先ほど冒頭で、生まれながらに犯罪者になるというテーマを伺いました。
本当に生まれながらに犯罪者になるって、そういうことってあり得るんですか?
これは、うよ曲折、いろいろこの後発展していった話を言っていくんですけど、
もともとですけど、犯罪学のスタートというのは、実はそういう研究から始まっていると言われていて、
その後は社会学というか、社会の環境とか、その人の周りの状況とかっていうのがすごく影響するんだってことで、
社会学として発展していく犯罪学なんですけど、
一番元になってる犯罪学の父って言われてる人がいまして、
これチェザーレ・ロンブローゾっていう人なんですね。
このチェザーレ・ロンブローゾっていう人は、19世紀から20世紀にかけて活躍したイタリアのお医者さんだったんですよ。
なぜこの人がこの犯罪学の父と言われるようになっていったかっていうと、
もともとは軍医をしたりとか、あと精神病院のお医者さんとか、ご遺体を解剖する法医学の勉強されたりとか、
いずれにしても多くの怪我した人とか病気した人とかっていう診察もするし、
亡くなった方の身体的特徴もいろいろ見てられたんですね。
その時に結構な数の体の統計データを収集しまして、1876年に犯罪人論っていう本を出すんですよ。
このロンブローゾっていう人がその身体的特徴を見ながら、犯罪者は先天的に身体的とか精神的な特徴が存在するんだっていう特徴を付けたんですね。
これが元になってて、犯罪学が発展していくって言われてるんですけど、
なんでこれが犯罪学の父と言われるかって言っていくとですね、今まで推測とかいろいろ思いで語るんじゃなくて、一応データは取ったわけですよね。
データというか、こんな特徴のある人はこういう傾向にある、こんな特徴がある人はこんな傾向があるってすごい数の身体的特徴を書いてたんですよ。
そういうのを付けてったところ、人類学的な類型として特徴を付けていくと、
生まれながらにして、生来性犯罪者説って言うんですけど、生まれながらにあるんじゃないかっていうやつで、
その研究が進んでいくと、ロンブローゾーが言ったのって大きく2つあって、
身体的特徴と精神的特徴と2つあるんだよっていうことを言っていくんですね。
例えば、身体的特徴でこういう人は犯罪する傾向があったとか暴れる傾向があったとかっていうのをさっきの標本というかいろいろメモしてたときに出てきたのが、
例えば頭蓋骨の形が左右不平等ですよとか、下の顎が長いんですよとか、平たい鼻をしてて鍵花みたいになってますよとか、
あとなんか狭い額ですよとか、いろんなことを書いてるんですね。
もう1個精神的というか道徳的感情の方でいくと、それが欠如してますよとか、残忍性がすごくありますよとか、
はい、今のロンブローゾのお話聞いてると疑問に思うことと怖いなって思うことがあるんですが、一つずつ聞いてもいいですか?
もちろんです。
まずは疑問点なんですけど、生まれながらに犯罪者になるっていうことだと思うんですけど、そういうのって育ち方とか環境とかって人って影響を受けるんじゃないかなと思うんですけど、それはどうなんでしょうか?
