1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2021-04-01 13:25

174. 大反省。そもそも太陽ってなに?なハナシ

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これまで小難しい話ばっかりしてました。

そうですよね、そもそも太陽ってなんだよって話してませんでしたよね。

すっごい基礎の話してみました。


本日の放送は『ポッドキャスト配信グループ「ソンナイプロジェクト」』さんの提供でお送りします。

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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、ポッドキャスト配信グループ、そんないプロジェクトさんの提供でお送りしております。
そんないプロジェクトさん、どうもありがとうございます。
チャンネルのURLと赤い裏に貼っておきますので、ぜひ皆さんチェックしてみてください。
ということで、今日はすごく基礎のお話、太陽ってなんで光ってるのっていうお話をしていきたいと思います。
これ、実は最近というか昨日、改めて気づかされたんですけど、
今までこのチャンネルでは、自分のアウトプット用も含め、最新の論文とかのところから天文学の最先端の情報をお届けするっていうような内容をやっていたと思うんですね。
ただ先日話したみたいに、これからは英語圏向けのメディアっていうのをガンガン作っていこうと思っているところで、
それで一緒にやるのがデザインとかができる友達だったりして、
彼にもしっかりとイメージができるようなものっていうのを提供しなきゃ、ネタとして自分が出さなきゃいけないし、
なおかついろんな人が興味あることってどんなんだろうねみたいな話をしたんですよね、昨日。
作戦会議みたいな感じで。
そうしたら、ポッドキャストの内容は、確かに宇宙に興味ある人はすごいいいと思うんだけど、
そもそも宇宙興味ないやつって太陽とか、そもそもそういうのが何かわかんないよねみたいな話をされて、
そういえばこのポッドキャストでも、実際にそうやって星が光る理由だとかっていうのを真面目に触ったことがなかったんじゃないかなと思ったので、
今日はそんな結構基礎の基礎みたいなお話をしてみたいと思います。
なんか物足りないなとかあったら是非Twitterでコメントとかください。
そういうところちょっとやってみようと思って今日の配信やっております。
そんな感じで最後までお付き合いいただければと思います。
ということでですね、毎日恒例の近況報告、活動報告になりますが、
今日から4月1日新年度ということで、実はオープニングの工場みたいなのが変わってるのに気づいた方もいるかと思いますが、
自分は3月いっぱいで理科学研究所を対象しまして、
新しく実は今まではメインで宇宙を、サブワークというか副業みたいなのでエンジニアとかをやっていたんですけど、
その比率を4月からは逆転させております。
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というのもエンジニアリングの方をちょっとメインでやって、
こういう発信活動ないしは、あとは大学でも研究に参加できるようなポジションっていうのを今調整してもらってる段階で、
なので研究も続けるので、そちらがどっちかというとサブワークみたいな感じになるようなウェイトの変更をしております。
というのも、もちろん宇宙の研究やってるのもすごい面白いですし、
先のことをいろいろ考えた中で、天文の研究に例えば自分がどんどん手伝っていくってなった時にも、
逆にすごい突出したエンジニアリング力っていうところでサポートできる部分あるんじゃないかなっていうのもあり、
なおかつ今までゆっくりと宇宙をいろんな側面で誰かに伝えていこうかなって考える時間をなかなか取れていなかったんですね。
なのでそういう意味で一旦立ち止まっていろんな角度から、なおかつ本業で仕事ができるっていう状況から、
つまり専業ではないところから見える宇宙へのアプローチみたいなところからいろいろやっていきたいなっていうところがあったので、
そういう感じでちょっとウェイトの変更をしております。
でもこれからも結局宇宙のことについてはガンガンやっていくつもりなので、
こちらのPodcastチャンネルの方向性が変わるというところも特になく進んでいく予定になっています。
そんな感じでちょっと環境がガラッと変わってはおりますが、
これからも結構長い目で見たときもエンジニアリング力ここではだいぶ生きるんじゃないかなと前向きに捉えておりますので、
これからも応援していただければなと思っております。
研究のときは取れなかった自分の時間っていうのを結構大幅に取れるようになってくるので、
そこで大きく、昨日言ったみたいな海外向けのメディアを作ってみたりとか、
宇宙系の発信ガンガンやっていって、なおかつ研究にも参加できるような、
そんな自由な宇宙への関わり方っていうのを実践していってみようと思っております。
そんな感じで今日の本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、太陽ってどうやって光ってるの?
太陽だけじゃなくて、光勢がなんで光ってるのかっていうお話をしていこうかなと思います。
最近、ポッドキャスト聞いてくださってる方はよく聞いてるかと思うんですけど、
星がどうやって生まれるのか。
これ太陽も直結してる話にはなるんですけど、
宇宙空間に漂ってる塵とかガスみたいなのがある一箇所にたまたま集まったときに、
