近藤淳也
どうでした?印象と違ったこととかあります?
藤原ヒロ
いや、やっぱ知ってる分、印象通りではあるんですよ。
印象通り?
ボー氏
行ったとこ、行ったことあるとこはね。
藤原ヒロ
そうそうそう。
で、梅雨さんも前を通ったことは結構あるし、
中に入ったのは初めてですけど、
川間食堂さんは、川間食堂っていう名前とは 全然かき離れたオシャレな、なんかこう、
鴨川沿いの、あの、今時の漢字でした。 若い女の子ばっかりだったし。
近藤淳也
ああ、そんな、え、名前と相当違ったんですか?
藤原ヒロ
いや、なんかもうちょっと、その…
近藤淳也
オシャレなイメージですけどね、最初から。
藤原ヒロ
あ、ほんまですか?
いや、なんかこう漢字だけを見てると…
近藤淳也
あ、漢字やからね。
藤原ヒロ
そう、別にこう、京都のそういう食堂さんって 結構昔ながらの雰囲気のところって残ってるじゃないですか。
町屋みたいな感じとかね。
そうそうそう、それを思うとやっぱもう全部おしゃれでしたね。
外観も中身もメニューも全部おしゃれでした。
ボー氏
かかってる、墨のなんかとかで。
藤原ヒロ
壁の、壁のなんか墨壁って書いてあって、
なんかその辺もすごいこったある内装やったんで。
近藤淳也
なんか川の柄?
藤原ヒロ
はいはいはい、そうですね、ロゴが。
だからデザインも全部なんかすごいおしゃれって思いました
近藤淳也
めっちゃ高評価
藤原ヒロ
なんかお晩祭系かなって思ってたんですよ
近藤淳也
それはちゃいますね名前からして
藤原ヒロ
そう名前からしてなんか朝食お晩祭みたいな感じかなって思ってたら
全然サンドイッチとかおしゃれなおにぎりでした
近藤淳也
まあ河間カフェでもいいかもね
藤原ヒロ
そうですね
ボー氏
人の店の名前に勝手に文句つけるって文句ではないですよ
藤原ヒロ
予想のあるところ、鴨川をちょっと北に行ったところに 川カフェっていうのがあるんですよ。
ちょっと名前が大事なんで、似てると思う。 カブルがカブルから。
いいと思います。
近藤淳也
近くにメゾンさんっていうのをまたお宿で来て。 母女の北ですけど。
藤原ヒロ
はいはいはいはい。
ボー氏
そこも一応候補にやられたんですけど、 朝食候補。3つぐらいあげてくれはって。
藤原ヒロ
そうそうそう。悩んでたんですけど。
せっかくやしこっち側にしようかなって思って
近藤淳也
まあそれは言いたい材で
藤原ヒロ
楽しかったです
近藤淳也
でアンノーンもそうですけど
まあお二人とはそもそももう一個前の
コワーキングの競争者の時にだいぶ
藤原ヒロ
お世話になってというかそこで出会って
近藤淳也
仲良くさせていただいていて
結構お付き合いも長いんですけど
藤原ヒロ
改めて藤原さんの自己紹介をお願いしてもいいんでしょうか。
何をしている方でしょうか。
何を、そうですね、少女漫画を描いていまして、
大学出てすぐにデビューをしたので、
ちょっと社会経験なしにずっと漫画を描き続けているっていう人です。
漫画家も社会経験なんですかね。
ちょっと特殊な方の社会経験をずっとしてる方で
白銭社のララっていう雑誌でずっとお世話になってて
でこの間ララデラックスっていう雑誌で
連載していたやつが終わってちょっとゆっくりしてるところです
そうなんですねはいひとくぎちょっとついたんですね
それがあれですかね月島君の殺し方っていう
近藤淳也
なんかちょっとおって驚くような名前の
藤原ヒロ
タイトルがね、タイトルで引き付けないと意味がないんでね
そうなんですか
やっぱり気になるタイトルをつけるのは大事なので
今の担当さんの前の、一つ前の担当さんとの立ち上げだったんですけど
その担当さんがもともと白線者の青年史の方に違反したんですよ
で、青年史っぽいものを私も描きたいっていうテンションの時やったんで
少女漫画っていうよりかはその枠を飛び越えて何でも描いていいやみたいな感じの時に
その担当さんが、なんか殺し屋とか酸っぱいものっていいんじゃないですかねみたいな感じになっちゃって
近藤淳也
そういう感じ決まるんですか、設定が
藤原ヒロ
私が、私の作風でどういうものを見たいですかって聞くタイプの作家なんですよ
なのでその担当さんがそういうやつでもすごい合うんじゃないかっていうのを助言としてくださって
でまあその結構ね投げっぱなしにして
じゃあどういう感じがいいですかみたいな感じでもう担当さんに
なんか大元の設定を考えてもらうぐらいの感じで
なんかでネタを出してもらって
それだったらこっちの方が面白くないですかねって
私が逆になんか編集さんが作家みたいな感じ
私が編集ぐらいの感じで軌道修正をしながら
私が描きたいって思えるものを描くみたいな感じで
近藤淳也
そういう感じなんですか
藤原ヒロ
今の作品はそういう感じで決めて
その流れで殺し屋漫画にしようっていうところで
タイトル何にしようかってなった時に
まあ、しげ的になりすぎずに
少女漫画でもあるけど
ただちょっとなんかをみたいな感じになるようなもの
近藤淳也
っていうので、そういうタイトルになりました
なるほどね、梶原さんが考えたんですか?最後は
え?
月嶋君の殺し方
最後は自分で考える
藤原ヒロ
そのタイトルですか
タイトル自体は多分私が考えたような気はするけど
なんかねもうあの私その「会長はメイド様」と「雪は地獄に落ちるのか」という作品と
月下君の殺し方っていうのが3つ連載作品なんですけど
「会長はメイド様」についてはもう100%その当時の担当さんが適当に考えたタイトルなんですよ
それを超えるタイトルが思いつかなくて
もうなんとなくふわっと出た そのタイトル以上のものが出なかったから
もうそれになったみたいな感じあって
雪は地獄に落ちるのかとか月下君の殺し方も
どっちが考えたかわかんないっていうぐらい 私担当さんと考えるほうなので
覚えてないです
近藤淳也
そういう感じなんですね
藤原ヒロ
へー
なんかもう案を出し合って出し合って みたいな感じになるので
リストアップしてこれかなこれかなって2人で考えるんで
大元どっちが考えたかわかんない感じですね
近藤淳也
じゃあ結構担当さんの影響っていうか存在大きいんですね
藤原ヒロ
私はすごく大きい方で
担当さんは本当に第一の読者であり
共同制作者ぐらいの感じなんですよ私の中では
そうじゃない逆さもいっぱいいるんですけど
なので一緒に楽しく描けないと意味がないというか自分が乗れないっていうのがあって
なんでも逆にそういうふうに一緒にやってる感でやった方が
その担当さんもちょっと責任を持ってくれるんじゃないかみたいな
人気が落ちた時に私だけのせいじゃないかみたいな
そういうちょっと保険じゃないけどそういう責任分担みたいなのもあるんですか
二人でこうしようって言ったじゃないですかみたいな感じもあるし
近藤淳也
まあそっちも言っていましたよね
藤原ヒロ
そうそうそう
これが面白い方やって二人で同意を取りましたよみたいな感じになるし
あとやっぱ自分の性癖っていうものが
漫画ってその作者とかの性癖が出た方が面白いんですよやっぱり気持ちが乗るし
あのなんか他にはない作品個性が出るのってなんか性癖の部分やと思ってて
でも自分の性癖ってそんなに多くはないから
マンネリ化しちゃうんですよねやっぱ自分っぽい作品っていうのは
もう20代の頃に表現し尽くしたみたいなところはあって
そっからじゃあまあ30代になって性癖が増えたかっていうとそうでもないというか
私はそんなにこう変わった感覚を持ってるっていうよりかは
広くみんなが一般的に持ってるものに共感しやすいタイプなので
普通のものしか書けなくなっていくっていう危機感が自分の中にあって
近藤淳也
その分その時々の担当さんの性癖を詰め込みたいんですよ
藤原ヒロ
なのでどういうものに燃えますかみたいなとか
近藤淳也
そっかそれが無事終わってどうだったんですかその反響とかは
ボー氏
わーえっとね正直まぁちょっと辛いというか
藤原ヒロ
全4巻なんですけどそれこそ人気が出たら全然長く続くはずっていうものであるけど
まあちょっとなんだろうな私も自分でこうすごく実力が出し切れてるかっていうとちょっともどかしい感じが難しいなっていうこの設定でこのキャラクターでずっとやるのがなんか生かしきれてない気がするみたいなのもあって
でもその中でもベストは尽くしていい作品になったとは思うんですけど
ちょっと畳んで新しいやつ考えようかみたいな感じにはなったので
その途中で担当さんも変わったんですよ
新しい担当さんはどちらかというとすごくエンタメが大好きな担当さんで
あのまあ若い男の担当さんなんですけど 宝塚がすごい好きとかもあって
この担当さんと一緒にやるんだったら もっと全然違うパターンの作品で
勢いいいものが描けるかもみたいなのもあって
まあその月島君は月島君で綺麗にあの全4巻で終わらせた方が多分手に取りやすい作品にもなるし
またちょっと違う担当さんと違う作品でやってみたいなっていうのもあってっていう感じで
なるほどね
で、まあ一旦じゃあ食うって感じですか?
近藤淳也
はい
じゃあまた作るんですか?