それもその通りで、ロンブローゾが初めて出てきて、生来性犯罪者説っていうのを読いた時にですよ、すごい世界中で人気が出たんですね、この学問的には。
で、まず世界的な犯罪学会っていうのはこれで立ち上がって、ロンブローゾが立ち上げてやっていくっていうのがあるんですけど、なので今でも実は日本でも犯罪学会って医療関係の人が中心にされてるんです。
で、それは根強く残っていくんですけど、で、これが何で今現代でも意味があるかってまたちょっと後半の方でお話ししますが、ロンブローゾが出した1870年代とか80年代っていうのは、こうやって生まれながらに犯罪者だっていうこの研究とともに犯罪学会っていうのが立ち上がってすごい人気になるんですが、
その後すぐに結構反対とか批判が続出するんですね。それが今山口さんが言ったような社会的環境とか、もしくは他のものから学習していくんじゃないかとか、いろんな影響があってそうなるでしょ、その特徴がある人が100%するわけじゃないでしょっていうようなとこで批判が出てきて、
で、特にもうすぐにすごい人気が出たんだけど、下向きになっていくっていうところが、今言ったことの繰り返しなんですけど、犯罪の原因となる重要な要素じゃないんじゃないの、この例えばさっきの言った特徴とか。むしろ社会的環境が重要で、社会の状況を研究することこそが人の行動のパターンであったり犯罪の原因になるっていうことに意味があるんじゃないかっていうので、一気に下火になっていくんですね、この後すぐ。
ただ、これはちょっとまた根強く残っていって、今の犯罪学会はそうだって言ってるんじゃなくて、そうじゃなくてその生まれながらに犯罪者がいるんじゃないかっていうこの考え方自体が残していったので、徹底的な社会防衛論に繋がっていくんです。もしくは優先思想的な話に関わっていってしまうので、それだけが原因だっていうことはとても危険だっていうような流れにこの後流っていって、その後はこうやっぱ成来性犯罪者説を唱える人って一気に減ったんですね。
そんな感じですね、この後は。
この先ほどの優先思想とかっていうのが、ちょっと私の怖さと感じたところに繋がるのかなと思うんですけど、生まれながらに犯罪者になるってすると、生まれた時に排除されたりとか、歴史的なところでも聞いたことあるようなことで言えば、生まれる前に生まれてこないようにされたりとかってあると思うんですけど、そういうのも問題というか議論されることであったりするんです。
それが急に下火になっていくんですけど、最初の方は生まれながら、もしくは生まれる前のものが原因であって、その後結構進んでいくんですけど、批判されてすぐロンブローザ説を撤回したわけではなくて、さらに研究を進めていって、40%の犯罪者がそもそも生まれながらなんですよとか、100とは言わんけどゼロでもないですよみたいなことを数字として変わっていったんですけど、
最終的には生来性犯罪説をロンブローザ自体は曲げなかったんですね。その後も研究されていくんですけど、それはやっぱり結構下火になっていって、また後で論じますけども、このロンブローザ学派の人たちっていうのはしばらく犯罪学としては表舞台には出てこなくなっていくんです。
ただ、それの一方でいろいろ批判されていった中で、一つやっぱり重要だったのは社会学がここから急激に発展していくんですね。この社会学の発展っていうのがやっぱり今後のその後今でも続く犯罪学っていう基本的なソシオロジーの中にあって、社会を研究することでその人の行動がわかるっていうようなことになっていくんですよ。
で、その前途を走ってたのとかがいろんな人いるんですけど、この当時やっぱりいろいろな天才の説が出てくると、天才たちがまた同時に復発して出てくるんですけど、例えばこの辺の時期とかにデュルケムが出てきて、デュルケムなんかもうすごいですよね、かっこいい言葉を残すんですけど、我々はある行為が犯罪であるからそれを非難するのではなく、我々がそれを非難するから犯罪なのであるっていうわけですよ。
名言ですね。
名言でしょ。結局なんかある時代のある地域の人々がその行為を非難するから、場所と時代が変われば非難されてなかった行動かもしれないの。今この時代のこの地域の人がその行為を非難するから犯罪っていうものとして位置づけられているんだって言って、で何ならもっと言うとですよ、デュルケムってどんどん研究は発展してって指摘するのは、そもそも犯罪は機能を持ってて、
社会の連帯を強化していくには犯罪っていうのが起きないと、犯罪によって社会が強化されていくから、それはそれで重要なものなんだっていうようなことを言ったりもしますね。それで学問のメインがその時の社会的というか世界的に産業が発展していったイリノイ州のシカゴを中心にとんでもなく発展するんですよ。
これシカゴ学派って言われてるんですけど、もともとここ社会学で発展していく時だったんですね。何でかっていうと1900年代入って1910年、1920年ってなってくる時に大量の外国人というか移民の方が労働力としてアメリカに入ってきたんですね。一発アメリカンドリームを叶えるぞとか言って、産業としてもガンガン発展していってる時だったんで、
第一次世界大戦の前なんですけど、大量にわーって人が入ってきて、いろんな開発とか産業が進んでいって、社会がとんでもない勢いで発展していくんですね。街も発展するし人口も爆発的に増えるし、っていうのが進むと同時に社会的な病理も同時に発生していくんです。
