カルチャーメディア「CINRA」の音声番組『聞くCINRA』。
アメリカ・ハリウッドで脚本家や俳優たちが始めたストライキについて、映画ジャーナリストの猿渡由紀さんをお迎えしてお聞きしました。NetflixやAmazon Primeなどが加盟する映画テレビ製作者協会に対して行われているストライキは収束が見えず、多くの作品の製作がストップしています。
「AIの脅威」が注目されたストライキですが、クリエイターたちが何より求めているのは、「賃金を上げること」。日本のカルチャー好きにとっても他人事ではない問題について、話し合いました。
※番組へのご意見、ご感想はぜひ「#聞くCINRA」をつけて、SNSで投稿いただけたらうれしいです!
▼主なトーキングポイント
ストライキは今どうなってる?/脚本家組合に歩み寄りも、収束はせず/そもそもストライキはなぜ起きてしまった?/「AIの脅威」が日本の報道では注目されていたけど…/脚本家と俳優たちが何より求めているのは「賃金の向上」/クリエイターたちの生活の糧となる「再使用料(レジデュアル)」とは/NetflixやAmazon Primeなど配信サービスの根深い問題/大ヒットドラマ『イカゲーム』の脚本家は全く稼げなかった?/ハリウッドを数年で劇的に変えたシリコンバレーの企業/かつて「黒船」と呼ばれたNetflix、今は権力構造のど真ん中にいる存在に/3年間で劇的に状況は変わる/ストライキはクリエイターたちにとっても辛い、でもここで妥協したら3年後はどうなっているかわからない/トップクラスの俳優たちも連帯する理由/職業の存続や文化の継承のために声を上げる/今後の見通しは?アカデミー賞の授賞式はどうなるか…
◆関連記事:
ハリウッド脚本家はなぜストライキをしたのか。AIの脅威、「ミニ・ルーム」が生んだ低賃金問題を解説
https://www.cinra.net/article/202205-hollywoodwritersstrike_iktaycl
◆ゲスト・猿渡由紀さん
神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「シュプール」「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「週刊SPA!」「Movie ぴあ」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイ、ニューズウィーク日本版などのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。
◆ホスト
・聞き手:生田 綾(CINRA編集長)
・進行:南 麻理江(CINRAフェロー・株式会社湯気代表)
◆BGM作曲
LAUSBUB(ラウスバブ)
2020年3月、北海道札幌市の同じ高校の軽音楽部に所属していた、岩井莉子と髙橋芽以によって結成されたニューウェーブ・テクノポップ・バンド。2021年1月18日、Twitter投稿を機に爆発的に話題を集め、ドイツの無料音楽プラットフォーム”SoundCloud”で全世界ウィークリーチャート1位を記録。同時期に国内インディーズ音楽プラットフォーム”Eggs”でもウィークリー1位を記録。話題性のみならず、本格的な音楽性からミュージシャン・音楽ファン・各メディアからの注目を集めるニューウェーブ・テクノポップ・バンド。
https://twitter.com/officialausbub
https://soundcloud.com/officialausbub
◆CINRAについて
芸術文化をルーツとする「CINRA」は、ソーシャル×カルチャーをキーワードに、世界をよりよい場所にしたい、人生をよりよく生きたいという、あらゆる表現者の「クリエイティブな意思」を世の中に届けています。一人ひとりの情熱や違和感、問題意識に耳を澄ませ、社会や文化に好奇心を抱く人に向けて、情報を伝達するだけでなく、思いを媒介するメディアでありたいと考えています。
https://twitter.com/CINRANET
※UDトークなどのアプリをご利用いただくことで、音声の可視化をサポートできます。今後も「聞くCINRA」ではアクセシビリティの向上を目指し、模索していきます。
▼UDトークについて