1. JOI ITO 変革への道
  2. #17 日本人らしさと「学び」に..
2023-07-31 37:52

#17 日本人らしさと「学び」について千葉工業大学web3概論から考える

7月は「日本人らしさって何だろう?」をテーマにお届けしています。


最終週は日本人と学びについて考えました。

いくら欧米型の教育方法が導入されても、新しい感覚を持ったZ世代が登場したと言っても、やっぱりこと教育に関しては「みんなにバカなのがバレたら恥ずかしい」「手を挙げて発言するのはちょっと勇気がいる」なんて思ってしまうのが日本人の性なのではないでしょうか。


でも一方で日本人は真面目でがんばる時は一途!


そんな日本人の良いところと悪いところをweb3の力を使って、改善していこうという取り組みが千葉工大の授業で行われました。

今日はそんな授業を設計したSparkさんとMintaさんにお話を伺っています。



【編集ノート】

編集ノートには難しい用語や人物名などの詳しい解説をお伝えしています。

https://joi.ito.com/jp/archives/2023/07/31/005909.html





【JOI ITO 変革への道 - Opinion Box】

8月はお休みとなりますが、お便りは引き続き募集しています。

是非質問やご意見などをお寄せください。


お便りを採用させていただいた方には、HENKAKU COMMUNITYへの招待状をお送りいたします。


https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0






【JOI ITO 変革への道 - Opinion Box】

番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、伊藤穰一への質問があればぜひ投函ください。

https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0


【コミュニティ醸成実験について】

Joi Ito’s Podcastのリスナーを中心としたコミュニティを形成しています。番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できる場となっています。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

https://community.henkaku.org/ja




この実験に参加をご希望の方は下記リンクから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

https://airtable.com/shrbDbYUBoFgkg0tY




【求人サイトCool Job Listの開設】

番組にご出演いただいた方々と聞いている方々を結ぶプラットフォームとして、ジョブマーケットを作ってみました。今、実は仕事を探している、なんてあなた!ぜひこちらを確認してみてください。ぴったりの仕事がみつかるかもしれませんよ。