同時にね。そうすると自殺が多かったり犯罪が多かったりって言ったような逸脱行動、鬱が頻発したりっていうので、とんでもなく大変な状態になっていくので、そこに中心に入って勉強しようっていう人たちが出てくるわけですね。ここが社会学の発展していく中で、やっぱこう犯罪学っていう学問にもなっていって。
で、例えばですね、この辺の社会学が発展してって、やっぱりなるほどって面白いのっていうのが、シカゴ学派で最初の方に犯罪を研究した研究者に、パークとバージェスっていう人がいて、これ犯罪そのものというよりはシカゴの発展してる街とかを地図上にマッピングしてったら、中心地から全く同じ距離の円の中に大規模の街があるっていうのを発見したんですよ。
今みたいにね、街開発とか、街作りとか、計画的になんか例えば何分で中心地に行けて、ここに医者を置いてとかっていう計画じゃなくて、たまたまバラバラに自分たちが住みやすい街を作っていったら、意識して作ったんじゃないのに、同じ社会階層の人が中心地から同じ距離感の円の中に住んでたんですよ。
というのが分かっていって、それだけじゃないですけど、そういうのが分かっていった先に、この人の研究が何がすごいかっていうと、その同じゾーンにいる人たちがやたら犯罪とか逸脱行動をするってことが分かったんですね。
で、そこはもともと移民の方がすごく安く住めるんで、大量に入ってきてて、そこの不動産を持ってる人も全然これを直さなかったんですね、そのアパートとか街を。
ほっといたって住みたい住みたいって言われるから、別に金儲けになってたんですよ。で、ほっといたらスラム化してって、みんな安いから大量に入ってきて、成功したらもっと中心地から遠い郊外のきれいな街に引っ越すみたいなのを繰り返す、ただその一部の地域だけはずっとスラム化してるっていう状態にあるぞってことを発見したんです。
で、そのお弟子さんのショートマッケーって人がまたこれ面白い人で、じゃあ犯罪がどこで起きやすいかってマッピングしてったら同じような地域にあるってことが分かってくるんですけど、ショートマッケーの研究でもいっぱい言いたいことあるけど1個だけこの短い時間で言うとすると、住民の民族構成が大きく変化したにもかかわらず、そこの街の非公の率っていうのは高いままだったんですよ。
これ何を言いたいかっていうと、例えばですよ、今でも民主的な差別とか、こういった犯罪行動をするのは何々人だからだとか、外国から来た奴が悪いんだみたいなことの言説って未だに言う人いますけど、そうじゃなくて、このショートマッケーってこの1920年とかその30年とかこんな時に、この地域に住んだ、例えば一番最初に来た頃は1900年すぐの頃に来たのはドイツ人とかスウェーデン人系の人が多かったんですね。
この人たち街に馴染んでて生活が成功した外の外部の地域に引っ越すでしょ、さっき言った通り。その後1930年代とかになってくるとポーランド系とかイタリア系の人が移り住むようになってきたんですよ。何人であってもその地域に住んでる人が犯罪する傾向にあったんですよ。
ということは人の問題とか人種の問題とか個人の問題じゃなくて、そういう社会環境に身が置かれて生活をすることが犯罪を生むんじゃないかってことの発見につながっていくので、こうなってくるとさっきのロンブローゾとは全然違って、何人とか誰だからとかじゃなくて、そういう環境に身を置かれた人がそういう逸脱行動しがちなんじゃないかってことが言われるようになっていって、社会学が一気に爆発的に発展していくんですよね。
そこで社会学がグッと来るわけなんですね。
その脳の話なんですけど、脳の状態とかって、なんかこうスキャンしたりして、画像で判断したりとかしてるんですか。
一応さっき言った、エイドリアン・レインの本にはいくつか研究が紹介されてるんですけど、例えば、前頭前夜にあたる部分がどんな変化があるかとか、どういう傾向にあるかっていうので、見てるやつでいくと、例えば殺人を犯した人の41名のその状態と、通常の人の41名の状態と比べるとか、
例えば通常の人だと活性化する脳の前頭前夜の部分についてはこうなってますよとか、殺人をした方の方の前頭前夜は活性が鈍化してるというか、あまり活発に動いてない状態なんじゃないかっていうような傾向があるんですよ。もちろん全員がそうだって言っていいんじゃなくて、そういうふうな傾向が見れるっていうことを言っていくんですが、ただただですよ。
今言った殺人をやった方の方がその前頭前夜の活性が鈍化してるって言ったんですけど、ただそういう事例があるっていうだけだとそれは説明しきれないんだって本人、エイドリアン・レイン本人も言ってて、なんなら事例だけで説明すれば、すごい60名以上殺害したようなシリアルキラーの方は、むしろ前頭前夜は発達してるっていうことがわかってるわけで、じゃあ前頭前夜が発達してない人が殺人をするのかって別にそうでもなくて、
だから事例だけ挙げていくとそれはどっちも言えると。ただそういう41名の比較をした時にはそういう傾向が見られたっていうのを言ってるってだけなんですよね。
脳を見て判断するっていうことなんですが、その脳を見た時に病気とかがあったりするとそれがなんか影響したりとかっていうこともあったりするんですか?