藤原ヒロ
また多分作る
近藤淳也
まあそらそうか
藤原ヒロ
それが仕事ですもんね
そうですね
一応今のところ創作意欲はまだあるかなっていう感じなので
だから来年目指して新しい作品、連載を立ち上げるのが今のところの目標みたいな感じですね。
で、そこはまだ決まってない。中身は?
そういう感じなんです。
新しい担当の方とどうしようみたいな話がまた。
ボー氏
ちょっとずつ始まってるぐらい。
藤原ヒロ
話してて、で、言ったら今の担当さんに私の作風でどんなのが見たいですかって聞いてたりとかして、
でその担当さんが男性やけど少女漫画を読んできたような方なんですけど
一番最初に読んだ少女漫画が私の最初の連載作のカイチバメイド様やったらしくて
近藤淳也
そうなんですか
藤原ヒロ
そうなんですよ
近藤淳也
それは子供の頃とかで
藤原ヒロ
子供の頃に
はい
そんだけ年齢の開きがあるという話なんですけど
逆に5倍3倍の方で
ボー氏
世代的にちょっと下なんかなでも
でもそれぐらいか
藤原ヒロ
だいぶ下で、会長はメイドさんも昔小学校の頃呼んでましたっていう人が
今成人を迎えてるぐらいのタイミングなんですよ
その担当さんは25ぐらいだったっけな、20代半ばになるっていう
ボー氏
でもドンピシャの世代のこと
藤原ヒロ
ドンピシャの本当に小学校の頃初めて読んだ少女漫画みたいな感じで言ってくる世代の
近藤淳也
でもちょっと待ってください
小学男子ってララ読みます?
藤原ヒロ
いやだからすごい変わってるんです
もうなんかね、昔から海外ドラマの
ティーンの女の子が見るような
海外ドラマで盛り上がるような担当さんなんですよ
ボー氏
すごいこう、会社の担当さんの話をどんどん
まあまあ、たべかに喋っている
近藤淳也
まあでも、だから宝塚も好きっていうんやし
好きなんでしょ、まあ好みなんでしょ
藤原ヒロ
そう今度一緒に見に行く
近藤淳也
宝塚を?
藤原ヒロ
宝塚を見に行く時に初めて対面して
今まではズームでちょっと担当の切り替えの時とかも
コロナ禍やったんでズームやったんですけど
初めて直接打ち合わせしましょっていうタイミングが
一緒に宝塚見に行きましょうっていうやつになりました
近藤淳也
最初がちょっと対面が宝塚
ボー氏
出版社がね東京やからね
藤原ヒロ
そうそうそうであざわざ宝塚大劇場まで来てもらって
っていう感じなんですけどただやっぱその私の作風で読みたいものっていうのがそもそも宝塚の男役のそのかっこいい女性っていうキャラクターがやっぱりみたいって言ってくれはってでまぁそれは
会長はメイド様の主人公がどちらかというとそういうタイプのキャラクターだったし
おそらくそれがあんまりその他の人が簡単に描けないタイプのキャラクター像
でまあ私だからこそこう魅力的に描けるっていうラインが宝塚にあるっていうのは
なんか私もわかる気がするっていう
ボー氏
僕は初対面で藤原先生会った時に ちょっと宝塚っぽいって思ったんですよ
近藤淳也
藤原さん自身が
そうですよね だからその印象ともちょっと今聞いてて合うなと思って
ボー氏
思わないですか?
近藤淳也
まあそうかもしれないけど
雰囲気というか
藤原ヒロ
割とよく言われて生も高いし
出ていてもおかしくない感じはします
結構その濃い目の若い時に濃い目のアイメイクをしてる時に
百貨店のそのメイク売り場の店員さんに
あの宝塚の方ですって言われました
近藤淳也
そんなダイレクトに言います?
藤原ヒロ
言われましたね
近藤淳也
それはすごいですね
藤原ヒロ
いやだから多分結構そう思われることは多いタイプの
ボー氏
髪が短いのと
その背が高いのととかそういうのでちょっと男役っぽいってとかあるの?
藤原ヒロ
男役っぽいってよく言われます
ボー氏
声が高いから全然、声聞いてたらその印象はないと思うけど。
藤原ヒロ
だからギャップがすごいあるって言われます。
なんか写真とかの見た目と、しゃべってるこの感じ。
近藤淳也
声が?
藤原ヒロ
声としゃべり方とかが多分ちょっとギャップがある。
もっと低めの声やと思ってたみたいなもん。
近藤淳也
ああ、そうですか。
藤原ヒロ
はい、ありますね。
近藤淳也
もう最初から聞いてるから、何も言わないですけど。
ボー氏
声だけ聞いてたりとか写真だけ見てたりとかしたらイメージ違うかもしれない。
藤原ヒロ
可愛い系のふわふわした人かなって思われることがあって
それもカイチオアメイドさんも描いてる時によく言われてたんですけど
やっぱりメイド喫茶漫画だったので
そういうゴスロリとかちょっと可愛いフリフリしたものが好きな
ヘアとかもそういうピンク系とかゴシック系の
そういう感じかなって結構思われてたところはあるので
だいぶその印象が違う感じかもしれないです
近藤淳也
最初じゃ顔出ししてなかったってことですか
藤原ヒロ
そうですねサイン会ぐらいですね
読者の方にちゃんと顔がわかる感じで
なるほどね
ちょっとサイン会で会うたびに
なんかこんな人やったんやみたいな反応されます
近藤淳也
複雑ですねなんかそれは
ボー氏
あんまり漫画家の人って顔知らないですからね
近藤淳也
まあそうかもしれない
ボー氏
テレビ出たりしてる人は別ですけど
藤原ヒロ
出る人出ない人結構すごい分かれてる感じですね
最近の方がすごい顔を普通にSNSとかでも出さはる人は増えましたけど
やっぱり私が20代の時とかは本当にタレント活動してる人ぐらいしか
あんまり顔が出てない感じでした
近藤淳也
そうですか
いやでもじゃああれですね
次のその作品の設定というか
なんかそういう宝塚見たりとかして出てくると面白いですけど
藤原ヒロ
そうですね。
近藤淳也
いや、もうちょっとさっきの話、もう少し面白いから聞きたいんですけど、
藤原ヒロ
そうですねリラックスできるように遊び心が
余裕が気持ちにないと楽しい漫画って描けないなと思ったんで
勢いのあるちょっとみんなの予想の斜め上を行くようなそういうやつを書こうとするんやったら真面目に考えないで
もう、何やったら大酒飲んで、こう、なんかとんでもない、
普通無理やろみたいな感じのアイデアが出た時の方が、
近藤淳也
面白いネームになるっていうか。
藤原ヒロ
なるほどね。
そうです。
ボー氏
なんかそういうのって、発明家とかよく聞く話です。
近藤淳也
なんか確かにシャワー浴びててとか、確かに聞く。
ボー氏
これが詰め込むだけ詰め込んで、悩むだけ悩んだ後に、
リラックスした後にアイデア出てくるんで、
なんか、聞いようかとかでもそうじゃないですか。
近藤淳也
そういう話は聞きますけどね。
ボー氏
女さんはあんまり…
藤原ヒロ
新しいサービスがあんまり言えないかも。
近藤淳也
いやでも散歩とかよくしますよ。
ちょっと考えようっていうか、
アイデア考えようと思うときに散歩したりとか。
藤原ヒロ
よくすごい机にずっと座ってやってても 考えることは考えれますか?
