カルチャーメディア「CINRA」の音声番組『聞くCINRA』。CINRA編集者が毎回ゲストをお迎えして、カルチャー談義をしたり、メディアや社会の未来について語り合う番組です。#7のゲストは、ライターの稲垣貴俊さん。アカデミー賞 最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の魅力について話し合いました。
※本配信には『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』本編の内容に関する発言が含まれます。あらかじめご了承下さい。
主なトーキングポイントは……
#「あり得たかもしれない未来」を成功物語ではない形で描く優しさ#コロナ禍が作品に与えた影響。“What if”の気持ちが溢れた時代にフィットした?#『レミーのおいしいレストラン(原題:ラタトゥイユ)』の引用の含意を考察#1人で全部を解読するのが無理な情報量だからこそ「みんなで鑑賞する」面白さが立ち上がる#ラスボスを癒し、ラスボスを抱き締める設定。倒して終わりじゃない価値観の広がり#母と娘の雪解け。親世代=年長者の価値観が変わる可能性を示す希望#ウェイモンドの男性像が、家父長制を乗り越えた新しい家族像を示す鍵に#岩のシーン、どう捉えたら…?「生命がいなくても尚、つながりは存在していてほしい」#ブラッシュアップライフとEEAAOの共通点。作家の想像力が重なる面白さ
◆ゲスト
稲垣 貴俊(いながき たかとし):海外映画を専門に、評論・コラム・インタビューなど幅広い文章を雑誌・書籍・ウェブなど多数の媒体で執筆・編集。舞台作品のリサーチ・コンサルティングも務める。主な作品に『パンドラの鐘』(杉原邦生演出)や「木ノ下歌舞伎」作品など。
◆ホスト
・聞き手:生田 綾(CINRA編集長)
・進行:南 麻理江(CINRAフェロー・株式会社湯気代表)
◆BGM作曲
LAUSBUB(ラウスバブ)
2020年3月、北海道札幌市の同じ高校の軽音楽部に所属していた、岩井莉子と髙橋芽以によって結成されたニューウェーブ・テクノポップ・バンド。2021年1月18日、Twitter投稿を機に爆発的に話題を集め、ドイツの無料音楽プラットフォーム”SoundCloud”で全世界ウィークリーチャート1位を記録。同時期に国内インディーズ音楽プラットフォーム”Eggs”でもウィークリー1位を記録。話題性のみならず、本格的な音楽性からミュージシャン・音楽ファン・各メディアからの注目を集めるニューウェーブ・テクノポップ・バンド。
https://twitter.com/officialausbub
https://soundcloud.com/officialausbub
◆CINRAについて
芸術文化をルーツとする「CINRA」は、ソーシャル×カルチャーをキーワードに、世界をよりよい場所にしたい、人生をよりよく生きたいという、あらゆる表現者の「クリエイティブな意思」を世の中に届けています。一人ひとりの情熱や違和感、問題意識に耳を澄ませ、社会や文化に好奇心を抱く人に向けて、情報を伝達するだけでなく、思いを媒介するメディアでありたいと考えています。
※UDトークなどのアプリをご利用いただくことで、音声の可視化をサポートできます。今後も「聞くCINRA」ではアクセシビリティの向上を目指し、模索していきます。
▼UDトークについて