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お互いの重力とかで引き合って一つの塊を作って、
そのうちそいつらがたくさん集まってくると、
その重さに、すごい重さになって大きな重力を持つ天体になると。
その重力が強くなると、その重力がバッと中心にどんどんかかるわけですね。
そうするとその重力に負けるような形で核融合って起こるのが、
いわゆる星が生まれる瞬間みたいなことになります。
そのときには、星の中には水素とかがたくさん含まれている状態になっているんですね。
その核融合、結局は太陽とか光線っていうのは核融合と呼ばれる原子核、
水平理米とか習ったじゃないですか。
あれの水素っていう、水素がその重力によってギューッと押しつぶされるような形で、
水素と水素が合体するっていうような現象が起こって、
そうすると合体することによって、次に重い元素、つまり水素からヘリウム、
水平理米、水平の平ですね、ヘリウムっていうのができる。
これがいわゆる核融合って呼ばれるところの第一段階っていうことになります。
このときの融合する水素同士がガチャンと合体するときのエネルギーっていうのがすごくて、
それが大きなエネルギーとなって放出され、星が光っているように見えると。
光っているように見えるというか、光っているというような形になっている。
これが構成が光っている特徴になっているわけですね。
もしかしたらこの時点でもへーってなっている方いらっしゃると思いますが、
星っていうのは一体合体した、例えば水素が合体してヘリウムができましたと。
次はそうすると、そのヘリウムばっかりになると、
そのヘリウム同士がまた合体するみたいな。
ヘリウム同士というか、ヘリウムと中にある水素とかのその合体とかによって、
次に重い元素、これが炭素とか酸素、そういうところが作られるっていうような、
どんどんどんどん雪だるま式じゃないですけど、
そんな感じで中の元素っていうのが進化していくっていうような動きが見えるんですね。
ただこれってこの核融合、さっき言ったみたいに重力っていうのは結構ポイントになっていて、
星がどれくらい重いかによって真ん中にかかる重力が変わってくるわけですね。
で、結構軽い星、どんぐらい?
太陽が、太陽の重さを基準とすると、
太陽の重さの0.4倍とか、半分よりちょっと少ないぐらいのやつの重さの星とかができた場合は、
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その重力っていうのは結構弱いんですね。
太陽の半分よりも軽いわけですから。
で、そうすると、その核融合っていうのを起こすために、
十分な重力のサポートみたいなのがなかなか加わらなくて、
水素からヘリウムってなるその1段階目の核融合だけで終わってしまうっていう特徴があるんですね。
その一方で、太陽とかみたいなやつとか、
太陽の数倍重い星、8倍弱ぐらいまで重い星っていうのは、
水素からヘリウムになって、その後炭素とか酸素っていうようなのをまたさらに作っていくような、
それぐらいを作れるような十分な重力はあるわけなんですよね。
でも、太陽とか太陽よりちょっと重い星の限界もその程度です。
ですが、もっと重い星、何日か前に巨星とかって呼ばれる、巨星じゃない、
大質量星って呼ばれるようなめちゃめちゃ重い星、
それこそ太陽の8倍以上、10倍とか20倍とかの重さを持っているような星っていうのは、
その分だけ重力もえげつない強いわけですね。
そうするとどうなるかっていうと、水素、ヘリウム、炭素、
水素からヘリウムになって、炭素とか酸素っていうのがさらにできると。
そこからまたさらに核融合が進んで、ネオンやマグネシウム、
あとは最終的には鉄まで星の中で作ってしまうっていうような核融合反応を起こすんですよ。
水素原子同士というか、詳しく言うとその中の原子核ってやつに注目するんですけど、
今回はそんな詳しい話は置いといて、水素の合体でヘリウムができてっていうのが続いていったときの
単純な足し算みたいなので、重さ結局は鉄までいくと。
つまりですよ、太陽よりも10倍ぐらい重い星、正確には8倍以上重い星っていうところが中で鉄まで作れると。
つまり重い星の数が宇宙上にあればあるほど、宇宙空間には鉄っていうのがどんどん作られていくようなイメージなんですよね。
なのでこれをお聞きの方で、例えば鉄の加工とかをしてる、
そういうメーカーに勤めてる、鉄を使った加工品を作ってるなんていう方、
これ実はこの星が作り出した最後の物質の塊、そいつを加工していたり販売していたりするっていうような感じで、
宇宙からの恩恵をめちゃめちゃ受けている、そんなようなお話ですね。
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なので、星の数ほど鉄っていうのはあるみたいなイメージだから、
金とかそういうのに比べるとレア度が低く感じるのはそういったせいになっています。
地球上で基本的にはそういうふうにレア度を感じる木金属であったり宝石みたいなものっていうのは、
単純に宇宙空間で作られる割合であったりとか、作るための条件が非常に厳しかったりとかで、
宇宙全体でそもそも数が少ないというような事実が実際にあります。
なので近いうちにそういうもっと基礎的な金とかまで作るような現象だったりとか、
そういうところもお話ししていけたらいいかなと思っております。
なので今日は太陽みたいな自分で光る光勢の中ってどうなってるのか、
どうやってその星たちが光っているのかっていうお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。
今日は13分でした。ごめんなさい。さよなら。
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