近藤淳也
簡単なことだったら、簡単、なんかちょっと集中していれば出るかなみたいなことだったらそうですけど、
でも確かに、その、なんかもっとこう、アイデア的な、本当にすぐは思いつくないことを思いつこうってなったら、机じゃないかもですね、確かに。
藤原ヒロ
ね、そうなんですよ。やっぱこう、ルーティンでできるような、なんかこう思考回路の、その、なんか、こうやったらこう、みたいな感じのがすぐ出てくるようなやつやったら、
本当にちゃんとずっと机に向かってた方が ちゃんと仕事進むんですけど
やっぱり今までにないものって思う時って どうしてもね
近藤淳也
いや、まあでもそう
それをやる必要になる仕事 ずっとそうじゃない人もいると思いますけどね
やっぱそれがクリエイティブな仕事だと思うんで
まあ、海の苦しみっていうのは 僕たちの日じゃないと思いますけど
藤原ヒロ
いやいやいやいや 近藤さんのその
なんか生み出してるものの量はすごいですよ やっぱり
なんか今までにないサービスやったりとか
なんかこうやったら面白いんじゃないかって思ってる
その感じは全然私負けてる気がしますもん
近藤淳也
いやいやいやいや
ボー氏
でも普段の発想のなんか困難があれば面白いんじゃないかとかって
そういうのが出てくる時って
なんかそういうリラックスしてる時とか
藤原ヒロ
自分が気持ちが盛り上がってる時とかそうなんなのかなって
近藤淳也
勝手に思ってるんですよ
でもなんか僕さっき藤原さんが言ったことで すごい共感することがあって
藤原ヒロ
その担当の方が「何を見たい」って 聞くって言ってたじゃないですか
近藤淳也
なんかその気持ちすごいよくわかって
なんかすごい多分誰かを喜ばせたいっていう
藤原さんもそういうサービス性 心法性というか
結局生身の人間が本当に喜ぶとこが見たい みたいなところは僕も多分あって
すごい具体的な本当にこういう時にこの人めっちゃ困ってたなとか
この人に実はこういうの作ってあげたらむっちゃ喜ぶんちゃうやろかとか思った時が一番モチベーションがわくっていうか
藤原ヒロ
それが起点になることが多いですね
近藤淳也
で一番やっぱりワクワクするのは本人も自覚してないその不便さっていうかとか
この人はまだこういうものがあれば便利になるはずとかって全く気づいてなさそうなんやけど
そういう人になんかこんなん作ってみたから使ってみてみませんかって出して
なんじゃこりゃーみたいな感じでめっちゃ喜んでくれるみたいなのができたら一番
なんか魔法使いみたいじゃないですか
なんなんこの人なんでこんな本当に自分が欲しかったものがわかってくれて作ってくれたみたいな
めっちゃ喜んでくれるからそういうのが一番嬉しい
藤原ヒロ
それはでもなんかそういうちゃんと能力があって
人を見る能力と気づく能力とそのシステムを思いつく能力と
なんかちゃんと嬉しい時に嬉しいものを与える能力っていう
近藤淳也
いろんな成功体験がないとそれ味わえない喜びですよ多分
まあそんなにうまくいくことはないんですけどね
藤原ヒロ
ほんまですか
ボー氏
僕今話聞いててすごいいつも何回も横から口遊ばせるんですけど
藤原先生のそのネームの作り方っていうのも
担当さんの希望を聞くだけじゃなくて
多分言ったことに対してこうじゃないっていうのを
近藤淳也
上から被せていく
ボー氏
その希望通りのものを作ったら
それだけのものにしかならへんから
そのそれ以上のものを作り出すっていうふうな作り方をしてるよね
藤原ヒロ
うん知ってるし多分一般的に言われるのはそうなんです
編集者が言ってる通りのものを書くっていうのはどっちにとっても不幸であって
編集者はそれがめっちゃいいものをアイディアを出せるによって編集者しなくてもいいわけですよ
近藤淳也
作家になればいいって話だからね
藤原ヒロ
そうそうそうだから本当にちゃんとそれを自分で落とし込んで
その上を行くような話を書くっていうのが作家の仕事というか
まあなんか能力求められる能力なので
ボー氏
そうだ今度さんさっきおっしゃってたあのお客さんに近い
その希望のものを上回るものを作るっていうのがすごい作り方として似てるな
近藤淳也
そうですね大体結局は本人もわかってない
藤原ヒロ
うんうんうん。
近藤淳也
本当のところわかってないことが多いから、
そういう意味では確かに話半分にしか聞いてないっていうのは、僕もそうかもしれないです。
こういうのが欲しいんですけどって言ったら、
本当のところは何が知りたいんやろうか、何が知りたいんやろうか。
でもなんかそこにヒントがあったりとかするんですよね。
そうですね。だから別に否定もしないけど、
本当のところなんかもっと根本的欲求というか、
こういうことがしたいんじゃないかなみたいなのが隠れてる気がするし、
それが一人じゃない時もありますけどね
大体会う人会う人こういうこと言うなみたいな時に
藤原ヒロ
その底にある繋がってるものが見える気がする時があって
近藤淳也
そういうのがうまくいくといいんですけどね
藤原ヒロ
とか言ってはいまあ僕の話は
ボー氏
でもすごい似てるなと思ったんで
お二人のお話の根底にあるものというか
藤原ヒロ
ものづくりの仕方というか
なんか単純に私近藤さんと根本的な 欲求みたいなのが似てる気はするんですよ
近藤淳也
もうわかりますな
エンタメ型人間みたいなところもあるし
なるほど
藤原ヒロ
そんなに私はあんまりなんて言ったらいいんだろうな
すごいエンターテイナーとしてすごいかって言われるとそうではないけど
欲求としてみんなに喜んでもらいたいとか そういうのがあって
ただめっちゃ目立ちたいわけでもないみたいな ところもなんか近藤さんすごい近い気がするって思って
近藤淳也
人は喜ばせたいけど別に自分がそんなに目立ちたいっていうのは目的ではない
藤原ヒロ
そうそうそう
身近な人から大事にする感じとかもすごいなんかわかる気がする
ボー氏
結果的にすごい目立ってしまう
藤原ヒロ
目立ってるけど。
どっちも。
近藤淳也
まあでも、そうですね。
そういう身近なところに、
人を喜ばせなかったら、
そこが結構、
結局は逆にたくさんの人が届くものになる。
藤原ヒロ
そうなんですよね。
身近な人、ないがしろにできないですよね。
性格的に、
たぶん私たち。
近藤淳也
めっちゃ教科を求められましたから。
急に、そんな風に見てたんですか。
藤原ヒロ
見てました、見てました。
そうですか
だから私がなんて言ったらいい かな人間として近しい感じをすごい
近藤さんに感じるのでだから帽子 が二人とも好きなんかなって思って
ました私の夫の帽子は近藤さん もすごい好きなので近い人間が好み
の二人なんかなって思ってました
近藤淳也
何の告白ですかこれ どうしたらいいんですか
藤原ヒロ
それはちょっと分からない なんとも言いようがない
違うとも言えないですよ
それが結構競争者で出会って 結構仲良くさせてもらってる中で
藤原ヒロ
人間として近いなって 他の仲良い人たちに比べて人間として
近いなって思うのは近藤さんでした
近藤淳也
へー、そんなに言ってもらうと嬉しいです。
藤原ヒロ
いや、でも、あの、
近藤さんにそんなこと言うなんてみたいな感じですけどね。
いやいやいや、なんなん。
恐れごいみたいなね、逆にこう。
近藤淳也
はい、えっとまあそうですね、競争者っていうのは、
はい、温度社が今やってる案内の前に入っていた、
八瀬さんがやってる町屋のコワーキング施設で。
藤原ヒロ
はい、そうですね。
ボー氏
チェアオフィス県みたいな。
近藤淳也
そうですね。
そこに温度社もいて藤原さんもいたっていう。
藤原ヒロ
はい。
近藤淳也
ことですけどはいちょっともっと振り返りますか
藤原ヒロ
藤原さんの人生という人生はいはいはい
そうですどこから行ったらいいん ですかね
やっぱ漫画に関する感じで振り返 っていったほうがいいですかね
近藤淳也
じゃあそうします
藤原ヒロ
あのもう私ね多分小学校幼稚園 とかのぐらいかな全然絵を描いて
ない時から自分は漫画家になるって 言ってたんですよ
もう全然うまくなかったもう本当に クラスにもっとうまい子はいっぱいいた
みたいな感じの時になんか画力的な ものに自信があったわけではないし
あの別にすごいストーリーが欠けてた わけじゃないけど将来漫画家になりたい
っていうのはもう最初から言ってて
近藤淳也
幼稚園で?
え?なんですかそれは?
藤原ヒロ
多分その時は純粋に描くのが好きなだけやったんですよ。
よく幼稚園も小学校も絵を描く時間ってあるじゃないですか。図工なりなんない。
近藤淳也
描いてはいたんですね。うまいとかじゃなくて。
藤原ヒロ
その学校で描くレベルです。
で、そんなに漫画のキャラクターの絵みたいなも描いてないぐらいの感じなんですよ。
でも、まあ好きで、漫画、その当時は、うちものすごく田舎やったんで、近くにコミックが買えるような本屋もないぐらいやったんですけど、
お出身は、兵庫県の神川町。
神川町。
近藤淳也
神川町。
藤原ヒロ
神川町。平成の大合併で神川町ってなったんですけど、当時は大川地町でした。
近藤淳也
大川地町。
藤原ヒロ
もっとわからん。
ボー氏
軍やねん
藤原ヒロ
そうですね 関崎軍上川町ですね
で 文具屋さんにジャンプとかリボンとかそういう有名どころの雑誌だけはちょっとあるぐらいの感じの
他は車に乗せて行ってもらって遠くの本屋で買うしかないぐらいの土地やったんで
そんなに漫画を持ってはなかったんですけど
でも友達の家とか、兄が二人いるので
兄が多分ジャンプ買ってたりとかはしたのかな
で、呼んで多分普通に好きってなってて
何の根拠もないけど漫画家になるって言ってたんですよね
近藤淳也
それも他の人に言ってたんですか?
藤原ヒロ
言ってて
中学、すごいこれ本当にずっと忘れないぐらい私根に持ってるんですけど
中学校3年生2年生の時かな
まあみんな進路ちょっと考えるようなタイミングの時に
将来何になりたいかみたいな
たぶん文集かなんかに書いたやつがあったんですけど
でずっと言ってるし漫画家みたいな感じで書いてたら
その時の音楽の女の先生
すごいサバサバしてすごい言いたいことを言う先生がいてて
薄気だったんですけど
その先生と同級生の女の子に
いやいやなれへんって言って Gまでめっちゃ汚いやんって言われたんで
近藤淳也
Gが汚いやん
藤原ヒロ
G汚いし えーそんなうまくないし
なれるわけないやんみたいな感じで 職員室で言われたのが
近藤淳也
先生に
藤原ヒロ
そうその二人にすごい覚えてて
くそーって思って絶対なったんねって思って
近藤淳也
でも逆に決意が固まったんかもしれない
藤原ヒロ
そうなんですよね あんまりそこでへこたれないというか
それで…でも中学校でそれクソって思ったけど
別に高校で頑張ったわけでもなく
部活とかも中学校ってうち田舎すぎるので
全員運動部に入らないといけなかったんですよ
近藤淳也
文化系のクラブがなかったんですか?
藤原ヒロ
ゼロですね
近藤淳也
僕も田舎ですけど文化系のクラブがありましたよ
美術部とかグラスマンドとかないんですか?
