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2022-07-02 13:28

633. 宇宙空間で彗星を迎え撃つ!?Commet Intercepterとは【ESA】【JAXA】

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今回は、JAXAとESA、ヨーロッパの宇宙機構が、2029年をめどに完成させることを目指しているコメットインセプターと呼ばれるミッションを紹介していきたいと思います。
こちら、名前の通り、コメット、彗星ですね。あの、ほうきぼしと書いている方の彗星、これを宇宙空間で迎え撃つ、そんな人工衛星を開発していくというかなり挑戦的なミッションが
こちら、ヨーロッパの宇宙機構で採択されたというお話が出ていたので、紹介していきたいと思っております。ぜひ最後までお付き合いください。
宇宙話、2022年7月2日始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日はタイトルの通り、コメットインセプターと呼ばれる彗星に関する新たな挑戦的なミッション、こちらについて紹介していきたいと思っております。
こちらですね、6月の27日とかに公開されたJAXAの記事を基にして、今回話させていただくので、なかなか新鮮なものかなと思います。
なぜこれに注目してきたかっていうと、2つ理由があって、1つはやっぱり彗星、今回はコメットの方の彗星ですね。
つまり、ほうき星って言われるような、例えば地上から見たりすると、あの君の名はっていう映画があったと思うんですけど、あれとかみたいに
流れ星みたいな大きい塊がドワーッと飛んできて、それの後ろに王を引いているような、そんな天体のことをほうき星、彗星って言うんだりするんですけど、
そういった彗星になる大元の物質っていうところを調査していく、そんな調査ミッションになってるんですね。
このミッションには非常にものすごく大きな意義があって、何かっていうと、彗星っていうのは太陽系の誕生のタイミングから、地球の海洋、つまり地球の海ですね。
海を形成していくだったりとか、地球上に生命がいるっていうところに、それの手助けをするような物質の進化っていうところの情報を持ってると考えられてるんですね。
なので、そういった彗星を見に行くっていう研究の、ここがかなり挑戦的な内容だったので、今回はピックアップしたいというところが理由の一つ。
で、もう一つは、今後のこのミッションがうまくいくだったりとか、このミッションの波に乗って、今後JAXAのミッションに対する開拓の姿っていうんですかね。
そこの姿勢っていうのが大きく変わりそうっていうところで、その期待も込めてお話ししていきたいと思っております。
で、今回のこのコメットインセプターっていうところのメインで研究されてる方、実はですね、僕個人的な繋がりがあって、
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もしお時間が許すようでしたら、ご本人に登場していただいて、この内容とかっていうのをがっつり、例えば2日とかにわたって喋っていただく機会っていうのを作れたらいいなと思ってるので、
そんなタイミングが作れたら是非ですね、今回の話を思い出していただければと思います。
で、今回は僕からざっくりとしたコメットインセプターっていうミッションがどんなものなのかっていうところをご紹介していきたいと思います。
改めてコメットインセプターミッションっていうのは、その名前の通り、コメット、彗星っていう宝基星をインセプトする、つまり迎え撃つ探査機であるというようなとこですね。
これなんかちょっとしたSFチックな響きに聞こえてる方もいるかなと思うんですが、意外と遠からず近からずみたいな、そんな研究になってます。
どういうことかっていうと、ある探査機、人工衛星ですね、今回で言うと30キロにも満たないような比較的小さい人工衛星をまず宇宙に対して打ち上げると。
で、この打ち上げた人工衛星、探査機っていうのを地球の近くで待機させておくんですね。
で、待機させておいた中で、近くに今まで地球から人類が観測したことないような、そんな彗星が宇宙空間から飛んできた場合に、その通過地点っていうのをキャッチして
コメットインセプター、宇宙空間で待機してたコメットインセプターをそこの軌道の近くまで寄せて、その近くでその彗星を観測するというような、そんなミッションなんですよ。
なんか、なんて言うんでしょうね、ちょっとした運任せ的な要素もありつつ、ただこれができると非常に面白い研究結果を得られるんじゃないかっていうところで、
今回、ヨーロッパの宇宙研究機関、ESAと呼ばれるところで、JAXAの考えていたコンセプトっていうのが、2029年の打ち上げっていうところを目指して開発していこうというところで、ミッションとして採択されたというような状況なんですね。
じゃあ、なぜこういった研究をしていくのか。
さっきお話ししたみたいに、彗星と呼ばれるものについては、この太陽系の誕生から地球のこの海をどうやって作ってきたかだったり、そもそも生命の種とかっていうのを持ってきているんじゃないか、そんなような働きをしていると思われているのが彗星の働きだったりするんですね。
そこの中には、例えば、彗星って主には水でできていたりするんですが、水でできているものに対して、さらに有機物っていう、私たちの体を構成しているような物質っていうのも多く含んでいるというような状況になっているんですね。
で、こういったものを含んでいるからこそ、地球上に対してそういう良い影響をもたらしたんじゃないかと思われているコメット、彗星ではあるんですが、ただただ、彗星っていうのは、さっき一番最初にお話ししたみたいに、地上から観測しようとすると、王を引いたような形で見えると。
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じゃあ、あれって何で王を引いているように見えるのか。長く続く流れ星、ゆっくり動く流れ星みたいな形で、さらに王を引いているのかっていうと、あれは太陽の近くに飛んできた。つまり、太陽系のちょっと外側の部分から物が飛んでくるみたいなイメージで、太陽に近づけば近づくほど、その温度だったりとか、太陽から飛ばされてくる。
太陽風の影響とかで、中にその彗星が本来持っている水だったりとか有機物だったりっていうのを、どんどんガス化させてしまう。つまり、一種蒸発させてしまうみたいな印象ですね。そういうふうな姿が見えているのが、彗星のおっぽだったりするんですよ。
