こんにちは、ZUSHI RECOパーソナリティーのみわひかりです。この番組は、神奈川県の図志・葉山・鎌倉エリアの魅力をお伝えする声のローカルメディア、毎週水曜の週1回で配信しています。
今日は、葉山にある仙光院で副住職を務める成井阿里さんをゲストにお迎えしてお届けします。最後までお楽しみください。
去年の9月末くらいから、MCの木島とみわが、それぞれにゲストをお呼びしたり話したいことを話したりする個人会を定期的にスタートしました。
今回で私の個人会は6回目になります。前回は、葉山にある仙光院で副住職を務める成井阿里さんをゲストにお迎えしてお届けしました。
そして私の個人会のゲストの皆さんには、テレフォンショッキング形式で次にお呼びするゲストの方をつなぎいただいてまして、今回のゲストも前回ゲストの成井秀人さんからご紹介いただいた次第です。
ではお呼びします。仙光院で副住職を務める成井阿里さんです。こんにちは。
成井 こんにちは。初めまして。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。まずはお兄様の成井秀人さんからメッセージを預かっていますので読ませていただきます。
阿里さんへ、ラジオを引き受けてくれてありがとうございます。あんまり裸足で走ると寒いから体に負担になるよ。いつも無茶振り引き受けてくれてありがとうとのことでした。
ご兄弟でバタンをつないでくださるなんて初めてのことなので、ずしレコで。ちょっとびっくりというかリスナーの人もまた仙光院さんって思ってるかもしれないですけど、今日は弟の阿里さんに来ていただいています。とても私も楽しみにしていました。
では阿里さんの方から最初自己紹介をお願いできますか。
今ご紹介に預かりましたように、ここの仙光院の副従事職をしておりまして、兄も副従事職をしていて、弟の私も副従事職をしているという形です。
兄からありましたけど裸足で走るとありました。裸足ランナーとして、寿司葉山界隈ではすごい狭いエリアで有名です。
もしかしたらずしレコのリスナーの方にもランナーの人いるかもしれないけど、裸足の阿里さんと思っている人いるかもしれないですね。
裸足で走っている人を見かけたことがある方は、あ、あの人がそうだったのって思うかもしれないですね。
私はお見かけしたことなかったので、え、裸足で走られるのと思ったんですけど、それはもうあれですか、ずっと走ることをされてきて、初期の頃から裸足で、何か理由があって。
ここ数年ぐらい裸足が多いですかね。山走ったりするときは危ないので、薄っぺらいの履いたり、タピみたいなの履いたりするので、この辺の普通の道を走るときは裸足が多いですね。
それは理由は何に。
理由は、靴が足に合わないって言葉を置いて、その辺の履いて走ると故障することが多いことと、で、いろんな靴を試しているとお金がかかるっていうので、もう嫌になっちゃって、じゃあもういいよ裸足で走るから。
自分の持っている足で走ると。
ゼロ円だし。
今このね、あの逗子レコの収録する前にちょろっとお話ししてたんですけど、そこで100キロ走ってみたいなことも言われてたんですが。
100キロにチャレンジしようとして、100キロは無理だったので、裸足で走った最長は78キロ。
すごいでも78、足の裏は傷だらけですか。
いや、そんなこともないです。割とツルツル。
何か良い効果とかご自身で感じていることはあるんですか。それを続けられてるっていうことは何か。
寒さに強くなります。
お兄さんは体にフタになるよって言ってるけど、寒さに強くなるんですか。
もう2月も終盤ですけれども、先週雨の寒い日に、雨濡れるの嫌だな、靴が濡れるの嫌だなと思ってビーチサンダルでそのまま出かけてって。
そしたら僕は全然そんなに気にしないんですけど、バスに乗ってたら周りの人の視線が。
足元に。
ビーチサンダルじゃん。
この辺は結構寒くなっておビーさん履く方いらっしゃいますけど、雨の日結構もうほんと寒かったですよね。
寒かったです。雪混じりだった。
そうですよね。すごい超人。
靴が濡れちゃうのが面倒くさいっていう、ただあと長靴出すのが面倒くさいっていう理由だけでそのままビーチサンダルで出かけてたら、割と裸足で走るより注目集めてるかもしれないと思いましたね。
面白い。そんな有さんはご住職を務めながら座禅会も開催されてたりとかヨガスタジオでも座禅を行うクラスをお持ちだったりするっていうことなので、この後はちょっと座禅についてお伺いしていきたいなと思っています。
私もすごく座禅って興味あるんですけど、きっとリスナーの皆さんでも座禅組んだことある方もいらっしゃるでしょうし、聞いたことあるけど何なのかなって思う方もいらっしゃると思うので、
今日は有さんにたっぷりお伺いできたらなと思うんですけど、最初に座禅って何ですか?座禅とは何なのか?どんな効果があるのかっていうのを教えていただいてもいいですか?
