうのが同じで、
MITのコワルド・シェーナンっていう人が、
この辺の情報の科学をずっとやっていた人なんだけども、
そして第二次大戦争の暗号の通信と、
その暗号の解析でコンピューターっていうのが生まれてくるわけですよね。
というわけで、もともと通信と暗号って、
ほぼ重なって進化してくるんですけども、
昔の暗号のほとんどは対象鍵っていうのかな、
刻鍵と掛ける鍵が一緒なので、
事前にその鍵を相手に秘密で渡しといて、
そして暗号がかかったメッセージを送るんですけども、
70年代に公開鍵暗号っていうのができて、
暗号を掛ける鍵と外す鍵は別々になるので、
みんなに認証された解く方の鍵を渡しとけば、
自分だけ掛けられるっていうのができて、
それでだいぶこの暗号鍵の管理が楽になって、
暗号のコストがどんどん下がっていくんだよね。
秘密鍵と公開鍵の技術が開発され、
コンピューターが普及されていく過程で、
暗号はイノベーションの時代を迎えます。
一般市民が自らの情報を守るために暗号を使う、
そんな時代が到来したのです。
そして公開鍵暗号でSSLだとか、
ブラウザーの暗号のセーフティで、
カード番号をインターネットで飛ばせるようにするとか、
こういうのが結構ネットで広がっていて、
この80年代は僕もかなりその辺の暗号が出てきた頃、
ワクワクとして電子メールの暗号を中心にやって、
その後はルーティンの中の暗号とか、
通信の暗号からみんなハマっていくんだけれども、
ただ政府からすると、
今までは簡単に電話が盗聴できたのに、
盗聴できなくなることによって、
犯罪捜査が難しくなるっていうので、
お互いがきちっと暗号をかけられることは、
取り締まり捜査機関からすると恐怖だよねと。
もちろん軍人だとか大事な人たちはこれが欲しいので、
許された人たちは強い暗号を使ってもいいけれども、
一般人、特に外国にはそういう強い暗号を持ってもらうと問題だと。
1991年6月5日、
タイファーパンクたちが全世界で集結するきっかけとなった
ある出来事が起こります。
当時まだ大企業などでしか使われていなかった
RSA暗号を、
一般のPCユーザーも使うことができるソフトウェア、
Pretty Good Privacy、
いわゆるPGP暗号を使うことができた。
この暗号を使うことで、
一般のPCユーザーも使うことができるソフトウェア、
プリティ・グッド・プライバシー、
いわゆるPGP暗号を使うことができた。
開発したのは、フィル・ジマーマン。
PGPによって、ファイルやEメールなどを
簡単に暗号化することが可能になりました。
そして、この日を境に、
ジマーマン氏は、
プリティ・グッド・プライバシー、
いわゆるPGP暗号を使うことができた。
当時、強力な暗号技術は武器に分類され、
輸出が禁じられていました。
インターネットを通じて世界中に配布されたPGPは、
銃や戦車同様の武器を国外に流したとみなされ、
FBI当局から捜査の対象となってしまったのです。
警察当局や情報機関、行政機関などは、
PGPを猶予しています。
PGPがあれば、
テロリストはもちろん、
犯罪組織、自動性犯罪者など、
おぞましい連中の倉屈になるからです。
なぜ、政府はこれほどまでに暗号を恐れるのか。
この問いに対して立ち上がった人々、
それがサイファーパンクでした。
悪いことも起きるんだけども、
重要なポジティブなこともたくさんあって、
守らなきゃいけないっていうのがあって、
匿名性もいろいろ悪用はされるけども、
保護しなきゃいけないっていうことも言ってたり、
プライバシーと民主主義の関係
アメリカのもともとの国の設立の、
最初の議論の論文とか手紙のやり取りも、
あれも全部匿名なんですよね。
その匿名を保護しないと、
革命も反論の意見は言えなくなっちゃう。
そして民主主義は止まる。
匿名の元気がないと、
反体制的な動きっていうのはできなくて、
反体制的な動きがないと、
国家っていうのは死ぬっていうことを、
ずっとみんな最初から、
アメリカの民主主義のコアの人たちが言ってきてるので、
それをやっぱり守らなきゃいけない。
フリースピーチだとか、
アイディアのコンペティションだとか、
メインストリームに反することを言えない国はダメだって、
ずっと言っていて、
それを守るためには暗号を守らなきゃいけない。
やっぱりその、
体制の秩序と権力を守ろうとするところは、
そういう反体制的な行為っていうのは、
なくそうとするのが普通なんだよね。
プライバシーとセキュリティって、
逆のポジションになるっていうことがあって、
やっぱりプライバシー保護者は、
民主主義保護者っていうふうに思っていて、
やっぱり民主主義って大事だよねと思ってる人たちは、
プライバシーを守ろうとするんだよね。
