カルチャーメディア「CINRA」の音声番組『聞くCINRA』。
8月19日に日本での公開がはじまった映画『オオカミの家』。
チリに実際にあったドイツ系移民居住区「コロニア・ディグニダ」。表向きはユートピアのような共同体では、強制労働や暴力、性的虐待、洗脳など数々の恐ろしい犯罪がおこなわれていました。
その「コロニア・ディグニダ」をモチーフとした本作。
見た人の頭の中を「?」で満たす、アート性の高い作品をどう読み解くか。
映画評論家の小野寺系さんのお知恵を借りながら、あれこれと話し合いました。
※番組へのご意見、ご感想はぜひ「#聞くCINRA」をつけて、SNSで投稿いただけたらうれしいです!
▼主なトーキングポイント
衝撃作・映画『オオカミの家』って?/暴力や洗脳が横行。実在の居住区「コロニア・ディグニダ」がモチーフ/なぜこんな表現を?見たことのないストップモーションアニメ/ドイツ語とスペイン語の入り乱れる。チリが持っている政治性/新しいホラー?アリ・アスターやジョーダン・ピールとの共通点/民話的アプローチ?宮崎駿アニメと似ている点は?/アート性の高い作品の楽しみ方って?「作品に対して能動的な姿勢をとること」/デヴィッド・リンチ『大きな魚を捕まえる』制作論/9月公開映画の注目作、加藤拓也監督『ほつれる』について/ほか
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◆ゲスト
小野寺系さん( @kmovie )
映画評論家。多角的な視点から映画作品の本質を読み取り、解りやすく伝えることを目指して、WEB、雑誌などで批評、評論を執筆中。
◆ホスト
・聞き手:生田 綾(CINRA編集長)、山元翔一(CINRAエディター)
・進行:南 麻理江(CINRAフェロー・株式会社湯気代表)
◆BGM作曲
LAUSBUB(ラウスバブ)
2020年3月、北海道札幌市の同じ高校の軽音楽部に所属していた、岩井莉子と髙橋芽以によって結成されたニューウェーブ・テクノポップ・バンド。2021年1月18日、Twitter投稿を機に爆発的に話題を集め、ドイツの無料音楽プラットフォーム”SoundCloud”で全世界ウィークリーチャート1位を記録。同時期に国内インディーズ音楽プラットフォーム”Eggs”でもウィークリー1位を記録。話題性のみならず、本格的な音楽性からミュージシャン・音楽ファン・各メディアからの注目を集めるニューウェーブ・テクノポップ・バンド。
https://twitter.com/officialausbub
https://soundcloud.com/officialausbub
◆CINRAについて
芸術文化をルーツとする「CINRA」は、ソーシャル×カルチャーをキーワードに、世界をよりよい場所にしたい、人生をよりよく生きたいという、あらゆる表現者の「クリエイティブな意思」を世の中に届けています。一人ひとりの情熱や違和感、問題意識に耳を澄ませ、社会や文化に好奇心を抱く人に向けて、情報を伝達するだけでなく、思いを媒介するメディアでありたいと考えています。
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※UDトークなどのアプリをご利用いただくことで、音声の可視化をサポートできます。今後も「聞くCINRA」ではアクセシビリティの向上を目指し、模索していきます。
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