はい。仏教の中で座禅っていうと、宗派によっていろいろな考え方があったりとかするので、微妙にちょっと違いはあるんですけども、
うちでは主に座禅とか瞑想とか、あるいは呼吸法とか、ちょっと落ち着いてゆっくりするものを大枠で座禅と捉えております。
座禅してちょっと落ち着いて時間を過ごしていただくことで、普段気づいたらスマホいじったりとか、あるいは次あれやんなきゃこれやんなきゃっていう頭がいっぱいだったりする中で、
ちょっと何もせずにする時間を過ごしていただくことで、少しリフレッシュするというか、フラットな自分に変えれるというか、そういう時間を持てたらなということで座禅会を開催している感じですね。
有さんご自身は最初はあれですか、修行の中でそういう例えば座禅を組むとか、瞑想するみたいなところから始まっていらっしゃるのか、何かご自身の興味がそういうところに変わりだったんですか。
もともと仏教のお寺で育ったので、仏教的な興味というのはもともとあったんですけども、それとは別に例えばヨガやったりとか、そういうあたりで、あるいは知り合いもそういう興味がある人が多かったので、
座禅というよりはヨガのシャバアーサナだったりとか、あるいはちょっとした瞑想だったりとか、そういうあたりから入っていったことが多いですね。
坊さんになるにあたって、うちの神言集としての座禅を学んだりとか、そういう形で興味と坊さんであるということがミックスしていった感じですかね。
なるほど。座禅ってちなみにお家でもやろうと思えば個人ができるものなんですか。
もちろんです。慣れてる人はもう家で自分で座禅を買ったりとか、やりやすいようにしてる人もいるんですけど、本当に慣れてる人は電車の中とか、椅子に座れたからちょっと呼吸法をしてみようかなっていう人もいますし、
割とこうしなきゃいけないしなきゃいけないというよりかはそのエッセンスというかそのテクニックとかコツみたいのを日常にどう活かしていくかみたいなやり方の人も結構いますね。
なるほど、そうか。それこそはもうちょっと自分の気持ちがせわしなくなってるなとか、ちょっとイライラしてるなとか、そういう時とかにちょっと心を落ち着かせようっていうタイミングで座禅というものに取り組むことで落ち着きやすくなるみたいな風になっていく。
そうなんですね。
自分の心をコントロールしやすくなっていくみたいな感じですかね。
どれだけ落ち着いてないかとか、どれだけイライラしてるかみたいのを把握しやすくなる。
もちろんこうイライラーっとしてる時ってもううわーってなるじゃないですか。
イライラしてる時はもうしょうがないんですけど、ちょっと座禅をすることでこんなにもイライラしてるのかとか。
意外とたまにみんなも経験あると思うんですけど、終わってみると、なんでそんな大したことでもなかったらとかあるじゃないですか。
そういうのが把握しやすくなると対策が取れたりとか、そういうことがしやすくなりますかね。
決してイライラが消えたりするっていうわけではないんですけども、どれぐらいか分かると対策をしやすくなったりとかみたいな印象ですね。
なるほど、ありがとうございます。
人間の心の仕組みとして考えないようにするっていうのにはできてないんですよ。
なのでいろんな考えがポコポコ浮かんでくるのと一緒にいる。
なるほど。一緒にいる感じ。
気づくといつも考え方をどんどん進めてっちゃうじゃないですか。
明日何しようって気になったら明日は晴れだからとか、明日は午前中忙しいからとか考えを進めてっちゃうんですけども、
明日は何しようっていう考え方が浮かんだら、それそのまま明日は何しようっていうのが気になってんなって考え方と。
進めるんじゃなくて一緒にいるのが雑念とか瞑想の基本と思ってください。
無理にそういうの考えちゃダメだってなると、マグバとかフンカとかと一緒でここを塞ぐと違うところがポンって出るみたいな。
他のとこ気になってくるみたいな。
余計こじらしちゃったりするので、自分のことを無理に塞いだりとかじゃなくて一緒にいるみたいな印象です。
それ私全然知らなかったです。
慣れてくると10分とか15分とかやっていただくと、たまに一瞬心が何も考えてない瞬間みたいなのがあったりするんです。
それが一瞬でもあったら儲けもんねぐらいの感じ。
基本的には心っていうのはおしゃべりなんで、黙んないんです。
なんかそう言っていただけてほっとしました。
みんなそうです。そういう風にできてる。
そしたら今日ちょっと無理って有さんにお願いしてたんですけど、
みんなでリスナーの皆さんも含めてラジオの中で座禅を組むっていうことに取り組んでみたいなと思ってまして、
でもそれこそ10分、20分ってすると途中から聞いた人がずっと無言なんだけどこのラジオどうしたのかなって思われてしまうかもしれないので。
時間だけ区切って、うちの座禅会もそうなんですけど、ずっと無言ってあんまりないんですよ。
割と私がずっと喋ってるんですね。
そうなんですか。
それのガイドというか、インストラクションを聞きながら集中力が途切れたら聞いてもらって戻してもらって。
集中力がいい具合に続いてる人は別に僕のインストラクションを無視してもらってみたいな感じなんですね。
そうかそうか。じゃあ無言にはならないですね。
でもリスナーの人と私は有さんのインストラクションを聞きながら
ラジオ内で1分程度ちょっと短めに座禅組んでみて、今日終わりにしたいなと思ってますので、じゃあお願いいたします。
まずはリラックスした椅子に座るでもいいですし、寝転がってもいいですし、力の入らない姿勢で過ごしてみてください。
ゆるーく目を閉じていただいて、ギュッと閉じる必要はないです。もうふわーっと閉じていただいて、ゆるーく呼吸をしていく。
別に早くもなくていいし遅くもなくていい。無理にゆっくりしたり早くしたりしなくていい。
今の自然な呼吸を繰り返す。
なんとなく体が息を吸うと膨らんできますよね。
息を吸って体が膨らんでくる。息を吐いて体がしぼんでくる。この感覚に意識を向けて。
体が膨らんで体がしぼんでいく。体が膨らんで体がしぼんでいく。
取り立ててなんかすごいことをやっているわけでもないです。ただそれだけのこと。