https://joi-ito-podcast-jobs.super.site/






【デジタルガレージ Web3のコア人材募集中】

https://recruit.garage.co.jp/fintech/


See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

00:05
全国的に小中学校が夏休みに入って、およそ1週間が経ちました。
例年ならですね、街中で小学生を外で見かけるんですが、最近は暑いからか、ほとんど日中、夕方もあまり見かけなくなっちゃったんですが、
JOIさん、どう思いますか。
そうですね、僕も、この間あまり外に出ないって言ってた割には、最近また外に出なきゃいけなくなったので、歩いてても、やっぱりおっしゃる通り、子どもは結構少なくて、みんなさっさと室内に行く感じはするんですけども、
ニュースで見てたのは、中近東の方はあまりにも暑いので、ビタミンD不足になってる。外に行かないと。
日光浴びないですね。
グローバル的にも国書で、7月に全世界中で毎年最高気温を記録し続けてるということで、地球はどんどんグローバルに暑くなってますが、やはり夏休みですので、子どもがあまり外に遊びに行けないから、ゲームざんまいになっちゃって心配だという親御さんの声を聞きますが、
ジョイさんは、インドアで子どもがただ自動的にゲームやってるんじゃなくて、他に身になるというか、親としておすすめの遊ばせ方ってありますか。
そうだね。今流行りだったら、やっぱりAIだね。ミッドジャーニーとかチャットGPTとか、例えばリングも画像アップできるようになったりしてるので、その辺の遊びとか、やっぱりチャットGPTにダンジョンドラゴンズのゲームマスターになってくれとか、結構そのAIにゲームをやらせる。その子の年齢にもよると思うんだけども、正々AIとゲームをするっていうのは結構今盛り上がってるような気がするんだけど。
なるほど。世界中で話題になってるAIをプロンプト開発したり、ちょっとこう自分で触ってみたり、研究してみるっていうのはすごくいい方法かもしれませんね。夏休み、子どもが家にいて大変だって親御さんもかなり多くいると思いますが、やっぱり外で遊ぶときは熱中症対策に気をつけていただいて、このポッドキャストをお聞きくださっている方は、お子さんにAIの開発をさせてみるっていうのもありかなと思います。
ということで、今週の特集は改めてこの日本人と学びについてフォーカスしていきたいと思います。ジョイさんは今年4月からこのWeb3概論という授業を千葉高大で展開したんですよね。
はい。Web3の授業を千葉高大で立ち上げて、結構教える人ってなかなかいないので、うちの変革のコミュニティのボランティアではないんです。変革トークンをもらっているので、コミュニティのトークンをもらって変革のコミュニティから人参加してもらったり、このポッドキャストのプロデューサーのしなさんも参加してもらって、思ったより盛り上がったんです。
03:18
学部生が100人ぐらいで、大学院生が100人ぐらいで、あと民間から100人以上入ってきて、ハッカソンとか、あと教えるとトークンがもらえる。そのトークンはその授業のトークンを作って、変革トークンと同じでお金には換算できないんだけども、最後の成績がそれで決まると。
ゲームっぽくクエストみたいな感じで、いろんな自己紹介したり、イベントを開いたりするとトークンがもらえて、そのトークンの数でランキングが出て、トップの30人だけは最後の打ち上げのイベントに来れるとか、みんなでプロジェクト作って、そして助け合って、助け合うことにもちゃんとインセンティブが働くっていうような形で。
結構学生とか民間の人たちがコラボレーションして、すごく面白いプロジェクトたくさんできて、これも全部ブロックチェーンにみんなのやり取りも書き込まれているので、結構解析もできるので、この授業で我々が学んだ授業のやり方っていうのも一つ論文になるんじゃないかなっていうので、そういうのを準備したりしてて。
実験としてはすごく大成功で、そのクラスの人たちも変革のコミュニティに入って、どんどんコミュニティのほうも活性化したので、すごく面白かったし、みんなためになったんじゃないかなっていう気がします。
そうですね。大学生と大学委員生と社会人も混ざった授業っていうのがすごく珍しいし、教えるとトークンがもらえるっていうのもすごくウェブスリー的だし、ジョイさんだけじゃなくて、コミュニティの方が率先して動いているっていうのはすごく駄王的だなというふうに思いました。
この最終講義が行われた日に、エビスのクリプトカフェ&バーでパーティーが行われましたので、まずはその模様をお聞きください。
めちゃくちゃ楽しかったです。シンプルに。ウェブスリーのことをこれだけ体系だって学べる機会ってほんとなくて、自分でYouTubeで一生懸命調べたことあるんですけども、専門家の角度とか、これで深掘りしてっていうことがなかったので、ひたすらに知識バカの僕からするとめちゃくちゃ面白かったです。
