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2024-01-17 17:14

#16 「ちいかわ」の魅力を、天才心理学者の視点から読み解く。

ちいかわ/THINK BIGGER/最高の発想を生むには?/課題を設定する/サブ課題を設定する/あなたの望みを優先する/親近感と目新しさのバランスが大事/
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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は、度数の間違えたコンタクトレンズを大量発注したことです。
さて、今回はですね、ちいかわの魅力を天才心理学者の視点から読み解く、というお話をしていきたいと思います。
はい、というわけでみんな大好きちいかわのお話をしていきます。
はい、まあ私もですね、実はちいかわ大好きでして、
先日あの長野展、ちいかわの著者の長野さんの展示会に行くほど、ちいかわに魅せられている一人になります。
ちいかわについてはもう説明不要かなぁとも思うんですが、軽く説明すると、なんか小さくて可愛いやつの略でちいかわですね。
主な登場人物は3人で、ちいかわ、はちわれ、うさぎの3人です。
その3人がメインとなって、実はブラックな環境だったり、労働という設定があったり、貨幣が登場したりということで、
緩いキャラクターなんだけれども、ちょっと現実世界に近いような部分があると、そういう環境の中で冒険をしたり、日々の日常を緩く描いた作品になります。
目覚ましテレビでアニメ化がされてから、世間的にかなり大ヒットしていった作品なんじゃないかなと思います。
そこで今回はですね、天才心理学者の視点から、ちいかわの魅力を読み解くというお話をしていきます。
ではその天才心理学者とは誰かと言いますと、シーナ・アイエンガーさんという女性の方になります。
最近シンク・ビガーという新著を出されていますし、全著に選択の科学というベストセラーを出されている方になります。
このシンク・ビガーっていうのがどういう本かというと、副題がですね、最高の発想を生む方法と書かれている通り、
どうやって最高のアイディアが出せるのか、それを理論立てて体系的に書かれた本になります。
まずステップとしてこういう風なステップを踏んで、こういう風なステップを踏むと最高のアイディアが生まれるんじゃないか。
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あるいは世間的にこういうことが良いとされているけど、理論的にそれは間違っているというような主張が書かれている本になります。
それがチーカワとどう繋がるんだと思うかもしれないんですが、著者の永野さんの視点に立つとですね、やっぱりチーカワというのは最高のアイディアになるんですよね。
だから著者の永野さんはこの最高のアイディア、チーカワというアイディアをどうやって発想したのかっていうのを、
このシンクビガーの理論から読み解いていくとちょっと面白いんじゃないかなと思って、今回やってみたいと思います。
あくまでね私の妄想なんですけれども、それを考えてみましたので、お話していきたいと思います。
ではまずこのシンクビガーの中で第一ステップとして書かれているのは、まず何かしらの課題を選ぶことが大事とおっしゃっています。
まずあなたが解決したい課題を決めることが大事。僕はですね、
チーカワについて、まず最初に永野さんが考えた課題は、鉢割れとチーカワの2人をどうやって愛おしく見せるかという課題なんじゃないかなと思ったんですよね。
そもそもの入り口として、この2人をどうやって愛おしく見せるか、そのためにどんな環境を設定してあげればよいか。
そして椎名アイエンガーさんは、次に課題を分解することが大事とおっしゃっています。
それはその意味とはですね、課題に対してのサブ課題を設定してあげることが大事とおっしゃっています。
しかもそのサブ課題というのは、多すぎても少なすぎてもいけないと。
だいたい5プラマイ2の間でサブ課題を設定してあげることが大事というところで、サブ課題を考えてみました。
鉢割れとチーカワをどうやって愛おしく見せるかという課題に対してのサブ課題5つ。
2人のキャラを際立たせるにはどうしたらいいか。 2人の表情をより豊かに見せるにはどうしたらいいか。
2人のフォルムにこだわるにはどうしたらいいか。 2人の可愛らしさを際立たせるにはどうしたらいいか。
2人の友情を描くストーリーにするにはどうしたらいいか。 という5つのサブ課題があるんじゃないかなぁと思いました。
このサブ課題というのは人によって設定するものは全然違うという部分にはなるんですが、僕はこの5つがあるんじゃないかなと思いました。
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大丈夫ですか? ついてこられてますか?皆さん。
まあどんどんちょっとこのシナーエンガーさんのThink Biggerを 元にですねチーカワの魅力を読み解いていきます。
そしてこのサブ課題5つ、今言った5つを解決するにはですね 組み合わせを考えることが大事だと
この本の中では書かれています。 つまり組み合わせであり相対化でこのサブ課題を解決する方法があるんじゃないかと
いうことを 著者は言われてるんですよね。
さっき言ったサブ課題5つに対しての組み合わせを考えてみる。 まず8割とチーカワ2人のキャラを際立たせるにはどうしたらいいか。
組み合わせを考えるとですね コミュニケーションが得意な8割とコミュニケーションが苦手なチーカワという2人の組み合わせ
によって2人のキャラが際立たせることができる。 サブ課題2つ目2人の表情をより豊かに見せるにはというのは表情が豊かなチーカワと8割2人を
描き 無表情のウサギや鎧さんを登場することによって2人の表情がより豊かに見せることが
できる。 ウサギは無表情というか常にふーんっていう顔をしてるんですけど
はい そして2人のフォルムにこだわるには
可愛らしいチーカワ族と驚々しいキメラ族を描くということですね そして2人の可愛らしさを際立たせるにはということで
最初に言ったとおり 酷な環境を用意するということですね
例えば労働という設定があったり 貨幣が登場していて