つまり、太陽に近づいてきてしまった。地球から観測できるような位置まで、太陽に近づいてしまったっていう状況になると、元々、元来その彗星が持っていたであろう情報っていうのが、太陽によって失われ続けている段階を見ているみたいな感じなんですね。
なので、それをどうにか避けようと。そんなところで、太陽に物を削られてしまっては、僕たちが見たい、例えば水だったりとか生命期限の有機物の情報っていうのが欠けてしまうだろうというような発想から、じゃあ、太陽の影響を受けなそうなところで観測してあげればいいんじゃないかっていうのが今回のミッションですね。
それによって、例えば、今まで太陽によって吹き飛ばされてしまった情報を、新たにそこで確保することができるかもという期待を寄せていると。ただ、この話を聞いている皆さんも、感がいいのでピンとくるかなと思いますが、まず、彗星なんてそんなに頻繁に見たことないよと。
それに加えて、宇宙空間で来る場所を予測して、そこに対して、こう、衛星を宇宙空間である種、移動させるみたいな。そんな中で近くで観測しようっていうのは、かなりこう、なんて言うんでしょうね、無謀に近いんじゃないかっていう印象を持つ方もいるかと思うんですが、そこの確率とかそういった諸々については、一応、まあ、一定、なんとなくいけるんじゃないかっていう目論みもありつつ、
ただ、今回はそもそもそういったうまくいくかいかないか、そういったものがこのミッションが生きている間に来るのかどうかなんていうところも、挑戦的であるっていうことを見越した上で、ヨーロッパの宇宙機構のミッションとして採択されたっていうところなんですね。
で、こういった感じで結局、人工衛星、小さな人工衛星、最近はどんどんコストも下がっていって、その中に取り組んでいけるミッションの数も増えてくるといったところで、これからはどんどんどんどん、今までお金がかかっていたり、なかなか組織の腰が重かった部分でできなかったことを世界中でどんどん取り組んでいきましょうというような自流の流れが来てるわけですね。
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そういったところをヨーロッパの流れに、今回はJAXAのミッションが乗っかることができたというようなところなので、例えばこういう一か八かみたいな、実はもうちょい確率は高いと思うんですけど、そういったミッションをうまく活かせるっていうところ自体が今後、例えばJAXAがより挑戦的なミッションに取り組んでいこうと思ったりするっていうところで、
2029年、2030年前後っていうのあたりに、こういった実績がどんどん溜まっていった時に、より今までの宇宙開発よりもチャレンジングなミッションがどんどん上がってくるんじゃないかなというふうに考えているので、このComet Inceptorというミッションについては今後もちょっとアップデートがあったらどんどん皆さんにお話ししていって、今後の宇宙開発の方針だったりっていうところを議論させていただければなと思っています。
で、これのリーダーみたいなのをやられている尾崎直哉さんという方、一度ご連絡とかさせていただいたこともあったので、もし忙しい中でお時間があるようだったらぜひ呼んでね、皆さんにどんなミッションなのかっていうのを語っていただく時間も作ろうかなと思っているので、楽しみにしておいてください。
はい、そんな感じで今日は日本がコンセプトを作り、ヨーロッパの宇宙開発機構が採択したComet Inceptorというミッションを紹介させていただきました。
ということで本編はここまでになっていて、それでじゃあちょっと最近の近況報告というか、ちょっとしたお知らせをさせていただければと思います。
今日のお知らせは、明日、今日のこの放送が7月2日になるんですが、7月3日、7月4日でゲスト回をお届けしていきたいと思っております。
今回のゲスト回は再演トーク、そして再演マニアっていう番組をやられているレンさんという方ですね。
レンさんは多分、ポッドキャストこれで宇宙話に参加するのは3回目かなっていうなるぐらい、まあ科学系ポッドキャストの仲間なんですよ、レンさんは。
そんなレンさんとコラボ収録をしてきました。
昨日ですかね、一昨日か。やってきて、でどんな話をしたのかっていうと、1ヶ月、2ヶ月前ぐらいにハヤブサ2が持って帰ってきたリュウグーのサンプルっていうものに対して
いろいろ測定をしてあげた結果、アミノ酸が見つかったっていう話、何回もさせていただいたと思いますし、テレビとかでも見た方いるんじゃないかなと思うんですが
そのアミノ酸が見つかるってどういうことなんだろう、みたいなところをレンさん、科学者なんですよ。化学をやられている、白志望とかも撮ってる、本当にすごい方なので
ただ僕は宇宙の研究はわかるけど、そういったアミノ酸が見つかったことがどうすごいのかとか、そもそもそういうのどうやって見つけるのかみたいなところを
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化学の科学者目線で語ってもらうっていう、なかなかこれはポッドキャストだからこそできた部分なのかなと思っているので、明日以降、明日から2日間ですね
お届けするそちらの内容っていうのは是非皆さんに聞いていただきたい内容だと思っているので
聞いていただいて、聞いた感想とかはコメントいただけたら嬉しいなというふうに思っております。
で、実はですね、他にも7月1日にですね、すごいゲストを呼んでコラボ収録していきました。コラボというかゲスト収録ですね。
していきました。YouTubeで20万人以上の登録者のいる宇宙系のユーチューバー
ここまで来たらピンとくる方いるんじゃないかなと思いますが、この話はまた火曜日ぐらいにしようかなと思っているので
もし気になる方はですね、また宇宙話チャンネル登録してお待ちいただければと思います。
ということで、今回の放送は以上とさせていただきます。
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僕のチャンネルのQ&Aコーナー、匿名で質問できるようになってますので、じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。明日からのコラボ会楽しんでください。
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