自分がこのウェブスリーガイドを受けたのが、研究でウェブスリーをやっているからなんですけど、その中でせっかく千葉高大でウェブスリーの授業をやるんだったら、一番目立ってやろうと思って授業を受けられて、結局目立ってた感じがしたのでよかったです。頑張ってよかったです。
大学自体あんまりちゃんとこういうことを勉強していなかったので、みんなが勉強したいっていう志のもとに集まったコミュニティってめちゃめちゃ強いなって面白いなって思いました。
はい。受講生の方々すごく生き生きとしていますよね。ジョイさんも実際に会場で受講生と交流したそうですが、最近の大学生どうでしたか。
06:03
すごい元気で楽しかったですし、あとは300人の中の結構優勝したメンバーなので打ち上げっぽい楽しさもあったので、結構みんな元気な感じで。
僕も千葉高大の学長になったばっかりで、学生と直接接触してこんな感じなんだなっていう、一部優等生っぽいところはあるかと思うんですけど、すごくヴァイブもよかったので、学長としても楽しかったです。
そうですね。私もこの授業を第1回目に出演させてもらったんですが、生徒からのクエッションをオンライン上で集めて、それを講義のとこで流すっていう役をやってたんですけど、
普通に授業を受けてたらあんまり大学生から質問って来ないんですけど、そもそもトークンって何とか、そういった確かに社会人になってそもそもこれって何だっけっていうなかなか聞けないような質問を根本からしてくださったというところで、
すごく素直で、あとすごくスポンテニアスに授業を受けてるなという印象でした。この授業はですね、このWeb3の基本からプログラミング技術、実用例を一貫して学べるオンライン授業だったんですが、
一つユニークな点があったということです。この辺りを授業を設計したスパークさんとミンタさんに伺っています。
最初はDiscordコミュニティを基盤にしてみようって話をしてみて、その中でトークのミックスを組み合わせた学び合いに対してインセンティブを与えるっていう形にしたんですけれども、
それがとても価値のあるものだと感じていただいて、イベントがたくさん立ち上がったりですとか、教え合い、学び合いがとても促進されたので、すごく良かったなと思ってます。
僕とミンタさんは元々伊藤女子さんが主催されている変革コミュニティに所属していて、そこではまさに学び合いが出来上がっていて、そこを参考にさせていただきました。
学び合いというところでいくと、実際にこのDiscordというものを基盤としながらも、実際にこの物で買えない暗号資産というものを定義して、そこの学び合いに貢献した人だけが得られるものというものをみんなで稼ぐというか、得て、それを量で測るという学び合いの可視化というところが出来上がっているところを参考にさせてもらいました。
変革トークンをイメージしたCJPYトークンという学び合いのインセンティブのトークン、そしてそれを申請するための学び合いをしたというタスクを申請するための基盤としてディワークというシステムを導入させていただいて、またそのCJPYの解析、皆さんがどのくらい持っているとかどのくらい増加したのかみたいな、そういう分布を見れるようなデューンというツールを用いたりですとか、
あとはクイズサイト、Learn to Earnというクイズサイトを新しく、変革とはまた別で使わせていただいて、毎回の授業の振り返りというか、学びというものを振り返るという仕組みをしていて、それでCJPYをどんどん稼いでいただくという仕組みになっています。
CJPYというのはトークンでして、こういったトークンを導入して、さまざまなツールを使って、まさにWeb3的な学び合いをしているという授業、大学でそもそもトークンって取り入れるのも珍しいですし、こういった授業というのは他にはあまり聞いたことがないのですが、ジョイさんは実際に講義をする側、オーガナイズする側としてやってみてどうでしたか。
09:22
そうですね。このトークンを使うことに関して言うと、ゲームっぽすぎたり競争しすぎたり、あとちょっとトークン目的の感じがするんじゃないかなという心配はあったんだけども、結構それはなかったと思うんだよね。
だからやっぱりゲームっていうインターフェースってみんな知ってるから、まずすごくわかりやすかったっていうのと、あとやっぱりお金に換算できないので、なんかあんまりやらしい感じはなかったと思うし、結構最後はすごく純粋な助け合いとか純粋なハッカソンのワクワクっていうのがあったので、だからちょうどいい感じだったと思うんだよね。
入り口のインセンティブはあるけれども、最後トークンのためかって言うとそうでもなかったりするので、僕も結構スクーバーの先生だったときも、スクーバーのバッジのために最初は来るんだけれども、やりだすとあまりにも楽しくて、本当に純粋な楽しみになるので、入っていくところのオンランプのインセンティブにはなったんだけども、最後は純粋な学びが楽しかったっていうところが、さっきのインタビューの人もたぶん同じような感じなんだけど、そこがすごく感じられたので、
結構いいバランスだったなと思います。