ある種ちょっとした格差社会があったりとかして それに試験という制度がありますね
とか実は裏ではブラックな設定がありますというようなことが言われていたり そうした中でゆるい
タッチで描かれた 2人のキャラが可愛らしいという部分が際立っていくんではないかと思いました
さらに最後のサブ課題 2人の友情を描くストーリーにするにはということでこれは冒険をして
困難を乗り越えるというようなストーリーにするっていうことが大事なんじゃないかなと 思いました
以上のようなですね組み合わせを考えることで 5つのサブ課題を解決し
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メインの課題であるハチワレとチーカワをどうやって愛おしく見せるかという課題を クリアしていっているというような作品になっているんじゃないかなぁと思いました
さっきも言った通りですね 多すぎない選択肢を持つというのはこのシーナ・アイエンガーさんの
以前の伝説書でですね 選択の科学で
ジャムを使った実験で実証されていることになりますので この5つのサブ課題をクリアするっていうのは重要なんじゃないかなと思っています
いずれにしてもだいたい5プラマイ2ぐらいのサブ課題をクリアするっていうのが 重要と言われているらしいです
まあそう考えるとですねメインキャラ 先ほど3人と言いましたけれども
まあ登場してくるキャラとしては だいたい7人ぐらいなのかなというふうにも思います
チーカワ、ハチワレ、ウサギ、モモンガ ラッコ、シーサー、クリマンジュの7人ですね
だからこれ以上キャラを出してもなかなかこう愛着が湧くということは難しいかもしれない という部分がありますね
この選択の科学、シナーエンガーさんの主張からすると とはいえ私はあの子が好きなんですとか
鎧さんが好きなんですとかいやいやカニちゃんが好きなんですとかいう方もいると思うので まあこの主要キャラというところで7人の入れ替わりみたいな部分があるのかもしれないですね
さて続きましてですねシナーエンガーさんの主張 この課題を解決することはできたんだけれども
さらに その次のステップとして望みを比較することが大事だというふうにおっしゃっています
あなたとターゲットと第三者の3人の欲望を考えることが大事だと
この長野先生にとってあなたというのは長野先生ですね ターゲットというのは読者になります
そして第三者というのは読者以外の人たちということになると思います この第三者のうち
あなたがこの課題について心の底から望んでいることを考えてほしいと 著者は言ってるんですね
つまりターゲットのこととか第三者のことを考えて最終的に決断をするというよりも まず自分の欲望を
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重視してほしいというふうに言ってるんですね でちい川の中では何が登場するかというと
食べ物がよく登場するんですね そして長野先生は食べ物を書くときは
絵で撮った写真を見ながら書いているそうなんですが 空腹状態で書くとなお良しとよくおっしゃっているんですよね
つまり自分が食べたい無償に食べたいと思うものを空腹状態でなおそれが食べたいと 思う状態になってから書くと良いものが書けるということだと思うんですよね
読者にとって美味しそうに見えるとかじゃなくて自分がとにかく美味しいんだと思うもの 美味しいんだというか食べたいんだというものを書くと
いうことでより素晴らしい エッセンスになっているんじゃないかと思います
そして最後にシーナー・エンガンさんは 親近感と目新しさのバランスの取れたアイディアはより創造的と判断されるというふうにもおっしゃってるんですよね
それはちい川界の中ではゆるキャラ的な親近感みたいな部分とか あとは私たちの日常に近いような設定
試験だったり労働だったりっていう環境ですねそういう部分には親近感があると それに生活するブラックな環境を組み合わせるというところに目新しさがあるんじゃないかなというふうにも思います
なので親近感と目新しさのバランスが取れている さらにですね目新しさというのはよくよく考えるとですね
ちい川のあえてゆるいキャラクターの中に 実は超繊細に表情を描いている超繊細に手足の動きを描いているという部分は
ちょっと珍しいんじゃないかな目新しいんじゃないかなと個人的には思ったりしています まあというのも長野展でですね
手足の動きにめちゃくちゃこだわっているという部分が かなり書かれていたんですよね
0.1ミリ単位で8割の足をこういうふうに描いているんですみたいな形で書かれていた 僕はそのキャラクターを描くとか漫画を描くという部分にそんなに詳しくはないんです
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けど このゆるいキャラをあえてここまで超繊細に描くという部分においては
目新しいというところエッセンスが加わっているのではないかと ちょっと妄想をしたりしました
なので親近感と目新しさのバランスが取れたアイデア はより創造的と判断されるという通り
チーカはバランスが取れた作品なんじゃないかなぁと思ったりしました というわけですね
えっとシナアイエンガーさんの主張である 解決したい課題を決めそれを解決する
サブ課題を設定する そしてその課題を解決する組み合わせを考える
それは決して多すぎない選択肢であること さらには
望みを比較すること あなたとターゲットと第三者の欲望を考えて
まずあなたの欲望を優先させる そして親近感と目新しさのバランスを取るアイデアにする
以上の点をですね 長野先生は戦略的に
なおかつまあ奇跡的に クリアしているからこそチーカはという
アイデアが より独創的でより愛される
部分になっているんじゃんではないかなぁと個人的には考えました はい
とはいえですねまぁこう言語ができない領域で 素晴らしい作品でもあると思いますので
まあ今後も 楽しみにしていきたいなと思います
はいいかがだったでしょうか今回はですねシーナー映画さんのシンクビガを参考に シーカワの魅力を語っていきました
というわけで今回はお聞き下さりありがとうございました では
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