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2022-06-30 12:57

631. 月を目指すアルテミス計画の第1歩の衛星が打ち上がる【はやぶさ2】【soraeコラボ】

大人気宇宙ポータルサイト「sorae」とのコラボ

「ロケットラボ、NASA超小型衛星の打ち上げに成功。ゲートウェイ建設予定の軌道で運用テスト実施へ」

https://sorae.info/ssn/20220629-capstone.html


月面探査、火星探査を目指すアルテミス計画において、

最重要なのは月ゲートウェイと呼ばれる宇宙ステーションの建設です。

その軌道が本当に正確なのかを調査する研究を紹介します。


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今回は、月面、そして火星を目指すアルテミス計画と呼ばれる重要な世界中が目指す研究の計画に対して、第1歩目の人工衛星がとうとう打ち上がり、そして見事その打ち上げが成功したというお話をしていきたいと思っております。
実際に、今後、月面に宇宙飛行士が立つ、だったりとか、10年後とかに月面に100人、1000人住んでるっていう未来を実現させるための重要な研究の第1歩になっているので、ぜひ皆さん最後まで楽しんでいっていただけたらと思います。
【佐々木亮】佐々木亮の宇宙話。
【佐々木】2022年6月30日始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日はですね、アルテミス計画と呼ばれる月、そして火星に人類を送り込んでいく、宇宙開発をどんどん進めていく、そんな世界中を巻き込んだプロジェクトの第1歩となり得る、第1歩と言っても過言ではない、そんな研究というか、衛星の打ち上げ成功のお話、そしてどんなミッションなのかっていうのをお話ししていきたいと思っております。
今回のお話はですね、大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっております。
ソラエの方で記事でも読みながら、そしてその記事を読みながら音声でも宇宙を楽しんでいただけるようにコラボしておりますので、もしよければ概要欄から記事の方にも飛んでみてください。
ということで、本日の内容に入っていきたいと思います。
今日紹介するのはNASAが打ち上げた超小型人工衛星、キャップストーンと呼ばれるミッションについてのお話です。
なぜ今回こちらをお話しするのかというと、実際に6月28日にロケットラボと呼ばれるところが打ち上げたロケットによって、この人工衛星が宇宙に運ばれていって、無事予定していた軌道へ投入されたというところまでがニュースとして上がっていたので、
これは紹介していかなきゃいけないなと思って、今回はこちらのトピックを取り上げさせていただいているという状況です。
このキャップストーンと呼ばれるものが、世の中であんまり認知されていないにも関わらず、ものすごく重要なミッションであるというところがあるので、今回はこちらを紹介せざるを得ないというような状況ですね。
これの背景にあるのは、このポッドキャストでも何度かお話しさせていただいているアルテミス計画と呼ばれる、そんな計画が背景にあります。
日本も参加している、NASAが主導となっている宇宙開発の、簡単に言えばアポロ計画の次の段階として設定されているアルテミス計画と呼ばれるものです。
これによって人類は月面に再びたどり着く、そして月面に都市を形成したり、あとは月面にどんな資源があるのかだったりっていうので、月を丸裸にしていく。
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それだけじゃなくて、最終的には月を起点にして火星まで行って、火星に実際に人がたどり着くっていうところまでを見据えたミッションとして、このアルテミス計画っていうのが掲げられているんですね。
これに対して日本の企業だったら、例えばアイスペースって呼ばれるところが月面のランダー、月に着陸する着陸船っていうのを作っていたり、
あとは直接そこの一部に含まれるであろうと考えられているのがトヨタのルナクルーザーと呼ばれる、ランドクルーザーみたいなのを月面で走らせる。
月表面での移動手段として、そのトヨタが今頑張ってガンガン開発している、なんていうところの背景もあるので、結構世界中、そして日本の中でも大きく関わってくる企業っていうのが多そうだなというところですね。
これは今までの宇宙開発っていうのは、いわゆるNASAが主導だったりJAXAが主導だったりっていうところが、
メインストリームというか一番一般的に考えられていた部分なんですが、今後アルテミス計画とかっていうのはNASAが中心となって民間も巻き込んで、
どんどんどんどん宇宙開発を進めていくっていうようなスタイルでどんどん進んでいるので、さっき言ったみたいな一般企業、民間企業の名前っていうのがどんどん出てきたりしますね。
そんなアルテミス計画の中で最も重要なミッションと言われているのが、月ゲートウェイと呼ばれるものです。
これは簡単に言えば、地球の周りを回っている国際宇宙ステーションの月バージョン、これが月ゲートウェイと呼ばれるものですね。
月の周りをぐるぐる回る宇宙ステーションを立てることによって、例えば地球と月を通信する、通信の拠点だったりとか、国際宇宙ステーションでやられているような科学実験っていうのもそこで行えたり、
あとは月面探査の拠点として使われるので、宇宙飛行士が短期的に滞在する場所としてもこのゲートウェイっていうのが利用されると、そういうふうに考えられているんですね。
このゲートウェイは月の周りをぐるぐる回る、これちょっと難しい言葉で言うと、月超楕円曲軌道と呼ばれる軌道に入るんですね。
月の周りをちょっと楕円型でぐるぐるぐるぐる回るみたいなイメージだと思っていただければよくて、そこの軌道をこの月の探査の拠点として使う月ゲートウェイの軌道として使っていくわけなんですけど、
これコンピューターシミュレーションだったりとか、数値シミュレーションによってここをぐるぐる回れば燃料も抑えられるし、
そして月の周りで生活する拠点にもできるだろうと考えられているんですけど、こういうのってあくまで数値シミュレーション、重力のバランスとかを考えた上で可能だと思われているのに対して、