そうですね。まさに先ほど登場したスパークさんとミンタさんからも、このWEB3的な学び方について感想をいただいております。
皆さんの熱量がすごく高くて、WEB3を学びたいっていう熱量とトークンエコノミーっていうところがうまく掛け合わさって、またそれにプラスしたゲームフィケーション的な要素で皆さんどんどんレベルが上がっていって、最終的な修了をすると修了証NFTみたいなものがもらえるっていう明確なゴールがあったので、
そういったところにWEB3というものがすごく適合していて、WEB3の良さを最大限活用した学び合いの環境を作れたかなと感じています。
そうですね。まずはCJPYトークンのインセンティブっていうところと、あとそれをみんなが取ったよとか、CJPYトークンを取るにつれてロールが増えたりとかゴールドとかシルバーとかそういう商業的なものが増えたりですとか、
そういうものを皆さん目指していただいて、それで取ったよみたいな話があると、皆さん他の方もそれを使いたい、取りたいみたいな形になってどんどん学び合いがどんどん向上していったっていうことがあるので、そういった形のトークンエコノミーを今回の学びというものを目的にしてコミュニティで使えたっていうのはすごく良かったかなと思います。
そうですね。加えると普通の大学授業だと2時間の講義が13回分で、高々も30時間に満たないぐらいの議論になるんですけれども、そこでこのディスコードのコミュニティを出すことによって総勢で3ヶ月で100回以上の独自のイベントが立てられたんですね。
12:07
それでいくと、積み重ねると100時間を超えるような独自のオリジナルの勉強会あるいは雑談会というところで学び合いというところが可視化することができたと。そういった100時間以上の勉強というところは今までにないような仕組みが作れたというふうに考えています。
はい。トークンを導入することで学びにゲーム的要素が加わったということで、やっぱり先ほどジョイさんもおっしゃったように学びながらトークンを稼ぐっていうのはかなりいろんな意見も出たんじゃないかなと思うんですが、本来のやっぱり学びの本質である楽しいっていうところがゲーミフィケーションが加わることによって学びに生かせて、本来のあるべき姿に学びがなったんじゃないかなと思ったんですが、
ジョイさんはこの学びの実験いかがでしたか。
はい。本当にそういう意味で誰かに言われたからとか、先生に褒められるためとか、そういう目的よりもみんなと一緒に多少ちょっと競争しながらわいわいゲームっぽく楽しくするのって結構相性良かったんじゃないかなと思うし、ちょうどいい競争がなんか行われてたっていう感じなのと、
あと人に教えるともらえるっていう構造になっていたので、教える側の楽しさっていうのをみんな感じているので、だから普通の授業よりもピアーとピアーの学びも行われて、そのインセンティブもちゃんと設計されたのもとても良かったんじゃないかなと思います。
そのピアーとピアーの学びっていうのはどういうことですか。
ピアーとピアーっていうのは個対個なので、誰かに対して、誰かが例えばディスコードで質問して、その質問に誰かが答えて、その答えにライクがいくつか10個とかつくとポイントトークがもらえるようになって、そうするとそんなによく知らなくても人に教えるインセンティブってあるんだけども、教えて喜んでもらうとそれって楽しくて、
だからやっぱり先生がやってその先生から学ぶだけではなくて、人に教える。ちょっと分かってる人が次に分かってない人には教えるっていう、それが個対個で。
結構ゲームなんかでも、例えばポケモンのカードなんかでも、ちっちゃい子が集まるとお互い教えるんだよね。その教えるのって実は楽しくて。
よく設計されてるゲームっていうのはそのチームビルディングのところにもこのピアーとピアーの学び合いっていうのが、マインドクラフなんかでもそういうのあるんだけども、それがちゃんと設計に入ってたっていうことが重要で、ラボとかものづくりのときにはそれは自然に起きるんだけども、普通のレクチャー系の授業ではあんまりそういうのないんで。
そうですよね。大学の授業って先生が一人いて一方的に教わる、教えるっていうだけで、会ってもね、ディスカッションだけだと思うんですけど、生徒同士がピアとピアで教え合う、学び合うっていうのはすごく新しいですし、こういうのがもっと広まればいいなというふうに思いました。
そして最後にですね、今月のテーマである日本人らしさと学びについてお二人に聞いてみました。
15:04
日本人にとって教え合うことに対しての取り合いじゃなくて与え合いっていうところが日本人に非常に適合してたんじゃないかなっていうふうに思ってて、
俺が俺がっていうよりはわからない人に対して非常に助け合うっていうのがWEB3っていうところとか日本人っていうところに神話性が非常にあったんじゃないかなっていうのが結果的に感じたことです。
だから人間っていうところで考えるときに、人間って生きていく上で学びじゃないですか、勉強していくっていうことだし、生きていくってずっと学び。
