2022-03-30 14:10

第12回 『スポーツを学問から支える研究者のイッポとは? ゲスト:山岡優吾さん(後編)』

本日のゲストは、前回の続きで、スポーツ行政機関で働かれている山岡優吾さんにお話を聞きます。


山岡さんとの出会いは、共通の知人の先輩を通じてお会いする機会があった事がきっかけです。山岡さん、田中二人ともスポーツや教育という共通の関心事を持っているという事で、プライベートでも仲良くしている間柄です。今回はそんな山岡さんをゲストとしてお呼びし、山岡さんの「イッポ」をお聞きします。


【ハイライト】

・海外の大学院でスポーツ心理学を勉強しようと考えたきっかけ

・アスリートが引退後のキャリアを輝かせるために重要な事

・スポーツを「する」から「教える」に転身する上で意識すべき事

・トップアスリートの引退後の人生について

・自分が学んだこと、培ったことをどう故郷に還元するかを語る


ゲスト:山岡優吾さん


秋田県秋田市出身、29歳。体育学修士、教育学学士。2016年に横浜国立大学教育人間科学部を卒業後、スポーツ行政機関に入社。財務・調達関連の業務を主に担当。2018年から筑波大学大学院人間総合科学研究科にてスポーツとヘルスケアをプロモーション及びマネジメントの観点から学び、2020年に修了。スポーツ心理学に関する修士論文を執筆し、優秀論文賞を受賞。現在はスポーツ心理学をより専門的に学ぶため、海外大学院留学を目指している。


小学2年生のとき、野球をやっていた兄の応援に行ったものの、人数が足らないということで急遽私服で試合に出ることになった。自分なりに頑張ると、保護者から「頑張ったね」と褒めてもらえた。大人たちから褒められたことがとても嬉しく、これがスポーツにのめり込むきっかけとなった。山岡さんにとって、小学2年生の野球体験がIPPOになっている。


~お知らせ~

私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。

この番組は、私達の身の回りの方々をゲストとしてお呼びし、人生を変えた第一歩や原点をお聞きし、リスナーの皆様や将来の子供たちの成長を「声」からサポートするラジオです。

時には、イッポイッポ成長する子供たちの子育てや日々の仕事をパパ・ママとして両立している弊社の運営メンバー同士で、身近な「子育て」に関するテーマを取り上げ、ざっくばらんに語り合います。


イッポラボのイッポは「第一歩」から来ています。この番組では、第一歩を「原点」「原体験」と読み解いて、これまでの皆さんの人生で最も影響を与えたこと・経験について、お話しいただきます。番組リスナーには、皆さんの話を聞いて「こんな人もいるんだ」「こんな生き方もあるんだ」という気づきを得てもらえたらと思っています。



メインパーソナリティー:

田中大一 (イッポラボ合同会社代表)

鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。

日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


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【イッポラボ合同会社の商品ご紹介コーナー】

現役の歯科医師監修・イッポラボが開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。

https://ippolab.official.ec/items/48034359


模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。

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この番組は、イッポラボ合同会社の提供でお送りいたします。
そこに行き着いたのも、トップアスリートの試合とかを見たり、インタビューとかを聞いたりするのと、そういった意味でトップアスリートに関わっていくためには、どういったことを勉強しなきゃいけないかっていうのが一つあって、
あともう一つは、スポーツは結構子供を教育する上でいいツールになると思うので、そこで、例えばライフスキルっていう普段の生活の中で活かすコミュニケーションとか意思決定とか、そういったことをスポーツの中で養える。
それに関連する研究ができるのがスポーツ心理学。これは海外の働いている教授の方から聞いたんですけども、どうしてもやはり日本のスポーツ心理学の分野は海外に比べて若干遅れている部分があるっていうことで、
なので、進んでいるというか、より深い部分まで勉強ができる海外の大学院で勉強したいなと思ったので、現在挑戦中というところですね。
今一生懸命勉強している最中だね。
そうですね。
なるほど。スポーツ心理学って学問領域自体がそこまで歴史があるわけじゃなくて。
そうですね。割と最近のものですね。
このスポーツ心理学が一番進んでいる国とかなんかあるの?アメリカとかなんの?
ありそうです。アメリカっていうふうに言われてますね。
スポーツ大国って言うもんね、アメリカね。
そうですね。
じゃあやっぱりアメリカの大学院で勉強するのが一番の近道っていう感じなのかな?
そうですね。ただその後のキャリアのこととかも考えて、僕はアメリカじゃなくて別のカナダに行きたいなと思って現在準備をしているんですけど。
なるほどね。やっぱりでも北米とかこの地域が一番進んでるんだ。
そうですね。ヨーロッパの方も進んでいると思うんですけど、一番は北米の方かなと思います。
もし北米の方でこのスポーツ心理学を専門的に勉強したとすると、
日本は多分ちょっとまだ遅れてる国だと思うんで、優吾の存在意義がめちゃくちゃ高いっていう感じになるんですか?
なったら嬉しいなっていう。
03:01
あんまり日本じゃスポーツ心理学専門家ってそんな多くないのかな?
でももちろん研究されてる方はいらっしゃって、ただやはり海外の論文とかを読む場合はやはり英語がメインになると思うので、
その中でそこから情報を取ってくる多分日本人の研究者ってもちろんいると思うんですけども、数で比べたら圧倒的に多分少なくて、
そうなるとやはり情報が限定されるというか、そういった意味で海外の教授の方とかは海外に比べて遅れているっていうふうに言っているのかなと。
なので研究者として別に劣っているとかそういう話ではなくて、情報が限定的になってしまっているっていうところがあるので。
なんか部活動みたいな世界ならではの日本唯一のスポーツのあり方がある一方で、スポーツ心理学っていう分野においてはまだまだ情報が少ないっていう感じなんですね。
そうですね。
さっきユイゴの話の中でスポーツ心理学を学ぶ一つの理由にトップアスリートとのやり取りがしたいみたいな話があったと思うんですけど、
スポーツをやっている方もプロとしての前世紀を終えて、その後は引退してコーチになったり教育者になったりしてキャリアを作っていくと思うんですけど、
ユイゴなりの意見として、例えば今後アスリートの方がスポーツで培った能力と自身のキャリアをうまく結びつけていくために重要なこと教えていただけますか。
僕の周りでも実はいて、陸上僕がやってたんですけど、本当にもう日本で一番二番になるくらいの成績を残した同級生がいるんですけど、彼もそんだけ実績残したんで、
何かしら陸上界で仕事を作っていきたいと思っていたものの、ちょっとあまりうまくいかなくて、ここに帰ってきて教員やってるんですよね。
そういった方はたくさんいらっしゃるような感じがするんですけど、
なのでアスリートの方がスポーツで培った能力とか、それをいかにキャラに生かすかっていうところ、他の方どうされてるのかなっていうのが気になるんですけど、
どうですか。
そうですね、これもなかなか難しいなと思うんですけれども。
何か身中にいるトップアスリートの知り合いとか。
そうですね、何人かいるんですけど、もちろんその仕事柄トップアスリートを目にする機会ももちろんあって、そういった人たちってもうすごい競技力が突出していて、
すごいその方々も特殊というか、一室だなと思うんですけれども、さっき太一さんが言ってた通り、そこからキャリアを転換して別の場所で活躍していくってなった時にうまくいけない選手とかもやっぱり多くいると思っていて、
うまくこう自分がやってきたことを言語化できる能力とか、あとはやっぱり自分がやるのと教えたりする、コーチとして働いたりするのが多いと思うんですけど、そういった時には自分がやるのと教えるのではまるで多分違うと思うので、
06:15
そういった指導するスキルとか言語化する能力っていうところがしっかりその競技者でいる間から学んでいく必要があるのかなと思います。