藤原ヒロ
ないですないですないです
だって そっちの部活ができたとしても
人数が足りなくて 体会とかに出れないんですよ
近藤淳也
ああそうか
藤原ヒロ
そういう だから運動部が体会に出るには
みんな割り振らないとダメなんです
近藤淳也
で運動部
藤原ヒロ
そう運動部で中学校の時はソフトテニス部に入ってて
じゃあ高校で美術部とか入ればいいやん
ってなるんですけど
その時の私もなんかなんかね美術部ちょっとハードル高く感じてて
あの漫画屋しなみたいなもあって
近藤淳也
もう一貫してるんですねそこ
そうですね
藤原ヒロ
そうですね
でなんかえっと
藤原ヒロ
で、コントラバスっておっきい、 バイオリンのおっきいみたいなやつあるじゃないですか。
近藤淳也
ギターでもマンドリンでもなく。
藤原ヒロ
そうなんですよ。
近藤淳也
コントラバス。
ボー氏
だから結局、その水槽楽部みたいなのが そういう感じだったってこと?
藤原ヒロ
そう、一応オーケストラ的な感じで並んで、
マンドリン、バイオリンのところに マンドリンがいるみたいな感じですね。
で、コントラバスは普通のオーケストラと同じような、
向かって右奥にいるみたいな感じの、
ベースですねジャズベースとかも同じ形のやつですけど
ボー氏
クラシックとだよね
藤原ヒロ
クラシック
ボー氏
ギターマンドリンのそのラテン系の音楽で
藤原ヒロ
ではないクラシック的な感じかな
ギターマンドリン用に楽譜がある感じで
モノのけ姫とかもやってましたけどね
そういう音楽に行ってて
別にそれを続けるわけでもなく
高校の時はそれを楽しんでたくらいの感じで
大学の時ってやっぱりあの漫画家になるぞって言いながらも
進路を本当に考えるじゃないですか
でもう親に4年生の大学は出てほしいって言われてたんですよ
なんか別に出ても出んくてもいいしなぐらいの感じだったんですけど私は
でそれを単人の先生に相談したらちょうどその京都聖歌大学が
私が受験する年に新しく漫画学部っていうのを日本で初めて作るらしいから
そこどうやみたいな感じで言われて
近藤淳也
でもその高校の先生は漫画家になるという夢をちゃんと後押ししてくれたんですね
藤原ヒロ
そうですそうです
近藤淳也
よかったですね
藤原ヒロ
この方も特に言ったら私成績がすごいいいわけでも悪いわけでもないというか
堂々でもすればみたいな生徒やったんですよ
近藤淳也
とろったのが取れたんでしょ
藤原ヒロ
めっちゃ頑張ったら
なんか自分の実力をちゃんと勉強に反映して
偏差値もちょっといいところに行くとかはあったかもしれないけど
何でもいいやって言う
親も先生も別に好きにすればみたいなスタンスやったんで
自由にさせてもらったみたいな感じで
ただ漫画学部ができるって言われてたけど
漫画学部に行きたいわけでもない気がする
近藤淳也
そこは違ったんですか
藤原ヒロ
そうなんですよ
それって当時は漫画家になりたい
でも大学も別に行かんでもいいっていう子は
専門学校行ってたんですよ
漫画、ヨヨギアニメーション学院とかそういう
で、あのそっちに行きたいとも思わなかったんですよ
なんかね、えっと
アシスタントとかで
師匠と弟子みたいな感じで
そういうのって技術を学ぶもんやみたいなのがなんとなくあって
学校で学ぶものっていうイメージがなかったんですよ
何を意味あるのかなみたいな感じで当時の私は思ってしまってて
なので漫画学部ができるしすごい自由な交付やし
成績的にも無理がないから聖歌大学っていうのは全然いい
しかも漫画学部ができるということは学校内に画材が安く売られるはずやみたいなのがあって
ただ大学にせっかく行くんだったらその知識を増やしたいって思ったんですよ
なんか漫画の知識だけというか漫画のデッサンとかで時間を潰すんじゃなくて
広い今のうちに知識を詰め込んでおいて
いろんな物語が書けるような
土台を作るために行きたいって思ったんで
聖歌大学の人文学部にしたんですよ
近藤淳也
そうなんですね
藤原ヒロ
はい
だからといって真面目にやったかっていうと
大学は大学でめちゃくちゃ遊んでしまったんですけど
近藤淳也
それも知識を身につけたんだよね
ボー氏
視野とか経験とか
藤原ヒロ
経験はすごいしたので
すごくそれは有意義だったんですけど
そんな感じで大学まで行って
大学でみんなが就職活動をしてるときに
これが私の就職活動だっていう形で
雑誌に投稿し始めてっていう感じで
やっとそこでちゃんと自分で話を考えて
ちゃんと原稿用紙に規定の枚数書いて
出版社に送るっていうのをしました
近藤淳也
じゃあ書き続けてはいたってことですか
個人的に
藤原ヒロ
イラストレベルで描いてて
中学校高校大学のあたりは
いわゆる同人活動っていうのはしてたんですよ
自分ががっつりやったのは大学生ぐらいなんですけど
インターネットで結構ね
同人活動やってる人同士が簡単にコミュニケーションが取れたのも
私の世代だと大学ぐらいだったんで
そこでこうあの絵を描いたり 二次創作って言われるものを描いて
漫画っぽいものを描いたりとかは してたんですけど
自分のオリジナル作品を描いた のはちゃんと就職活動っていう
気持ちで雑誌に投稿したのが初めて です
近藤淳也
へーなるほどね
ちなみにその大学の時はやっぱり 漫画がいってもよかったなとかは
なかったんですか
藤原ヒロ
全然なかった
近藤淳也
全然
藤原ヒロ
全然ないですね
近藤淳也
へー
藤原ヒロ
今でもそんなに行こうってならないですね
近藤淳也
まあそうですか
藤原ヒロ
うーん
いややった方が上手くなるだろうなっていうのはあるんですよ
あのちゃんとレベルアップをするためには
あのもうその漫画の学校もそうやしデッサンとかもそうですし
もっとなんかいろんな技法みたいなの学んだ方が
漫画のクオリティは上がるだろうなっていうのは
なんか重いはするけど
なんか頑張りたくないという
そこのクオリティ別に上げなくてもいいかなって思っちゃってるところはあって
ボー氏
だから話をいい話というか面白い話を作りたかったみたいな
なんかそういうのが前提にあって
その技術で面白くしたいってわけじゃなかった
藤原ヒロ
そうやね
ボー氏
なんか昔のそのよくある
なんか手塚治虫のことはみたいな有名なやつがあって
漫画面白い漫画を描きたかったら
漫画をいっぱい色々読むんじゃなくて、
映画とか本とかを読みなさいとか、映画見たり、
そういうとこから学んで漫画に取り入れなさいみたいな、
すごい定番の言葉があるから、それに近いのかな。
藤原ヒロ
で、多分ね、そのこうすべきみたいな、
こうした方がうまく見えるみたいなものが、
知れば知るほど、それに凝り固まってしまう気もしてるんですよ、自分が。
で、こう定番のものしか出せなかった。
それに引っ張られちゃう方だなって思ってたんで
枠にはまりすぎてしまうというか
藤原ヒロ
なんかこうなんだろうなすごく嬉しくなるっていう感じですかね自分が
なんで私もそのポートキャストとか雑談垂れ流しのやつとかをやってますけど
あれを多分アクセス数とかを気にし始めるとすごく息苦しくなると思うんですよ
もう別に誰が聞いてなくてもいいぐらいの
自分のその時そういう遊びをしてたっていうのが
残りさえすればいいぐらいの気持ちでやってるから
無理なく自分の思い出の資産みたいな感じで
やっていけてるであってっていう感じですね
近藤淳也
そうですねそういえば
藤原ヒロ
フォッドキャストもこの前出ていただきましたけど
ヒロなんですね
藤原ヒロのなんなんやろっていう
本当になんなんやろっていう番組なんですけど
近藤淳也
もう、ポッドキャストだとしてもだいぶ先輩で
何年?2年?