そのときの学びって自分のための学びよりもやっぱり尊いのは人の学びに助けてあげることができたっていうところに満足できるかどうかっていう日本人としての徳というか和というかそういったところが見えたのが今回のWEB3だったし、
それを可視化させるっていうことが非常に今回できたんじゃないかなって結果的に思いました。
私もすごく自分で実感するんですけれども、日本人って他の人に自分がわからないってことを伝えるのがすごく恥ずかしいって思ってしまう文化がありがちで、
英語を喋るにも他の人に英語が喋れなかったらないと思われたらどうしようって感じで英語を喋れるのに喋らないみたいなそういう文化があると根付いてしまっていると思っていて、
ただWEB3の文化っていうのが基本的に匿名文化で、皆さんのウォレットアドレスでの信用の証明みたいな形で、
匿名でも信用してお仕事とかいろいろな関わり合い、学び合いっていうのができるっていう環境があるので、
すごく日本人的な私の思考でいくとすごく心理的安全性を保った形で学び合いができるっていうところがすごくいいところかなと思っています。
確かに実際受講生の方も心理的安全性が極めて高い講義だったって言ってもらっていて、
いくつか見えないというか匿名で今回やったんですけど、匿名だからこそ率先して意見が入れたみたいなことを言ってもらっていて、
今回それが非常に良くてWEB3的というかディスコード的というかそういった文化がうまく適応できたかなっていう。
今回は300人の受講生の方のうち大体100人の方が社会人の方、200人の方が学部生、大学院生の方だったんですけど、
最初の入り口でそれが誰か誰かわかんないようにしたんですよね。
それが逆にすごく良くて、最初から目上だからどうとか年が離れてるからどうとかっていうのは無しな状態で始めることができたのは非常に良かったかもしれないです。
はい。ジョイさん、日本人にはこういったWEB3的な学び方っていうのがすごく向いている土壌にあるかもというふうに気づいたんですが、
実際にジョイさんもこの授業をやってみて、日本に適してるというか、日本人と学びの世界というのはWEB3で変わるというふうに思いますか。
変わると思う。ちょっとさっきの説明で僕的に解釈すると、教え合うのってそんなに実は日本人っぽくないんじゃないかなと思うんだよね。
あんまり表では教えてくれなかったりすることも多いし、建前と本音っていうのがあって、本音は言わないっていうのは実は日本人っぽかったり、恥ずかしいから聞けないっていうのも日本人っぽいので、
18:12
必ずしも教え合うっていうのは日本人っぽくなくて、後半ちょっと出てたけれども、だからこの日本人っぽい社会の中で安心して話し合いをして本音で話せるような環境は日本人にとってすごく重要だけれども、
あとは内輪になるとみんな教え合うので、助け合う日本人の文脈をもっと作りやすくするのと、ちょっと恥ずかしいからしゃべれない怖い日本のところからトランジッションするためにはすごく便利だと思うんだけども、
なんとなく日本の建前と本音の中では必ずしも助け合うっていうのは日本人っぽいとは僕は言えないような気がするんだよね。
仲間には結構みんな優しいけど仲間じゃない人は助けないので、だからそういう意味で言うとこのWEB3を通じて今まで仲間じゃなかった多様な人たちが仲間意識を持って、最初は匿名かもしれないけれども、
早く仲間になって分かり合うとか、そういう日本人のいいところに早く持っていくっていうのはあると思うんだけども、ただ僕もこれは気をつけなきゃいけないかなと思うのは、
僕もいろんなプロジェクトやってきたんですけど、一期生ってだいたいみんなね、冒険好きな変わってる人たちなんだよね。
この授業って初めてだし、結構一期生が多いので、一期生って意外に普通の人よりも頑張ったりオープンだったりするので、
だからもちろん今回の実験からいろいろ学びがあると思うんだけども、ここに一般的な人たちが入るとこんだけ元気になるかっていうのが多分これからちょっと検証しなきゃいけないと思うので、
気をつけてここの学びをどんどん広げていきながら拡大したいと。ただやっぱり前からお金に換算できないトークンっていうところの話をうちのコミュニティでもよくこのポッドキャスト言ってるけれども、
そこってすごく僕は重要で、今でもやっぱりあんまりないんだよねコミュニティで、みんな結局お金に換算できちゃうトークン作っちゃうので、
これは変革のコミュニティもそうなんだけども、またお金に換算できないトークンでいい結果が出たっていう事例としてはあると思うし、
日本人の文化の中にはお金で買えないものの価値っていうのはどの文化でもあるけども日本もあると思うので、それの事例でもあるかなと思います。
そうですよね。価値がお金以外の学びとか新しい刺激とか、あとは誰かに教えるっていうところに価値を感じてるっていうのはすごくいいなと素敵だなというふうに思いました。
あと匿名っていうのもあるし、上下関係とか年齢とかも取っ払うことができるので、この質問したらちょっとバカに思われちゃうかもとか、