で、アメリカの国家が暗号を叩いてくると、
あれは民主主義じゃないってみんなで戦うのは、
理論的にも美学としてもかっこいいなみたいな感じになってて、
今でもイロンマスクなんかでもフリースピーチとか言ってるけども、
あれってそこら辺の流れから来てるエネルギーなんだよね。
サイファーパンクは1992年、
元インテルのエンジニア、ティモシー・メイト、
数学者のエリック・ヒューズ、
そしてアクティビストのジョン・ギルモアらによって
設立されたメーリングリスト。
もちろんジョイさんもそこに参加していました。
僕もシルコンバレーでいろんな人と付き合ってたんですけども、
ジョン・ギルモアとか、結構オープンソースを支援してる人たちがいて、
その人たちと仲良くなって、
彼らは結構オープンインターネットとかその辺をずっと語ってるんだけども、
多分あれ、今思い出すと、
ちょうどインターネットが始まろうとしてるところで、
シリコンバレーっていう部分もあるし、
サンフランシスコもそうなんだけども、
まだワイヤードが出る前ぐらいにモンド2000とか、
前もちょっとポッドキャストに出てるサイバーパンクの時代に、
オープンソースとクリプトを進めていってる軍団がいるんだよね。
オープンソースとインターネットのこのコミュニティの一部が暗号をやっていて、
それに入ってるのがジョン・ギルモアとか、
彼らがサイファーパンクの世界を僕に紹介してくれて、
ハッカーたちも結構興味があったので、
サイバーセキュリティの裏に、裏っていうか隣にクリプトってあるんだよね。
それもちょっと重なってるコミュニティだけど別で、
それでそのメーリングリストとかがあって、
僕も結構そういうサイファーパンクたちと実際に会って、
友達にもなるんだけども、
本当に僕はただのメンバーみたいな感じで、
どっちかっていうと勉強したり、自分で遊んだりしてて、
Cypherpunk運動の始まり
日本に来て、日本の政府の委員とか、
その後自分でPSIネットのサーバーを置いて、
自分のマンションのクローゼットにサーバーを置いたりして、
暗号のネットワークのノードを作ったり、
そういうサーバーの立ち上げをやって日本側で運営したり、
それで日本人にも説明したりするっていう、
日本の活動の立ち上げのお手伝い。
あとは基本的に人間と若い時の方が反対性的なものが面白いよね。
自分は圧迫されてるから。
あとはやっぱり技術的にも面白かったし、
結構みんな尖ってることやってたので、
あとはシリコンバレーのサイバーパンクとかのカルチャーも面白かったし、
だからそういう意味ではすごく興味もあったし、
そこから入ってきてサイバーセキュリティのことも勉強できたし、
インターネットのアーキテクチャの勉強もできて、
やっぱり非中央集権の方が安定する理屈も勉強になるので、
サイバーパンクのメーリングリストでは日々たくさんのテーマについて議論がなされました。
この暗号によって独立した分散型社会を作ろうという暗号とプログラムとかソフトウェアで自由が来ると、
全く新しい国家を超える存在ができるんじゃないかなという話が出て、
そしてその時に僕もエリックヒューズというサイバーパンクのリーダーが一人いるんですけど、
彼とは結構仲良しになって、
彼が93年にCypherpunks Write Codeというのをやっているので、
彼実は日本にも呼んだんだよね、エリックヒューズ。
いろいろ日本でも講演してもらって、
だからその時代はソフトウェアと暗号とフリーダムが一つ一緒になっているという話で。
暗号の重要性と規制
PGPを開発した後、FBIから操作の対象となっていたジマーマン氏を解放すべく、
様々な対抗措置を講じていきました。
輸出規制を違反したということで、彼は操作され、
そしてプログラマーたちはオープンソースソフトウェアを書いたことによって、
とんでもない責任を取らされることに、
そしてこの有名なBernstein Caseというのがあるんだけども、
これは自分の暗号のソフトウェアを公開したDavid Bernsteinという人が、
これは言論の自由だと。
ソフトウェアのプログラムというのは言葉だと。
暗号のアルゴリズムを歌にしてCDに出す人もいれば、
僕らの仲間のAdam Smithさんも、
一つ面白い例は、暗号を自分の入れ墨で書いちゃった人とかね。
そういういろんな事件が、このサイファーパンクの時代があったんだけども、
そのTシャツを作ったAdam Smithというのが、
ビットコインの始まりになる、最初のプルフォーフワークの暗号も開発するんだよね。
サイファーパンク運動のバイブルとも呼ばれるサイファーパンクマニフェストには、
次のような言葉が残されています。
サイファーパンクはコードを書く。
