カルチャーメディア「CINRA」の音声番組『聞くCINRA』。
CINRA編集者が毎回ゲストをお迎えして、カルチャー談義をしたり、メディアや社会の未来について語り合う番組です。#6のゲストは、#4,5に引き続きライターの西森路代さん。3月8日の国際女性デーに改めて掘り起こしてみたいドラマ作品をピックアップしながら、「ドラマがもっと楽しくなるドラマの見方」について話しました。
▼2015年に女性蔑視をはっきり描いた坂元裕二脚本『問題のあるレストラン』▼フェミニズムの観点をもつ『アナと雪の女王』『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』の世界的ヒット▼『マッドマックス』と『問題のあるレストラン』。構図の類似性が示すもの▼恋愛によって曖昧にされる性別役割分業への疑問描いた野木亜紀子脚本作『逃げ恥』▼「女はすぐ感情的になる」を否定してくれた『アンナチュラル』▼「愛され女子」から自立した女性へ。俳優・石原さとみさんの役柄の変化から見える時代の変化▼Metoo時代、性暴力被害者への偏見にはっきり「NO」を言った作品の重み▼石原さとみとキャリー・マリガンの類似性?▼悪女と言われた北条政子をアップデートした三谷幸喜『鎌倉殿の13人』▼三谷幸喜の描く女性キャラの変化に胸熱▼男性キャラも「旧来的な男性らしさ」を礼賛しない描き方。大河の枠でやる意義▼いい脚本家の共通点は?▼注目の脚本家・ふじきみつ彦の魅力▼もっとドラマの見方が楽しくなるコツは?
◆ゲスト
西森 路代(にしもり みちよ):愛媛県生まれ。地元テレビ局、派遣社員、編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。主な仕事分野は、韓国映画、日本のテレビ・映画やお笑いについてのインタビュー、コラムや批評など。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、ハン・トンヒョン氏との共著に『韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020』(駒草出版)がある
◆ホスト
・聞き手:生田 綾(CINRA編集長)
・進行:南 麻理江(CINRAフェロー・株式会社湯気代表)
◆BGM作曲
LAUSBUB(ラウスバブ)
2020年3月、北海道札幌市の同じ高校の軽音楽部に所属していた、岩井莉子と髙橋芽以によって結成されたニューウェーブ・テクノポップ・バンド。2021年1月18日、Twitter投稿を機に爆発的に話題を集め、ドイツの無料音楽プラットフォーム”SoundCloud”で全世界ウィークリーチャート1位を記録。同時期に国内インディーズ音楽プラットフォーム”Eggs”でもウィークリー1位を記録。話題性のみならず、本格的な音楽性からミュージシャン・音楽ファン・各メディアからの注目を集めるニューウェーブ・テクノポップ・バンド。
https://twitter.com/officialausbub
https://soundcloud.com/officialausbub
◆CINRAについて
芸術文化をルーツとする「CINRA」は、ソーシャル×カルチャーをキーワードに、世界をよりよい場所にしたい、人生をよりよく生きたいという、あらゆる表現者の「クリエイティブな意思」を世の中に届けています。一人ひとりの情熱や違和感、問題意識に耳を澄ませ、社会や文化に好奇心を抱く人に向けて、情報を伝達するだけでなく、思いを媒介するメディアでありたいと考えています。
※UDトークなどのアプリをご利用いただくことで、音声の可視化をサポートできます。今後も「聞くCINRA」ではアクセシビリティの向上を目指し、模索していきます。