ちょっとこの質問ってクラスの偏差値と全然合ってないことで恥ずかしいんじゃないかっていうふうに思う方も結構私もそうだったんですけどいるかなと思うので、
そういう質問をすることができるっていうのはすごくWeb3的な学びでいいことだなというふうに思いました。
21:06
ここからは先週の宿題となっていた暗号資産取引所の年齢制限問題について調べましたので、ここでお届けしていきたいと思います。
先週のお便りコーナーで、76歳の綾瀬さんが年齢制限に引っかかってしまって、暗号資産取引所の講座を開設できないという内容をお届けしました。
なぜ高齢者は取引所の講座を開設できないのかと言いますと、金融庁に番組スタッフが確認したところ、資金決算法という法律には取引所を利用するユーザーの年齢制限を定めるものではない。
ただし、利用者の保護にかけることはしてはならないとは定められています。つまりですね、年齢制限は定められてはいないものの、利用者はきちんと守るよう法律では定められているんですね。
要するに、取引所が個別に年齢制限を定めているということになります。そこで講座開設を75歳未満に定めている個別の取引所に聞いてみたところ、このような回答が返ってきました。
まずはDMMですが、DMMでは2018年から講座開設基準の一つとして年齢制限を設けていますが、詳細な経緯や理由につきましては回答はできかねますということで理由は教えてくれませんでした。
次にコインチェックに聞いたところ、2018年10月から75歳未満の年齢制限を設けているということでしたが、こちらも理由については明確には教えていただけなかったのですが、あるヒントをいただきました。
それはですね、自主規制団体の日本暗号資産取引業界、JVCEAと言います。こちらでは自主的にルールを定めていて、それに則っているということでした。
このルールを少しご紹介しますと、特別な蓄えのない高齢者や年金暮らしの利用者に損失リスクが高い暗号資産関連取引を勧誘することは適切ではないと判断します。
つまり高齢者は年金暮らしの人々も多く、損失リスクが高い暗号資産取引を進めるのは自主規制しようねと。ただしですね、制限する年齢はそれぞれの取引所が独自に判断しましょうということになっております。
ジョイさん、こういう状況でしたが、ジョイさんはどう思いますか。
24:03
やっぱり後々考えて今日この話聞いても、結構アンフェアだよね。自分がじゃあ75、80歳の人で断られたら嫌だよね。
なんとなく気持ちわかるけども、なんか差別なような気が、僕はちょっとアメリカ的なのかもしれないけどするかな。だったらやっぱり年上の人だったら手厚に助けてあげて、ちゃんと理解してるかどうか確認するっていうほうがいいような気がするけどね。
ちょっと感情的にはね、本当に気持ちもわかるし、ただ多分これってちょっと僕わかんないんだけども、今回番組で取り上げて考える機会があったからなんですけども、フェアネスのところで例えば80歳の人に訴えられたら勝てるのかなっていうのが僕ちょっと逆に質問。
ユーザーに訴えられたら取引所が勝てるのかってことですか。
だって差別じゃんって言ったら、それはどうなのっていう感じね。
訴える人がいないんでしょうね。
一人いれば訴えられるからさ。
そうですね。
アメリカだったら絶対これ多分裁判起きてると思う。
そうですね。
ふざけんなっていう人一人いれば裁判になるからね。日本人ってあんまり裁判しないからあれなんだけど。
しないですね。
ぜひあやすずさん、このお便りいただいた76歳あやすずさん、ぜひ訴えてみるっていうか。
訴えろって言わないけれども、お便りで言ってくれたので、やっぱり不審だったら言うべきだよね。
そうですね。ぜひ声あげて取引所にレター送ってみるといいかもしれません。
この番組でもですね、WEB3はいいものだと思って広めたいというふうに思っていますが、必ずしもこの暗号試算取引は推奨しているわけでもございませんので、
確かに暗号試算取引はリスクが高いというものは前提にありますので、誰もが安全に取引ができる環境が整うといいかなというふうに思います。
では最後にですね、皆様からのポジティブな日本人らしさということで、今週もお便りがたくさん届いています。
まずはウーキさんからのお便りです。
ジョイさんがおっしゃっているように、日本語は曖昧な表現や無駄が多い言語だと思っています。
その一方で、コンパクトにする技に長けています。
例えば、短歌や俳句は、わずかな文字で心を豊かに表現し、雄大な自然や宇宙さえ想像させる力があります。
お茶の茶箱とウォークバン、そして着物の畳み方と身裏折りなど、様々なシーンで無駄を削ぎ落とし、
端正な美しさや機能性を探求するというところにも通じていて、日本らしさの礎であると思います。
続いてはウサギさんからです。
27:01
日本人らしさといえば協調性があると思います。
私はボランティアとWeb3に興味があり、今小さなコミュニティから実験的にスタートしています。
海岸清掃などの日程やどんなことをしたのか、もっとこんなことがあれば街に貢献できるのではないかということをディスコード上で行っています。
私たちも非エンジニアですが、調べながら自分で触ることでとても良い学びになっています。
