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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。
こちらのポッドキャスト。
本日は、太陽で見つかっている11年周期というものが、他の星でも見つかったというお話をしていきたいと思います。
こういうお話、結構何度か活動周期みたいなのを紹介させていただいていると思うんですけど、
こんな感じで、やっぱり他の星で見つかる現象っていうのが、実際に太陽とどれくらい近いのかみたいな研究っていうのは、
やっぱり最終的には私たちが暮らしている身近な太陽ですね。
太陽の理解につながるっていう意味で、他の構成の研究をするっていうのは非常に重要なことになっているので、
今回も皆さんにそちらのほうをお届けできたらなと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
早速、毎日恒例の緊急報告というか活動報告になりますが、
昨日のポッドキャストでも話させていただいた通り、今日で27歳になりました。
TwitterとかInstagramとかいろんなところで誕生日のメッセージいただけて非常に嬉しく思っております。
去年の誕生日の時とかは、別にこういうふうに大々的にSNS展開だったり、
メディアを書いてみたり、喋ってみたり、動画撮ってみたりとかっていうのはしていなかったので、
そういうところでつながりができた人たちからそういうコメントがいただけるっていうのは、
ここまでの8ヶ月、10ヶ月ぐらい頑張ってきてよかったなとすごい実感しております。
コメントいただいた方、本当にありがとうございました。
そんな感じで、これからも宇宙に興味を持ってくださる方とかが増えていければいいかなと。
そのきっかけになるのがこのポッドキャストだったり、あとはYouTube、他のSNSっていうところで、
どこかが一つでもきっかけになったら嬉しいかなと思うので、
これきっかけで宇宙好きになったわみたいな話とかもぜひどっかのコメントでいただけたら本当に嬉しいです。
なので、27歳も今まで以上に加速して頑張っていければなと思っております。
今後も応援よろしくお願いいたします。
ではですね、早速本題に入っていきたいと思います。
今日の本題はですね、太陽は11年で元気になったりならなかったりっていう活動周期を持ってる中で、
じゃあ他の星ってどうなんだろうっていうところを紹介していきたいと思います。
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でこれ、他の星での活動周期についても実は何度か触れてると思うんですね。
なので、もしかしたら同じような話に聞こえてしまうかもしれませんが、
やっぱり毎日論文が出てる中で、同じところにフォーカスして違う星ではこうだった、
こっちの星ではこうだったっていう話がどんどん出てくるような内容っていうのは、
やっぱりそれだけ業界として注目してるところにはなってるので、
それだけ大事だというところだけ抑えておいていただければいいかなと思います。
今回注目するのは黒点と呼ばれる星の表面にある点ですね。
太陽の画像とかを見てみた時とかって、
太陽の表面に黒いほう黒みたいなポツポツっていうのがあったりするのを見たことある方もいるかと思うんですね。
で、この黒点っていうのが実は太陽の活動性っていうのに非常に重要になっていて、
これがそもそもなんで黒く見えるのかっていうところは、
太陽の普通の表面ってだいたい5000℃ぐらいある中で、
それに比べて1000℃ぐらい低いんですよ。
1000℃ぐらい低いので、単純に星っていうのは暑ければそれだけ明るくて、
温度が低ければそれだけ光が弱いみたいなイメージになるので、
温度が低いってことはそこは周りに比べて暗くなると。
っていうので黒点の部分が相対的に黒く見えてるっていうようなイメージですね。
で、ここ、昨日とかもお話しさせていただいたような太陽フレアって呼ばれるもの。
その太陽フレアって呼ばれるのは実はこの黒点の上で発生するというのが特徴としてあります。
なので、星をずっと長い間見てたときに黒点がたくさんできるときとそうでないときっていうのがあって、
黒点がたくさんできる時期っていうのはその分太陽フレアが起きやすい、
非常に危険な状態にあるっていうのがあるんですね。
黒点の多さで太陽がどれだけ活発かどうかがわかると。
逆に今とかですね、2020年とか2021年は比較的太陽の活動性の中でも低い時期に位置しているので、
今のところそういう太陽フレアでの害みたいなのは起こりにくい状況にあります。
その活動性が高くなったり低くなったり、つまり黒点が増えたり増えなかったりっていうのが太陽では11年で見えてる。