藤原ヒロ
あ、でも、もうすぐ2年になる
近藤淳也
もうすぐね
藤原ヒロ
来年で
ボー氏
100回やったっけ、もうすぐ
藤原ヒロ
もうすぐ100回なんですよ
近藤淳也
うん、ですよね
藤原ヒロ
そう、いちおこう毎週更新をしてて
近藤淳也
はいはい
藤原ヒロ
ただ本当にね、八つ橋食べるだけの会があるぐらいのゆるいやつなんで
近藤淳也
そうなんですよね
なんか八つ橋食べてて、こんなんあと本題があるんかと思ったら
じゃあ今日はこれで、この前ね、あって
えっ、えっ、なりましたけど。
ボー氏
配信がゴールなんですね。
藤原ヒロ
そうそうそう。
近藤淳也
載せることが。
藤原ヒロ
そうですそうです。
近藤淳也
いやいや、結構意外とね、
その、なんやろ、利金でないから
ずっと聴けるってのがあります。
なんかあの、確かにそのすごい情報いっぱいの
これちょっと聴いといた方がいいな
みたいなポンドキャストとか聴いて
なんか今日は勉強になったなって思うことあっても
藤原ヒロ
なんか戻ってくる場所みたいな感じで
近藤淳也
まあ聞くか広難に聞いて帰ってきた感じになる
藤原ヒロ
一切内容を覚えてないって聞き終わった
自分が何喋ってたか覚えてない
でも自分がそういう番組求めてたっていうのもあるんですよね
それぐらいのもう本当に
あの何も聞かんでいいけど人の声が聞こえてるみたいなやつが
もうちょっとあればいいみたいな感じだったんで
ボー氏
疲れた現代人にもたって、タイのない。
藤原ヒロ
そうそうそう。ずっとね、あのイントロで言ってるけど、
このカフェで隣のテーブルの会話を聞き流してる気分で聞く番組なんで。
ね、まさに。
近藤淳也
そんな広菜にね、ちょっとこの前呼んでいただいて。
藤原ヒロ
いや、本当。ありがとうございました。
すごい、だから広菜史上だいぶ意義のある回でした、あれ。
近藤淳也
ああ、内容がありすぎた。
藤原ヒロ
だいぶ中身がある。
それは失礼しました。
面白かったです。
でも私個人的に、近藤さんの家に対する価値観とか考え方とか求めるものとかっていうのが、
他の話もしましたけど、他の濃い話もしましたけど、
結構興味深いものになってるんじゃないかなとは思ったんで。
近藤淳也
そうですか。
ボー氏
すごい珍しいというか個性的な話やったなと。
藤原ヒロ
そうそうそう。
あれはまだ編集はしてないんですけど
ボー氏
いつになるかはわからんけど
近藤淳也
今の時点では
どっちが先なんでしょうね
藤原ヒロ
あーどうでしょうね
ボー氏
特にスケジュールが決まってないんで
藤原ヒロ
いやでもね多分
再来週?
近藤淳也
2週間後分ぐらいのところだと思う
じゃあたぶん
12月中ぐらいで
藤原ヒロ
うんうん
12月中には絶対流すと思います
近藤淳也
12月中か1週ぐらいかもしれないです
藤原ヒロ
あ、ほんまですか
そっか
近藤淳也
両方じゃあ聞き暮らしていただいたい
藤原ヒロ
全然テンションは違うと思う
テンションとあとこの音の綺麗さが全然違うと思う
ボー氏
音の綺麗さをちょっとお金がかかってる
藤原ヒロ
だいぶこっちは整ってるんで
だいぶ綺麗になってますよ
いやほんまですか
アプリで強制的にいじってるところがあるんで
絶対こっちの方がまっとうな音源だと思います
だいぶ話が広がって
近藤淳也
ちょっと待ってほんでだから
大学から最後ぐらいに雑誌に初めて
藤原ヒロ
大学の3回生の時
回生っていうのも西だけらしいですね
だから3年生の時にちょっと担当さんがついたんですよ
白星者のララっていう雑誌の方で
近藤淳也
ちょっと待ってください
え?急に?
藤原ヒロ
急に投稿者に担当さんがつくっていう のは普通なんですよ
ボー氏
掲載前に
藤原ヒロ
掲載前に 雑誌に投稿して
投稿っていうのは常に受け付けて いて
近藤淳也
こんな作品描いてみましたって言って 素人っていうかそのプロじゃない
方が
ボー氏
はいそうです
近藤淳也
持ち込みみたいなものですよ
藤原ヒロ
持ち込んだら
そうですね雑誌によっていろいろ あるんですけど
毎月やったり各週やったりとかで
月例賞みたいなそこでちょっと一旦
漫画家なりたい人はとりあえずそこに出しましょうみたいな賞があって
それにまず出してたんですよ
そこで担当さんが見込みがあるって思う投稿者の人に担当つくっていうのが当時あって
ちょっと今とはいろいろ形が変わってるんですけど
私の時代はそういう感じであって
その担当さんと一緒に
作品を完成させる前に
その担当さんに下書きみたいな状態で見せて
もうちょっとこうやって直しましょうって言われて
ちゃんとした原稿を書くみたいなのを
初めてそこでするんですね
自分だけで作り上げてたものと
大きく変わっていくんですけどそこから
その担当さんと一緒に作り始めて
これやったらデビューできるかもみたいなタイミングで
年に何回かあるような大きい賞に投稿するんですよ
それが何々賞以上やったらデビューできるみたいな
そこでデビューっていう形が決まる
ここを取ったら今度は商業作家になれるよっていう
その分かれ目なんですよそれが
なのでそれをこう大学3年生の時に担当さんがついて
で4年生の間もずっとこうそういう投稿とかを何作か書いて賞に応募して
で残念やってみたいなをちょっと繰り返して
大学を卒業した直後の4月とか本当春ぐらいにデビューができる賞を取れたので
なんで一応もう何にも就職活動してなかったので
近藤淳也
そういうことですよね
藤原ヒロ
それが就職活動みたいなもんですよね
なので一旦実家に帰って京都に生科大学だったんで京都に住んでたんですけど
一旦実家に帰ってで近くにアシスタントをさせてくれはる先生が居張ったんで兵庫県の中で
近藤淳也
そんなところに?
藤原ヒロ
いますいます
ボー氏
そんな近くもない?
藤原ヒロ
車でちょっと通ってたりとかをしたんですけど
であのそうですね神川町ほど奥じゃないちゃんと街の方の坂さんが居張って
で、そのアシスタントをしながらと、 ほかにちょっとバイトをしながら
新人作家時代を過ごしみたいな感じでした。
近藤淳也
その、なんか大学出る出ないぐらいで、 今、雑誌の賞を取ってデビューっていうのは
結構いるもんなんですか? 例えば、漫画家、学科の人とかは?
藤原ヒロ
ああ、そうですね。漫画が、本当に私が入った時にできた学部だったんで、
その時点でデビューしたとか掲載されたっていうのは、本当に一握りやったとは思います。
ただ、ゼロではなかったような記憶がありますね。
近藤淳也
あ、わからないんですか?
藤原ヒロ
あんまりそこも注目してなくて。
近藤淳也
逆にでも、その、嫉妬されません?
いや、知ったとかは全然… 漫画学部じゃないとこから一人…
藤原ヒロ
でも、当時別にその学校内で
そういう雑誌に投稿して担当ついてるとかっていうのも
他に言ってなかったし
でも、なんかその、多分同じぐらいの世代
私よりでも下なのかな
あの、漫画学部出身のめちゃくちゃ売れっ子さんっていうのは
かなりも居はるので
当時はちょっと始まりすぎて
全然最初の方すぎて
当時はいなかったけど
もう随分私より全然はい
なんでそんな嫉妬するような
対象ほどではないので
いやいやいや
近藤淳也
十分すごいと思いますけど
じゃあ本当に就職活動して
就職ぐらいのタイミングで
藤原ヒロ
ちゃんとデビューが決まってっていう
近藤淳也
なんなんですかその
藤原ヒロ
いやまあ運が良かったのと
あと親に何にも言われなかったっていうのがありますね
就職活動ちゃんとしろよっていうのも全然言われなかったし
それは本当に3人兄弟で兄2人がいてて
私1人女やったんですけど
親の価値観として
まあ古風というか女の子やったら
就職せんくても誰かにとついたらいいやろみたいな感じがあって
なんで実家に帰る、別に就職活動せずに どこに勤めるわけでもなく
家に帰ってくるっていうのも、何にも ちくちく何も言われなくてっていう
近藤淳也
でもご理解のある方で良かったですね
藤原ヒロ
そうですね、そこで何か言われてたら やっぱりある程度は
ちゃんと就職活動しながら漫画を描かないといけないっていうので 時間が取れなかったと思うんですよ
結構私すごく書くのが早い作家みたいな感じで最初情報がられてたので
何本でも出してくるわこの子みたいな
それってすごく編集側からするとありがたいんですよね
数打ち当たるというか
1回1回が遅いと
なんかこの子本当に連載できるやろかみたいな不安ってあるじゃないですか
できなくてこの子を落としちゃうみたいな
そのあと気分にムラがあるとかっていうのって
扱いづらいみたいな感じの警戒心があるかもしれないけど
私基本ずっとこの性格なので
ですごい出してくるから
まああのすごい売れないかもしれないけど
乗っけてやろうって思われる方やと思うんですよ
近藤淳也
まあでもねその続ける力っていうのも
すごい才能ですよね
藤原ヒロ
そうですねだから自分そこは才能やと思ってて本当に
あと人とうまく喋れるっていうのも
担当さんと喧嘩せずに
ちゃんと言いたいことを言い合って
作品に落とし込むっていうのができるっていうのも
これはある意味才能やなと
なんかうんちゃんとありがたいと思って
近藤淳也
それは学生時代に遊んでたのが生きてるんじゃないですか
藤原ヒロ
なんか人がどういうのかっていうのは常に興味があるかもしれない
何を考えて
そうですね
なるほどね
近藤淳也
デビューしてどうなったんですか
藤原ヒロ
デビューして
近藤淳也
どんどん話がそれに
藤原ヒロ
大学卒業してデビューっていう形 ですけど
すぐに食べていけるほどの稼ぎ はないわけですよ
やっぱ新人作家っていうのは 原稿料だけなので
原稿料っていうのは原稿1枚いくら みたいな感じだったんですけど
安い方って言われてたんですよ 出版社単位で
やっぱりその値段ってまちまちなので私がお世話になってたその白銭車っていうのは
新人の原稿料が安いみたいな感じでよく言われる有名な感じだったんですけどただその
確かな実力をつけて叩き上げの作家が多い出版社でもあるみたいな感じで
1回売れたらすごいみたいな本当にちゃんと実力のある作家を育てる出版社みたいな感じで
当時言われてたんで別にこう安いことにすごい不満があるわけではないけども
食っていくのは必死やなみたいな感じで
でえっとアシスタントもしながら
ユニクロのオープニングスタッフとか近所でバイト募集があったんで
そういうのもやりながら
ただそのユニクロで働いてる間に働いてオープニングスタッフなんで
研修期間が長かったんですね
他のお店で研修して
でいざそのその店がオープンするときに
使い物になるようにみたいな感じで
だから何ヶ月間か研修期間をやってたんですけど
その研修期間に結構その読み切りやけど
掲載が決まることが多くて
でちょっとなんだろうな
いい感じやから担当さんに
そのバイトで忙しくするのやめてって言われて なんかそんな感じでオープン直後に辞めるって言う
研修をしてたのに
そんな感じで辞めましたねあんまりだから長くはオープン本当に何週間かいたかなぐらいの感じで
それもユニクロの面接の時に言ってたんですよ
自分は今漫画家をやろうと頑張ってて
そっちが忙しくなったら
もうこっちはちょっとやめるつもりでいますみたいな感じを
面接の初っ端で言ったんで
こいつおもろいなって思われたらしくって逆に
なんでやめたいですって言ってる時とかも
全然その文句言われず頑張ってなみたいな話でした
面白いですねユニクロ店員一心やってたんですね
でも辞めてで普通にこう新人坂として読み切りをいくつか書いてみたいなしてたんですけど
言うてもう年金払うのですらしんどいみたいなぐらいにカツカツやったりはしたんですよ
っていうのも2ヶ月に1回乗るか乗らないかみたいな世界なんですね最初って
でその1回乗っても現行料で
まあそのなんでしょうね
何十万とちょっとまとまって入りはするけど
それでいつまで食っていけるかみたいな
私は実家に住んでたんで全然余裕はある方やったんですけど
貯金ができるわけもなくみたいな感じでどんどん減っていってカツカツになって
でまた経済決まってはいちゃんとお小遣い入ったみたいなぐらいの感じを繰り返してたんで
ユニコロ辞めはしたけどやっぱ厳しいわってなってイザカエのバイトをしたんですよ
またバイトに戻ったん?