Web3は論略何の問わず、こういったコミュニティで交流ができるのも素晴らしいことだと思います。
今後は貢献度をもっと可視化できるように工夫しながら、ごみ拾いや地域に貢献することがワクワクする取り組みを考えて実行していきたいと思っています。
最後は柿の木まささんからのお便りです。
グローバルに受け入れられる日本人らしさという問いと向き合えば向き合うほど、日本人らしさとは何なのかがよくわからなくなります。
日本人って〇〇だよなぁと仮定してみることはできますが、〇〇じゃない日本人や〇〇な外国の人のことを想像すると、言い切ってしまっていいのだろうかという気持ちになります。
例えば、もぎさんも紹介されていた我慢という言葉。確かに日本で生活していると我慢が得意な人が多いと感じることはあります。
しかし、グリッと我慢強さを持っている外国人の人たちもいますし、私は我慢という言葉から2015年からオープンAIをやり続けてきたサム・アルトマンを最初に思い浮かべました。
ジョイさん、奥井さんは日本人らしさという角度から物事を考えてみて良かった、あるいは役に立ったという経験はありますでしょうか。ぜひ思考のヒントにさせてください。
はい、今月たくさんの日本人らしさを募集しましたが、多くのお便りをいただきました。ありがとうございます。
ジョイさんは今月、日本人らしさを改めて考えてみて役に立ったとか、良かったという気づき、何かありますか。
そうだね。まず今日の話で、やっぱりおっしゃる通りです。外国人にないかというとあったりするし、結構同じだけどレイヤーに違う。
例えば日本人ってさっきの話でも無駄がない着物の畳み方だけれども、すごく無駄がある仕切りとかもあるし、どこに無駄があってどこに無駄がないかっていうのってやっぱりアメリカ人と全然違うんだよね。
そこを両方の分化してると、良いとこちゃんとこういう場面は日本人っぽいほうがいいけど、こういう場面はすごく良くないよね。
例えばベンチャーをやるときには、あんまりこうだいだいやってきたままでやりましょうっていう保守的なのは役に立たないけれども、もしかするとこのWeb3のツールでもっと短期的な投機目的じゃなくて長期的な輪を広げるっていうのは実はすごくWeb3には向いてたりするっていうのがあるので、
30:18
だから多分いろんな文化によってこの場面にはこの文化のやり方がいいよねっていうのが多分すごくあって、ただ表面だけ見るとここはすごく無駄が見えるけど実はその奥にはもっと無駄がないレイヤーがあったり美しいレイヤーがあったりすると思うので、
やっぱりお互いの文化を深く理解して、これをやるのにはここがいいよねっていうのが出せるようになるとすごくプラスで、良くないのがよくあるパターンとして、例えば日本がすごくウェスタナイズされて、悪いとこだけ真似していいとこが入ってこないっていうケースもあると思うので、
だから多分僕ら何をしたいかっていうとこのWeb3の中で日本人の文化で一番いいところを出しながら、アメリカの一番いいものも出しながら、この掛け算でプラスになるっていうことがすごく重要なんじゃないかなというふうに、なんか今月いろいろ考えていくと出てきたアイディアかな。
まあそうですよね。ジョイさんがおっしゃっているこのいいところのウェスタナイズのところで、真似した方がいいところと真似したらよくないっていうところってどこだと思いますか。
だから多分、日本とウェストでフェアであることって多分ちょっと違うと思うんだよね。多分アメリカなんかだと機械の平等性がすごく重要で、日本ってどっちかっていうと結果の平等性がすごく重要だったり、あとは例えば75歳だと股間上使っちゃいけないっていうのはアメリカでは通用しない、アメリカじゃアンフェアな気分になると思うんだけども、
だからそういうフェアネスの基準っていうのはアメリカはすごくあって、それはなんか重要だと思うんだけども、ただ結果の平等性と日本のフェアネスっていうのはちょっとこの和の話にもつながってくるんだよね。
で、やっぱり一人だけ投機目的で自分の稼ぎに行くのって、俺の勝手じゃんって言ってフェアだっていうのがあるんだけども、そういうあんまり結果的に周りを考えないで動くこともアメリカの美学だったらOKだったりするので、だからちょっとバランスだと思うんだよね。やっぱり機械の平等性は必要だけれども、でも結果的にいろんな人に迷惑かけるのも良くないよねっていう、この間がなんかいいような気がするんだよね。
そうですね。なんか日本らしい定義を作ってもいいかもしれませんね。なんか日本はその最後のお便りでもあったグリッド、我慢強さっていうのは、例えば満員電車をすごく我慢して通勤してたりとか、さっきの話ですけど、声を上げずに我慢してるというところはやっぱり悪いというか直した方がいいなと思うんですが、
33:01
一方でそのしつこさっていうのはお便りにもあったサム・アルトマンから学べることだなと思っていて、やっぱり悪い我慢は不快な我慢はしない方がいいけど、やっぱりこういうふうに彼みたいにしつこく自分の信念を実現するまでやり続けるっていう意味でのグリッド、我慢強さっていうのはすごく日本人も学ぶべきだなというふうに思いました。