これはですね、これこそエイドリアン・レインの紹介している事例で、とても興味深いやつがありまして、ここまで今まで話してきたのって、例えば生来性、生まれ持ってなのかとか、生まれる前から生まれ持ってなのかとか、
社会的要因が人を操作させるんじゃないかっていうので、犯罪学って発展してきたよって言ったんだけど、どちらでもなく、後転的にそれで病気とかが影響するんじゃないかっていうような研究も一つ紹介されてて、
40歳男性の事件だったんですけど、再婚されてて普通に過ごしてたんですけど、急に暴力的な傾向が出てきたんですね。母親のほうの連れ子と女の子だったんですけど、夜一緒に寝るようになってきたので、
これはちょっと母親が怪しみだして、その子自身がスクールカウンセラーに相談して発覚して、そういう子供に対する何かがあるぞからもしれないぞと逮捕されたんですね。
で、治療プログラム受けてった後に、その後もハラスメントがあったんで、均衡形が確定していくっていう状態だったんですけど、ただその男性がその病院で失禁するとか、なんかこう通常の状態じゃないぞっていう風になってたんですね。
で、これがちょっとおかしいなと思って脳をスキャンしたら、前頭前夜に腫瘍があることがわかったんですよ。で、これ一応手術は成功しまして、無事に取り除けたんですね。
で、その後全ての感情が元に戻られてて、子供に対するなんかこうハラスメントとか暴力的な傾向とか全てなくなって、なんならこれまでの子についてなんか申し訳なかった、あの時俺は変だったって反省する状態まで戻ったんですね。
なのでこの家族がまた戻って、普通に生活またやったんですけど、数年後にですね、またその子供に対するハラスメントの気配が見えてきたので、これはまた母親が疑って、やっぱり問題だってやって、また念のため調べたんですよ、医学的に。
じゃあまた脳に使用ができてたんですね。で、それを除去するとまた通常の母の体に戻るっていうのがあったんです。で、これは彼自身はそうやったことに対する責任は取るし、自分は罰は受けますっていうふうに言ったんですけどね、2度目の時も。
で、何がいけなかったのかもわかってるし、自分がはずべきことをしたんだろうっていうことも理解しているっていうことを本人は言ってるんですけど、ただその本人は自分自身に罪はあると思うんだけど、全く使用がなくて同じことをしている人と自分とが全く同じ責任の量なのかっていうことは違うんじゃないかって言葉を残すんですよ。
で、確かに今までの生まれもってそうなのかとか、後天的にそうなのかってだけじゃなくて、社会環境がそうなのかっていうんじゃなくて、その後も社会環境もじゃなく成天的でもなく、後で病気が関係してって犯罪傾向が進むってこともあるんじゃないかっていうのがエドリアン・レインの指摘なんですけども、もちろんこれまだ事例検討でこういう事例もあったっていうだけなんで、ここからこういろいろ研究が進んでいく分野だろうなっていうふうに考えてますね。
病気で犯罪をしてしまってる人と、病気じゃないのに犯罪をしてしまってる人っていうのを同じように罰してしまうっていうのは、やっぱご本人がおっしゃられてたように違うんじゃないかなっていうふうに感じて、犯罪をしてしまった原因とかっていうのもしっかり見ていかないといけないなっていうふうに感じました。
はい。
さてここで、犯罪学をもっと身近に感じてもらうために、犯罪学の観点から円溜めを見ていきたいと思います。
今日のおすすめは、マイノリティ・リポートです。
マイノリティ・リポートは、スティーブン・スピルバーグ監督がSFの短編小説を、トム・クルーズを主演に迎えて映画化した作品です。
西暦2054年、ワシントンDCでは、予知能力者を利用して凶悪犯罪を予知する画期的なシステムが開発され、犯罪予防局が犯人を事前に逮捕することで、犯罪件数は激減していました。
そんなある日、犯罪予防局のビン・ワン捜査官は、自分が36時間後に殺人事件を起こすと予知されたことを知ります。
同僚たちから追われる身となった捜査官は、真相を解明して、自らの容疑を晴らすべく、懇想するというお話です。
はい、これやっぱ衝撃的なところで、将来の犯罪予測ができる社会を描いているものなんですけども、
これ将来を予測できたら、どんだけ介入していいかってすごく考えさせるんですね。