イザカエのバイトを始めた直後に会長はメイド様が連載になるって決まって
イザガイも1ヶ月で辞めて
近藤淳也
また
藤原ヒロ
その時は担当さんに
いやでもほんま厳しいんですよって
もう月々の払うべきもの払えないんですよって
泣きついたんですけど
そこは頑張ってって言われて
そういう感じ
それをその時にそうやって担当さんに
本当に泣きついた
ちょっと涙声で泣きつくみたいな感じで
やりとりをしたんですけど
会長はメイド様がもう軌道に乗ってだいぶ調子良くなった頃に
本当あの時ちょっともうなんかポケットまででいくらか貸した方が良かったかもしれないって
後悔してたみたいな感じで言われて
それぐらい本当カツカツの空気感を出しながら
近藤淳也
まあね泣き出すぐらいだね
藤原ヒロ
やってでまあ会長はメイド様が
ボー氏
デビュー前に読み切りで何回か掲載されてる作品
僕読ましてもらったんですけど
結構シリアスな内容やったりとか
どっちかっていうと
僕のこの言い方が合ってるかどうかわかんないですけど
なんか文学的な感じ
近藤淳也
自分の巣が結構出てるような作品があって
ボー氏
僕はそっちはそっちですごいいいなって思うような作品だったんですけど
確かにメイド様の一話とかすごいエンタメに振り切った感じで
そのまあ本人が言うみたいにちょっと色物感もあるような
当時の時代に合わせたというか
近藤淳也
ちょっとだけ解説してもらっていいですか
藤原ヒロ
会長はメイド様の話ですか
会長めがさんは男まさりな女主人公がいてて
三崎っていうんですけど
三崎は元男子校の高校の生徒会長をしてるんですよ
元男子校なんですごく男子が80年代の空気感の感じで
素屋な子たちが多くて
でそれをもう本当あの鬼ババアみたいな感じでこう言われるような感じで
こう叱って風紀を正していきたいみたいな感じの
三崎っていう女主人公がいるんですけど
その子が家が貧しくて
でその周辺で割の良いバイトって言ったらメイド喫茶みたいな感じで行き着いてしまって
実際は全然他にあると思うんですよ選択肢が設定上
そうなって、学校ではすごい厳しい生徒会長ってやってるのに、
メイド喫茶で「おかえりなさいませご主人様」とか言ってるみたいな、そのギャップがあるキャラクターで、
同じ学校に完璧な、何でもできる男の子がうすいっていう子がいてて、
でそのうすいが偶然そのメイド姿で働いてる三崎を見て
面白いじゃんみたいな感じになるっていうすごい
ベタベタな感じの始まり方の興味を持って
近藤淳也
なんかつきまとわれてみたいなやつですねはいはいはい
藤原ヒロ
もうそうなんかね32ページっていうすごい短いページ数で
めっちゃキュッて詰め込んだエンタメみたいな感じの学園ラブコメみたいな感じでした
なんで別になんかこう恋愛関係になるほどでもない感じだったんです1話目は
なんかもう弱みを握られるぐらい
ボー氏
学校で有名なかっこいい人やけどなんかちょっと読めない人みたいな人にこう
藤原ヒロ
普段見せられないところを握られて面白がられるみたいなそういう話
なんで、まあなんか、あの、その三崎っていうキャラクターが
私、多分当時の私にすごく近いメンタルというか
あの、まあ本当に何くそで頑張るみたいな
その漫画家としてもすごい必死でやってる感じとかもあったし
別に男の人苦手とか嫌いとかではないんですけど
なんかそのギャップっていうのを出すために
そういう感じの気が強いっていうのが
男嫌いみたいな感じに行っちゃった方向なだけであって
気の強さみたいなのは割と自分の中にもある要素ではあったんですよ
なので
三崎っていうキャラクターはすぐに立って
ただ薄いっていう相手のその三崎と
釣り合いが取れるヒーローっていうのがすごい難しくて当時
正直その1話目で薄いっていうのは私の中では全然つかめてなかったんですよ
なんでキャラクターができてない状態どちらかというと
三崎はすごくできてるけど薄いができてないから
えこの漢字でどう進めたらいいの?みたいな続編って言われてもみたいな感じがあって
で、なんかほんまこのちょっと原稿料をもらうためにちょっと頑張るために書いただけのやつ
近藤淳也
そんな、そんな膨らませれるかなみたいなのがあって
藤原ヒロ
でもなんかまあ続編って言われてはいってなって
でもそれを考えてる時にもその読者アンケートが集まり始めて
どうやらこれは読者的にもおそらく反応がいいぞっていう判断があって
いや2回じゃなくて3回にしようって言われて
短期集中連載っていう形になったんですよ
もう続編を考えてるタイミングで
マジかってなって
ということはその次の話で終わるとかじゃなくて
何作か書いて程よい感じの作品にするっていう
この見通しを立てながら作品を書くっていう
初めてのことをしないといけないし
どうしようかなって思いながらもでもまぁこれはこれでこう面白いことになってきたみたいな感じでちゃんと切り替わってやる気はすごい出たんですけど
いかにちゃんと盛り上げて面白いやつにしようかみたいなとかあと薄いっていうキャラクターをどうつかんでいこうかみたいな感じで
そこからは結構ちゃんとメイド様の作品に集中して
でこれは短期集中連載っていう感じやけど
なんか2作目3作目あたりで
いやもっといけんじゃないかっていう判断がされて
でおそらく連載になるぞみたいな感じで
どんどん進めていく感じになって
となるとこういろんなキャラクターを他にも
こうサブで出していけるしっていうので
結構その世界観が私の中でも
ちゃんとスムーズに広がることができたというか
でもなんかねその作中で
とあるキャラクターに喋らしてることがあるんですけど
なんか私自身その当時メイドキスターっていうのが
流行り始めた頃にその作品を書いてるんですけど
行ったことなかったんですよ
近藤淳也
イメージの世界みたいな
藤原ヒロ
秋葉原とかもそんなに興味を持って接してたわけではない人種やったので
後ろめたさとかがあったわけですよ
自分がすごい興味ある分野でもないのに
なんかこうなんやろな
ネットで調べられるだけの知識で書いてるみたいなとかがあって
申し訳なさとこう
のめり込めない後ろめたさみたいなとかがあったんですけど
これじゃいけないなっていうのはずっとあったんですよ
やっぱりなんかその格にあたって
誠実でありたいとかあるじゃないですか そのテーマなり何なり物事に対してなので
一応すごいそこから担当さんと一緒に秋葉原とか大阪の日本橋の方とかもそうなんですけど
いろんなところに打ち合わせと称してメッドキッスは巡るみたいなとかいろいろやってたりとかしつつ
ただまあ私そんなにそこにはまるタイプでもないから
そこらへんも主人公の三崎と似てるんですよね。
なんかその流れ上そこに身を置いてはいるけど、
なんかその他で働いてる、好きでそれに接してる人ほど好きになれない申し訳なさみたいなのがずっとあるけど、
それをずっと申し訳ないって思ってることが無意味というか、
それはそれで楽しめばいいじゃないみたいな感じの、
他人を楽しませようと思うんだったら自分が楽しむことが一番でしょみたいな雰囲気のことを作中で
そのメイドキッサの店長っていうキャラクターにしゃべらしてるんですけど
それで自分を落ち着かせたみたいなところがありました
そこから割とその開き直ってそこに最初からいてた自分じゃないけど
だからこその自分で描ける作品
その「海長はメイド様」っていう作品が
ゴリゴリのそっちの秋葉原の空気感ではなくて
ライト層の学園ラブコメの中にあるメイド喫茶を描いてるんだよっていうので
それはそれであんまり他にはない作品になったのかなみたいな
ボー氏
作品の主人公がメイド喫茶で働ききっておきながら
メイド喫茶で働くことにちょっと抵抗があるみたいな
みんな普通はやりたくてやってる人らが出てくる作品やのに
藤原ヒロ
そうそうそう
それが作者の気持ちとシンクロしてるみたいなところがあった
藤原ヒロ
そうそうそう
ちゃんとその
本当に好きで働いてるっていうキャラクターも出してて
その子からちゃんと嫌われるんですよ
そういうところで自分の気持ちもそうやって
そうやって責められてもおかしくないって思いながらも描いてるしで
近藤淳也
漫画の中でやってると自分の気持ちの葛藤を漫画の中で描いてるっていう感じ
なんかねその競争者に単行本を置いてもらってたんで
藤原ヒロ
僕もちょっと読ましてもらいましたけど
近藤淳也
なんかそのなんか最初のやっぱり
導入というか勢いがありますよね
藤原ヒロ
なんかさっきの1週間でその本当の勢いとかなんかそのお金ないっていう
近藤淳也
漢字とかが裏にあったのかなって思うけど そういうこう勢いを感じて
藤原ヒロ
なるほどって思いました
近藤淳也
坊主さんはめっちゃ読み込んで
藤原ヒロ
そうですね
ボー氏
僕は何回か読みましたね あの通して
藤原ヒロ
いやまあでも坊主はそれを読んだ上で 私に興味を持ってあったんだよね
だいぶ大きかったんではないかと
ボー氏
だからすぐそばにこの書いた人がいるから いろいろ聞けるじゃないですかこの漫画のことが
近藤淳也
それがすごい僕は恵まれてた環境だったので
ボー氏
これってどういうことなの?みたいなのを
近藤淳也
すごいその時聞いてたんですよ
藤原ヒロ
本当失礼でしたけどね
最初「これどういうつもりで書いたんですか?」
みたいな聞き方しあるから
少女漫画の学園ラブくんを読んで
詳しい説明というか感想なしに
ちょっと半笑いで
これどういう気持ちで書いたんですか?