そうだね。じゃあ優吾の中で言語化が上手な方って例えばどんな方がいるんですか。なんか話聞いてて思ったのが陸上のタメスエ選手。タメスエ選手って今選手はないから引退されてると思うんですけど、NPOとか送られて結構情報発信されてますよね。提言とかされてると思うんですけど、タメスエさんみたいな方なのかなとか思ったり、
サッカーの本田圭介選手。本田選手も現役なものを通ししたり、陸上クラブ運営したり、結構自分の思い横のアスリートであること以外の形で実現されてると思うんですけど、そういった人なのかなと思ったんですけど、言語なりにこんな人、理想的だなってありますか。
そうですね。なんかパッと思い浮かぶ人はいないんですけど、でもさっきおっしゃっていただいた方々はやっぱりタメスエさん教えることに興味があったり、本田圭介さんは自分自身がやりたいことがいっぱいあって、競技者であるうちからいろんなところにモチベーションが派生していってるのはすごい良いことだなと思いますし、
それをうまく言語化してSNSなりメディアなりいろんな媒体を使って伝えていってるっていうのはそういったところが長けている方々なのかなというふうには思いますね。
そうだろうね、確かにね。話聞いてて思ったんですけど、トップアスリートの方々って引退された後って皆さんどこにいるんですかね。
あてるなわ。
そうですね。
結構ね、スポーツの地域差ってあるなって実感したんですけど、もちろん故郷があるじゃない。皆さんどこで働いてるんですかね。
もちろん自分が育った故郷にスポーツで恩返ししたいっていうふうに思って指導者として、例えば母校なりふるさとのスポーツ団体であったり、そこで指導者をやったりとか、あとはそのままトップスポーツの方の指導者に関わっていくとかっていうケースは結構多くあるのかなと思いますね。
09:13
なるほど。ユーゴの出身の秋田県で有名なアスリートっていますか。
そうですね、有名なアスリート、プロ野球選手だと石川雅則選手、ヤクルトのピッチャーをやっていて、もう40全然超えてると思うんですけど、まだ現役でやられていて素晴らしいなと思いますし、その石川選手がいるおかげで毎年ヤクルトの試合が秋田で行われたりとか、
それも結構地域活性というか、そういったところにも一個役に立っているのかなと思いますし。
ユーゴ自身も将来秋田に貢献したりとかってあるんだろうか。
そうですね、まだ漠然としか考えてないですけど、カナダに留学して学んできたことを、例えば子どもへのスポーツ指導のセミナーであったり、スポーツ心理学に関するセミナーであったり、そういった面で返していきたいなっていうのはありますし、
正直今大学から関東圏に出てきて、秋田のスポーツに恩返しというか貢献ができたかっていうと全然できてないなと思うので、学ぶ過程で貢献できる部分を見つけて貢献していきたいなと思ってます。
めちゃくちゃ素敵だと思います。
ありがとうございます。
やっぱね、僕も鳥取から県外出て、世界海外も出て、また鳥取に戻ってきたんですけど、やっぱIPPO LABOっていう会社でやってることをよく見てくださる鳥取の方って多いなと思ってて、
多分同じようなことをしてる人が少ないから、その分自分の存在価値があるんじゃないかなって自分なりに思ってるんですけど、優吾みたいに秋田から東京に出て、さらにはカナダまで行って、そこでスポーツ心理学っていうある意味マイナーな、まだ未然じゃメジャーじゃない専門知識を持った人が秋田に帰ってこようもんなら、それはもう存在価値が高いと思うんで。
ちなみにそれ何年スパンとかで考えてるとかあるんですか?何年後に秋田に帰ってみたいなとかあるんですか?
そうですね。秋田に帰るかはまだわからないんですけど、今年で僕30になるんですけど、30代の10年間はなんとかカナダに留学を決めて、そこで自力を挙げるというか、研究に没頭できるような10年間にしたいなっていうふうには思っているので、その中で途中途中で貢献できる部分は貢献していきたいと思っています。
まずは自分目立てをちょっと頑張って、授業してから帰ってきて本音を発揮っていう感じかな。
はい。そうです。
いやいや、かっこいいですよ。頑張ろうね。頑張りましょう。お互い。
12:00
頑張ります。
ユイゴの話はとても長いんですけど、そろそろお時間になってきたので、まとめていきたいなと思いますが、ユイゴの話を聞いて特に印象的だったのが、小児の時の野球に私服で出たっていうことが、原体験っておっしゃってたんですけど、その時に保護者とか周りの大人が褒めてくれた、それはすごい嬉しかったっていうのが、今も残っているっていうところにすごい印象を受けました。
子供って褒められたら嬉しいじゃない。どんなことでも褒められて嬉しいと思うんですけど、小児っていう、ほぼ記憶があるかないかっていう経験が今でもずっと残ってて、それがまだ嬉しかったっていうのは、相当周りの大人が褒めてくれたんだろうなと思ってて、
こういう経験が小さい時にあると、自分に自信が持ってたまま、その子の人生も始めるんじゃないかなっていうのを感じたんで、やっぱりこういった褒められるっていう経験は、子供がすごい大事だし、特に大人を褒めてあげるっていうことが大事だなっていうことを改めて思いました。
すごいね。小児の時の記憶が残ってるっていうのがすごいなと思います。
おだしょー そうですね。
小児の記憶ほぼないんで、よっぽど印象的だった。
おだしょー 普通残らないですよね。
それぐらい強い印象だったんですよ。ありがとうございます。
それでは優吾、今日は番組に出ていただいてありがとうございました。
おだしょー ありがとうございました。
この番組は、リスナーの皆さんからのご感想メッセージもお待ちしております。
番組紹介のところにURLを貼っておりますので、そちらからぜひメッセージをお送りください。
今日のゲストの優吾に対してもメッセージお待ちしております。
それでは今日もお聞きいただいてありがとうございました。
それでは。
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