我々はプライバシーを守るためのソフトウェア、これを書く必要がある。
我々はコードを無料で公開し、他のサイファーパンクが練習や実験に活用できるようにしている。
ソフトウェアを破壊することはもはや不可能で、
非中央集権的なシステムは、
プライバシーを守るためのソフトウェア、これを書く必要がある。
ソフトウェアを破壊することはもはや不可能で、
非中央集権的なシステムは、
走り出したら止めることはできない。
ストゥワート・ブランドというヒッピーの人が言ってた話で結構好きなのは、
波って最初始まるときって小さい波がたくさんあって、
ガチャガチャになって全然ノイズに見えるんだけども、
波の物理学って何が起きてるかっていうと、
隣同士の波ってシンクロするんだよね。
ちょっとずつ小さい波が大きい波になってきて、
最終的にすごい大きい一つの波になるんだよね。
だから最初はみんなやってること言ってることがガチャガチャかもしれないけども、
風の方向性で波って決まるので、
方向性が間違ってなくて、
自分の周りの人だけでもとりあえず刺激してると、
だんだんコミュニティができて、
分かり合って、このコミュニティとこのコミュニティがまた刺激しあって、
そうすると最終的には大きい波になるので。
世界中の開発者コミュニティの支援によって、
ジマーマンに対する告発は1996年に取り下げられました。
また、1999年には暗号技術の輸出規制そのものが緩和。
この勝利によって暗号は表現の自由として認められるようになったのです。
ビットコインの技術的背景
サイファーパンクはここから様々なプロダクトを開発していきました。
ゼロナウイルスシステムというネットワークも、
これ通貨よりも情報をちゃんとお互い分からないようにするとか、
僕のアパートにもアナリマスリメイラーというのがあって、
メールすると誰が送ったか分からない、
リメイで相手先に送ってくれるとか、
そういうプライバシーを保護するシステムというのはずいぶん前からあって、
これも結構非中央集権の考え方なんですけども、
そこにメールを出すと、
送り手のアドレスを消してまた送ってくれるのね。
1個だと送ってくるやつと出てくるやつ見れば分かっちゃうので、
ネットワークになっていて、
僕らのとこに入って他のリメイラーに行って、
他のリメイラーに行って、ぐるぐるぐるぐる回って出るのね。
そうすると本当に誰が誰に送っているか分からないというネットワークがあって、
それを通じて匿名なメッセージが送れる。
これはウィスルブロワーみたいな、
社会にとって悪いことが起きているときの情報を出すために重要なプラットフォームで、
匿名性がないとやっぱり保護されないウィスルブロワーとかっていうのがあるので、
大事だよねっていう話になって。
結構面白いのが、
そういう暗号通貨のこといろいろやってたんだけども、
もともとスパムのフィルターがどうすればいいのか。
スパムって無料にいくらでもメールを送れるのが問題だよねっていうのがあって、
メールを送るためには切手を張らなきゃいけなくて、
切手1個作るのにCPUを使わなきゃいけないっていう風にすると、
無限に無駄にメールできなくなるので、
スパムを止めるために、メールを送るためにプルフォブワークをしなきゃいけないっていうアイディアがあって、
そのプルフォブワークの動きがビットコインのプルフォブワークにつながるんだよね。
メールの暗号化やスパムメール対策など様々な開発が行われる中で、
ゼロ知識証明やプルフォブワークなど、
ビットコインの礎となるテクノロジーが誕生していきました。
ビットコインがその前のいろんな暗号通貨とデジタル決済との一番のイノベーションはプルフォブワークなので、
レジャーなところではないんだよね。
そこはその当時いろんなメーリングネットワークとかスパムとかを考えてた人たちから出てきたアイディアと合体して、
今の中央集権型から離れていくということと、
あとは自分の本名じゃないアイデンティティで動く。
だからもちろんビットコインそのものは流れがある程度特定できちゃうので、
偽名だけどね、匿名というよりも偽名なんだけども、
そういう偽名を中心としたソシャイティのインフラになるっていうのがあったんだと思うんだよね。
ですがこれらの技術が通貨という形で誕生するのは、ここから10年以上も経ってからのこと。
この続きはまた来週お届けします。
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スパムメール対策で登場して、後にビットコインでも使われるようになった
計算力を要する作業によって証明する仕組みを何というでしょうか。
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