近藤淳也
言われたら腹立つじゃないですか
最初そういう感じだったんやけど
藤原ヒロ
そういう感じで近くに他の 会員さんも居たんですけど
腹腹されてました
これそんな聞くとして大丈夫みたいな
作家さんにいきなりそれを聞く かみたいな
その辺も全部ちゃんと冗談として 流れる空気感やったんであれなんですけど
それぐらいの直接的なそういう 感じで
藤原ヒロ
それが何歳ぐらい?
えーとね、何歳や?
近藤淳也
覚えてない?当時のこと覚えてない?
藤原ヒロ
全然覚えてない。
30代前半とかじゃないかな。
やった気がしますね。
近藤淳也
何が一番大きかったと思います? そのヒットした
藤原ヒロ
ヒットした要因?
私に勢いがあったんじゃないかなって
近藤淳也
ああ勢い
藤原ヒロ
あの作品をなんかに込めてる 熱量がすごかったような気がします
キャラクターに対してでもそうやし
あのもうがむしゃら感が出てる作品やなって 自分は思うので
なんかその技術的な何かとかそんなんでもなく
単純に呼んでて熱いなって思う作品って面白いじゃないですか
溢れてる感じはありますね
なんでそこやろうなって思います
なんかこう話がこう上手いとか
そういう明確に言える何かとかじゃなくて
熱いなって思わせるものが当時かけてたんじゃないかなっていう
結構そのメイド様に関しては続編を書いてくださいみたいな感じで言ってもらえることが多いんですけど
それはだから今の自分が書いちゃうともう落ち着いてしまってるから違う作品になっちゃうっていう怖さがあって
あんま書こうと思えないみたいな若い時に書いた作品やからこれでまとまってる気がするっていう
なるほど
近藤淳也
でもそうなると最近はどうされてるんですか?
その後はどうされてるんですか?
藤原ヒロ
いや、作風に関してね
雪は地獄に落ちるのかを
メイド様が終わった直後から始めようっていう話だったんですよ
近藤淳也
2014から始まってますもんね
藤原ヒロ
もうメイド様の最終回に自作予告みたいなのを載せようみたいな感じで
担当さんがもう
近藤淳也
間髪入れず
藤原ヒロ
間髪入れず
近藤淳也
そんなちょっと疲れてたのに
藤原ヒロ
めっちゃ疲れてたんですけど
近藤淳也
休ませてよって話ですよね
藤原ヒロ
めっちゃ休ませて欲しかったんですけど
ただメイド様の読者をずっと掴んでおきたいっていう
編集さんの気持ちもわかるじゃないですか
なのでまあその間髪入れずに頑張ろうってなって
で同じような系統やったら
もうそれだとメイド様買いときゃよくない
っていうなんか思われそうっていうか
似た作品やとなんか改めてやる意味がないような気がしたんで
自分の触れ幅を思いっきり触れさせた作品を書こうって思って
近藤淳也
ダークファンタジーになったんですよ
藤原ヒロ
なのでこれはこれでめちゃくちゃ苦労して
すごい大変やったんですけど
まあでも全6巻でその時の自分の実力を出し切ったな
みたいな感じではあるんですけど
苦しみましたね
近藤淳也
ああそうなんや
うん
藤原ヒロ
あのいい作品にはなってるって思えますけど
めっちゃ辛かったっていう
近藤淳也
これは僕は読んだことがないんですけど
学園ものではない?
藤原ヒロ
学園ものですね
京都を舞台にしてて
近藤淳也
基本全部学園ものなんですか?
藤原ヒロ
あそうですね
近藤淳也
それはなんか縛りがあるんですか?
藤原ヒロ
いや結局なんかやっぱ自分が
あの読み切りとかやったら
全然別の漢字で私書ける気はするんですけど
長く続けるもので
学園以外リクエストされたことがなかったかもしれないです
今までのでも今新しい担当さんは
学園じゃないやつとかも読みたいって言ってくれてあるんで
もしかしたら次の作品は違う感じになるかもしれないという感じですね
近藤淳也
学園って基本高校とかですね
藤原ヒロ
基本的に高校生説
ボー氏
ほとんど出てこないですけどね
藤原ヒロ
2つ目の
最初の設定としてはあるんですけど
ボー氏
ずっと戦ってるんで
藤原ヒロ
そっちなんや そうですね
そういう感じなんですね
近藤淳也
全然少女漫画じゃない感じのバトル
ねえ高校時代ってだんだん離れていくじゃないですか
藤原ヒロ
年取ったら そうですね
近藤淳也
どんなやったっけって
だんだん遠くなるんじゃないかなと思うんで
ずっと書くのもすごいなと思うんですけど
藤原ヒロ
だからね、多分私、高校生っていう設定ですけど、
キャラクターみんな大人やと思うんですよ、メンタルが。
なんか全然その高校生って思いながら描いてないです。
でも、なんか高校生らしい高校生を漫画で読みたい場合、
多分ララ読まないだろうな、言えのがあって。
じゃあまあ設定として学校があるけど、そこはそんなに。
そうなんですよ。多分マーガレットとかそっちを読まはるんじゃないかなっていう、
高校生らしい恋愛を多いよみたい場合とか
男の子を見たい場合とかは
で、じゃあ「雪は地獄に落ちるのか」は結構苦しまれて
藤原ヒロ
苦しまれて
近藤淳也
じゃあ「かいちわメイド様」ほどはそんなにあれだったんですね
藤原ヒロ
なんていうかね、どっちもそのやりがいっていうのは同じぐらいし
すごいどっちもカロリー消費したなみたいなのがあるんですけど
「雪は地獄に落ちるのか」の場合は
自分がもどかしい
なんかもっとうまかったらもっといい感じで描けるのに
っていうもどかしさがすごいある作品やって
バトルシーンとか
そもそも私少年漫画が好きなんですよ
なので少年漫画のすごい迫力のある画面とかって
めっちゃ憧れるんですけど
それを描き慣れてないし
練習もしてないし
自分が目指すレベルに自分が到達してないので
もっとかけるはずのこの話で
この展開でこういうやつだったら
もっと勢いのある画面ができるはずやのに
もう自分の実力これしかないみたいな感じで
そういう意味で苦しんだっていう感じですね
近藤淳也
技術的なちょっとその得意とは違うところ
藤原ヒロ
そうですね自分が好きなジャンルやけど
全然実力が追いついてないっていうところでした
近藤淳也
それが2年間ぐらいで連載を得られて
藤原ヒロ
そうですね
それもだいぶ私が疲れ切った感じの
ボー氏
書き込みはすごい疲れるような
労力がすごくかかってる漫画やったんで多分
余計疲れたんじゃないかな
藤原ヒロ
これが一番の人が死ぬみたいな感じのが 出てくるやつでしたね。
わりとダークな感じで、 内容もだいぶ重たい感じだったんで、
やっぱその内容を考えるにも、 作画にもすごい消費したなっていう感じでした。
なるほど。いやー大変ですね。
近藤淳也
まあじゃあいろいろ広げながら
藤原ヒロ
お互い頑張りましょう
私の方が
今はね
ボー氏
仲間として
藤原ヒロ
仲間として本当にすごく気持ちがわかる
うんうん。
近藤淳也
なんか今後の決まってることとかは 特にないですか?