11年で見えてるっていうのが太陽の活動性の特徴になるんですね。
そんな感じで11年で見つかってるけど、じゃあ他の星どうなんだろうっていうところが今回の研究のテーマになりまして、
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今回は太陽みたいに単体でいる星ではなくて、他の星と2つペアになっているような星。
ここでも何度か連星ってやつとお話したと思うんですよ。
2つ星がぐるぐる回ってるみたいな。
そんな感じの星を今回はこれまでの観測機、いろいろ合わせて30年間の観測データっていうのを足し合わせてあげると。
そうすると今回この30年間見てると、暗くなったり明るくなったりっていうのが16年の周期で回っているっていうところが今回明らかになりました。
この16年、太陽に比べたら若干長いかなっていう印象があると思うんですね。
実際に私自身が論文の中でまとめてるような星とかっていうのもやっぱり短いものでも9年ちょっととか。
長いものになると20年弱っていうようなのがあったりして、
大体この10年から20年ぐらいの長さで活動周期っていうのを繰り返してる星が多いのかなといった印象です。
結局これなんでこんな活動周期っていうのに注目するかっていうと、
太陽で見つかっているその11年周期っていうのは正直なんで発生してるかまだ分かってないんですね。
未解決問題の一つになっていて、
太陽だけ見ていてもそういう情報って限りが出てきてしまうので、
そうしたらどうやったらより深い理解に持っていけるかっていう方法の一つとして、
他の星、他の恒星でどういう風な周期性が見えてるのかっていうところにどんどん踏み込んでいくっていうような目的を持った研究ですね。
そんな感じで、もしかしたらあと5年10年の間に太陽の活動性っていうところの研究はもしかしたら収縮が打たれるかもしれません。
その時には今回のこの研究だったりとか、他の星の活動性っていうのは非常に重要になってくるかもしれないといったような、
未来への布石になるような研究ですね。
今回はそちらを紹介させていただきました。
今回の話もですね、面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問、あと誕生日メッセージもTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、ちゃんちゃん呟いていただけると嬉しいです。
昨日のポッドキャストを更新したのに対してコメントいただいておりますTwitterネームゆうすけさんからいただきました。
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遠く離れたところで何が起こっているのかって身近に感じることはないけど、確かに現実に起こっているんだよなっていう果てしなさがある。
地球にいてなお宇宙の出来事を観測する技術ってシンプルにすごすぎます。
名前だけは有名なドップラー効果、そういうふうに活用するのねというコメントをいただきました。
ありがとうございます。
これは昨日他の星で起きた爆発で物が吹き飛ばされてくるときに光の種類が若干変わっていくっていうようなのが救急車が通ったときに見えるドップラー効果ってやつと
なんとなく同じようなものが見えてるよっていうお話だったので、
そういうふうに身近な現象と遠くの宇宙の現象っていうのがカップリングしてくるとまた面白みを実感できるのかなっていうので、
嬉しいコメントをいただきました。
ありがとうございます。
もう1件紹介させていただきます。
Twitterネームまーやさんからいただきました。
2回前の放送ですかね。
今年の節分がなぜ2月2日なのかについて教えてもらったよ。
みんな知ってる。
りょうさん質問取り上げていただきありがとうございますということで、
こちらはTwitterでハッシュタグをつけて質問いただいてたんですね。
2回前の放送で節分の日にちが変わってると。
これが太陽の周りを回る、地球が回る時のスピードを人間が小読み上で長尻を合わせていったことによって出てきた弊害ですよみたいな話を紹介させていただいたんですね。
まーやさんから質問いただくまで自分もちゃんと考えたことがなかったので、質問をいただいて自分もちょっと調べたりして、
自分も勉強になったと。
それを伝えて喜んでいただけるっていうのは非常に嬉しい流れだなと思っていますので、
皆さんからの質問もジャンジャン募集しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
今日のPodcastは以上になります。
また明日もぜひ聞いてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。