一番最初に出てくるシーンで、未来殺人罪で逮捕していって、就寝刑と言って、起きないで寝させるっていうやつが刑罰としかされていくんですけど、
今日の話とは直接とは違うかもしれないんですけど、でも何を考えたいかというと、将来こうするぞって予測できる社会だとして、
じゃあその人の人生なり自由って奪っていいのかとか、命って奪っていいのかっていうことを考えさせるし、
さらに言うとやっぱスピルバーグってすごいっていう、この映画自体はすごく前の映画なんですけど、
じゃあその未来を予測して捌くことの問題点とか、そういうシステムを作ったところで起きてくるであろう課題とかっていうことも描くんですよ。
なのでこういう社会が来たらどうなるかなっていうことを考えつつ、一方でそれをシステムを悪用する人も出てくるだろうなっていうのも考えさせるので、とてもいい映画ですね。
丸山先生に解説してほしいエンタメ作品がありましたら、番組詳細欄にあるリンクよりご投稿ください。
今日は生まれながらに犯罪者はいるのっていうようなテーマだったんですけど、ロンブローゾのお話から伺ってて、そこに社会学の観点とか、
農家学の観点とか、いろんな観点から犯罪を見ることによって、犯罪者ってどういうことが原因でっていうのを考えてきたっていうようなお話だったと思うんですけど、
これからも社会学や農家学だけじゃなくて、いろんな観点から犯罪学を見るようになって、犯罪学の世界が発展していけばいいなっていうふうに感じました。
たしかに、その通りで。やっぱり学際的にどんどん発展していかないといけない学問だろうと。あと、今日触れてないので言うと心理もですよね。あとは社会福祉とか、いろんな状況をどう整えるか、本人の問題はどうなのか、資質はどうなのかとか、
あとは生物学的な今日の話したような話とか、農家学とか、いろんな観点から見ていくって大事で、やっぱりだから一つの事件が起きたときに、こういう状況なんでこう起きて、
っていうのをただ法律だけで解釈して行うというよりは、犯罪が起きた現象、やっぱり人が起こしているものなので、やっぱり人を研究するような学問っていっぱいあるわけだから、なるとそういう学際的に入っていって、
事実とは別で、やっぱりこう、良形的な冤罪もあってもダメだって僕は普段から考えているので、じゃあその事件をやったけど、じゃあその人に適した刑罰って何なんだろうか。
その人に適した社会復帰の方法って何なんだろう。その人に適した治療方法があるならどうなんだろうかとか、いろんな角度から検討するっていうのが大事だろうなって、だから考えていて、今日もまた思うようになりました。
さて、この番組では感想や質問、リクエストなどを待ちしております。番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
Xではカタカナでハッシュタグ罪な話をつけてポストしてください。
ここで頂いたメッセージをご紹介します。第23回犯罪白書の回に頂いたメッセージです。
私にとって白書といえばイチゴ白書ですが、それより気になる犯罪白書。
何年も前から犯罪は減ってきていると知っていながら、毎日ニュースで報じられたり、ネット記事を読んでいるとどうしても増えている気がしてなりません。
主語が大きいからでしょうか。高齢者たち、若者たちなど大きい括りで語られるので、その言葉の向こうにめちゃくちゃ大勢の人がいるように思える。
これはある意味、印象操作なのではないでしょうか。
気づかないうちに染み付いている先入観、思い込みが私自身の中に偏見や誤解の目を育てているのに毎回気づかされます。とメッセージ頂いております。
ありがとうございます。すごいちゃんと聞いてくださって。
そうですね、本当に統計ってどっちにも使えて、嘘もつけるし真実も見せてくれるし、なのでリテラシーが大事で、やっぱりそこから得られるものは何なんだろうか。
全てが完璧な統計ってないって言われてて、基本的にはとなると著しく間違いがあるやつと、その間違いをなるべく少なくして精査して精査した統計がありますし、
さらにそれを誰がどの目的で使うかでも分かれてくるんで、結局見せられたデータをどう読み込むかっていうのは我々のリテラシーが求められるっていうところですね。