藤原ヒロ
決まってることは、来年の2月ぐらいになるのかな。
春までに、月島君の殺し方の最終巻4巻が出るっていうのが、
まあ確実な決まってることですね。
はい、それぐらいです。
ボー氏
それに向けて最近、表紙を書いたりとか、
藤原ヒロ
そうですね。
ちょっとありましたね。
やってるところです。
はいでまぁ連載は来年のうちに立ち上がると嬉しいなぁぐらいの感じで今は思ってます
近藤淳也
でもそんなに開かないですね
藤原ヒロ
そんな開かないです
そんな開かないのはもう今家を建てているので
働かんとみたいな感じになってます
ボー氏
でも書きたいっていうのもあるし
藤原ヒロ
あの新しい担当さんとの会話の盛り上がり方で結構その
あ、なんかこの担当さんが求めてるものを ちょっと早く書いてみたいなみたいなのがあるので
そうですね、やる気が出てるところですね、今
近藤淳也
じゃあそこの担当さんとのなんか感じが いい感じなんですね
藤原ヒロ
そうですね
近藤淳也
それはいいですね
もっと広げたいこととかはあんまないんですか? 家以外に
藤原ヒロ
家以外に広げたいこと
でもそういうのって突然出会うもんじゃないですか
ボー氏
急になんか
近藤淳也
まあ、ハマるとかはなかなかコントロールできないですからね。
藤原ヒロ
予想つかないというか。
ボー氏
前もってこれがしたいなと思ってたのに手を出すっていうよりは、
藤原ヒロ
ほんまに急にやり始めることが。
あんまり自分で自分のことがわかってないタイプです、私。
わかってたら予想できるものに向かっていくじゃないですか。
出会ってみると意外とハマったなみたいなとかありますね。
近藤淳也
うん、みんなそうじゃないですか?
藤原ヒロ
いや、帽子はそうじゃなくない。
近藤淳也
僕は興味持たないことはやっても絶対興味持たないんでわかってるからやらないっていうことが
これ好きかもしれないなと思ったらすぐやるって
ボー氏
そのままハマっていくみたいな感じなんで
あんまりそういう突拍子もないことにハマることはあんまりないですね
藤原ヒロ
好き嫌いがすごいはっきりしてるんで
近藤淳也
なんかオキュラス買ってませんでした?
藤原ヒロ
オキュラスは買ってません
近藤淳也
あれは何してるの?
藤原ヒロ
あれは大元は何が目的だったかというと
コロナ禍であんまりみんなで飲んだりとかできなかったじゃないですか。
で、そのVRチャットとか、
ああいうみんなでワイワイする、
それをVRの世界でするみたいなとかにちょっといいかもって思って。
メタバース飲み会みたいなのを元々したかった。
藤原ヒロ
すごい先進的ですね。
近藤淳也
あの時期に買ってるって結構やなと思って見てましたよ。
僕もまだ買ったことないもん、VRボグルとか
藤原ヒロ
いやー、なんか興味はすごくあって
それで、こうちょっと買いたいってなって
買ってみたものの、あんまりその、そっちには行かずに
結局ずっとフィットネスをやってますね
近藤淳也
で、付けてフィットネスをするの?
藤原ヒロ
付けてVRの空間で、えーと、なんやったっけな
ボー氏
インストラクターみたいな、その3Dのキャラクター
近藤淳也
E-Fitみたいな感じ?
藤原ヒロ
それのクオリティー高い版みたいな感じですね
ボクシング的なやつと
あとHIITって書いてヒートって呼ぶんかな
なんかそういう短時間で
有酸素運動と無酸素運動を繰り返すみたいな
そういう効果的なやつがあるんですけど
それとダンスとっていうメニューが分かれてて
いろんな何分間どれぐらい激しくやるかみたいなやつも
結構詳細に分かれてるアプリがあるんですけど
それで元気な時は夜それで運動して
汗びちゃびちゃになって終わるっていう
体力作りをしてるっていう
近藤淳也
それがOculusのメインの使い方ですか
藤原ヒロ
私の中でそうなってしまってますね
今はそうなってる
近藤淳也
そのVRのみかやできたん?
できてないです
近藤淳也
できてないんですか
知り合いが誰も持ってないっていう
近藤淳也
じゃあできたことがない?
藤原ヒロ
ないしVRChatは試しに入ってみたことあるんですよ
いろんな人がその辺にいるっていう そういうやつなんですけど
初心者が行くような部屋に行って
日本人と喋ったことなくて
日本語勉強してるみたいな感じの
海外の人に喋りかけられて
あわーってしてるぐらい
あわわわみたいな感じが
じゃああんまり本格的に思ってたところは
そうですね
近藤淳也
相手がいなさすぎる
藤原ヒロ
そうなんですよ
もし担当さんとかが、もしそのOculusとかを使ってたら、打ち合わせをそれでやるのは面白いなとか思うんで、
なんかその当時言ったんですけど、全然買ってくれないんで。
近藤淳也
まあそっちはどれぐらい広がるか。まだね、持ってる人が少ないから。
ボー氏
でもなんかそういうのを今の段階でちょっと手を出しておきたいみたいな。
近藤淳也
そういうのも結構好きですよね。
藤原ヒロ
そうですね。新しいもの好きですよね。
ねえ、Podcastも早いし、全然僕よりネット側活に色々やってるやん、みたいな感じがしますよ。
期待値がそんなに高くないんですよね。
Oculusに関しても、そんなに今は大したことがないかもしれないけど、とりあえず序盤で経験しておきたいみたいなのがあったので。
でも、VRChatに足を遠のいてるのは酔うっていうのもあります。
ボー氏
3D酔いが酔い?
藤原ヒロ
すごい酔う
あ、そうなんだ
階段の上り下りみたいなところをやると、余計に酔うっていう
上下の移動を脳ではするけど、体はしてないみたいな
近藤淳也
ちょっとラグがある
藤原ヒロ
そうですね、なんか三半期間やられるみたいな感じがあって
でもそのフィットネスは、もう立ってその場でやるやつなんで
全然酔わないしっていう
そうですね
はい、いろいろやってみてる感じです。
近藤淳也
ちょっともう、追いつけるように頑張りたい。
藤原ヒロ
いやいやいやいやいや。
全然近藤さんの死外地とかに追いつけないですよ、私。
近藤淳也
それなのと、そっち追いつくのはだいぶ。
藤原ヒロ
やってることの大きさというか。
いやいやいやいや。
すごい。
近藤淳也
じゃあまあ、そんなとこですかね。
藤原ヒロ
はい。
近藤淳也
じゃあまあ、いつもの質問ですけど。
藤原ヒロ
はい。
近藤淳也
藤原さんにとっての幸せとは
これ二人とも聞きたいな
藤原ヒロ
そうですね
ボイス
近藤淳也
だってね
藤原ヒロ
聞かれたらどうしようって言って
ブログに書いてたから聞きたい
先にじゃあ
だって閉める方がいい?
近藤淳也
いや、僕にそんな話?
ボー氏
聞かれたらどうしようじゃないんですけど
あれは僕はあんまりそういうことを考えたことがなかったんで
どういうことなのかなと思って
あなたにとっての幸せは何ですかみたいな質問を
近藤淳也
アンナホンラジオで毎回されてるのを聞いて
ボー氏
人がこう答えるんやったら自分だったらどうなんかなみたいなのを
改めてその時に思って
でもなんか自分の幸せとかって全然考えたことないなと思って
考えてみても
近藤淳也
自分の幸せ考えたことないんですか?
ボー氏
ないですね なんかなんなんかなと思って
自分にとってってほんまに 振り返ってみて
幸せってなんなんかなと思ったら やっぱり他の人も
ちょっとそういう近いことを 言ってはったなと思ったんですけど
近藤淳也
なんか幻想ですね 虚像というか
ボー氏
音威楽もんであって実体のないもの かなと思って
藤原ヒロ
他の人っていうのは、あれやな、結婚の話とかかな。
ヒロナンの方で喋る。
近藤淳也
連想、繰り返してますね。
ボー氏
幸せっていうのは、大い学目標やったりとか、理想のものでしかなくて、
実際それに目指して、向かっていったりとかすることはあるかもしれないんですけど、
でもそこには届かないというか、実態はまた別のものとしてあって、
近藤淳也
実際にそれが幸せかっていうと、また違うなと。
藤原ヒロ
でもね、本当に「普通、幸せって求めるやん」みたいな話をしたときに、
幸せを求めたことがないってずっと言うんですよ。
近藤淳也
幸せになりたいとかっていう思いがないというか。
藤原ヒロ
そう、やね。
ボー氏
あんまり僕にとっては遠いもの。
幸せ。遠いもの。
ボー氏
今こうやって結婚して一緒に生活して
それが幸せかって言うと
それは全然幸せだと思うんですけど
ただその中にも辛いこととか苦しいこととか
葛藤もあるし
頑張ることはやっぱ頑張って
それを維持しようとすることなんで
それは幸せって言うよりは
生きるっていうことかなって自分は思ってるんで
藤原ヒロ
幸せのカテゴリーに入るものが少なすぎるというか
ボー氏
それはそれなりにやっぱり頑張ることやし 努力することやし
藤原ヒロ
生きることをしっかり踏み抜いていくというか
ボー氏
そんなあんまり楽観視はしてないなと思って
今の状況が良くてもあんまりそれを
幸せやなって言って喜べない 素直に喜べない
藤原ヒロ
気を抜けないんですよずっと
近藤淳也
まあ期待値下げといたら