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じゃあ本当にできるのか、そこを確認しに行こうとしているのが今回打ち上げられたキャップストーンと呼ばれる超小型人工衛星のミッションになるんですね。
これが月まで月への軌道に乗って月の周りをぐるぐる回ることによって、この軌道でこれだけの燃料に抑えられて滞在することができそうということが分かれば、
今後のアルテミス計画の月ゲートウェイの軌道っていうのはそこでほぼ確定になるというところになるので、
今回のこのキャップストーンと呼ばれるミッションは明示的にアルテミス計画の一部だというような書き方はされていないものの、
今後月ゲートウェイが使う軌道を実証実験するという意味では非常に重要な、そしてアルテミス計画の本当に第一歩と言えるような、そんな研究だと言えるというところですね。
これに加えて、あとは月の周りをぐるぐる回っているNASAの人工衛星にLROと呼ばれるものがあるんですよ。
これも月全体のGoogleマップみたいなのも作れる、実際に公開されているような、そんな人工衛星だったりするんですね。
それが月の周りの情報っていうのを今までたくさんたくさん抱えてきている、蓄積してきているので、月の情報を得たければこのLROっていうものを使うっていうぐらいなんですけど、
これに対して、このLROと呼ばれる人工衛星と直接的な位置関係を自分で把握して、今月のどこにいるかっていうのを今回打ち上げられたキャップストーンと呼ばれる人工衛星は、
月の近くの自分の位置っていうのを地上、地球と通信することなく自分の位置を把握するような技術の実証実験っていうのを行うみたいなんですね。
これによって何ができるかっていうと、例えば今まで国際宇宙ステーションとかは基本的に地上とのやり取りで、その位置っていうのを把握したり、状況っていうのを把握するようにしていたんですが、
そうではなくてやっぱり月っていうのは遠いので、リアルタイムで命令を送ろうとしてもなかなか時差が起こってしまうだったり、通信障害っていうのが起こる可能性も出てくるので、
そういった時のパターンも想定した上で、今回のキャップストーンっていうところのミッションとして、既存の月探査機との相対的な位置によって自分の位置を把握する技術っていうのが今ちょうど実証実験に乗るというところになっているので、
今回のキャップストーン、実際にもう打ち上げ成功して軌道にも投入されたという話が報道に上がっているので、
今後はここが実際に実証実験して、アルテミス計画の月ゲートウェイ計画問題ありませんよっていうところですね。
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そういった結果を返してくれることを祈って、結論というか実験結果を待っていきたいと思っております。
ということで、今回は大人気宇宙ポータルサイトソラエとのコラボ企画として、アルテミス計画の第一歩、超小型人工衛星キャップストーンのミッションについてお話しさせていただきました。
はい、ということで、そんな感じで今日の本編は以上とさせていただきたいと思ってるんですが、最近の近況報告どんな感じかなっていうのを最後にさせていただこうかなと思います。
皆さんどうですかね?この形式慣れましたでしょうか?
なかなか僕はまだ喋り方としてすごいぎこちないというか、本編が終わった後にここに自然につなげられてるのかなっていうのは若干気になってるんですけど、
そこについてはご愛嬌というか、まだ1週間ぐらいしか経ってないのでね、そこら辺はゆっくりゆっくり慣れていくかと思うので、多めに見てください。
そんな感じで今日もTwitterのスペースっていうのを開きながら公開収録っていうのをやらせていただいてるんですよね。
今回のこの放送が6月の30日、6月30日の朝の放送となっているわけなんですが、今日の夜6月30日木曜日の21時から再演トーク、そして再演マニアっていう番組をやられている科学者のレンさんをお呼びして、ゲスト回の収録をさせていただきたいなと思ってます。
で、ここで何の話をするかっていうと、ハヤブサ2が1ヶ月前ぐらいですかね、研究成果を発表したと思います。これ何かっていうと、ハヤブサ2っていう小惑星探査機がリュウグウっていう小惑星に行って、物を持って帰ってきた。
で、それの分析をしてあげたら、アミノ酸と呼ばれる人間の体とかを構成している、あとは食べ物とかも構成しているような、まあそんなものが見つかったという話、ポッドキャストにもさせていただいてるんですね。ぜひ1ヶ月前ぐらいの聞いていただきたいんですが、そこから考えた時に僕がアミノ酸への理解がマジで浅すぎると。
全くわからんなと思って、確かに人類なんとなく重要そうだなっていうのはわかるんですけど、一体どの物質がどれぐらい重要で、どんなふうに見て科学者的に面白いんだろうみたいなところを、宇宙に対して化学、科学者の目線でどう見ていくかなんていうところで、ハヤブサ2のミッションの結果っていうのをですね、お知らせできればなというふうに思っているので、ぜひですね、ツイッターの方をフォローしていただいて、
21時頃から始まるゲスト収録会聞いていただければと思います。そのエピソードの公開時期についてはちょっとまだ未定なので、いち早く聞いていただきたいなと思っているので、ぜひ明日の21時、明日じゃないか、本日の21時、ぜひですね、ツイッターの方に集まっていただければなと思っております。
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ということで、僕の退職が、本業の退職が決まり、有給消化期間、そして一部無職期間を挟むというところになってきたので、この間ですね、いろんなゲスト会とかをやりながら、どんどんどんどんPodcastを攻めていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ということで、今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの横にあるレビューよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話し、またはSpotifyアプリの下スライドしていただくと、Q&Aコーナーで匿名で質問募集しておりますので、じゃんじゃんお寄せいただけたらと思います。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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