サムもそうなんだけども、すっごい儲かるかもしれないから我慢するのと、全然儲からないし、ひたすら上の人に踏まれて我慢してるのって全然違うので、だからその我慢強さって言ってもちょっと気をつけて言わないと、なんかいいことがあるから我慢するのと、全くいいことの可能性はゼロなのに我慢するのって、まずそのフェアネスからすると全然違うし、
あとは結果が出るのをわかってて我慢するのと、結果が出ないのに我慢するのっていうのがいろいろあると思うし、でもちょっと深いのは、我慢っていう言葉って結構ネガティブだと思うんだけれども、与えられたものでハッピーになるっていうのは、別にそれはだから拡大がなくても生きがいを感じるっていうのは、これは別にいいことだと思うし、ちょっとそこって考え方にもあると思うんだよね。
この間僕もちょっと学んだ前後でも、鉄柱のハスっていう泥からハスが生まれてくるっていう、サファリングがないとハスも出てこないっていう、我慢と開く関係性とか、結構これって深い話だと思うので、なんとなく我慢っていいよね、サムって我慢したよね、だけっていうのはちょっと単純すぎるような気がする。
そうですね。サムも目論みがあって、これを広げれば世界は変わると信念があるから、我慢というか彼は我慢してないんでしょうけど、やり続けることができるのであって、さっきジョイさんがおっしゃったように、やっぱりただ意味もなく耐えてるっていうのは、確かにその先を見据えていない我慢強さっていうのは虎王で終わるというか、そこにやっぱり気づいて、ハスの話みたいに、
花が開くっていうのを見越した上で我慢強くやり続けるっていうのは、やっぱり視点を変えると全然意味が変わってくるので、そこは気づく必要があるなというふうに思います。
はい。あとですね、この日本人とWEB3が親和性が高いというのは、このポッドキャストでも散々言ってきていることだと思うんですけれども、親和性がやっぱり高いっていうのも授業でもすごく見えてきましたが、ジョイさんがこのWEB3を日本で進めようとしているのもそういう面がやっぱりあるからなんでしょうか。
うん。さっきの話で言うと、日本の文化が入ってくると良くなる部分って結構たくさんあるんじゃないかなっていうので、世の中のWEB3にとって日本人が参加することはいいことじゃないかっていうことと、あとは電子メールが入ることによって組織ってすごく変わったのと同じで、WEB3のツールが入ることによって日本のいろんな社会のシステムっていうのが変革が起きるんじゃないかなっていうのを思って結構進めている、この2つで日本を外に出していくっていうのと、
36:10
WEB3っていうツールで日本の文化を少し良い方向に変革できたらいいなっていうことです。
そうですよね。WEB3と文化、見えないものを価値化するっていうところでもすごく相性が良い技術だと思うので、日本でもっと押し進めて、もっと変革が日本あちこちで起きるといいなというふうに思います。
はい、では今月も皆さんリスナー様からたくさんのお便りありがとうございました。この番組はですね、8月は1ヶ月の夏休みをいただきたいと思っております。ジョイさんは8月の予定何かありますか。
はい、アメリカのノースウェストの方、シアトルの近くに1ヶ月家族と行って、いろんなアメリカの友達たちともお話をしたり会ったりして、ちょっとゆっくりしながらアメリカのネットワークをリフレッシュして、9月にまた戻ってきます。
シアトル、夏はすごく最高ですよね。私も何年か前に行ったことがあるんですが、すごく気候も良くて最高だったので、ぜひジョイさんリフレッシュしてきてください。
はい、ありがとうございます。
はい、というわけでまた9月にお会いしたいと思います。ジョイさんありがとうございました。
ありがとうございます。
このポッドキャストでお話しする内容は、クリプトやWeb3に関する一般的な情報に過ぎず、これらへの投資の関与を目的としたものではありません。また、特定のトークンなどの推奨を目的とするものでもありません。
クリプトの投資と売買はとてもリスクが高いものです。自分もやりたいと思ったら、プロのアドバイスをもらってから参加してください。また、最終的な投資決定は皆さんご自身の判断でなさるようにお願いします。
デジタルガレージは、危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、創業以来大事にし続けています。これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた、テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。
Web3 is here. Join us. Join the first penguins.
ニューコンテクストデザイナー デジタルガレージ
37:52

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